無理心中の容疑者が受講者だった

この事件を受け、実業家の「青笹寛史」（登録者数5万人）が21日にXを通じてコメントを発表しました。

「あお社長」こと青笹は医師免許を持つ実業家で、複数の会社を経営。2022年に立ち上げた動画編集スクールの「動画編集CAMP」は、現在全国各地とタイに38校を展開しています。青笹は、ビジネスリアリティー番組「令和の虎」（同119万人）への出演や、「Repezen Foxx」（同406万人）のDJ社長に多額の金銭を貸していることでも知られます。

青笹は21日にXを更新し、後藤容疑者が「あおの案件獲得スクール」の生徒だったと明かしました。同スクールは、「完全未経験から10日で案件獲得」をうたい、動画編集スキルとともに「“仕事が取れる”スキルを身につける」を指導するオンラインスクールです。

青笹は、「亡くなった方々にはご冥福をお祈りいたします」としたうえで、後藤容疑者が1年ほど前に初案件を獲得して卒業したことを報告。

その後、しばらくは応募などの履歴もありましたが、その後動画編集者としての活動を行えなくなっていたようです。（ニュースから察するに離婚問題などを家庭内の問題を抱えていたよう）

青笹は「このような結果となってしまったことを大変心苦しく思います」と心境を綴り、同じ悲劇が起きないよう「初案件獲得後の家庭問題なども包括的なコーチングを行い、フォローアップできるような仕組みを考えたいと思います」と表明しました。また続くポストでは、

弊サービスが今回の事件の原因かのように揶揄する発信は明確な業務妨害ですので、全て法的措置を取ります。

自分の思想の発信のために、人の死を利用し論理を飛躍させ捻じ曲げる行為なんて許されるものではありません。

とコメントしています。

後藤容疑者は本名でXで活動していた

後藤容疑者はXに本名のアカウントを開設しており、プロフィール欄には

5歳、2歳、1歳の3人の育児中の父ちゃんです。毎日勉強。昨日の自分を少しづつ超えていく！#動画編集　#アオの案件獲得コンサル　#MovieHacks

と記載していました。頻繁に投稿はしていなかったようですが、4月25日の最後の投稿では、

X運用やLINE誘導に時間をかけるが商品が売れないことに焦りを感じていましたが動画を見てもっとシンプルに考えていこうと思いました

と綴っていました。

報道によると、後藤容疑者は事件当時、ネット上で仕事を募集していたものの収入はほとんどなかったということです。