マスキング処理がされていない報告書を公開した目的について
多数の新聞社から取材の依頼があり、都度説明をさせて頂いてますが、当方が「マスキング処理がされていない報告書を公開した目的」を正しく書いて頂けない為、本記事で明確にしておきます。
当方が「マスキング処理がされていない報告書を公開した目的」は、二つあります。
一つは、文春オンラインの虚偽報道や黒塗りだらけの報告書によって、謂れのない誹謗中傷(いじめ)を受け続けている方々(主に教師たち)の汚名を少しでも晴らすこと。
もう一つは、爽彩さんが、何に悲しみ、苦しんでいたのかを、社会に、正しく理解して貰うために、事実を明らかにすること。
この二つです。
覚悟を決めるまでは、何らかの法律に抵触する可能性があるかも知れない、そうなれば妻や娘に迷惑が掛かるかも知れない、という恐怖がありました。
しかし、最終的には、約7年間いじめ解決人を自称してきた者として、子供達に「いじめはするべきではない」と教えるべき立場にある一人の大人として「この状況を傍観する訳にはいかない」という気持ちが勝ちました。
「法を守って、人を見殺しにする」など本末転倒だと思ったからです。
「法があるから、いじめの被害者を救えない」というならば、私は、法を犯して人を救う道を選びます。
「この手段を取ることでしか救えない」と考えたのは、私の至らなさなのかも知れませんが、少なくとも、これまでの間、彼らは救われていませんし、私も、可能な限り、証拠等を出さずに、皆様に理解して貰えるように発信をし続けてきたつもりです。
つまり、「やれることはやったが、その結果が得られなかった」という残念な実績を積み上げて来た、という意味です。
ですから、「今の私には、こうすることでしか、いじめ被害者を救えない」という確信があって、やったことですので、後悔はありません。
文春オンラインや黒塗りだらけの報告書によって、数々の嫌がらせを受け続け
金子元校長は、ある方に「夫婦で心中しようと何度も考えた」と告げたそうです。
中山元教頭は、同じ方に、目に涙を浮かべながら「真実は一つです」と告げたそうです。
菅野先生は、心の健康を崩し、休職しています。
私も、2年前は、彼らの責任を問う為に、様々な手法で、様々な方々を問い質してきました。
しかし、「デート先生」が事実ではないことを知り、また、中山教頭が言ったとされる台詞に粉飾が加えられているという事実を知り、考えを改め、今日まで彼らを擁護する主張をし続けてきた訳ですが、それでも、やはり彼らを深く傷付けた責任は、私にも大いにある。そう感じます。
ですから、今回の公開にもう一つ目的があるとするならば、それは「彼らの心の傷に対する責任を果たすこと」です。
教師は、尊敬されるべき存在であり、求められることも多い職業ですが、私達と同じ人間です。
下らない話で笑う時もあれば、子供たちの成長に感動して泣くこともある、赤い血が流れている人間なんです。
相手が教師だからといって、嘘や捏造記事で信用を貶め、子供たちのトラブルの責任を押し付けてはいけません。
そんなことは、誰に対してもするべきではない。
その行為は、紛れもなく、いじめです。
いじめをしながら、一体何を訴えるのでしょうか?
私は、いじめが嫌いだから、反撃はしても、いじめは絶対にしません。
これまでに遺族側(遺族・文春オンライン・代理人弁護士・旭川市長)がやってきた行為は、遺族にやり場のない怒りや深い悲しみがあることを踏まえても、また、教師達に至らない点があったことを踏まえても、反撃として許されるレベルを遥かに超えています。
お伝えしたいことは以上です。
お読み下さり、ありがとうございました。
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