VTuberプロジェクト「ぶいすぽっ!」、個人情報が閲覧可能な状態に オーディション応募者7000人分

25日、「コレコレ」(登録者数223万人)がXを更新し、VTuberプロジェクト「ぶいすぽっ!」のオーディション応募者の個人情報が誰でも閲覧できる状態になっていたことを明かしました。

ぶいすぽっ!のオーディションで個人情報流出

ぶいすぽっ!は、eスポーツの普及を目的としたVTuberプロジェクトで、現在「橘ひなの」(同73万人)や「一ノ瀬うるは」(同63万人)など21名が所属しています。

ぶいすぽっ!は常設でメンバー募集オーディションを実施しており、公式サイトを通じて、応募を呼びかけています。応募条件には18歳以上の女性かつ、「ぶいすぽっ!の考え方を理解し、共感してくださる方」などが挙げられており、受付はGoogleフォームを通じておこなわれています。

ぶいすぽっ!

コレコレの投稿によると、GoogleアカウントでGoogleフォームにアクセスすると、フォームの編集権限が共有されるようになっていたのだとか。これにより、これまで応募した約7000人の本名や電話番号、応募動機など個人情報が全て閲覧できる状態だったそうです。コレコレは、ぼかし加工を施した上で回答一覧のスクリーンショットも公開しています。

その後、編集権限が付与されないよう設定が変更されたそうですが、すでに編集権限を与えられたユーザーは現在も応募者情報が閲覧可能だといい、コレコレは「今かあら応募する方はやめた方がいいかと」とコメントしています。

コレコレは、この問題を1週間前に事務所に連絡したとのこと。ところが、「返信も無ければ情報漏洩があった事すら公式発表されていない」と何の対応もされなかったことを明かしています。

Googleフォームは、Googleが提供する無料のフォーム作成ツールです。問い合わせフォームやアンケートなどさまざまな用途に対応しており、回答結果をリアルタイムで確認できるほか、編集や共有が容易なことも特徴です。