今回は割り算の問題ですが、実は割り切れない計算です。皆さんは割り切れない場合、どう対処していたか覚えていますか?
四捨五入しておおよその答えを求める方法を学んだことがあるかもしれませんが、今回はそれとは異なる方法で問題を解いてみたいと思います。
この方法はスッキリしていて、四捨五入よりも使いやすいので、ぜひ試してみてくださいね。
問題
次の計算を分数で表しなさい。
2÷9
試しに計算してみると0.22222・・・と割り切ることができません。今回は小数ではない方法で表してみましょう。
解説
この問題の答えは、「2/9」です。実は割り算は分数で表すことができます。
やり方はとても簡単なので、すぐに覚えられるはずです。
割り算と分数の関係
◯÷□=◯/□
この関係を利用していきます。割られる数と割る数が分母・分子のどちらになるのかさえ気をつければ、とても簡単ですね。
2÷9
=2/9
です。
ちなみに、2÷9を小数で表した0.22222・・・のように同じ数字が繰り返される小数を循環小数といいます。これらは全て分数で表した方がわかりやすいです。
まとめ
無限に続く小数で表すよりも分数の方がスマートですし、もしもその後の計算があったら楽になります。見通しを立てて計算しやすい方で表しましょう。
※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文・編集(監修):うおうお 数学の教員免許を活かし、個別指導・集団指導の学習塾で主に数学の講師として小学生から高校生までを指導。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。日々、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深掘りし楽しく伝えている。
分数の計算にもう一問挑戦!