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ワインバー経営はやめとけ】 「ワインバーを開店して好きなワインを提供しつつ、一緒に飲ませてもらい、共感し、お客様に喜んでもらえるなんてなんて理想的な仕事なんだ！」そう思って「ワインバーを経営したい！」と考える方はたくさんいらっしゃると思います。 そういう方のためにアドバイスをさせていただきますと、「軽い気持ちでワインバー経営はやめとけ」とお伝えしております。 それではなぜ私が「ワインバーはやめとけ！」とあなたを止めるのか？ その理由を、私がワインバーを開いてからのリアルな体験やリアルな収支を含めてお話ししたいと思います。 ●ワインバーの開店はやめたほうが理由その1：「全然儲からない。」 私が去年の12月にワイパーを開店して気がついた事は、 「ワインバーは全く儲からない」 ということです。 開店にかかった経費や月々の経費は以下の通りです。 物件初期費用 約1,000,000 円 物件内装費 約2,000,000 円 備品購入代金(机、椅子も含む) 約500,000円 ワインの仕入れ代金、準備費として 約5,000,000円 ワインセラー、冷蔵庫など、約500,000円 保険手続きその他開店手続き費用など諸経費 約100,000円 合計 約1000万円 以上のお金が開店するために必要な経費です。 ワインの仕入れ値は自体は、お店のコンセプトによって違ってきますが、ブルゴーニュ白専門店のため少し高額になっております。 次に全席ほぼ満席時の月の売り上げ(6月)と、かかった経費をお伝えします。 売り上げ 約1,500,000円 開けたワインの仕入れ代金 約500,000円 人件費 約400,000円 水道光熱費、約20,000円 家賃約100,000円 食材費約40,000円 消耗品費 約30,000円 経費合計 約1,100,000円 ここで、400,000円の利益が取れとるやんけ！と思われたかた、鋭いですね。 しかし、よくみてください。【開けたワインの仕入れ代金 約500,000円】。ここには、開けてないワインの仕入れ代金が含まれていません。 当店はワインの中でも価格がトップクラスに高い、ブルゴーニュ白高級ワインバーのため、仕入れるワインの１本１本あたりの価格がとても高価です。 毎月固定の同じワインしか出していないワインバーであるならば、【開けたワインの経費】がそのまま毎月の経費になります。 なぜなら開けるワイン以外は仕入れなくても良いからです。 しかし毎月毎月同じ商品しか出ないワインバーなどありません。 毎月いろいろな種類のワインを入れ替えて用意するはずです。 ましてやブルゴーニュ白専門となると、「数あるレアワインの中から選べる」ということが価値となります。 ですので、ワインを仕入れる時には、1人のお客様のために3本から5本は異なる種類のワインを用意しておくことを想定して仕入れをします。 つまり、【開けたワインの経費】は500,000円としても、開けてないワインはすくなくともその２倍〜３倍は余裕を持って仕入れておきます。 ワインを必ず2~3倍は仕入れとかなければならない、と言う事は、毎月仕入れにかかる経費がなんと100万円〜150万円程度になるのです。 もうお分かりですよね( ˊᵕˋ ) 売り上げ1,500,000に対して、なんと160~200万円が、毎月かかっている経費なのです。 これが例えば人件費がなく、オーナーが自分でお店に立っているお店であれば、まぁ、まだ生活はできるのかな？位のお給料は取れるかと思います。 しかし、スタッフなどを採用した場合は悲惨な状況になります。これがワインバーのお店にかかる経費の現状なのです。 実際、お客様が来ない方が儲かるまであります。お客様が来るほど儲からない。それがあなたの目指しているワインバーの実態なのです。 ●ワインバーの開店はするべきでない理由その2：虎の子ワインを自分で飲めない 私がワインバーをするべきでないと思った２つ目の理由は、 「自分が発掘したか、または仕入れたレアワインを自分で飲めない場合が多い」 ということです。 もしかしたらあなたは、ワインバーを開けば、お金をもらいながら、レアワインがガンガン飲めてしまうのではないか！などと思われているのかもしれません。 でも実際はそんなことは全くありません。 確かに状態チェックのために上積みをちょろっといただいたり、お客様が残した瓶底をちょろっと舐める事はできます。気前の良いお客様からは、まれにグラスを１杯ご馳走していただくこともあります。 しかし、「そんなお客様はあなたが想像するよりも少ない」と申し上げておきましょう。（ご馳走してくださる神様の皆様いつもありがとうございます。） つまり、あなたがあなたの少ない資金の中から仕入れた超レアな虎の子ワインを、あなたの目の前で全てのまれてしまい、あなたが全く口をつけることができない。ということも多々あるのです。 ↓ （後半へ続く）
ワインバー経営はやめとけ】 「ワインバーを開店して好きなワインを提供しつつ、一緒に飲ませてもらい、共感し、お客様に喜んでもらえるなんてなんて理想的な仕事なんだ！」そう思って「ワインバーを経営したい！」と考える方はたくさんいらっしゃると思います。 そういう方のためにアドバイスをさせていただきますと、「軽い気持ちでワインバー経営はやめとけ」とお伝えしております。 それではなぜ私が「ワインバーはやめとけ！」とあなたを止めるのか？ その理由を、私がワインバーを開いてからのリアルな体験やリアルな収支を含めてお話ししたいと思います。 ●ワインバーの開店はやめたほうが理由その1：「全然儲からない。」 私が去年の12月にワイパーを開店して気がついた事は、 「ワインバーは全く儲からない」 ということです。 開店にかかった経費や月々の経費は以下の通りです。 物件初期費用 約1,000,000 円 物件内装費 約2,000,000 円 備品購入代金(机、椅子も含む) 約500,000円 ワインの仕入れ代金、準備費として 約5,000,000円 ワインセラー、冷蔵庫など、約500,000円 保険手続きその他開店手続き費用など諸経費 約100,000円 合計 約1000万円 以上のお金が開店するために必要な経費です。 ワインの仕入れ値は自体は、お店のコンセプトによって違ってきますが、ブルゴーニュ白専門店のため少し高額になっております。 次に全席ほぼ満席時の月の売り上げ(6月)と、かかった経費をお伝えします。 売り上げ 約1,500,000円 開けたワインの仕入れ代金 約500,000円 人件費 約400,000円 水道光熱費、約20,000円 家賃約100,000円 食材費約40,000円 消耗品費 約30,000円 経費合計 約1,100,000円 ここで、400,000円の利益が取れとるやんけ！と思われたかた、鋭いですね。 しかし、よくみてください。【開けたワインの仕入れ代金 約500,000円】。ここには、開けてないワインの仕入れ代金が含まれていません。 当店はワインの中でも価格がトップクラスに高い、ブルゴーニュ白高級ワインバーのため、仕入れるワインの１本１本あたりの価格がとても高価です。 毎月固定の同じワインしか出していないワインバーであるならば、【開けたワインの経費】がそのまま毎月の経費になります。 なぜなら開けるワイン以外は仕入れなくても良いからです。 しかし毎月毎月同じ商品しか出ないワインバーなどありません。 毎月いろいろな種類のワインを入れ替えて用意するはずです。 ましてやブルゴーニュ白専門となると、「数あるレアワインの中から選べる」ということが価値となります。 ですので、ワインを仕入れる時には、1人のお客様のために3本から5本は異なる種類のワインを用意しておくことを想定して仕入れをします。 つまり、【開けたワインの経費】は500,000円としても、開けてないワインはすくなくともその２倍〜３倍は余裕を持って仕入れておきます。 ワインを必ず2~3倍は仕入れとかなければならない、と言う事は、毎月仕入れにかかる経費がなんと100万円〜150万円程度になるのです。 もうお分かりですよね( ˊᵕˋ ) 売り上げ1,500,000に対して、なんと160~200万円が、毎月かかっている経費なのです。 これが例えば人件費がなく、オーナーが自分でお店に立っているお店であれば、まぁ、まだ生活はできるのかな？位のお給料は取れるかと思います。 しかし、スタッフなどを採用した場合は悲惨な状況になります。これがワインバーのお店にかかる経費の現状なのです。 実際、お客様が来ない方が儲かるまであります。お客様が来るほど儲からない。それがあなたの目指しているワインバーの実態なのです。 ●ワインバーの開店はするべきでない理由その2：虎の子ワインを自分で飲めない 私がワインバーをするべきでないと思った２つ目の理由は、 「自分が発掘したか、または仕入れたレアワインを自分で飲めない場合が多い」 ということです。 もしかしたらあなたは、ワインバーを開けば、お金をもらいながら、レアワインがガンガン飲めてしまうのではないか！などと思われているのかもしれません。 でも実際はそんなことは全くありません。 確かに状態チェックのために上積みをちょろっといただいたり、お客様が残した瓶底をちょろっと舐める事はできます。気前の良いお客様からは、まれにグラスを１杯ご馳走していただくこともあります。 しかし、「そんなお客様はあなたが想像するよりも少ない」と申し上げておきましょう。（ご馳走してくださる神様の皆様いつもありがとうございます。） つまり、あなたがあなたの少ない資金の中から仕入れた超レアな虎の子ワインを、あなたの目の前で全てのまれてしまい、あなたが全く口をつけることができない。ということも多々あるのです。 ↓ （後半へ続く）
