小池百合子候補が八丈島で第一声を上げ、翌日は奥多摩へ行く。この意味をリベラルの論客たちはまるで理解せず、的外れな評論ばかりしています。これは自民の推薦を蹴り、自民の地方議員と対立してきた小池氏が、自民支持層を直接囲い込もうとするイデオロギー上の大戦略でしょうに。自民の本質は農山漁村と商店街に依拠してきた土着政党なのですから。 自民党都連がどんなに旗を振っても、推薦がないのだから簡単には浸透せず、ファーストと対立してきた地方議員も当てになりません。そこで、自民党支持層の原初の本能に働きかけているのです。「農山漁村を、商店街を、本当に大切にしているのは私ですよ」と。そのメッセージを農山漁村だけでなく、報道を通じて下町などにいる大量の自民支持層に直接届けようとしているのです。 それが真実かどうかはともかく、『オサレな中野や渋谷ではしゃいでいる候補より、田舎の町議に上から目線で説教していた候補より、航空自衛隊トップエリート上がりの候補より、私の方が古き良き日本に寄り添っている候補です』というメッセージを自民党のど真ん中にぶち込むのが、この遊説日程の本質です。さすが選挙巧者と唸らせられます。
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群馬県議。元衆議院議員(2期)。日本維新の会。「デフレ脱却議連」創設者。リフレ派。元上毛新聞記者。集英社コバルト文庫にてライトノベル作家。表現の自由を守る。都市経営プロフェッショナルスクール2期生。「群馬維新の会」幹事長。
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