情熱大陸

千葉大学医学部附属病院 Vol.1306

医師 生坂政臣
/ 総合診療科

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06.23(日)

よる11:00

情熱大陸 THE TEAM #1
診断がつかない症状の謎を解く
大学病院のシャーロックホームズたち

知られざる「チーム」の情熱に迫る特別シリーズ「情熱大陸THE TEAM」。第1回は―

頭が痛い、足が動かない...
つらい症状があるのに、どこの病院でも診断がつかない。そんな患者が、最後に頼るチームがある。千葉大学医学部附属病院の総合診療科だ。診断に特化したセカンドピニオン外来で、総勢21人の医師がチームで診療にあたる。率いるのは生坂政臣医師。21年前、千葉大学病院に総合診療科を立ち上げ、原因不明の症状に苦しむ数多くの患者を救ってきた。
総合診療科のチームは、循環器内科、呼吸器内科、整形外科などの細分化された視点だけに囚われず、横断的・多角的に患者を診療し、問題解決を行う。
取材を始めて驚いたのは、その診療時間の長さ。患者とのやりとりは二時間を超える時もある。その後、チームでのディスカッションを重ねて、二番目、三番目と医師が続き、同じ患者を診る。彼らは、検査機器などは使わずに問診と身体診察だけで患者と向き合う。表情、言葉、匂い、汗、呼吸数はもちろん、症状と関係のなさそうな趣味や家の間取りまで問診し、深掘りする。病気には、「体」の原因以外に「心」や「社会的」な要素が大きく影響を及ぼすこともあるという。ディスカッションで推論を重ね、病気を絞り込んでいく様は、シャーロック・ホームズが真犯人を見つけ出すような鮮やかさだった。
たとえば「足や体のふらつく」症状に半年ほど苦しんできたという40代の女性。筋肉や骨、中枢神経の問題を精査したが特に問題はない。注目したのは、患者の洋服についたタバコの匂い...。一体彼女の病気の正体は何なのか?チームは意外な答えを導き出す。
メスや薬でなく、推理によって患者を救う名探偵たちに密着した。

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    Chiba University Hospital General Medicine

    医師 生坂政臣
    1958年4月福岡生まれ。鳥取大学医学部卒。原因不明の顎の痛みに長年悩まされ、米国留学中に受診した家庭医が問診と身体診察だけで原因を突き止め完治した。1993年に米国家庭医療専門医の資格を取得、日本で総合診療の道へ進み、診断推論を身につける。1999年から聖マリアンナ医科大学病院総合診療内科を率い、2003年より千葉大学医学部附属病院総合診療科教授となる。趣味は映画鑑賞とメジャーリーグ観戦。

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