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イノセンス語録について考える。

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         ■皆空度一切(一切の苦しみから救われる)
 

難解ではありましたが、ひとつひとつに含蓄のある言葉がたくさん。
一体どこから引っ張って来たものなのか。自分なりにも理解しようと考えてみました。昔の人はいいこと言うよなぁ。


□「個体が作り上げたものもまた、その個体同様に遺伝子の表現系だ」
予告編でバトーが言ってた言葉。さっぱり意味が判らなかったけれど、本編を見てこの後に「ビーバーのダムや蜘蛛の巣、珊瑚虫が作る珊瑚礁」という部分が加わることにより、なるほどっ!と理解しました。人間が作った物もまた人間という生物が生きた証でしかない、ということか。

□「都市は巨大な外部記憶装置でしかない」
自分が死んでも、どこかにデータとして(たとえば住基ネット)この時代を生きた人間として記録されていつか消えていくのなら、自分は膨大な記憶装置の中の1データでしかなかったということになるのか。

□「ロバが旅にでたところで馬になって帰ってくる訳じゃねえ」
考えようによっては酷い言葉かもしれない。ロバがどのくらい馬に劣るのかは置いといて、所詮努力しても無駄ということ?しかし何となく納得。この後に「器なりに身を持ち崩した馬鹿な野郎だ」というセリフが続く。ほほぅ戦時中名を馳せたキムは凄腕ハッカーとして堕落した。腐っても鯛に近いのかも。自分でも使ってみたいけど、場面を選ばないととんでもない事になるのは間違いなし。

□「鳥の血に悲しめど魚の血に悲しまず。声あるものは幸福也」
素子のセリフ。「人形達にも声があったら、人間になんてなりたくなかったと叫んだでしょうね」ええ、でしょうね。声に出して訴えないと届かないことが、どれだけたくさんあることか。

□「柿も青いうちは鴉も突つき不申候」
トグサ氏が憤った言葉。この後に「美味くもねえのに寄って来やがる」と言われ憤慨。実が赤くなって美味しそうになると沸いてくるのか。確かに…他人が耕した畑に勝手に種を植える人っているな。
ナンシー関さんが昔書いたエッセイで、テレビ東京が荒地から一生懸命耕した「大食い選手権」という畑が開墾された頃に、他局がぞろぞろやって来て「ココはみんなの土地だよね」といって土足で踏み荒らした、というのを思い出した。


今現在でも、大昔の諺や言い回しにはおおよそ真理が含まれている。論語や聖書は言うに及ばず、千夜一夜物語、デカメロン、方法序説etc…ことに男女の真理は堂々巡り。そこが人間の可愛らしさだと思うのですが。どうだろう。
by culto7 | 2004-03-15 18:39 | 映画・漫画・一般書


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