○○の声が聞きたい＊親友と○○したい

 

 

目が痛くてたまらず眠れない。

 

目を閉じた状態でこの記事を書いている。

 

開き直って片付けや衣替えをするか？と思った瞬間

思い出した事がある。

 

 

私が膠原病で余命宣告を受けていた時に

手話の資格を沢山とった。

 

 

同じ位の年齢のろうあ者の男友達が出来た。

 

時々、講演会があっていたのだが彼が講演をした。

 

 

手話で大泣きしながら彼がいった事。

 

「お母さんの声を聞いてみたい！

でもどんなに聞きたくても聞こえない！

ぼくが耳が聞こえない事よりも

お母さんの声を聞けない事の方が辛すぎる！」

 

私は号泣してしまった。

 

 

そして当時、多年付き合った彼氏に

 

「どんな夢があるの？

私は高級指輪でぬか味噌に惜しげもなく

指を突っ込むのが夢なの」

 

すると彼がこう言った。

 

「植物人間になってしまった親友と話がしたい」

 

私はそれを聞いて自分がいかに

おろそかであるかと衝撃を受けた。

 

そこで私は彼の夢を叶えたくて

老盲者ガイドヘルパーの試験を受ける事にした。

 

 

2日間、缶詰状態なのは良かったのだが

熱が３９．５℃だった。

 

その試験内容はハードだった。

 

粘りに粘って必死に試験を受け続けた。

 

老盲者ガイドヘルパーとは

耳が聞こえず目も見えないため

手話が反対に出来なければならないといけない。

 

これは物凄く大変だった。

 

色々な試験があったのだが

時分が耳栓をして目が見えない状態になり

老盲者の立場になって

介助されながら白い杖をついて

 

階段を降りて、試験会場は市役所だったのだが

中庭に出るという試験があった。

 

 

階段を降りながら、これは怖すぎると思った。

 

その時の私の写真が新聞に載った。

 

２日間の試験が終わり帰宅したら

熱は４０℃超えていた。

 

でも良かったと思った。

 

そして合格したという通知が届いた。

 

彼氏は泣きながらとても喜んでくれて

私をずっと抱きしめてくれた。

 

 

そして親友が入院している所に行った。

彼氏の友達たちと一緒に。

 

中山美穂さんが大好きだったらしく

その歌声が聞こえるようにデッキを用意して

流す彼氏の友達がいた。

 

「やっぱり、こいつは意識がないんだな…」

と誰かが言った。

 

彼氏はひたすら泣いていた。

 

というのも、彼氏が暴走族をしていて

その親友は別の学校でいじめに合っていると知り

会いに行って友達になったのだ。

 

それで、あまりにも酷すぎて内容はとてもじゃないが

ブログに書けないこと。

 

彼氏が友達になった事でいじめられるのはすぐに止まった。

 

彼氏がその親友を暴走族として呼んだ。

 

悲しいかな、その暴走族中に親友が事故にあったのだ。

 

だから

「俺があの時、誘わなければ良かった」と号泣していた。

 

そこで彼氏は暴走族をすぐやめて

前髪を垂らすようになった。剃り込みを隠すために。

 

 

やっぱり意識がないんだという人がまた１人増えた時に

私はこう言った。

 

手足がバタバタ動いている。

意識があると思って話しかけようと。

 

みんな口々に

「覚えているよな？お前が買ったアロハシャツ！

超ダサすぎたよな！あはは！」

 

「中山美穂は今〇〇歳になったよ」

 

「みんなで川でキャンプして楽しかったよな！

お前が元気になったら、またみんなで行こうな！」

 

彼氏だけは声は出さないがひたすら泣いていた。

 

そして帰り際に言いった。

 

「ごめん！！俺が誘わなければ良かった！

ハコ乗りの方法を教えなかったのも悪かった！

本当にごめん、ごめん！！ごめんな！」

 

 

その後、親友は別の病院に移ったと分かった。

 

私が〇にたいと言ったため

 

「あいつの所に行こう。

そしたら、〇にたい気持ちがきっと消えるから。

でも正直、俺は会うのが辛すぎる」

 

早速行くと私は親友に意識があると分かった。

 

彼の涙が、親友の腕に零れ落ちた時に

足をバタバタさせたから。

 

彼氏は「ごめんな、ごめんな」と言いながら

号泣していた。そして耐えきれなくて

すぐに病室から出て行った。

 

私はその親友に

「意識があるって分かるよ？」というと

泣き始めた。

 

「私ね？彼氏の願いを叶えるために

老盲者ガイドヘルパーの資格をとったの。

〇〇くんと死ぬまでに１回でもいいから

お話がしたいのが夢なの」

 

 

手をバタバタし始めた。

 

「手話を覚えるのは大変だから

ツートントンにしよう？

 

ツートントンというのは

外国の戦争中に軍事達が暗号として

作り出した会話の方法で

指でツートントンとかタップするものよ。

 

手足がを切断されて耳も聞こえないし

目も見えなくて牢屋に閉じ込められた

外人の男性がいたの。

 

そしたら牢屋に来た看護師が

その男性の胸でツートントンと指で

伝えたい事をしたら、意識があると分かって

ずっと、ツートントンをしていたの。

 

意識があるけど手足がないから

首や頭を動かして返事したんだって」

 

すると手と足をバタバタさせるから

やはり意識があるとおもった。

 

そのタイミングで看護師が来たから

 

「意識がありますよね？」

と聞くと

 

「はい、意識はあります」

 

「前の病院では医者が意識がないと言っていたんです」

 

「え！？そうだったんですか！

意識があるというのは入院してすぐ分かったというのに」

 

 

私はくまのプーさんが大好きだったから親友に

 

「これ、くまのプーさん。プレゼントするね？

苦しいね、悲しいね、辛いね、寂しいね

地獄だと思ったりもするよね。

 

でも、このプーさんのぬいぐるみを

頭の近くに置くから、顔をくっつけてね？

もう１人じゃないよ？一緒に元気になろうね？」

 

 

車に戻ると彼氏は泣き叫んで泣いていた。

 

「意識があると分かったよ？

〇たい気持ちは全くなくなったよ！」

 

 

そんな出来事もあった。

 

 

老盲者ガイドヘルパーの依頼が来た。

 

相手の方は年配で車いすに乗っていた。

 

手話で会話

（一般的な手話を私が逆にして、その方の指で会話する方法」

 

女性だったのだが、まずは私の顔を触って貰った。

 

可愛いお顔なのね、うふふ。

物凄く笑顔になってくれて

お花が好きなのと教えてくれたから

触ったらお花と分かるね？

 

そうなの。色は見えないけど

私が想像するのよ？黄色が大好きだから

必ず黄色の花を決めるの

 

 

色んな話を沢山して

 

あなたに逢えて良かったわ。

とても楽しくてこんな素敵な事があるだなんて！

私に幸せをありがとうね

 

と言ってくれて今も私は泣いているが

 

当時も泣いてしまい

抱きしめてもいいかと聞いたら

抱きしめて欲しいと教えてくれたから

 

いっぱい、いっぱい抱きしめた。

 

こんなに抱きしめてくれるだなんて！

その女性も泣いていた。

 

 

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本当にありがとうございます。

 

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みなさん宜しくお願い致します。

線維筋痛症の理解者が１人でも増えて欲しいです。

 

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その

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

目の関係でコメントが見えず

まだ公開出来ていない方ごめんなさいね。

 

コメ返も遅れたり出来なかったりでごめんなさいね

 

 

脱出の道さんとチーちゃんへ

明日は教会の日だね。

また楽しいエピソードを教えてネ。

 

みなさんもぐっすり眠れますように。

 

 

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