calling

NEW!

 

 

交通事故から4日目。

 

病院が受け入れてくれず手当なし5日目。

面倒くせぇ話だ。

 

俺は雨に濡れながら煙草を吸っている。

 

全く体が動かず

交通事故の相手に腹が煮えくり返っている。

 

とっととぶん殴ってやりてぇな。

 

身体障碍者になるとは。

 

 

 

車同士の交通事故だったが先方が100%悪いと

警察から連絡があった。

普通100%とはあり得ないとも言われた。

 

 

 

何とか車庫から出た

今夜の雨は冷たくて気持いいときづいた

 

 

まだ来ねぇのかよ

ツレを待ちながら煙草をふかしている。

 

 

アイツが来たら驚くだろうな。

電話じゃ交通事故の怪我は見えないしな。

 

電話とリアルで会うのとでは違うからな。

 

 

車庫から出て首に赤いタオルおかけて

雨に濡れながら煙草をふかす。

 

 

俯き、灰皿の代わりに昨年バーベキューで使った

灯油の缶をつかっているが

前髪が随分と濡れてきた。

 

骨折しまくったこの体。

全身打撲のオプション付きか。

 

遅せぇな。

もうタンクトップを脱ぐか。

 

 

ん?来たか。バイクの音が聞こえてきた

 

慌ててバイクから降りてメットを外し

俺のもとに走って来た

 

 

「お前マジか!?……」

 

 

 

「あぁ」

 

「お前に大丈夫かという言葉ほど

似合わないものはねぇよな」

 

 

「まぁな」

 

「お前マジで歩けないのか?」

 

「あぁ。身体障碍者だと」

 

「その閉じた左の目も事故か?」

 

 

「そうみたいだ」

 

 

「まさか見えねぇのか?」

 

「あぁ。俺の目、どうなってんだ?」

 

目を開いた

 

「真っ赤じゃねぇえか!!なんだよこれ!!

お前の人生が変わっちまったじゃねぇか!!

そいつはどこのどいつなんだ!」

 

 

「普通の人間らしいぞ。

警察が言ってた。あっち系じゃねぇってな。

洒落になってねぇから吠えた」

 

 

※実話です

 

 

ツレの顔を見ると

こいつらしい眉間のシワに長い二重瞼。

怒るとこうなる。

 

一瞬思い出した。

若い時に2人で暴れまくって喧嘩ばかりしていたことを

 

 

 

「俺がそいつを今からボコボコにしてやる!

どこのどいつだ!!半殺しにしてやる!!

名前は?家はどこだ」

 

「俺も分からねぇ」

 

「はぁ!?」

 

「保険会社が言わねぇんだよ。警察もな」

 

「お前はまだぶん殴ってねぇのかよ!!」

 

「あぁ。いつでもできるからな」

 

「俺がボコるのとお前がボコるのは質がちがう

言わなくても分かるとは思うが敢えていう」

 

「あはは!痛っ!!骨折して笑うと痛てぇよな!あはは」

 

「お前まさか死ぬとか医者に言われてねぇよな?」

 

「言われた」

 

 

「はぁ!?お前らしくねぇじゃねぇか!!

いつものお前だったら今ごろぶん殴って

みんなで酒を煽ってる頃じゃねえか!!」

 

 

息が苦しくなってきた。

もうそれすら俺に出来なくなったんだ。

心で思うが声が出ない。

 

 

「俺が今からそいつを探して

ぼこぼこにしてお前が死んだらぶっ殺す!

俺が逮捕されるだけだお前には関係ねぇ!!」

 

 

ヤバいモードに入ったな。

 

スマホを取り出しアキラにラインを送った

早く来い、こいつを1人にするな

 

 

ソッコーバイクで来た。

 

「落ち着け!!こいつ(俺)のために落ち着け!!」

 

「落ち着いていられるか!!」

 

「もうとっくに俺がどこのどいつか分かっている。家も調べた」

 

俺は意識がとおのきそうになってきた

 

早ぇな、やっぱりアキラはアキラだな

 

 

「おい!!しっかりしろ!!

痛いのか?苦しいのか?濡れているばあいじゃない!!」

 

自分の皮ジャンを脱いでかけてくれた

 

「お前2ケツできるか?」

 

「ヤバいだろう!!させるな!」

 

「救急搬送するか!」

 

 

そんな会話があり

気付けば俺たちは大雨の中バイクで走った

 

俺が2ケツ。久しぶりだ。

気持ちいいな

大雨のツーリング

 

10代のときみたいだ。

b’z のcallingみたいだな

 

 

 

 

 

ん?ここはどこだ?

 

「意識が戻った!!」

 

なんだよ意識が戻ったって。

 

俺は病院にいた。

 

 

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