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<MBTI>社内ニートに向いている性格タイプは?

 コロナパンデミックの後遺症として世界中で「静かな退職」がブームとなっている。Z世代はもはや職場に人生の意義をおいてはいないようなのだ。最低限の仕事しかせず、上昇意欲は皆無で、定時になったら帰る、そんな生活が彼らの職業人生となり始めている。要するに社内ニートだ。首にならない程度に作業を行い、あとは休むか帰るかしようという人種である。ただし、社内ニートの適性も性格タイプによって向き不向きがある。今回は社内ニートに向く性格タイプと向かない性格タイプについて論じてみようと思う。

社内ニートにかなり向くタイプ

INTP

 社内ニート適性という意味でINTPは最強である。元からマイペースで図太く、日常に価値を置かないからだ。INTPは社内ニートになったところでいくらでも暇を潰すことができる。ネットでボンヤリとニュースを調べたり、ブログのネタ集めをしていればあっと今に定時だ。彼らは人に積極的に絡もうとも、世間の物差しで評価されようとも思っていないので、出世しなくても大して問題ではない。INTPはコミュ障であり、どのみち職場の人と楽しく和気あいあいというキャラではない。したがって職場で孤立することのデメリットは低い。

社内ニートの素質があるタイプ

INFP

 INFPも社内ニート適性は高い。マイペースで自分の世界を持っているからだ。仕事に人生の価値を置いている人は少なく(会社員の場合)、自分の理想とする世界を作りたい人が多い。競争社会に参加することの馬鹿らしさを早期に理解するタイプでもある。

 INFPの欠点は他人だ。INFPはどうしても他人と協調しようとしてしまうため、同僚の目をはねつけることが難しい。INFPにとって社内ニートは周囲の白眼視という拷問を受けている感じだろう。INFPが静かな退職を成功させるには、いかに周囲の人間を気にしないかにかかっている。

ISTP

 ISTPも社内ニートの素質がある。ISTPは人と競争せずにわが道を行きたがるタイプだ。また、ISTPはそれなりに図太く、同僚の目を気にせず独自路線を行けるタイプである。ISTPは趣味を持っている人が多く、会社生活が不遇でもそこまで問題がないだろう。

 ISTPの短所は物質的な世界観にある。ISTPはINTPと比べると金銭に執着するので、昇給が見込めない社内ニートには閉塞感を感じるだろう。また、INTPほど浮世離れしていないので、日頃の会社生活で暇を持て余しやすい。ISTPが社内ニートとして大勢するにはかなりの覚悟と忍耐が必要だ。

INTJ

 INTJも社内ニートの素質がある。INTPと並んで自律性の高いタイプだからだ。INTJはINTPよりも上昇志向が強く、社会的に評価されたいという欲が強い。これがINTJが社内ニートになる上で唯一の障害となる。ただし、INTJは一度決断すると意志が硬い。INTJが社内ニートを決め込めば、INTPよりも遥かに厄介な存在になるだろう。

 INTJの性格を考えると、彼らが社内ニートにある時は凄まじい挫折かかなり偏った怒りを覚えている可能性が高いだろう。P型のようにただやる気のない雰囲気では無いはずだ。INTJの社内ニートはかなり怖い雰囲気になるだろう。

ISFP

 ISFPも社内ニートの素養はあるだろう。かなりマイペースで、自分の世界を大切にするタイプだからだ。この点ではINFPとかなり似た気質だ。

 ただし、ISFPはS型であり、現実的・体感的な事物を重視する。したがってISFPが社内ニートを続ける苦痛はINFPよりも強いだろう。INFPと比べると自分の世界に逃げ込むのも苦手だ。

 ただし、ISFPは比較的単調なルーチンに不満を持ちにくいタイプであり、上昇志向も弱い。理想が少ないので、その分ギャップに苦しむこともない。社内ニートの代わり映えのしない低調な日々にも妥協しやすいはずだ。

並みのタイプ

ENTP

 ENTPは社内ニートの素質は並みだ。恐らくストレスを感じるはずだ。ENTPはINTPと似た点が多いが、決定的に違うところがある。それはENTPがとにかく目立ちたがりで、人に対して働きかけるのが好きだという点だ。ENTPにとって社内ニートの目立たない立場は苦痛だろう。ENTPは社内ニート化したところで何か新しいことを始めるに違いない。副業なのか趣味なのか、全くカオスな何かなのかは分からない。

ENFP

 ENFPの社内ニート適性も並みだ。これはENTPと良く似た理由が原因だ。ENFPは人と絡みたがるし、人の輪に入っていくのがライフワークである。ENFPは職場で孤立するとストレスを感じるし、閉塞感に拍車がかかるだろう。ENFPは「ゆる社内ニート」辺りが一番適している。仕事ぶりは適当だし、人事評価も低いが、謎の人望があり、一般社員には結構好かれているという立ち位置だ。

社内ニートに向かないタイプ

ISTJ

 ISTJは社内ニートに向かない。ISTJは何かをコツコツと行うのが苦痛にならないし、暇な時間を有効活用するのが苦手だ。したがって、ISTJは社内ニートになっても特に利点がない。ISTJはただ暇になるだけだろう。ISTJはそこまで出世や役職にこだわるタイプではないが、社内ニートになりたいわけでもない。実のところ社内ニートに関する様々なメリットデメリットの話はISTJとは噛み合わないと思う。ISTJからすると振ってくる仕事を着実に処理するだけで給料と評価がもらえるのだから、積極的にサボる意味がないと考えるだろう。

ISFJ

 ISFJもISTJと似ているだろう。ただし、人との関係にエネルギーを割く点が異なる。ISFJはお利口さんだが、良くも悪しくも人に振り回されるだろう。ISFJにとっては社内の人間関係が全てであり、自分が同僚から反感を買う状況は非常に苦痛なはずだ。ISTJほどワーカホリック的ではないので、仕事に没頭することに充実感を感じるとまでは言えない。ISFJのワークライフバランスの舵取りは結構難しいと思う。

ESTP

 ESTPは社内ニートには向かない。多分無理だと思う。理由は単純だ。椅子にずっと座っているのが苦痛だからだ。ESTPはアクティブでかなりの行動派だ。人に対してガンガン絡んでいくタイプでもある。ESTPにとっては営業成績を挙げるほうが社内ニートを続けるよりも遥かに容易い。

 ESTPがサボらない人種とは言わない。ただ、ESTPにとっては外周りの営業でサボったほうが遥かに楽しいだろう。

ESFP

 ESFPの社内ニート適性は低い。ESTPと同じくアクティブなタイプであり、その上周囲の人間との関係を大切にするからだ。社内ニートという存在は控えめに言っても社内では浮き気味だ。没交渉とは言わなくても仲間としては扱われにくい。ESFPは多少使えなかったとしても積極的に絡んでいくはずだ。したがって社内ニートにはなりにくいだろう。

INFJ

 IN型の中ではINFJは唯一社内ニート適性がない。彼らは人望が厚いし、それなりに頑張るタイプだ。INFJは社内ニートであることに罪悪感を感じやすいだろう。元々対人関係を深く考えやすいタイプであり、社内ニートとして暇を持て余すと何かと悩みを悪化させやすい。

 INFJは理想主義でもあり、こうして人に迷惑を掛けながら燻っている自分を好きになれないだろう。

社内ニートになると死にたくなるタイプ

ENFJ

 ENFJは社内ニート適性が全くない。激しいストレスを感じるだろう。

 E型は人間と関わって生きることに生きがいを見出すので、社内ニート適性は低いが、特にJ型にその傾向が強い。EJ型はまさに社会的責任を果たすことに人生の意義があるからだ。

 ENFJは社内ニートである自分の様子を考えるときっと嫌な気持ちになるはずだ。明らかに理想の自分には思えないだろう。罪悪感と挫折感で憂鬱になるし、精神を害するかもしれない。

ESFJ

 ESFJも社内ニートの適性はゼロだ。というより社内ニートになりたいという感性がゼロだろう。ESFJの生きる目的は極論、集団の中で感謝されることだ。正直なところESFJは社内ニートを続けるより働いたほうが遥かに容易だろう。社内ニートを見てもサボっているというよりも性格が悪いと捉えるかもしれない。結果云々以前に社会性が無いのではないかという捉え方だ。

ESTJ

 ESTJもまた社内ニートの適性はゼロだ。ESTJはそもそも常に「やるべきこと」を探しているような人種だ。イスに座ってずっと待機している常態は非常にイライラするだろう。罪悪感云々の前にそもそもイスに座っていられない。ESTJにとって仕事を振られずにイスで待機していることは究極の「ブルシットジョブ」かもしれない。ISTJやESFJと同じく、そもそも社内ニートになるためのインセンティブを欠いているだろう。

ENTJ

 社内ニート適性という観点で最も最悪なのはENTJだろう。おそらくENTJにとって「静かな退職」はバッドエンド以外の何物でもないだろう。

 ENTJは極めて出世志向が強く、社会の中で能力を発揮し、それが評価されるのがライフワークである。人前に立ってリーダーシップを取るのも好きだ。ENTJはENTPと同じく目立ちたがるところがある。「頭角を表す」といった表現の方が近いかもしれない。そんなENTJにとってキャリアは人生のほぼ全てだ。趣味も家庭も下手するとキャリアの一環として捉えるところがある。窓際族として立場が確定したENTJは気が狂いそうになるだろう。「静かな退職」は人生を諦めるのと同義であり、自らキャリアをドブに捨てている感覚だ。

まとめ

 社内ニートとして適性があるのは一握りの人間に限られる。多くの人間は苦痛に感じるだろう。特にJ型やE型はそうだ。彼らは責任を果たすことを重んじるし、集団で評価されるのが好きだからだ。誰からも見向きもされず、オフィスの片隅で申し訳無さそうにしている社内ニートの姿を見て羨ましいと思うことはないだろう。

 ただし、会社を人生の一部分と割り切ってしまえば問題は軽減する。人間全てはうまく行かない。あくまで不遇なのは会社であって、家庭や趣味が充実していれば問題は無いという考え方もある。「静かな退職」の流行はネットの発達で1人の人間が色々な世界を持てるようになったことが背景には存在するだろう。

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