触られてはいないけど、これって「見るだけ痴漢」?…触らない痴漢の「進化系」が姑息すぎる!

「触らない痴漢」が増加中

「半年ほど前、会社から電車で帰宅途中、斜め向かいの席に座ってきた男性にずっとチラチラ見られることがありました。

特に何かされたわけではありませんが、降りるまでの10分ほど、その状態が続き、本当に気味悪く感じました。私は結構な田舎の出身で、このような体験をしたことがなく、痴漢をされたような気分でとても不快に感じました」

こう語るのは、昨年、上京したばかりで、スーツの着こなしにもこなれてき会社員・優花さん(23歳=仮名)だ。

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不自然にずっとチラチラと優花さんを見る男。果たしてこれは痴漢に該当するのか──。

近年は摘発を恐れた「触らない痴漢」が増加しているという。当局の積極的な取締りに加え、電車内では防犯カメラの設置も進んでおり、法整備やその解釈も厳罰化傾向にあるからだ。

「触らない痴漢」には、女性の至近距離に立って匂いをかいだり、息を吹きかけたり、スマホのデータ共有機能で卑猥な画像を送り付けたりするなどという、迷惑行為がある。

また、混んでいない電車内でも、男が不自然に若い女性に接近したり、席を詰めてきたりして、不快に感じるといった女性の声もネット上などには数多く寄せられている。もちろん、こうした迷惑行為も“合法”ではない。

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