「アーデル、そこの瓶を取れ」
「はい……えー、これでいいです?」
ダンブルドア逃亡から数日。俺は地下のスネイプ教授の研究室で雑用係を押し付け──任されていた。
言われた通りに教授に瓶を渡せば、その中に無色透明の液体が注がれていく。
「何です? それ」
「あの能無しの阿呆に頼まれてな」
「……アンブリッジですか」
忌々しそうに呟くスネイプ教授に俺は心底から同情した。あんな奴に頼まれた仕事などどれだけのガリオンを積まれてもやりたくないだろうに。
「心中お察ししますよ───で、それ真実薬でしょう?」
「……の偽物だがな。気付いていたか」
「アンブリッジの奴がDAのメンバーを捕まえて尋問してるのは知ってますしね。しかし真実薬まで要求したんですね」
「あれの思い通りになるのは癪なので偽物を渡すがな。どうせ気付くまい」
どうやらスネイプ教授は今日も絶好調らしい。ほの暗い笑みを浮かべる姿に苦笑した。
「あの能無しに学習する頭ってのは無いのかね?」
スクランブルエッグを流し込みながら、どこぞのガマガエルに悪態をつく。あれと来たらスネイプ教授から貰った(偽)真実薬を惜しみ無く使って生徒からダンブルドアの居場所を聞き出そうとしては空振りに終わり、諦めればいいのに性懲りもなくスネイプ教授に真実薬の調合を依頼していた。
そもそも真実薬なんぞ下手したらスネイプ教授がアズカバン行きだ。そこら辺の事を理解していない辺り実におめでたい女である。
「それに親衛隊とかいうのも鬱陶しいし……」
メンバーは全員がスリザリンの上級生である。お前ら将来は良いのか。
アンブリッジなどというなんの旨味もない愚か者に媚びへつらい、気に入らない相手を貶めようとする時点でクズである。いや、これは俺も似たようなものか。
そうして大体の昼食を片づけたところで、ドーン!
という凄まじい音が大広間に響き渡った。
「な、何事です!?」
その音を聞いたアンブリッジが忠犬フィルチを引っ張って大広間を飛び出していく。生徒達も後に続き、本来なら止めるべき先生方も「一体なんでしょうねぇ」とのんびりとした声で大広間を出ていった。
「ははー、フレッド&ジョージの双子だな? いよいよ始めるわけだ」
下手人に見当がついていた俺はのほほんと笑う。ウィーズリーの双子が開発した『ウィーズリーの暴れバンバン花火』が文字通り火を吹いたのだろう。
花火を止めるために消失呪文を当てれば十倍に増え、失神呪文を当てれば花火が大爆発だ。実に愉快な悪戯グッズである。
外に出てみれば、そこは阿鼻叫喚だった。アンブリッジは杖すら出さず右往左往し、生徒たちは消失呪文や失神呪文を容赦なくぶち当てて被害を拡大させていた。
先生方も見て見ぬふりだ。誰かへの当てつけかな?
「リオン、あれは最大でどれくらいまでになるの?」
「消失呪文を当てれば十倍のキャンペーンだ」
「ありがとう」
白金の髪のスリザリン生がお礼を言って去っていく。その顔には晴れやかな笑みが浮かんでいた。
「皆さん。『ふくろう』も近いことですし、これを使ってドンドン消失呪文や失神呪文の練習をしてくださいね」
フリットウィック先生が易々と消失呪文を炸裂させながらチャーミングな笑顔を見せる。それに生徒達もより一層呪文を当てていった。
まったく最高の教師だ。どこぞのガマガエルと比べるまでもない程に。
◆ ◆ ◆
華やかな花火の一幕から時は流れていよいよイースター休暇に突入した。
あれから双子の花火は飛ぶように売れ、製造が追い付かないと二人が嬉しそうに語っていた。
そんなある日、俺は廊下でサロウ先生に呼び止められた。
「あぁアーデル。少しいいか?」
「はい、大丈夫ですけど……」
サロウ先生が俺を呼び止めるなんて珍しい、何かあったのかと首を傾げていると先生は言いにくそうにしていたものの、やがて懐から一枚の紙を取り出した。
「あー……実はある人が君に会いたいと言っていてね。もし時間が空いているようなら是非とも会ってあげてほしいんだが……」
「俺は構いませんよ」
先生の提案に快く頷く。休暇といえど暇だったし、俺に会いたいなんてどんな人だろうと気になったのもある。
「けど、一体どんな人なんです? 俺に会いたいだなんて」
「俺の最初の授業の時、噛み噛み白菜を育ててる師匠がいるって言ったろ? その人だよ」
「え」
先生から飛び出た発言に思わず固まる。噛み噛み白菜を栽培してる人が俺に会いたいの?
「実はその人、ダンブルドア校長の先輩でね」
「めちゃめちゃご高齢じゃないですか!!」
え、ダンブルドアの先輩って何? 滅茶苦茶ご老体じゃんか。あまりの衝撃発言に唖然としていると、先生は笑みを浮かべながら続けて言った。
「その人、ホグズミードで店やってるからそこに行けば会えるよ」
「店……ですか?」
「あぁ。最近帰ってきてまた再開したんだ。場所はここだよ」
先生が手に持っていた紙を広げてある場所を指差す。どうやら地図だったらしい。
「じゃ、行ってらっしゃい」
「なんて投げやりな……まぁ、行ってきます」
サロウ先生に見送られ、俺はダンブルドアの先輩だという人物の下へと向かうこととなった。
「──で。ここが例の……」
目の前の店の看板には「何でも屋 ホグズミード」と書かれていた。
深く息を吸い、意を決して店内へと足を踏み入れた。
「こんにちはー……」
店の中にはありとあらゆる物が並べられ、ここが『何でも屋』なのだと強く実感させられる。
様々な魔法具が置かれているのに目を引かれ、ふと気配を感じて顔を上げると、そこにはとても精巧に出来た不死鳥の像があった。
「不死鳥だ。流石に本物の訳もないし彫刻かな? それにしても随分と精巧に出来てるな──」
そこまで言って、不死鳥の像がこちらを向いた。え、本物?
「動いた……え、本物か?」
俺の方を向いた不死鳥が一声鳴く。すると奥の方から一人の青年がやって来た。
「いらっしゃーい───あ、君は……」
「あ、すみません。その、サロウ先生の紹介で来ましたリオン・アーデルと言います。ダンブルドアの先輩さんに会いに来ました。いらっしゃいますか?」
「アレフの……じゃあ君が……うんうんアルバスの先輩は僕さ!」
「そうで……うん?」
え、なんかとんでもないこと言わなかったこの人? 目の前の青年を凝視すると「もう、そんなに見ないでよ照れるなぁ」と青年は頬を掻いた。
「まぁ信じられないのも無理はないよ。けど魔法使いならこういうこともあるさ」
「えっと……はぁ」
「納得してくれて嬉しいよ」
いや、納得はしたけど頭が追い付かないんだが……。そう抗議しようにも目の前の青年の不思議な雰囲気にそんな気も無くなった。
「じゃ、早速だけど行こうか」
「え? 行くってどこに……」
「君のひいお祖父ちゃんのところさ!」
疑問を差し込むより早く、不死鳥の尾を掴んだ先輩さんによって俺は人生何度目かになる不死鳥の空間転移によって姿を消した。
◆ ◆ ◆
「はいとうちゃーく。どうリオン? 酔ってない?」
「はい、全然大丈夫ですけど……」
「なら良かった」
のほほんと笑うこの人に呆れたような目を向けるがさらりとかわされた。
溜め息を吐いて、周りを見回せばどうやら石造りの壁や天井、床からしてここは何処かの建物らしい。
「あの、姿あらわしで建物に直接現れるのは戸を許可なしに開けるのと同じくらい失礼な事だって知ってますよね?」
「勿論。でもここの住人には許可を取ってるし、そもそも部屋であって部屋じゃないしね」
言い回しに引っ掛かりを覚えたものの、まぁ住人が許可してるならいいかと納得した。
「……ていうか、此処どこですか? 一体何の理由で───」
「ん、言ったでしょ? 君のひいお祖父ちゃんに会いに行くって」
「だからそれに何の関係が───まさか?」
改めて目の前の青年を問い詰めようとして、頭に浮かんだ答えに足を止めた。
「気付いた?」
「まさか……まさか、『ヌルメンガード城』?」
「その通り。ヌルメンガード、君の曾祖父『ゲラート・グリンデルバルド』が収監されてる場所さ!」
あんぐりと口を開く。何となく、何となくだが予想はしていた。曾祖父など母方には両家とももう居ないし、では父方の方はと言えばアーデル家は竜痘で亡くなっている。ならば残すは誰かと言えば──父方の祖母の父、『ゲラート・グリンデルバルド』しか残されていない。
とはいえそんな大犯罪者のところに、いくらひ孫でも連れてくるだろうか?
「こんなところに連れてきてどうするんですか?」
「襲われないか心配してる? なら安心していいよ。ゲラート君は君を襲わないし、万が一襲ってきても僕が何とかするから」
そう語る青年の目は真剣で、同時に凄みを感じさせた。『アルバス・ダンブルドアの先輩』と言われるだけはあるのかもしれない。
「そういえば、俺貴方の名前知らないんですけど」
「ん~~、先輩って呼んでくれればいいよ?」
「いや本名をですね───」
「気にしない気にしない。それより早く行かないと首を長くしすぎたゲラート君がキリンになっちゃうよ」
それだけ言ってさっさと歩く『先輩』を見て、俺も慌てて後を追った。
そして歩くこと数分、無駄に長い廊下やら階段を登った先に一つの扉があった。
「此処ですか?」
「うん。此処にいるよ」
ゆっくりと扉を開ける。そして開いた先に足を踏み入れて、俺はついに対面することとなった。
何もない、伽藍堂な部屋にポツンと置かれた長テーブルと椅子。そしてテーブルを挟んだ先に座る一人の男こそ、このヌルメンガードの唯一の住人だった。
「……まさか本当に連れてくるとはな。呆れを通り越していっそ称賛すら覚える程だ」
「そうかい? でも、君だってやって来ることは分かってただろう?」
「まぁな。───さて」
男の目がリオンを捉える。薄い青と黒のオッドアイはとても幻想的と言え、いくつか白髪の混じった金髪に黒いスーツを着こなして胸元に三角形に円が嵌め込まれ、それを貫くように杖の形をした一本線が刻まれたペンダントをぶら下げていた。
「初めましてだなリオン・アーデル。我が曾孫よ」
「……ゲラート・グリンデルバルド」
前のめりになって自分を見つめる男───曾祖父のゲラート・グリンデルバルドにリオンは警戒心を露にする。
それを見たグリンデルバルドは「そう怯えるな。取って食う訳ではない」と言って姿勢を正した。
「いくらアンタが俺の曾祖父でも気を許せる訳じゃない」
「そうだ。それは実に正しい判断だ。どこぞの馬鹿と違ってよく警戒している」
リオンの態度にグリンデルバルドは満足そうに頷いて、チラリと『ダンブルドアの先輩』を見る。
「それ僕が警戒心持ってないって言いたいのかい?」
「少なくとも私を何度も訪ねるような奴は警戒心が無いと思われても仕方あるまい」
「酷いな、一人は寂しいだろうと思って来てあげてるのに」
「余計なお世話だ」
『先輩』の態度にグリンデルバルドは頭が痛そうに顔をしかめる。
そんなグリンデルバルドを見て、リオンはこれが本当にかつて最も凶悪な魔法使いと呼ばれた男なのだろうかと疑問に感じた。
「リオン。彼の姿と態度に騙されちゃいけないよ──まぁ外見は僕が若々しく変えたけど──昔の彼はこうやって他人を篭絡するのが得意だったんだから」
「分かってます。気を許すつもりなんてないですよ」
リオンの疑問を感じ取ったのか『先輩』が気を許しすぎないよう諭し、リオンもそれに頷いた。
「君とはこうして話をしてみたかった。最後の騎士たるアーデル家にして我がひ孫たる君と」
「えー、でもゲラート君ってば最後まで渋ってたじゃんか」
「お前は黙れ。そして部屋から出ていけ」
グリンデルバルドに青年が茶々を入れ、そんな彼をグリンデルバルドが睨み付ける。それを受けた青年は「わー、怖ーい」とまったく怖がっていなさそうな顔と声で部屋から出ていった。
「さて───何か、私に聞きたいことがあるのだろう?」
「……バレてるか」
「閉心術がまだおざなりだな。ヴォルデモートから心を守りたいのならもう少し練習しておくことだ」
グリンデルバルドの助言にリオンはゆっくりと頷く。今の言葉は本心からの物であると感じ取ったからだ。
「……グリンデルバルド。アンタのことは本で読んだことがある。ヴォルデモートが現れなければ最も強力で邪悪の魔法使いとして知られる筈だった魔法使いで、多くの人をその手に掛けた。そして最後はダンブルドアとの決闘の末に、このヌルメンガードに幽閉されたと」
「その通り。全て正しい」
「……アンタは、娘を──ユスティア婆ちゃんをどう思ってるんだ?」
その名前を聞いたグリンデルバルドの目が微かに揺れるのをリオンは見逃さなかった。
数秒、もしかすれば一分ほど微動だにしなかった彼は、「ユスティア……ユスティアか……」とか細い声で呟いた。
「そうだな──最初はほんの気まぐれだった。気まぐれに妻を娶り、子を成した。やるだけの事をして後は放置した」
それを聞いた瞬間、リオンは目の前の男に杖を突き付けていた。
「ほう?」
「ふざけるな……ふざけるなよグリンデルバルドッ!! 彼女が、ユスティアがホグワーツでどんな思いをしたか──お前のせいであの子は!!」
「成る程、エドワード・アーデルか。もしやと思っていたが──」
自身に杖を突き付ける男──リオンの体を借りて現出したエドワードに、グリンデルバルドは驚くことなくその顔を見返した。
「君は死んだと聞かされていたが……よもや魂だけとなって孫に取り憑いているとはな」
「何とでも言え。俺だって魂だけになるなんて予想してなかった」
そもそもこうして存在するなんて望んじゃいなかった。エドワードは苦虫を噛み潰したような顔で呟き、グリンデルバルドを見た。
「お前の気まぐれであの子は生を受け、そして苛められてきた───それがどんなに苦しいことかお前に分かるか?」
「理解は出来んだろうな。かつての私は加害者であった」
「だろうよ。危険な実験を繰り返し、ダームストラングを退学したお前と、苛められて尚前を向き、闇に立ち向かったユスティアとじゃ天と地の差だ」
話していく内に冷静になったのか、エドワードは杖を下ろして座り込んだ。その目は遠い何処かを見るようにぼんやりとして、そんな祖父の姿を中から見ていたリオンは驚愕した。
「……だが、そうか───ユスティアは笑っていたか?」
「何?」
「君があれの支えだったのだろう。君と添い遂げ、ユスティアは笑っていたか?」
「……笑っていたと思いたい。俺はトムを止められず、結果として魔法界を混乱に陥れた原因の一端を担っている。そんな俺の隣にいて、子供まで望んでくれたことは望外の喜びだった」
「そうか。幸せだったか、あれは」
そう言ったグリンデルバルドの顔を見て、エドワードもその中で見守っていたリオンも驚愕する。
その顔は純粋な一人の父親としての顔になっていた。今までの冷徹都さえ感じられる物とは違う、どこか温かみを感じさせる表情だった。
「……もういい。俺の聞きたいことは終わった」
「満足したのかね?」
「ユスティアは死んだ……だけど、せめて彼女の夫であった者として何か彼女を肯定してやれる存在を見つけてあげたかった───くだらない俺の自己満足だ」
エドワードは両目を瞑り、意識がぐるりと反転する。そして次に目を開けた時にはリオンが意識を取り戻していた。
「……ったく。爺ちゃんは言いたいことだけ言って引き籠ったな……」
「それで良いだろう。むしろ彼には私を殺す権利さえあった」
「それを望んでいない人だって分かっただろうに」
やはり目の前の男はどこか“ズレ”ているのだと、リオンはこの短い交流で理解できた。
深く息を吐き出してリオンも椅子から立ち上がる。
「おや、帰るのかね?」
「あぁ。寧ろアンタに聞きたかったことは爺ちゃんが聞いたし、俺としても此処に長く留まる理由も無いんでね」
「……成る程。その通りだ」
頷くグリンデルバルドに背を向け、リオンは扉に向かって歩いていく。しかし、もう一つ聞いておきたいことがあったのを思い出し、足を止めて振り返った。
「最後に一ついいか?」
「何だ?」
「此処から出ようとは思わないのか? 今のアンタなら可能だろう。『先輩』が外見を戻して魔力だって腐った訳でもないんだろう?」
その問いにグリンデルバルドは小さく笑みを浮かべて首を横に振った。
「私は出るつもりない。己の行いを悔いている今、出たところで何の意味もあるまいよ───私は此処で生を終える。それが悪党に相応しい末路だ」
「……そうか」
それに納得したのか、リオンは小さく頷いて踵を返す。しかし、そこにグリンデルバルドが声を掛けた。
「もしアルバスの奴に会ったら伝えてくれ。『アリアナはお前達のせいではない』と」
「アリアナ……? いや、分かった。伝えとくよ」
「すまないな」
「良いだろこれくらいは。───じゃあな
「……!」
リオンが扉を開いて出ていくのを見送ったグリンデルバルドはそっと息を吐き、天井を見上げた。
「ひい爺ちゃんか……。まさかそう呼ばれるとはな。もし、もし間違いを犯さず私が向き合っていればお前と家族になれただろうか───なぁユスティア」
◆ ◆ ◆
「今日はありがとうございました」
「いやいや。僕の方こそ付き合わせちゃってごめんね」
不死鳥の空間転移でホグズミードへと戻ってきたリオンと『ダンブルドアの先輩』は、互いに向かい合って言葉を交わしていた。
「もう暗いし、そろそろホグワーツに戻りなさい。ミネルバちゃんは怒ると怖いよ?」
「ですね。……そういえば、『先輩』はこの後はどうするんです? 店を続けるんですか?」
「いや、僕も色々とやることがあるからまた暫く店仕舞いさ。トム君のことだってあるしね」
「そうですか……なら、またいつか何処かで」
『先輩』の話に納得したリオンは右手を差し出し、『先輩』もそれに応えて握手を交わす。
「それじゃ道中気を付けてリオン。君の人生に幸多からんことを」
「はい。『先輩』もお元気で」
店を出て、帰路に付く。もう季節的には春であるからか星空がより一層よく見えた。
───リオン。
「ん?」
───気になっていたんだがアンブリッジの奴、このままにしておく気か?
「まさか。いい加減堪忍袋の緒が切れそうだし、何か対処しとかないとなーって考えてるよ───けど今はそれ以上に」
───どうした?
リオンが困ったように笑みを浮かべて空を見上げる。その表情は何かを憂いているようにも見えた。
「アンブリッジ親衛隊とかいう馬鹿集団に属してる
エドワードにとってグリンデルバルドは義理の父であり、妻が闇を抱える原因でもある人物なのでかなり辛辣です。まぁ殺そうとしないだけ理性的ですが。
一方でグリンデルバルドも、投獄されてからユスティアの事を気にするようになりました。なにせ子供を成したときの彼は悪役街道を爆走中だったのでダンブルドアにぶちのめされてヌルメンガードに幽閉されて落ち着いたら娘のことが気になったということです。
もしグリンデルバルドが真っ当な善の魔法使いであったなら、ユスティアのことも娘として後生大事にしたでしょう。