か、カマクラが若返ってる!?   作:9ナイン9

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17:ダンジョン配信に、トラブルは付きもの。

 日曜と言う幸せな日を終えた俺は、寝る前に寝室で一仕事をしている。

 仕事と言っても、Xのアカウント宛に来たメッセに対して返信してるだけだがな。

 勿論アンチメッセとか、マナーのなっていないメッセはブロックする。

 

『〇〇株式会社の田中と申します。

ルーメリアさんを【ロリロリDays♡】と言う雑誌に出演させて頂けないでしょうか?

ギャランティー200万円をお支払いします。』

 

 ウチはそう言うお仕事をしておりませんので、お断りさせて頂きます。これで送信っと。

 何が【ロリロリDays♡】だ、けしからん。市場調査の為にアマゾンで一冊買うか。

 決して幼女に興味がある訳じゃないからな? ハチマンウソツカナイ

 

『猫動画をメインにYouTubeで活動してるアタにゃーと申します。

是非【鎌谷幕府】の頼朝さんとコラボがしたいです。

よろしくお願いします。』

 

 こっちはカマクラ狙いか……。先程同様にお断りっと。

 

『筋トレユーチューバーの筋もりです。

是非ゴブさんとコラボを!』

 

 あーハイハイ。こういう陽キャくさいのはウチとは合いません。って事で定型文を送って却下っと。

 

『スライムの粘液を使った商品を一緒に作りませんか?』

 

 先ずは名乗るのがマナーだろ……。

 大抵こういう奴は社会人経験が無い。

 て事でブロックっと。

 

「やっぱSNSで知名度があると鬱陶しいのが増えるな」

 

 今なら少しだけ葉山の気持ちが分かる。アイツ毎日こんな風に周りからお願いされてたのかよ。

 しかもそれに応えようと努力する辺り、アイツはやっぱマジモンのぐう聖だったわ。

 

「うん?メールが来てるな」

 

 珍しくメールのアイコンに未読マークが付いてるのでポチッ、と押してみる。

 

「げっ…………」

 

 

from:鶴間静流

件名:従魔について

比企谷様

いつもお世話になっております。

魔生物情報本部・従魔課の鶴間です。

 

YouTubeにある【鎌谷幕府】と言うチャンネルは比企谷さんが運営されてるのでしょうか?

動画に出てるゴブリンはゴブタニさんですよね?

 

他の従魔さん達の情報も共有して頂けたらと思います。

勿論、タダとは言いません。

情報料は結構な額をお渡しする所存です。よろしくお願いします。

 

Ps.私はソフィーさんのファンです。

 

 

 

 俺はそっとパソコンを閉じて、電源を切った。

 

「よし、見なかった事にしよ!」

 

 鶴間さんには悪いが、探索者規定には犯罪を犯して無い限りは協会からの呼び出しに応じるのは任意であり、強制力は無いって書いてあったからな。

 こう言う理由もあって、探索者協会は情報料で探索者を釣ってるに違い無い。

 

 故に俺の取るべき対応は無視だ。

 万一なんか言われても、『それって貴方の感想ですよね?』とか、

『ごっめ〜ん、俺ってメールとか見ない主義なんすっよね〜』とか、

『情報料?興味無いね』とか、

 社会不適合者みたいな事を言っとけば問題無い筈だ。

 現に探索者一本でやってる奴は社会不適合者が多いって聞くしな。

 

「切り替えて寝よ。明日は配信する日だしな」

 

 俺は寝るべく照明を消そうとするが、

 

「マスタ〜、血が飲みたいですわ〜」

 

 ドスドスと床を鳴らして、コウモリ柄の赤い寝間着を着たルーメリアがドアを開けて入って来た。

 

 どうやら、俺の夜はもうちょい続きそうだ……

 

♢ ♢ ♢

 

 現在、裏庭のダンジョンゲート前にて配信に関しての打ち合わせをしている。

 どうせ今日も嫁ニキとか言われんだろうな……。もうルーメリアに任せよ。

 

「全員集まったな、今日は配信日だ。最初の挨拶は俺がやっとくから、後はルーメリアが解説なり、コメント返しをしてくれ。他はルーメリアに攻撃が行かないように頼むな」

 

 役割を言い渡すと、従魔達は「は〜い(*´∀`)」と緩く返事をする。

 これは経営戦略だ。視聴者ニーズを考えて、ルーメリアにやらせた方が良いと俺は踏んだ。決して面倒になったから丸投げしてる訳じゃな無い。

 

「あるじ様。はーしんって何ですか……?」

 

 タマエが不安そうに聞いてくる。

 そう言えばタマエは今日が配信デビューか。

 

「配信はな、この大きいなカメラの前でダンジョン探索するだけだ。特に難しい事は無いから安心していいぞ」

 

「説明不足ですわマスター。いいですか、タマエ。配信はカメラ越しにいる大衆に見られながら探索するんですのよ。無様を晒そうモノなら駄狐とか大衆に言われますわね」

 

 ルーメリアがニヤつきながら説明するとタマエは、瞳を潤ませながら俺の足にしがみついてきた。

 

「はぅぅ……あるじ様、配信怖いです〜」

 

「おいルーメリア、変に脅すな。大丈夫だぞタマエ〜、見てくれてる人は女の子に優しい、大きいなお友達さんばっかだ。酷い事なんて言われないから安心して良いぞ」

 

 まぁ俺には、ちっとも優しくない奴らだけどな。

 

「本当ですか……?」

 

「ああ本当だ。もし気が進まないなら家でお留守番してても大丈夫だぞ」

 

「イヤです! 私もあるじ様の家族だから頑張りたいです!」

 

「ぷるぷる♪」

 

 タマエが覚悟の籠もった返事をすると、ソフィーがタマエの頭に乗っかって「僕たちがいるから大丈夫♪」と言う。

 

「スライムさん……ありがとう。元気が出ました♪」

 

「ゴブゴブ」

訳:しゃーないな。先輩としてタマエの嬢ちゃんにカッコイイとこ見せっか

 

 キザっぽく鼻を擦ってるけど、こいつ何キャラだよ……

 

「にゃーにゃ♪」

訳:八幡よりは人気出るから大丈夫大丈夫♪

 

 え、ちょっとカー君? 酷くないですか?

 いやまぁ事実だけどさ……。でも多分、俺にだって少しはファンがいるかもしれないよ?

 なーんて言う高望みは、歴戦のボッチである俺はしないけどな。

 

「よし、ダンジョンへ行くぞ」

 

 こうして俺達はダンジョンに入り、配信場所である3階層へと向かった。

 さて、今日アホなロリコン信者共は幾ら投げてくれるか楽しみだ。ククッ

 

・・・・

・・・

・・

 

 今日の配信タイトルは……『猫将軍と愉快な仲間達のダンジョン探索』でいいや。あとはハッシュタグの設定もしなきゃな。

 #可愛い新入り #狐 #獣人

 ハッシュタグの設定もこれで良いだろ。

 

 俺がハッシュタグなんてキラキラしたシステムを使う日が来るなんてな。

 これで今日から俺も陽キャの仲間入りだぜ☆

 

「オーケー、お前達。アナンウスした時間になったから配信をスタートするぞ」

 

 俺はスタートボタンをポチッと押した。

 

:嫁ニキさんちぃーすwww

:今日もヤラかし期待してます ¥1000

:#の獣人ってマッ!?

:あれ?まだ誰も映ってないぞ

:ルーちゃんカモーン!

:古参の俺が見に来たぜ嫁ニキ

:初見です!

 

YY:頼朝さんはまだかしら…… ¥1000

お米こまち:期待大なのです!

etcetc……

 

 あれ、小町ちゃん? 仕事はどうしたのかな? リモートワークだからってサボってない? お兄ちゃん心配だよ……。

 あとブルジョワ疑惑のあるYYさんはお金を大事にしようね。

 

 とりあえず挨拶しに出るか。

 

「どーも義経です。源義経です。ハイ、大事な事だから2回言いました。決して嫁ニキではありませんからね」

 

:嫁ニキは嫁ニキだろwww

:せっかく付いた渾名なんだから有り難く思えwww

:イジッてすら貰え無い奴なんてごまんといるぞ

:嫁ニキの装備が新しくなってる

:良いメーカーの買っていやがるな。羨ましい

:あのダサいジャージは卒業かwww

:はやくルーたんを出せ!

:新人が気になり過ぎてヤバい

 

お米こまち:新装備ポイント高い!

etcetc……

 

 新装備のポイントが高くて安心したわ。それとジャージをダサいって言った奴、名前は覚えたからな。絶対許さないリストに入れてやる。

 

 とりあえずタマエを紹介するか。

 俺が手招きをすると、タマエはてとてと可愛いく歩いてくる。

 

「この子が新しい仲間のタマエです。さぁタマエ、大きいお友達の皆さんに挨拶をしなさい」

 

「えーと……あの…妖孤のタマエって言います!ビックテイルフォックス……?から進化しました…えーと……大きいお友達の皆さん、よろしくお願いします!」

 

 緊張しながらも自己紹介をしたタマエは、ペコっと頭を下げる。

 よし、自己紹介は台本通りでバッチグーだ。タマエは賢い子だな。

 

:はっ!?嘘だろ!?

:巫女服を着た天使が降臨した!! ¥500

:これは充分ヤラかしwww

:ケモミミ幼女キタ━━(゚∀゚)━━!!

:何でまた幼女なんだよ!持ってけチクショッ!! ¥10000

:ちょっとビックテイルフォックス捕まえてくるわ

:嫁ニキ、テメー!!なんて羨ましい奴なんだ!! 

:【速報】嫁ニキがまたもやヤラかした模様 ¥1000

:オフ会希望!マジでやってくれ! ¥5000

:俺はルーちゃんとタマエちゃんどっちを推せば良いんだぁぁぁぁああ!

 

お米こまち:激カワ!写メよろしくね♪ ¥500

YY:モフモフ可愛いわ…… ¥10000

etcetc……

 カマクラにしか興味を示さなかったYYさんがスパチャだと……!? あれか?モフモフした生き物が好きなのか?

 それと小町には後で俺のタマエコレクションを送ってやるか。

 

「オフ会には関しては慎重に慎重を重ねた上で、三段構えの検討をしときますね。よし、全員出てこい。また、今日の進行役は皆大好きルーメリアに任せます」

 

「わたくしが来た!」

 

 ルーメリアは盛大なジャンプからのヒーロー着地をかまして、配信キューブの前へと派手に登場した。

 いや、お前……なにマイトさんだよ。

 

:ルーたんキタ━━(゚∀゚)━━!! ¥2000

:登場の仕方がオールマイトwww

:ヒーロー着地代です! ¥1000

:あれ?ゴブさんイメチェンした?

:へーゴブリンに刀とか良いチョイスじゃん ¥500

:ソフィーちゃんぷるぷるカアイイ♡ 500¥

:また検討で躱しあがったwww

:三段構えの検討って何だよwww

 

お米こまち:ヨリ君応援してるよ!あと次いでに経ちゃんも!

YY:頼朝さん!こんにちにゃーฅ^•ω•^ฅ ¥10000

etcetc……

 

 小町……お兄ちゃんは次いでなのかよ。

 

「ここからは司会進行を、わたくしルーメリアがお送り致しますわ♪ かま……ゴホッ、ゴホッ、頼朝さん。ファーンの方に手を振って差し上げて下さいな」

 

「みゃ~♪」

 

 カマクラが機嫌良く手を振るとコメント欄が「可愛いにゃー」で溢れる。

 それとルーメリア、頼むからカマクラって言わないでくれよ……。

 

「ゴブリンのイメチェンに関しては、進化ですわ。刀を持って進化した事で【サムライゴブリン】と言うのになりましたのよ」

 

:進化オメ! ¥10000

:ほれ進化代 ¥1000

:待て待て!サムライゴブリンって新種だろ!?

:ノラの魔物と違って従魔は進化先が未知数って事か?

:ゴブさんの黒髪カッコイイ ¥500

:未知数なのはルーたんとタマエちゃんの例を見れば明らかだろ

:【速報】新種のゴブリンが発見された模様 ¥1000

 

etcetc……

 

「では、探索を始めますわ!レッツゴーですの!」

 

 コメント欄が考察で溢れる中、ルーメリアの掛け声により、俺達はゆる~く探索を開始した。

 

 こいつら頑張って進化に関しての考察をしてるな。ククッ

 ルーメリアは元は異世界の住人だし、タマエは獣からの変異種だ。進化どうのこうのじゃないんだよ。

 

「【魔力感知】に敵が引っ掛かりましたわ。4体来ますわよ」

 

 ルーメリアの指差す方を見ると、ワーファングウルフ2体が先陣として向かって来てるのが目に付いた。

 

「タマエ、妖術を掛けろ。その後はゴブタニと頼朝さんでいつも通りに始末してくれ」

 

「妖術・幻朧!」

 

「ワウ!?」

 

 タマエが何をしたのか分からないが、敵2体が急停止からのそのままコケた。

 

「にゃー!」「ゴブ!」

 

 コケて無様に体勢を崩した敵は、爪と刀の餌食となって散って逝った。

 

:妖術って何?幻術?

:タマエちゃん可愛い ¥5000

:俺の推しが決った ¥1000

:相変わらず頼朝さんが強い ¥1000

:ゴブリンの斬撃が飛んだ!!

:タマエちゃんこっち向いて! ¥10000

:ワイ頼朝さんに接近戦で勝てる気がしないんだけどwww

:ゴブリンの飛ぶ斬撃ヤッバwww

:今日の従魔の飯代 ¥3000

:今日の嫁ニキの飯代 ¥300

:タマエちゃんの尻尾モフりたい!

:サムライになったゴブさんカッケー ¥1000

etcetc……

 

 俺の飯代少な過ぎだろ。こんなんじゃ牛丼も食えねえよ、もっと寄越せチクショッ。

 

「ワウゥゥゥ!!」

 

 後の2体は俺が止めるか。

 

「ソフィー、俺がアイツらの隙を作ったら【酸消弾】を撃ち込んでくれ」

 

「ぷるぷる!」

 

 ソフィーの返事を聞き、俺は敵の前へと踊り出て手を向ける。

 悪いな狼共、今日は妹が見てるんだ。だから、少しだけカッコ付けさせて貰うぞ。

 

「止まれ、【ビーストハッシュ】!」

 

 【ビーストハッシュ】は獣型の魔物の敵意を削ぐスキル。もっと言うと、何秒間か「何で俺って戦ってるんだっけ?」状態に出来るのが強みだ。

 

「ワウ……?」

 

「ぷる!!」

 

 【ビーストハッシュ】で止まった敵は酸の雨を浴びて、もがきながら消滅。

 最近のソフィーは中々の凶悪性能になってきたな……。

 

「今日は珍しく、いつも後方で指揮してるマスターが戦ってくれましたわ。皆さん拍手してあげて下さい!」

 

:戦ったってより足止めしただけww

:嫁ニキにも使えるスキルあんだな

:指示出しは慣れてるっぽいな

:いつもより0.002倍カッコ良かったぞ嫁ニキ ¥100

:ソフィーちゃんがただただ強かった ¥1000

:結論、従魔士本体は弱いww

:ソフィーちゃん頑張ってて偉い! ¥1000

:もっと頑張れよ嫁ニキさんwww

etcetc……

 

 俺の思いとは裏腹にコメント欄はソフィーに対する賞賛の声で溢れる。

 

 あれれ〜オッカシイナ〜もうちょっと、こう「へーやるじゃん義経さん」って褒められると思ったんですけどね〜

 

 まあいいさ。ブラック企業で訓練された俺は、こんな事で一々腹を立てたりなんかしない。このチャンネルのメインは従魔達だ。俺の役目は素材を拾ってモブに徹する事。

 

「マスター……? 壁をつんつんしながら、何をブツブツ言ってるんですの?」

 

「………コレはだな、己のちんけな承認欲求に抗ってるんだ」

 

「ハイハイ、ちゃんとした応援コメントも来てますわよ。これとか」

 

 ルーメリアは俺にピックアップしたコメント飛ばしてくる。

 

お米こまち:経ちゃんもちゃんと頑張っててポイント高い! ¥888

YY:適材適所ね。義経さんは結果を出してると思うわ ¥1000

 

うぅ……小町、お兄ちゃんはこれからも配信を頑張るよ!

YYさん、会った事無いし、これからも会う事なんて多分無いけど、ありがとうございます。

 

「ぷるぷる♪」

 

 ソフィーは俺の両手の上に乗り「マスターが一番頑張ってるのを僕達は知ってるよ♪」と言ってくれた。

 

「ソフィー……ありがとうな」

 

 こんなんで、めげてたらダメだ。金を貰う以上、大変だったり、嫌な事があるのは、仕事として当たり前だ。

 それに、知らない奴らのイジりなんて、初めて出会った頃の雪ノ下の罵倒に比べれば、そよ風みたいなもんだろ。

 今思うと、良くあの罵倒に耐えられたな俺。

 

 鬱々とした気持ちを一新して、探索を再開。

 それからは、ルーメリアが上手いこと配信を回す中、俺達はモンスターを出会い頭から潰しては素材を回収する。

 

「にゃん!」

 

「ぐぅま!?」

 

 勿論、配信を意識した魅せプもする。

 カマクラが自慢の敏捷と脚力を生かして、空中アクロバットからの、熊型モンスターの首を刎ね飛ばして見せた。

 

「ゴブゥ!」

 

「ガ……ルゥ……?」

 

 ゴブタニは居合い斬りで、でかいネズミを綺麗に一刀両断。

 これを見た視聴者は大盛り上がり。

 

「頼朝さんとゴブリンが華麗な戦いをしましたわ。これも見てくれてる皆様の応援のお・か・げ♡」

 

:頼朝さん強過ぎじゃね?

:ほれアクロバット代 ¥1000

:居合い斬りとか男の憧れ

:構えが飛天御剣流www ¥1000

:ルーたんの実況代♡ ¥10000

:もっとこのチャンネルに貢献します! ¥3000

 

お米こまち:ルーちゃん今日もチャーミング(≧▽≦) ¥500

etcetc……

 

 ルーメリアの、あざとい実況と相余ってコメント欄ではスパチャが飛び交う。

 いつからウチはエンタメ向きの戦いが出来るようになったんだ……。

 

「よし、おやつの時間だ。魔石をたらふく食べていいぞ。ルーメリア、お前も食え。俺が繋いでおく」

 

 安全エリアに到達したので、休憩に入る。ウチはホワイトだから、休憩を多く設定しているんだ。

 

「それでは、わたくしはおやつタイムに入りますわ♪」

 

 俺と入れ替わると、ルーメリアは従魔達のいる、魔石が積み上がっている所に食べ行く。

 

「繋ぎ役の義経だ。一緒に従魔達のお食事シーンを眺めて頂きたいと思います。質問もどしどしお答えしますよ」

 

:皆魔石をムシャムシャしてて可愛い♡

:この絵面を眺めるてるだけで幸せ ¥500

:魔石って美味いの?

:嫁ニキは魔石食わないの?

:タマエちゃんは嫁ニキの事どう思ってるの?

:従魔一匹あたりに掛かる月の費用を教えて下さい! ¥500

:空間収納の容量が知りたいです!

 

YY:頼朝さんの好きな食べ物が知りたいわ ¥10000

etcetc……

 思ったより、ストレージリングに関しての質問が多いな。

 それと、俺が魔石を食べる訳ねえだろ。食べたら多分死んじまうわ。

 

「容量に関しては検証してないが、無制限だと思うぞ。頼朝さんは肉とツナ缶が好物だ。一ヶ月に掛かる費用は難しいな……一匹あたり余裕で5万は飛ぶな。あとは……」

 

 俺は淡々とリスナーからのQ&Aに対応する。

 ストレージリングに関してはルーメリアが無制限って言ってたからな。仮に嘘だったとしても、検証のしようが無い。

 

「それでは皆さんの疑問に答えるべく、従魔達にインタビューしますね。ルーメリア、魔石は美味いか?」

 

「……美味いって聞かれますと難しいですわね。人間にとっての水と同じ感じですわ。強いて言えば、噛み応えは板チョコレイトと同じですわね」

 

「だそうですよ皆さん。人間にとっての水と同じぐらい大事で、無味無臭だそうです」

 

 次はカマクラの隣に座って魔石を可愛いく、あむあむ食べてるタマエの所にインタビューし行く。

 

「なあタマエ。俺の事をどう思ってるか、カメラ越しにいる大きいなお友達の皆さんに伝えて貰っていいか?」

 

「あのね、あのね、わたしはあるじ様が大好きなの。だけど…」

 

 タマエはそこまで言うと、気まずそうに目を泳がせる。

 何かあったのか?

 まさか……!? 本当は俺の事が嫌いで、配信キューブの前だから気を遣ってるのか!?

 

「た、タマエ……! お兄ちゃんに嫌な所あったか!? 改善するから、嫌いにならないでくれ!!」

 

 俺がタマエの肩を真正面から掴むと、タマエは慌てた様子で、両手を振りながら「違うの!」と言う。

 これに対し、コメント欄は『喧嘩か?』『嫁ニキ何かヤラかした?ww』とかで溢れるが、家族崩壊の危機なので知った事では無い。

 

「えーとね……」

 

「大丈夫だタマエ。正直に言ってくれ。お兄ちゃんは何だって受け入れるぞ!」

 

 決心が付いたのか、タマエは真っ直ぐを俺を見つめて、口を開いた。

 

「ルーお姉ちゃんにえっちな事するのはメッ!!」

 

「…………」

 

 タマエが放った一撃必殺の絶対零度は、辺りを一瞬にして凍りつかせてしまった。

 

「にゃ……」「ごぶ……」「ぷる……」

 

 他の従魔達は「とうとやりやがった」みたいな目を俺に向け、徐々に離れていく。ルーメリアだけは顎に人差し指を添えて、思案に耽った顔をしている。

 

:エッチな事だと!!?

:嫁ニキ……

:おまわりさん!コイツです!

:従魔とは言え幼女になんて事を……

:通報案件で草www

:服役頑張れよ嫁ニキwww

:羨ましいから捕まれ

:テメェ俺達のルーたんに何しやがった(*´Д`)

:【悲報】嫁ニキが幼女と不純異性交遊疑惑

:通報してやる!!

 

お米こまち:ごみぃちゃん……

YY:がっかりだわ……

 

「ち、違う!これは何かの間違いだ!!」

 

 勿論、リスナーに俺の弁明は通用しない。

 『言い訳乙ww』『年貢の納め時だな』とかの容赦無い言葉が飛んで来る。

 

「タマエ……何を見て、エッチな事だと思ったんだ?」

 

「あのね、あのね。昨日ね、あるじ様がルーお姉ちゃんの口にt……」

 

 タマエが言い切る途中で、ルーメリアが「わたくしが話しますわ」と割って入ってきた。

 おお! 魔王様が弁明してくれるなら、リスナーも信じるぞ!

 

「マスターはわたくしの口に、固くて太いモノを入れてきましたわ」

 

 おぉぉぉぉおおい!! この駄王! 火に油を注いでんじゃねえよ!!

 でも、これで一つだけ分かった。それは……

 

「コラ、ルーメリア!吸血行為を、紛らわしく言うな! 固くて太いのって、俺の手首の事だろうが!」

 

 とりあえず、炎上する前にリスナーに弁明だ!!

 

「落ち着き給え、リスナー諸君よ。固くて太いモノとは手首の事だ。決して下半身の事では無い! ルーメリアはヴァンパイアの体質上、血を吸う必要があるんだ。それで、俺の血を2日に一回は吸わせてるだけだ」

 

:ルーたんの吸血……ゴクリ

:ふざけんな!充分ご褒美じゃねえか!

:ワイもルーたんに吸われたい

:ルーたんに踏まれたい

:ルーたんに唾を吐き掛けられたい

:ヤバイ奴多すぎwww

:ヴァンパイアなら仕方……無いのか?

:どの道ギルティーだ!!

:吸血とかエッッ

etcetc……

 

 まだ怨嗟的なコメントが目に付くが、誤解は解けたようだ。

 それと、ルーメリアに吸血されたいとか抜かしてる奴ら、マジで死ぬぞ。

 

「そう言う事だタマエ。お兄ちゃんは、ルーメリアとエッチな事なんてしてないし、これからm……」

 

「酷いですわマスター!わたくしとは遊びだったんですの!?」

 

 またもやルーメリアが爆撃してきた。

 俺は見逃さなかった。ルーメリアの口角が僅かに上り、悪戯な笑みを浮かべた所を。

 コイツ、この状況を楽しんでいやがる!

 

「お前、頼むからそれ以上は何も言うな!」

 

「マスターとわたくしは熱い熱い口づけを交わしたではありませんか! お嫁さんになってあげるって言ってくれた、あの言葉は嘘だったんですの!?」

 

 ルーメリアは芝居がかったような動作をしながら、虚実を織り交ぜてくる。

 コメント欄は『最低』の2文字が氾濫している。

 グッバイ、俺の人生。

 

「あるじ様はルーお姉ちゃんのお嫁さんなの……? わたしが大きくなったら、あるじ様のお嫁さんになれないの?」

 

 次はタマエが、瞳を潤ませながら俺のズボンをグイグイ引っ張ってくる。

 

「だ、大丈夫だタマエ! タマエが大きくなったら、俺のお嫁さんにしてあげよう!」

 

「本当に……?」

 

 余程嬉しかったのか、タマエの顔は段々と明るさを取り戻していく。

 

「ほ、本当だ………オニイチャン、ウソツカナイ」

 

 なんか最大級の墓穴を掘ってる気がするが、大丈夫だろ。

 今のタマエが言ってる事は、小町が小さい頃に言ってた『将来、お兄ちゃんと結婚する!』と同レベルのモノに違いないからな。

 因みに、大きくなったタマエに『あるじ様のお嫁さんになるのは、ちょっと……』って言われるまでがセットな。って思いっきし振られてんじゃねえか。

 

「マスターはわたくしを捨てるんですの!? やっぱりタマエみたいな、幼女らしい方が良いんですのね!!」

 

 俺の肩を掴み、後ろから雑に揺らしてくるルーメリア。

 後で覚えてろよ、コイツは家に帰ったらお仕置きしてやる。

 

「待て待て、俺は幼女趣味じゃねえ!!」

 

:修羅場なうwww

:これ放送事故だろwww

:お嫁さんにしてあげるは悪手www

:良いぞもっとやれ! ¥1000

:これは神回確定www

:幼女2人と修羅場とかワロスwww

:俺は一体なにを見せられてるんだ……

:嫁ニキはクズ野郎って事でOK?

:マジモンのロリコンで草www

:俺もマスターとか主様って言われたい人生だった

:ロリハーレムしやがって!

:ふざけんな!幼女誑しめ!!

:ラノベの主人公説がより濃厚になってきた男

etcetc……

 

 コメント欄が糾弾の声で騒がしい。

 これは、一言言ってやる必要があるな。

 

「失礼だな、純愛だよ」

 

 俺は配信キューブに向かって、出来るだけクールに言い放った。

 純愛は純愛でも、純粋な家族愛だけどな。

 

:カッコつけてるけど最低だからな?

:名言を迷言に変えるな

:ロリコンになった世界線の乙骨

:里香ちゃんに出会わなかった世界線の乙骨

:クズになった世界線の乙骨

:とりま乙骨ファンに謝れwww

:二股しといて何が純愛だよwww

:嫁ニキは祓われる側

:映画見直してこいww

:純愛じゃなくて重罪だよ!

:この乙骨じゃあ夏油には勝てない

:YES!ロリータNO!タッチの掟を忘れたか!外道め!

 

お米こまち:バカボケナス義経

YY:何故かしら、見てると苛立ってくるわ

etcetc……

 

 あの小町ちゃん?義経は悪口じゃないよ? 八幡って書かれるよりはマシだけどさ。

 あと、YYさん怖いよ。雪ノ下と重なる怖さを感じるよ……。うう、寒気がする。

 

「にゃぁぁぁああん!!」

 

 次は何だよ!って思いながらカマクラの方を向くと、カマクラが光に包まれていた。

 

「ここに来て進化かよ!?」

 

 光を帯びたカマクラのシルエットは次第に大きくなっていく。

 シルエットが俺の背より僅かに高くなった所で、光が弾けた。

 

「にゃ………!?」

 

 カマクラは自分の手を見たり、辺りを見たりと目線が高くなってる事に驚いているようだ。

 

「かm、じゃなくて、頼朝さんが立った……だと……!?」

 

「頼朝おじ様凄いです……」

 

「こんな猫、初めて見ましたわ……」

 

「ごぶ…」「ぷる……」

 

 従魔達と一緒に空いた口が塞がらない。

 今のカマクラを例えるなら、某アニメのエプロンを着てる二足歩行のデキる猫さんみたいな出で立ちだ。

 違いがあるとすれば、毛色とエプロンを着用してない事ぐらいだろ。

 とりあえず、確認しなきゃだな。

 

「こい、モンスターブック」

 

ネーム:カマクラLv10

 種族:招き大猫

スキル

【招福】【斬鉄爪】【魔爪】【水面歩行】【毛玉】

 

称号

【征夷にゃん将軍】

 

ステータス

生命力:5000/5000

魔力量:3800/3800

筋力 :+6000 

耐久力:+4500

敏捷力:+6200

知力 :+3500

 

 もう規格外魔獣だ。称号もいつの間にか手に入れてるし。

 何だよ【征夷にゃん将軍】って。いつから将軍様になったんだよ。そう言えば、鎌谷幕府の猫将軍様だったわ。

 

:初めて魔物の進化を見たぞ ¥2000

:頼朝さん進化オメ!

:ほれ進化代 ¥5000

:めっちゃモフモフしてるwww

:この映像はメッチャ貴重 ¥1000

:エプロン着せようぜ!

:抱き枕にしたら気持ち良さそう

:モンスターブックって何!?

 

お米こまち:カァァァァァアア君!?

YY:大きい猫さん大きい猫さん大きい猫さん大きい猫さん♡ ¥50000

etcetc……

 

 小町、ビックリしたのは分かるが、頼むからカー君って書かないでくれ。

 YYさんに関してはバグって5万も投げてるし……。もうYYさんは鎌谷幕府なんかより、アフリカに募金した方が良いと思いますよ。

 

「にゃー……」

 

 カマクラは悲しそうに、千切れた首輪を俺に渡してきた。

 この首輪って確か、小町が買ってあげたやつか。

 

「おお、新しいの買っておくわ……」

 

 幼女達との変な修羅場は起きるし、進化ハプニングが起きるわで疲れたわ。

 もう3時間も配信したし、今日はこのぐらいで良いだろ。

 

「リスナーの皆さん、今日はこのぐらいしたいと思います。頼朝さんも進化した自分にまだ慣れてないようなので、安全のために今日はここまでにさせて下さい。て事で今日の締めは、ルーメリアによるヴァンパイアジャンケンです」

 

「はいですの! では、いきますわよ。最初はグー、ジャンケンポン!」

 

 ルーメリアにジャンケンをやらせ終えると、いつもみたく『まだ続けてくれ』とか言うコメントが来る。

 生憎こっちは、客は神様の精神なんか持ち合わせて無いので無視して配信を切る。

 

 最後に小町が『首輪代』と言って2000円投げてきた時は、危うく『愛してるぞ小町』って言ってしまう所だったぞ。

 

「どれどれ、今回の儲けは……60万とか、やっぱスゲェなウチの従魔」

 

 儲けも確かめ終えた所で、カマクラの確認に入る。

 

「にゃ……」

 

「なんだこのモフモフ……モフモフお化けめ……ヨギボーなんかより全然良いぞ……」

 

 気づけば俺は、カマクラの背中に顔を埋めていた。

 無理だ、このモフモフには抗えない。カマクラは人をダメにする猫だ!

 

「にゃ!」

 

「え……?」

 

 俺は宙を舞った。次の瞬間には、衝撃と共にダンジョンの石天井が目に付いた。

 

「いってて……酷いよ…カマクラさん」

 

 どうやら俺は、カマクラに背負い投げされたようだ。

 

「にゃあん」

 

「悪かったって。スキルだけ確かめさせてくれないか?」

 

「にゃ〜♪」 

 

 カマクラも自分のスキルに興味があるらしく、サムズアップしてくる。

 今のお前がサムズアップすると、凄い違和感あるんだけど……。

 

「【毛玉】とやらを使ってみてくれ」

 

 進化で手に入れた新しいスキルは2つ。【水面歩行】は予想が付くので、検証は今度だ。

 今回試したいのは【毛玉】だ。

 

「にぁぁぁぁぁぁあああ!」

 

 カマクラが口を開けると、口周りに魔力エネルギーが集まり、玉状の塊になる。

 次第にエネルギーの塊は大きくなっていき、有り得ないデカさへと成長していく。

 これ、尾獣玉だろ!?

 

「なんですの、この勇者に匹敵しうる圧倒的なまでの魔力の奔流は!!?」

 

「ストップだカマクラ!!それ以上デカくするな!!」

 

 限界まで溜めようとするカマクラを急いで止めると、カマクラは何も無い通路側に【毛玉】を放った。

 ドゴォォォォォォオオオン!!と爆音がダンジョンに響き渡る。

 

「……ッ!!?」

 

 辺り一面を吹き飛ばしていた。

 もはや天災レベルの破壊力だ。毛玉なんて可愛いモンじゃないぞ、おいそれと使って良いスキルじゃない。

 

 ダンジョンには自己修復能力があるからまだ良いが、絶対に外で使わせないようにしよ……。

 

「にゃ……にゃ……にゃ」

 

 カマクラが息を切らしている。

 無理もない。あんな大技を使ったんだ、相当な魔力量が必要だった筈だ。

 

「休んでいてくれカマクラ。家に着いたら出してやるからな」

 

 モンスターブックにあるカマクラの絵をタップすると、カマクラが光となって本に吸い込まれた。

 

「お前達、今日はここまでだ。帰るぞ」

 

 今日はこれで仕事終わり。そう思って歩きだそうとしたが、

 

「「マスター(あるじ様)、話は終わってませんわ!(ないです!)」」

 

 2つの小さいお手々にズボンを引っ張られてしまった。

 どうやら修羅場が続きそうです、ハイ。

 

♢ ♢ ♢

 

パンッ!

 

「痛い! 痛いですわ、マスター!」

 

パンッ!

 

「あっん、痛い!」

 

パンッ!

 

「そこはダメェェェェ!」

 

「これもお前の為なんだ。俺だってこんな昭和みたいな事したくないんだよ」

 

パンッ!

 

「アッ、アン!!」

 

 ダンジョンから帰宅した現在、俺はルーメリアに躾をしている。

 どんな躾かと言うと、平手でお尻を軽くペンペン叩いてる。素肌は流石に可哀想だから、スパッツは履かせてるけどな。

 

 体罰が良く無いのは勿論、承知している。だけどルーメリアの場合、少し痛みが必要なんだ。

 俺はコイツのせいで、世間からロリコン二股野郎と言う最低なレッテルを貼られたんだからな。

 ルーメリアはエンターテイメントの為なら動画で、何をしてもいいと思ってるようだが俺は許さん。

 

 パンッ!

 

「あっん、もっと上ですわ!」

 

 おかしい。段々と声が色っぽくなってる気がする……。しかも、叩く位置まで指示してきた。

 他の従魔達を本に入れといて良かったわ。じゃなきゃ俺が変態扱いされるとこだったぞ。

 

「………ねえ、叩かれてる自覚ある? 何でクセになってんの?」

 

「わたくしを痴女扱いなんて、勘違いも甚だしいですわね。フンッ」

 

 パンッ!

 

「あぁ~ぁん、すごいぃですわぁ!」

 

「ああ!もうヤメだ!」

 

 俺は膝からルーメリアを退けた。

 これでは全く罰になって無い。

 なんなら、ルーメリアの新しい扉をこじ開けた気がする。

 

「この程度で罰とは片腹痛いですわね。てっきり、もっと陰鬱でイヤらしい罰かと思ってましたが、マスターの罰はヌルイですわ」

 

 ルーメリアは、髪をかき上げながら毅然とした態度で言いっ放つと、鼻で笑う。

 そうか、そうか。なら、お前にとって一番の罰を与えてやるよ。

 

「仕方無い。お前はデザート1週間抜きな」

 

「………え?」

 

「聞こえなかったか? デザート1週間抜きだ」

 

「そ、そんな!? マスター!な、何卒、御慈悲を! わたくしが悪かったですわ! 配信でふざけるのも程々にしますわ!」

 

 ルーメリアは目尻に涙を浮かべながら、俺の足にしがみついてくるが、俺は手首を掴んで引き離す。

 程々ってなんだよ。やっぱデザート抜きだわ。

 

「自業自得だ、諦めろ。因みに夜中に食べよなんて考えは無駄だからな。全部、空間収納にいれる」

 

「そ、そんな……」

 

 床に両手を着きながら、ルーメリアは項垂れてしまった。

 可哀想だとは思うが、これも教育だ。俺が寿命で死んだ後も、立派に生きて欲しいからな。

 

「まぁなんだ。デザートは抜きだが、飲み物は飲めるぞ。良かったな」

 

「………!?」

 

 途端にルーメリアの真紅の瞳が輝きだし、俺の腰に抱きついてきた。

 

「マスター!流石はわたくしの捻デレマスターですわ! 大好きですわ、MAXコーヒーが!」

 

「おい、そこは普通俺に対して好きって言えよ……」




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