平成15年5月10日 木曾のカレー屋さん

今日は約1ヶ月ぶりの休日である。4月13日に天橋立にツーリングへ行って依頼、ずーっとお仕事だったのだ。久しぶりの休みなのでヘロヘロになった体を休ませ、翌日の11日(日)にバイクでブラリと走ろうと思っていたが、なんと天気予報では日曜日は雨!こりゃいかんと、体を休めるよりもバイクで走ることを選択したのであった。アホだな(笑)

土曜日の朝、8時に目を覚ましてみると曇天模様…いやん、と思いながらそそくさと朝食のパンをかぢりつつ出かける準備をする。買ってから、じぇんじぇん使っていなかったGIVIのトップケースを取り付け、6F(CBR600F)のエンジンに火を入れる。いつものルートを快走し猿投グリーンロードへ乗り込む。ここも4車線化の為の工事が進んでおり、来るたびに道の状況が変わっている。右の写真もついこの前までは反対車線であったところである。

猿投グリーンロードをひた走り、これまた同じく西広瀬PAに6Fを滑り込ませる。この時点で10時半…バイクはいっぱいいるかなぁ?と期待していたが自分以外バイクはまったく居なかった。珍しいこともあるもんだ。それともツーリングにしては出発が遅かったためかな?気を取り直し缶コーヒーをすすりながら愛車を眺める。うーん、GIVIのケースってば、似合うとかいうより、ただ載っかっているだけだな。正直カッコヨクないぞ。

ま、買っちゃったから使いまくろう(^^;)♪

缶コーヒーを飲み干し、喉も潤ったところで小用を済ませておこうとトイレに向かうとツバメの泣き声がする?なんだろと良くみると張り紙に「ツバメの巣があります」との表示。

たしかに右の写真の様にツバメの巣がありました。そういえばツバメの巣って高級料理にあるけど、どうやって調理するんだ?てゆーか、どの辺を食べるんだろー?テレビで見てても良くわかんなかったりするところが庶民っぽくて良いかも♪

で、これが張り紙である。わざわざプラケースに入れているあたりが生真面目さを思わせる…わけでもないが。
猿投グリーンロードを最終の力石ICで降り、R153に乗る。最初はR153は込むだろうなぁと予想し、枝下ICで下りて矢作ダム経由でR153に乗ろうと考えてたが、ここはやはりツーリング!といえばR153!混んでも走るぞとワケワカンナイ気合のもとR153に決定し淡々と走る。が、混んではいないがペースがゆっくりで暇なので右のようなコクピットを思わせる写真なんか取ってみたりする。ちなみに青いのはetrexというGPSです。便利っすよ。ツーリングマップルにも緯度経度が記載されているので組み合わせて使うと知らない道も安心♪でも、今回は全部知ってる道なのだ(笑)。
ちなみに毎度混みあう香嵐渓の前の道をバイパスする道を現在建設中らしく、名古屋から香嵐渓へ向かう手前の橋の近くにそれらしき建造物がありました。完成したら香嵐渓の渋滞をかわせるので随分楽になるだろうね。

ちなみに五月ということもあって、紅葉で賑わう香嵐渓もコイノボリで賑わってました。

西広瀬PAで喉を潤した缶コーヒーのためか、思ったより肌寒い天気のせいか、生理現象をもよおしたので道の駅「どんぐり広場いなぶ」にピットイン。そそくさとトイレに向かう…。
トイレに向かえばなんと!またツバメの巣に遭遇。電灯の上にちょこんと座っていたので激写!非常に可愛かったです。
可愛いツバメに名残惜しみながらも、R153に復帰。ここからも淡々と走る。バイク乗りは、どんなに疲れててもバイクに乗ることで癒されるとつくづく思う。でも1時間も走ると、1ヶ月休みが無かった疲労のためか、すぐにケツが痛くなる。こりゃあかんとまたまた道の駅になだれ込む。ああ、このダラダラとしたツーもいいなぁ…。

この道の駅は「平谷」といいまふ。駅のとなりには温水プールの設備もありウォータースライダーもありました。ええ、もちろん誰も滑ってませんでしたが(笑)。

ふと空を見上げると肌寒さを予想させるには十二分な曇天模様。時おり太陽が顔を見せるのだが…

R153からR256へ、これまた御馴染みの「清内路峠」です。道もソコソコ良い適度なワインディングなのでおもむろにデジカメをウエストバッグから取り出し走行しながらパシャリ!ちょうど日が差してくれたので気持ちよさげな写真がとれました。
上記の写真を取った後は、しばらく太陽が顔を見せてくれ、体感温度も上がり調子がでてくる。適度なワインディングを、おNEWなタイヤ(D208typeG)で快走する。目の前のBMWが程よくペースメーカーになる。ま、幾分「もうちょっとペースあげてくんないかなぁ」とかも思ってたがソロなのでノンビリと…
清内路峠を抜け、蕎麦道場を通り過ぎ、しばらく走ると観光地の馬篭・妻篭に差し掛かる。ここは止まらずパス!と思いきや工事用の信号で足止めをくらう。右側の有料駐車場に目を配るとバイクが数台停めてあった。やはりバイク乗りが集まる観光地だなぁと再認識し、信号が青になり「GO!」と表示が出たので、ゆるりと6Fを発進させる。いやーここまでくると暖かいですぅ
R153からR19に乗り、今回の目的地「木曾のカレー屋さん」を目指す。いやぢつはお店のちゃんとした名前は知らないのだ。まぢで。場所はだいたい掴んでいたのでGPSにだいたいの座標をインプットしておいたのだ。

R19に乗ってからは日差しがつづく。気持ちよいのだが、疲れがすぐに来てしまうので、またもや道の駅になだれ込む。

ここも御馴染みであろう道の駅「大桑」である。スキーやツーリングではかなりの確立で立ち寄る場所だ。

左の写真でもわかるくらいに晴天である。

気持ちEー!

今日のメインイベントである「木曾のカレー屋さん」である。うおー、こりゃ知らずにR19を走っていたら間違いなく廃墟と思い通り過ぎるぞ(笑)。どうやらお店の名前は「かけはし食堂」だそうな。右の写真ではわかんないけど窓に書いてあった。かなりドキドキしながらお店に入る。
入ってみたら2時過ぎということもあってか、お客は誰一人いない…。いやーん、俺一人かよぉ

お店の中にはオバチャンが一人山菜を剥いていた。

オバチャン「いらっしゃい、どうぞ席へ」

何処に座ろうかと悩んでしまったがとりあえずTVの見える場所に。おもむろに周囲を見渡すと、いろんなHPで集めた情報どうり天井いっぱいにイラスト(?)が貼ってある。壁には手書きのメニューでいっぱいだ。

ちなみに私が頼んだのは「ヤキメシカレー」の「うま辛」だ。カレーは好きだが辛すぎるのは苦手なのだ。メニューには15分待ちとあったが、10分程度でやってきた。よく見るとオバチャンの左腕が見当たらない…あれ?と思ったら、オバチャンが「オバチャン、おっちょこちょいなんで転んで折っちゃったのよ、アハハハ」て、笑い事かよ。どうやら服の下に左腕を通しているらしい。お腹のあたりにちゃんと腕があり、指がうごめいていた。

やってきたヤキメシカレーを食してみる。あ、食べるのに霧中になって写真を取り忘れてゴメンちゃい。

うわさが先行してるだけかなと思いきや、ヤキメシカレー、多少油もオオイが十分美味しいです。足し用のカレーもあり、ドライカレーにかけるようにつけたしどんどん食す。名古屋から来た甲斐はあった気がする。道中も最初は肌寒かったが清内路峠からは日も差し、心地よかったので随分今日は満足したソロツーだ。お話し好きのオバチャンと少々の会話を弾ませ、「カレーせんべい」(1袋300円)を2袋買い、会社のお土産とする。

名残惜しみながらも時間も押し迫るので名古屋へと戻る。オバチャンは最後の戸を閉めるまで深々とお辞儀をして送り出してくれた。

あとはR19をひたすら下って名古屋に帰るだけ。走りなれた道であり、特に何も無い。そんなこともあっていつもなら通り過ぎる「寝覚の床」に立ち寄ってみる。カレー屋さんから数キロの地点だ。ヘルメットを脱ぎ脱ぎしていると調度出発し様としているハーレーのお兄ちゃんがペコリと挨拶をしてくれた。
さて、ここが寝覚の床らしいが、そういやなんで浦島太郎がこんなところで目覚めるの?海でないの?と疑問がふつふつと湧き、後でwebで調べて見ると思った。が、レポ書いてる時点ではまだ調べてない(笑)。ともかくR19沿いの川は奇石が多いので見えてて飽きないね。
寝覚の床を脱出し、R19をひたすら南下する。そしてまたダラダラと道の駅「賎母(しずも)」で休憩する。あーまったりだわ。

ここらへんは多少曇ってても暖かくて良い。やはり山間の道なだけに熱がこもりやすいのであろう。夏なんかは山間なのに走ってても溶けてしまいそうなくらい暑いのだ。

変わったアングルでスナップしてみました。デジカメさんは全体でピントを合わせようとしてくれるので奥の石碑にピントを合わせるのが面倒でした。なので「置きピン」で撮ったりしました。うまいこと手前がボケてくれて良かった♪

この後は武並のドライブインでトイレ休憩しただけで名古屋までは一気に走りぬけました。途中、大型バイクのツーリング集団に遭遇し、6Fさんは突っつかれまくりでした。瑞浪あたりでのR19での高速コーナーではビビリミッターが働き抜かれてしまいましたが、渋滞に入った途端、6Fさんのすり抜けペースについて来れずブッちぎってしまいました。なんか勝った気はしませんが(笑)

   
その後はなんのイベントもなく家路につきました。6Fさんに「ごくろうさん」と会社の専務の物真似で礼をつくし、ガレージに納めました。ソロで結構寂しいツーかなと思いましたが、気楽にあちこち止まれるので気分良く走れました。このレポを書いているのは翌日の日曜日ですが予報どうり雨が降っています。無理してでも疲れを無視して走りに行った甲斐があったと思います。

さー次はどこへ行こうかな?

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