チャンスはピンチの顔で来る。
同居人からDVを受けて家を追い出された女性T様から「自分には頼れる人がいない。熱海の家を数日間使わせて欲しい」と連絡が届いた。私の正しい使い方である。T様の話を聞いた。この「会話をする」というのが大切で、自分の内側にあるものを自分の外側に出すと、気持ちが整理される。苦しみの元凶は「言っていることとやっていることが一致しないこと」だと思う。一致すれば、整う。ズレるから、苦しむ。T様は罪悪感に苦しめられていた。罪の語源は「的外れ」である。的外れな生き方をすることが罪であり、自分を生きることが最善となる。
家を追い出されたり会社をクビになったり恋人にフラれたり病気になった人は、そのことを悲しむのではなく、そのことを喜んだ方がいい。自然が「そっちじゃないよ。こっちだよ」と教えてくれている。抵抗をすると、せっかくの機会が台無しになる。争うのではなく「ありがとうございました」と言って、颯爽と去る。争うと負ける。勝っても負ける。自分が擦り減る。現実を敵視しない。現実に抵抗しない。受け入れる。楽しむ。すると、情熱が燃える。家がなくなったことは、実はチャンスであったことを知る。人生を変えるチャンス。生き方を変えるチャンス。自分の第一希望を生きるチャンス。
水も人も流れなければ腐る。温故知新。不易流行。大事なものを大事にしながら、体も心もしっかり流す。ドブにならない。川になる。最近ドブだなと感じる日々が続くと、神様がそれをキャッチして「ほれ」とか言って、家や金や仕事を奪う。表面的には悲劇だが、実際は喜劇。人生が終わったのではなく、人生が始まる。水は液体。固体ではない。流れてこその川。ドブになったら、せっかくの美人が台無しになる。T様は日本の神様が好きだと言った。坂爪さんに素戔嗚尊を感じると言った。私は素戔嗚尊が大好きだ。日本の神様は、めちゃくちゃだから良い。古事記も日本書紀も、当時の為政者たちが自分たちにとって都合よく編纂したため、たくさんの嘘が織り交ぜられている。日本のデフォルトは、めちゃくちゃで、デタラメである。
日本のデフォルトはめちゃくちゃでデタラメ。最高。私たちは、秩序だった存在ではなくカオスなのだ。生きる混沌。生きるカオスなのだ。日本の神話に触れて元気になるのは、神様がめちゃくちゃだからだ。お前が千人殺すなら、俺は千五百人作るみたいな夫婦喧嘩をする。スケールの大きさに打たれる。神様がめちゃくちゃなんだから、自分もめちゃくちゃでいいんだよなと正当化できる。『腹の虫』と仲良くなる。俵に乗った大黒様は、男根の象徴である。正面ではなく背面から見ると、そのことがよくわかる。打ち出の小槌に描かれた桃は、女性器だ。大黒様の笑顔に打たれて頭を撫でたくなる。だが、実際に撫でているのは男根で、私たちは、あちらこちらに散らばる男性器や女性器を崇めて「ありがたや、ありがたや」と奉っている。
熱海の家をT様に譲り、家主の私は家を出ることになった。行雲流水。けいご坊やの冒険がはじまる。行く先も寝る場所もないから誰か泊めてくださいと投稿したら、心ある方が東京にホテルを一泊用意してくれた。昨夜は、すやすや眠ることができた。今日から何も予定がない。西に行くか。東に行くか。完膚なきまでに、自由だ。飢える自由。野垂れ死ぬ自由。生きることも死ぬことも祭り。善も悪も、宇宙の遊び。私たちは、青き惑星に遊びに来たのだ。宇宙に抵抗するのではなく、宇宙の期待に応えよう。昨日、ちょうど大黒様を見た。大黒様はしっかり大黒様だった。俺も含め、みんなが生き生きと生きられますように。そんなことを願った。
圭吾さんへ
先日は京都でお世話になりました。
あの日は本末転倒な私で申し訳ないことでございました。
あの時のことですが、圭吾さんと話すことで私は自分の中の分からない部分にアクセスしてしまい、自分でも何が起こっているのか意味不明になっておりました。
表面的には最悪な私が暴露されていたと思うのですが、あの感覚はきっと「今の自分」が、圭吾さんと話すことで引き出されていたのかなって思います。
圭吾さんと話しているのに、私が自分と対話し始め、そのことに終始ものすごく申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、でもそのことで気づけたこともありました。
圭吾さんと過ごせた少しの時間の中で、心の中で感じるものがたくさんあるのに、それを言葉に出して伝えられない自分が一番情けなかったことと、向き合ってくれてる圭吾さんに、失礼ながらありがとうでいっぱいでした。
思考がごちゃごちゃしていると、こんなに最悪なことを引き起こすんだなって身にしみて感じました。
感じたことを無駄にしたくないと思い、断捨離を開始しました。
今まで積み上げてきたたくさんのものをどこまでやれるか挑戦ですが、時間がかかっても必ずやり終えようと思います。
圭吾さんが返信してくれたLINEのお返事を次の日送ろうとしたのですが、ごちゃごちゃ、もたもたとしていると、あっという間に時間が経ち今日になりました。
もっといろいろ伝えたいなって思いますが、それをやってるといつまでたってもメッセージができなくなるので、このへんにしておこうと思います。
断捨離を終えてもっと身軽になれたら、またお会いしてご飯を一緒に食べたいです。
あ、それと一つだけお返事したいことがあります。
なぜ会いに来た?
と言われてましたが、、
会いたいと思ったから会いに行きました。
そして、会えて心から嬉しかったです。
おおまかな予定
6月16日(日)東京都品川区界隈
以降、FREE!(呼ばれた場所に行きます)
連絡先・坂爪圭吾
LINE ID ibaya
keigosakatsume@gmail.com
SCHEDULE https://tinyurl.com/2y6ch66z
バッチ来い人類!うおおおおお〜!
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