「子どもはパパに預けてるの?」
いや、2人の子どもだから預けるとかじゃなくね? 「いい旦那」は否定しないけど。普段、旦那が仕事のときはあたしが見て、あたしが仕事なら旦那が見る。ただ交代しただけなのに何なのこの差は?(ツイッターより)
「ママが早く帰ってあげなくてお子さん大丈夫?」
子どもたちが未就学児だった頃、残業していたら、我が子と同い年の子どもを持つ男性上司に言われたことがある。「パパが早く帰ってあげなくてご家族は大丈夫ですか? 本当に?」(ツイッターより)
「昼間自分の仕事で子どもを夫に見てもらったから、晩ごはんは出かけられない」
(ツイッターより)
「母親失格」
そんなこと言う資格ある?(ツイッターより)
「そんなことしたらママに叱られるよー」
父親である、あなたが叱ってよ。(ツイッターより)
「旦那さんの許可得てます? こんなお母さん嫌だなー」
美容院で髪を刈り上げるときに言われたこの言葉。妻が装うのに夫の許可なんか要らないし、母はこうあるべきだという押し付けが社会全体で強すぎる。おかしい。(ツイッターより)
「ママなのに出張行くの? 信じられない」
「ママという立場で出張に行く=非常識極まりない」と思っている方も少なくなく、何度か言われたことがあります。でもママだってバリバリ働けますよ?(神奈川県・ともこ・30代・女性)
「え、繁忙期から産休入んの? タイミング考えて子どもつくれよ~」
独身の男性社員から言われた。(ツイッターより)
「3人目産んでから老けたね」
男性上司(偉い人)が女性の先輩にかけた言葉。「この職場、適当なところで辞めよう」と決意した言葉。(ツイッターより)
「あいつ時短だから使えないんだよな」
以前の職場で上司が同期の女性を指して言っていた言葉です。そして、それに同調した別の男性社員が「本当ですよねー」と笑っていました。そのとき、私は妊活中。「自分も子どもができて時短を取ったらこう言われるんだ。こんな会社嫌だ」と思いました。その後、他の理由もあって転職しましたが、この言葉が転職の背中を押した要因の一つでした。(東京都・るーしー・30代・女性)
「避妊してなかったの?」
「どんな方法で避妊してたの?」
絶対忘れない、上司に妊娠告げたら個室に呼び出されて言われた言葉。(ツイッターより)
「妊娠は病気じゃないでしょう。流産したことがあるとか、事情があれば配慮するけど」
妊娠中、上司に言われた言葉です。(ツイッターより)
次回は、「子育て」に関する駄言「その2」を紹介します。
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構成/小田舞子(日経xwoman) イメージ写真/PIXTA