山梨県、空気中のCO2回収・活用の社会実装で連携
山梨県は19日、空気中の二酸化炭素(CO2)を回収・活用する技術開発を進める一般社団法人炭素回収技術研究機構(CRRA、東京・江東)と連携協定を結んだ。回収したCO2から石油代替燃料を作り出す実証プラントの県内設置などを検討し、新技術の社会実装の促進に協力する。
CRRAは山梨県出身で現役東大生の村木風海さんが2020年に設立し、代表理事・機構長を務めている。県はCRRAに実証実験の場を提供するほか、回収したCO2を施設園芸農業で活用して生産性を高める取り組みなどの協力も視野に入れているという。