2024.06.09
最初はまだ「クマに喰われていなかった」!遺体の「第一発見者」が告白…秋田でクマに襲われ死亡した男性が明かしていた「恐怖」
「そろそろやめたい」「クマが多くて怖い」
佐藤さんは山菜やタケノコ採りだけでなく、山に入って薬草の原料も採ってました。山菜やタケノコはどちらかというと華です。それに比べると薬草は一段低く見られていて、地味な作業と見なされています。
でも、地味であっても生活のため、現金収入になるのであればと、岩手にある会社と契約をして仕事をしていました。山の仕事は対象となる物によってさまざまですが、佐藤さんはいろいろな物事をわきまえたベテランでした。
今年に入ってから、佐藤さんは「今年はタケノコやりたくない。できればフキでも採っていきたい」って言っていました。「そろそろやめたい。身体も衰えてきたし、クマも多くなってきたし、怖いな」って。
フキ採りは山中だけでなく、道路沿いにも多いですから、襲われる危険性が格段に低くなる。だのに、なしてタケノコ採りに山に行ったのか。
でも考えてみると、何となくわかるんですよ。