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ガイド役の天使を殴り倒したら、死霊術師になりました ~裏イベントを最速で引き当てた結果、世界が終焉を迎えるそうです~【1巻5/15発売】 作者:エリーゼ

第六部

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259 衝撃

◆ 加賀利城・広間 ◆


『エリアメッセージ:参加した従者分の報酬は主人であるプレイヤーに纏めて贈呈されます。報酬アイテムの詳細については各種アイテムの詳細表示で確認して下さい』

『経験値 150,000,000,000 獲得 (各種ボーナス適用)』

『レベル133に上昇しました』

『どん太がレベル15になりました』

『オーレリアがレベル45になりました』

『フリオニールがレベル25に上昇しました』

『姫千代がレベル95に上昇しました』

『マリアンヌがレベル25に上昇しました』

『ティアラがレベル85になりました』

『ゼオがレベル55になりました』

『【◆ゴッデスボックス選択箱】を8個入手しました』

『【◆スペシャルボックス】を40個入手しました』

『MVP報酬【◆◆◆エンシェントボックス】を入手しました! おめでとうございます!』


 どうしよう、いざ報酬配布となって全員に報酬が配られたけど気絶しそう。何この量? レベルがヤバいんだけど。そして何このレアリティ?? ヤバくない? ちょっとこれはひとつひとつ、確認していこうよ。


【◆ゴッデスボックス選択箱】(消費アイテム)

・以下のいずれかのアイテムを選択して受け取ることが出来る

 ┣【◆女神・武ボックス】

 ┣【◆女神・射ボックス】

 ┣【◆女神・法ボックス】

 ┣【◆魔神ボックス♡】

 ┣【◆死神ボックス!】

 ┗【◆冥神ボックス~♡】


 まあ前半3個はないね。魔神ボックス8連打でいいんじゃないかな……。良いと思う。あれ、これって前に配られた【バビロンボックス♡】とはまた別アイテムなんだ。ん~……。冷静に考えたらバビロンちゃんの箱だと魔術師系のが出やすいとかあるんだろうけど――って、ボックスの詳細も見れるじゃん!



【◆魔神ボックス♡】(消費アイテム)

・ワタシからの、プ・レ・ゼ・ン・ト♡

 ┣5%の確率でトップシークレット魔界アイテムが当選

 ┣6%の確率でスーパーシークレット魔界アイテムが当選

 ┣9%の確率でシークレット魔界アイテムが当選

 ┣60%の確率でアルティメット魔界アイテムが当選

 ┗20%の確率で魔界神器素材が当選



 わ、へ、ほふっ♡ いけないいけない、よだれ垂れちゃうとこだった。ほぼハズレ無しじゃない! これってカレンちゃんとお姉ちゃまのも一緒なのかな……あ、カレンちゃんのは神器素材じゃなくて将器素材で、お姉ちゃまのは超機素材なんだ。この神器とか将器とか超機とかって何が違うんだろう? ただ等級が違うだけ……じゃなさそうなんだよね。もしかして神器は何個までとか、将器は何個までとか制限があったりして。いや待って、あるかも……? 持ってる数が少なすぎてわからないけど……。あ、こっちのはなんだろ?



【◆スペシャルボックス】(消費アイテム)

・以下のアイテムを一定確率で入手します

 ┣0.5%の確率でトップシークレットアイテムが当選

 ┣1.0%の確率でスーパーシークレットアイテムが当選

 ┣2.5%の確率でシークレットアイテムが当選

 ┣41%の確率でアルティメットアイテムが当選

 ┗55%の確率でミスティックアイテムが当選



 うわ、ショボ……。これで魔神ボックスとかと同じレアリティのアイテムって正気? しかもこれ、魔界アイテムとか天界アイテムとか書かれてないところを見るにどっちが出るかランダムってことでしょ? 正気??? 天界アイテムとか出たら即時分解するんだけど。


「リンネちゃ~ん、表情が七変化してて忙しいねえ~」

「お、お昼寝さん!? み、見なかったことにしてください!」

『わうわぅあうぁうぅ~ (ご主人~こっちで早くお肉食べようよ~)』

「食べてま~すっ!」

「お先に頂いておりま……あっ」

「ほいひぃ!! ひょれも、ひゃべるます!」

「はっはっは! 口の中のと皿の上のを片付けてからゆっくり食べればいいぜ、肉は逃げねえ!」

『儂もその部位がいいのう~そこが好きなのじゃ~。あ、こらゼオ~!! 儂のじゃ~!!』

「はひゃいものがち!! いひゃらきましゅ!!」


 なんだあのリスみたいにほっぺを膨らませた新種の癒やし生物……? 千代ちゃんが、食べるスピードで負けてる……?! ゼオちゃん、餌付けしてる時から『あ、この子めっちゃ食べる』とは思ってたけど、凄まじいスピードじゃない? あれ? マリちゃんとティアちゃんは何処に行ったんだろ? ちょっと状態を覗いてみようか。



【従者の状態】

・どん太:絶好調、加賀利城・広間、お肉おいしいね!

・オーレリア:絶好調、加賀利城・広間、お肉、お肉!

・フリオニール:(´・ω・`)、加賀利城・広間、アレはダサかったよなぁ……

・姫千代:絶好調、加賀利城・広間、此方のお肉が、と、取られ……た……

・マリアンヌ:良好、加賀利城・広間、井戸の汲み上げにポンプがあるといいな

・ティアラ:良好、加賀利城・広間、マリアンヌさん何してるのかなっ?

・八百姫:絶好調、????、非常に好印象

・Z0:絶好調、加賀利城・広間、リンネさんは博士みたいにいい人!



 ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛……!!!???? ゼオちゃんが従者欄に居るんだけどォ!? ゼオちゃんが、従者の状態で見れるんだけどォ!!!???? え、まさかだけど、ゼオちゃんって私の従者扱いなの……? 協力してくれるNPCの扱いじゃなくって? 待てよ、アンデッド管理でゼオちゃんを対象に選べたらもう確定だよ……? まさか、そんなわけないよね?


『【アンデッド管理】を起動、【Z0】を対象に選択しました』

『一部機能がロックされています……。【Z0】のステータスを表示します』


・ステータス

【名前】Z0

【レベル】55

【属性】ボス属性・不死属性・悪魔系・中型

【性別】女性

【職業】エバデオン・チャンピオン ■古代種

【魔界侵食度】+1,000


【HP】1/10 *1.2 (常時瀕死)

【MP】10,500,000 *2.0

【DP】40/40

【闘】0


【STR】3,550+205

【AGI】3,550

【TEC】3,055

【VIT】3,550+5

【MAG】3,055

【MND】3,055+1,501


【スキル・25/30】

【旧死神・特殊】

・ダブルポイント【闘消滅・DP+10】

・神通力【MND+1,000】

・旧死神継承者【フィルタリング排除】【DP緩和】【ド根性】

・モードチェンジ・ナイン

 ┣魔剣・屍刎

 ┣魔槍・獣狩

 ┣魔斧・処刑

 ┣魔弓・流星

 ┣魔杖・獄炎

 ┣魔杖・獄氷

 ┣魔杖・獄雷

 ┣魔盾・戦姫

 ┗魔拳・滅殺

・エレメンタルチェンジ・ナイン

 ┗無・火・水・風・地・聖・闇・毒・念


・破壊王【攻撃に地形破壊・装備破壊付与】

・布装備マスタリー【MP1.25倍*4】

・マナシールド【MP統括管理】【瀕死ペナルティ無効】

・純粋【スキル枠+5】【MND+500】【STR+200】


・抹消の領域【DP10】【下位~中位スキル封印】

・高速学習【DP5】

・メタモルフォーゼ【DP5】

・自己再生【DP5】



【旧死神・攻撃】

・次元斬【DP2】【剣専用・近~中距離直接攻撃・極大ダメージ】

・スナイパーランス【DP1】【槍専用・遠距離直接攻撃・超大ダメージ】

・ギロチン【DP2】【斧専用・近距離直接攻撃・極大ダメージ】

・狩人の雨【DP1】【遠距離武器専用・広範囲複数HIT】

・マッハパンチ【DP3】【拳専用・近距離直接攻撃・超極大ダメージ】


・大激震!【DP2】【拳専用・地面広範囲・超大ダメージ】

・オートスペル【セット:魔弓・流星】【セット:狩人の雨】

・戦姫の守り【DP2】【魔盾専用・魔盾ペネトレイトチャージ+20】

・フルチャージ【DP5】【全武器・次のスキルの威力を上昇】

・最後の闘志【MP30%以下で発動】【1日1度:6時リセット】


【真覚醒スキル】

・モードチェンジ・エバデオン【CT10分】

 ┣3分間武器を死鎌エバデオンに変更

 ┗攻撃スキルを死鎌エバデオン専用スキルに変更


【超越スキル】

・抹消【1日1度のみ:6時リセット】

 ┣死鎌エバデオンで相手の存在を抹消する

 ┗抹消出来ない相手の場合、超絶大ダメージを与える


【装備】

右手:■滅ぼすもの(エバデオン)

左手:■滅ぼすもの(エバデオン)


頭:ヘアピン【MND+1】

体1:博士がくれたコート【VIT+2】

体2:パンスト・黒

足:レザーブーツ【VIT+3】


アクセサリー【指】:なし

アクセサリー【腕】:戦闘用グローブ【STR+5】

アクセサリー【首】:なし

アクセサリー【他】:なし



 なんじゃこりゃ……。いやいや、見れちゃったんだけどゼオちゃんのステータス……。なんじゃこりゃ……?! あ、私と同じMP統括管理型だからMPが切れたら死亡扱いなんだ。なんでゼオちゃんって従者扱いなワケ……? あれ、もしかしてなんだけど、待ってよ? ちょっと過去のログに検索を掛けて、えーっと【ゼオ or Z0】で調べれば出るかな?


『ゼオが【魔剣・屍刎(シカバネ)】を発動、特効! クリティカル! リビルドスカ――』

『ゼオの【オートスペル:狩人の雨】が発動、複数の対象に――』

『ゼオが【メタモルフォーゼ】を――』

『ゼオが【高速学習】を発動、【古代語辞典】を学習し――』

『特異生命体・Z0の【抹消の領域】が展開さ――』


 あ、何のスキルだかわかったからログの黒塗り部分が見れる様になってるわ。まあいいや、それよりも大事なのはね? ゼオちゃんと会ったのはここが初めてだから本来ならここでログが終わってなきゃおかしいはずなんだよね。でも残念ながらゼオちゃんに関するログはここで終わってないんだなぁ~~!!!


『鬼人族の英雄・百萬力の剛烈が復活しました』

『妖狐族の英雄・千人斬りの百姫が復活しました』

『妖狐族の大英雄・邪龍滅殺の零姫が復活しました』

『妖狐族の術師・木葉が復活しました』

『狼獣人族の戦士・コウが復活しました』

『鬼人族の――』

 …………

 ……

『特異生命体・Z0が復活し、従者に仮編成されました。貴方の保護を待っています』

 ……

 …………

『妖狐族の――』

『狼獣人族の――』


 わかるかァーーーーこんなのォーーー!!!! これ丁度私が放心してる最中だし、しかもこの後ぽこんことかホウエンとかが復活しておどろおどろしい効果音と共に『離反しました!』とか出まくってる時だもん、ここに気がつけるわけないじゃん!!! いや、このログからしてまだゼオちゃんは仮編成中のはず……。た、確かめねば。有耶無耶には出来ないよ! こんなの!


「あ、あのね、ゼオちゃん? この後ってゼオちゃん……どうするのかな?」

「はひゅ? んっ、んっ…………! リンネさん、一緒に行動(ムヴェ)します。私は、リンネさん一緒がいいです!」

『ゼオが貴方の従者になることを望んでいます。承諾しますか?』


 ゔぁーーーー…………。なんて、ことでしょう…………。仮編成中だったのが、完全に従者として扱えるようになっちゃう奴だこれ……。上限解放とか進化とかも出来るようになっちゃうやつだ、これーーー!!!


「だめ、ですか?」

「イエ、ダイジョウブ、ヨロシクネ……!」

『ゼオが貴方の従者になりました。アンデッド管理に【Z0】が追加され、【死体安置所・1】が【死体安置所・Z0】として割り振られました』

『【死体安置所・2】以降のナンバリングが修正されました』

「わあ!! やった、やった! 幸せ(ハピエ)幸せ(ハピエ)!! あっっ!!!!」

『や~い! 今度は儂のじゃ~!!』

「早いもの勝ちです故」

「あっっっっ!!!!!」

「ゼオちゃん遅いで~す!」

「あ~~っっっ!!! むぅ~~!! むぅぅぅ~~~!!!!!」

「はっはっは!! いっぱいあるさ、次のが焼けるのを待ってるんだな!」


 ゼオちゃんが油断した隙に、網の上に置かれてたお肉が全部掻っ攫われてる!!! ゼオちゃん、ごめんね……なんてタイミングで声を掛けてしまったんだ私は……。でもゼオちゃん、ぷんすこしながら私に縋ってもお肉は出てこないんだ……ごめんね……。


「お、やっているな」

「わ!! お肉がいっぱいです!! あ、ピーマンもあります……」

「マリちゃん井戸にポンプ設置してたの~? お疲れ様~」

「ああ、今終わった。だいぶ使い勝手が良くなるはずだ」

「ピーマンは食べなくてもいいんですよっ!」

『なんじゃ~? ちびっこ猫娘はぴいまんが食べれぬのか~?? 儂は食べれる!』

「わあ、凄いです……! ティアも、頑張って食べますっ!」

『おぉ~偉いのう~♡ のう~~??』

「…………あ、私も食べられます。た、食べられますけど?」


 リアちゃんが、零姫おばあちゃまに煽られてピーマン食べようとしてる!! 意地張ってるけど、ピーマンをお皿に持ってきてにらめっこしてる状態から全く進まないねえ!? あ、ティアちゃんはちゃんと食べた。偉い! ん、ゼオちゃんは……どうだろ、嫌いだったりして?


「ピーマン、にんじん、シータケ? みんな、美味しい! お肉も美味しい、全部好き!」

「お、偉いねえ。好き嫌いしないいい子じゃねえか」

「え、え、えっ……た、食べれるもん、私も……」


 リアちゃんがショックを受ける勢いで何でも食べれるわ。もうこうなったら皆、リアちゃんがピーマンを食べられるかどうかにしか注目しないよね。さあ、リアちゃん……食べられるのか?! 食べられないのか!?


「ここまで嫌がるんじゃ、もっと違う方法で食べられるように考えるか。どれ、寄越しな」

「あっ!! た、食べれるんだもん……」

『お? お? その切れ端の肉と、混ぜ――な、なんじゃ!?』

「ああ、こうやってこいつを――」

「そうだなぁ、やっぱりつくねにするか」

「刻んで細かくすれば」

「独特の食感と苦味が消えれば多少はな」

「お肉が好きなんだからこういうのなら」

「わ、つるつるさん、増える。凄い! ヤバい!」


 衝撃、増えるつるつる(ハッゲ)さん……!! これはハッゲさんから聞いたんだけど、ハッゲさんの料理スキルは発動すると重要なところ以外の作業はカットされるみたいで、【Aの食材を切る:オート】【Bの食材を潰す:オート】みたいな感じで並行作業が出来るのね? その瞬間のハッゲさんがね、増えるの。食材を用意してるハッゲさんの分身複数と、調理中のハッゲさん本人みたいな感じで。増える。


「後は焼きやすいように平べったくすりゃ、いい感じだろ」

『本気を出すと増えるとは聞いておったが、本当に増えるんじゃな……』

「ん? あ、肉焼けてるぞ?」

「貰った!!! ふふ~ん♪」

『あ! しまった!! やられ――これ姫千代! 儂の分がないじゃろうが!』

「早いもの勝ちです故」

「今作ってもらったのは私のですからねっ!!」

『むぉ~~……!!』

「……和むねぇ~」

「ですね~……」

「美味しい! ヤバい! ふふ~ん♪」


 いやぁ~わかりますお昼寝さん。和みますよねこの光景……。さて、皆が焼肉パーティに夢中になってる内に、私は箱の開封をやっちゃおうかな~? ん、そういえばこのMVP報酬のエンシェントボックスってなんだろ? まあどうせ確率しか書いてないだろうし、とりあえず1個しかないし、後がつっかえてるからさっさと開けちゃお。


『【■渦巻く直剣(レヴァンタン)】を獲得しました! おめでとうございます!』


 あ、しまった絶対ヤバいこれ。絶対ヤバい…………ふふぅ~~ん…………。



リアちゃん「ピーマン入りつくねなら食べられました! とっても美味しかったですっ! ふふ~ん♪」

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