東京・港区にある伊藤忠商事の敷地内などに明治神宮外苑の再開発への抗議とみられる「落書き」をしたとして、警視庁公安部が環境活動家の男性ら5人を書類送検したことがわかりました。

捜査関係者によりますと、暴力行為等処罰法違反などの疑いで書類送検されたのは、環境活動家で外国籍の会社員の男性ら5人です。

5人は去年7月、明治神宮外苑にある「神宮第二球場」の解体工事現場を囲う板の31か所に、緑や青などの塗料で、木が折れている絵や「皆の神宮外苑守ろう」などと落書きをした疑いがもたれています。

また、3人は去年10月、再開発事業を担う伊藤忠商事の敷地内にあるオブジェなどに「木を切るな」などと落書きをした疑いももたれています。

警視庁公安部は5人が再開発に抗議する意図があったとみています。