2024.06.09
クマの攻撃で鼻が半分取れ、「顔中血まみれ」の警察官が「助けてください」と…秋田でクマに襲われ死亡した男性の「壮絶すぎる捜索現場」
誰も助けに行こうとしない消防隊
どちらの警官だかわかりませんが、「助けてください~」とか細い声がしました。消防隊らは「ムリ、ムリ」と口にして、誰も助けに行こうとはしませんでした。
乗ってきたクルマに入りゼーゼーと息を整えていると、顔中血まみれの若い警官がふらふらと歩いてきて、乗って来たクルマに乗り、消防のクルマのすぐ横まで移動しました。
警官は、クルマから降りてドアを開けてこちらまで来ると、力のない目つきのまま「助けてください」と泣きそうな声で叫びました。直後に意識を失い、目の前でバターンと倒れました。
血まみれの警官は、右の耳のあたりから顎までざっくりと熊の爪で割かれ、大きな傷口がありました。熊の初手は左手が多いのです。ですから、顔の右側をまともに爪でやられたのでしょう。目玉は飛び出してはいませんでしたが、鼻の半分は取れて位置が変わって捲れ上がってしまっていました。
年上の警官は戻ってきませんでした。てっきり殺されたかと思っていましたが、10分と少ししてから、年上の警官が体を引き摺るようにして歩いて来ました。そして、泣きそうな声でこう口にしました。