駐屯地工事の着工1年に合わせ、現場入り口付近で抗議活動を実施する市民ら=佐賀市川副町

オスプレイ配備計画へ反対する市民団体「なんなでSTOPオスプレイ佐賀」の力久修共同代表=佐賀市川副町

 佐賀空港(佐賀市川副町)への自衛隊輸送機オスプレイ配備計画で、駐屯地の着工から1年を迎えた12日、計画に反対する市民ら約15人が空港西側の工事現場で座り込みの抗議活動を実施した。

 佐賀、福岡両県の市民らが、工事現場の入り口付近で配備計画に反対する内容の横断幕やプラカードを掲げた。午後1時から約1時間の抗議活動中、工事車両が出入りするゲートは全て閉じられた。現場には配備推進の人たちも訪れ、拡声器を使って舌戦を繰り広げる場面もあった。

 福岡市から参加した山本進さん(42)は「1年たっても工事が続いていることが悔しい。オスプレイが配備されたら、近隣の福岡や長崎も無関係ではない。まずは地元佐賀の人が怖がらずに声を上げられるよう支援したい」と力を込めた。(上田遊知)