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反動で81年入社組は久々の大量入社だったようです。

就職活動時の伊藤忠の本社は日本橋でしたが、翌年の81年に現在の本社のある青山に移りました。ピカピカの新社屋で社会人人生のスタートです。

エネルギーの仕事をしたかった

やはりザ・商社の影響が大きかったですね。

ただ、実際に配属されたのは有機化学品に関係する部署です。塗料やウレタンの原料、プラスチック、ベンゼン、ナフサなどを扱う所です。住友化学や三菱化成などの大手化学メーカー相手の取引でした。

チャーター船の計画、貿易実務、決済など商社の仕事の基礎をたたき込まれました。海外とのやり取りはまだテレックスの時代です。艀(はしけ)に乗って東京湾の沖に停泊しているタンカーに飛び乗って原材料の確認もしました。

残業していると営業担当の上司に呼び出され取引先を接待し、お客さんをお見送りしたあとに再び会社に戻ることも日常茶飯事。横浜の独身寮には終電で帰り、始発で出社してました。「これが商社の仕事なんだなあ」と充実した新人時代を送っていたのを覚えています。

[日経産業新聞2014年2月18日付]

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