第三者機関の設置へ向け弁護士2名、各会派からそれぞれ1名の計6名で準備会を近々開催する予定なのに百条委員会も設置されそうです。 推計ではそれぞれ数百万の経費。合わせて1千万弱の経費が見込まれます。 そして少なくとも議員が調査する百条委員会ではパワハラ認定等は出来ません。知事のパワハラ疑惑に関しては証言を聞くのみで終わる可能性が非常に高いのです。 パワハラはセクハラと違い職員が不快に思ったという理由では認定されません。 パワハラとは一般的に ①優越的な関係を背景とした言動であって、 ②業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより、 ③労働者の就業環境が害されるものであり、 ①から③までの3つの要素を全て満たすとされています。 外部の弁護士で構成される第三者機関で粛々と調査し労務関係に詳しい方々のご判断で認定いただく事はあっても、百条委員会では無理です。 百条委員会は議員が調査します。議員は知事との距離感が様々です。これだけでも客観的にパワハラ認定できるとは思えないのに、そもそもパワハラ認定の作業をした議員が何人いるのか。私にはできると思えません。 百条委員会はパワハラの調査だけではないのでこれだけの理由で百条委員会はダメとは言いませんが、そもそも第三者機関の設置へ向け動いている状態で同じような調査をする事自体がおかしいと考えます。
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神戸新聞
@kobeshinbun
知事批判文書問題、兵庫県議会が百条委設置へ 自民が党議拘束決定、賛成過半数の見通し kobe-np.co.jp/news/society/2 兵庫県の元西播磨県民局長が作成した文書を巡り、県議会が一連の問題を調べるため、地方自治法に基づく調査特別委員会(百条委員会)を設置する見通しとなった。