【CP注/ラウグエ/閲注】エピローグ後、　Part５

ペトラとフェルシーとエラン・ケレス達が時に背中を押しながら、ラウダとグエルを見守るスレ

ラウダ・ニール

兄を殺しかけてしまったことへの後悔や、このまま兄の元にいたらグエルに庇護対象としか見られない気がして頼られる人間となるべく、兄の元から離れてペトラを支えながら地球で成長することを決意

ペトラの恋心には気付いていなかったが、兄の不在時に自分を支えてくれたことについては深く感謝しており、今度は自分が傍に寄り添い支える番だと意気込んでいる

ペトラに兄への思いを零したら、「ラウダ先輩ってグエル先輩に恋してるみたいですね」と言われて、何か恋心みたいなものを自覚してしまった

3年前に支えてくれたペトラに恩返しをしながら地球で成長することを目標にしている

……が、実は兄を殺しかけた罪悪感と後悔、自分の無力さに苛まれて自分が兄さんの近くにいていいものか…？と兄から逃げてきた気持ちも強く、自分が傍にいていいのか、何もかもが分からない

兄に頼られる人間で在りたいと思っているので、グエルに頼らず地球でちゃんと立派に生活できていることをグエルにアピールする方針にしている

兄のやることに間違いはなく、グエルを信じ己の力量を弁えて口を挟まないことを成長だと信じている為、グエルの不調に気付きながらも一歩踏み出せない

スレッタと会話をし、やはりグエルともっと話すべきだと考える…が、グエルのディフェンス力も相まって、うまく話し合えていない状態が続いている

元々そうだとは思っていたが、ミオリネとスレッタから「グエルが体調が悪そうだった」という情報を聞き、兄を信じたい気持ちがあるものの疑念が確信に変わりつつある

グエルに振舞う予定の料理はハンバーグとサラダ。後はデートと言いかけたところを誤魔化すために口走ってしまったデザート（店で調達予定）

ちなみにdice1d4=2 (2)　1:プリン 2:ショートケーキ 3:フルーツタルト 4:シュークリーム　を買おうとしている

グエルには、ミオリネ達からもらったトマトを「酸味が強いもの」だと説明

兄の力になれない今の自分では、グエルの傍にいることは出来ないと思っているが、スレッタの話を聞いて少々考えを改めてもいいんじゃないかと思い始めた

前スレ

【CP注/ラウグエ/閲注】エピローグ後、　Part4｜あにまん掲示板ペトラとフェルシーとエラン・ケレス達が時に背中を押しながら、ラウダとグエルを見守るスレラウダ・ニール兄を殺しかけてしまったことへの後悔や、このまま兄の元にいたらグエルに庇護対象としか見られない気がして…bbs.animanch.com

ペトラ・イッタ

以前はラウダに対して恋心を寄せていたが、実際に見たラウダの行動や、フェルシーが零してしまった行動の数々からすっかり恋心は冷めてしまった
けど、先輩としては尊敬しているし、兄の元から離れて地球で頑張ろうとしているラウダを応援もしている
何より「この人誰かが傍で見張ってないと何するか分からないなぁ…」と感じ、地球でのラウダを見守る…もとい見張る役に立候補し、ラウダの行動を生暖かく見守っている
ラウダの兄への恋心？を自覚させてしまったことに若干気にしており、自覚させてしまったからには最後まで見届けようと決意
ちなみにミオリネとスレッタにまで勘違いされていることにも全く気付いておらず、そもそもそんな発想がなかった
スレッタに話しかけられたことでようやくその誤解が解けると同時に、ラウダと話している時に生暖かい目線を向けられていた理由を理解して微妙な気持ちになっている
勘違いされていたことにはびっくりしたけど、まぁ他の人は大丈夫でしょ、あーグエル先輩の耳に入る前で良かったぁ、と安心しきっており、まさかグエルが勘違いしているとは露程にも思っていない
とにかくグエルには美味しい料理を食べてもらいたいと思い、お家デートで何か…こう…いい感じに…グッと近づいて、くっついてくれないかな…と祈っている
お家デートを覗きに行きたいがそこは流石に我慢
ラウダがひどく落ち込んでいるのは分かっているが、本人にはこれ以上聞けずフェルシーに話を聞いてもらおうと考えている最中

フェルシー・ロロ

うっかりペトラにラウダがシュバルゼッテで地球寮、もとい㈱ガンの面々を襲ったことを零してしまった張本人
ラウダの行動の数々に対してちょっと思うところはあるが、まぁ人間色んな側面があると思っているので普通にラウダとの仲は良好
でもラウダの人間性に思うところを多々あるので、ペトラの恋心が覚めたことに関しては心底ほっとしている
なおグエルにきつく口止めされている為、ペトラにラウダがグエルを殺めかけたことは言えていない
グエルがしきりにラウダとペトラのことを聞いたりしてくるのに、若干何か引っかかっている
うっかりグエルに好きな相手がいることを知ってしまい、頭を抱えている最中
応援するペトラの応援…もといラウダ先輩の恋も応援したいけど、グエル先輩の恋も応援したいよー！グエル先輩の好きな人って誰！？何かの奇跡がおきてラウダ先輩だったりしない！？と思っている



カミル・ケーシンク

ジェターク社勤務で日々やつれていくグエルに気付き、助けたいと思っている
ラウダと話すとグエルが元気になることを知って、どうにか二人の時間を作ってあげたいと思っているところ
そのことをなんとなく察知したペトラによって、フェルシーと開催される女子会（ラウダ先輩の恋心を見守る会）に招待されそうになっていることをまだ知らない
ちなみに、ラウダからグエルへの恋愛感情については、ラウダ本人よりも先にほんのりと察していた
（本来ならもっとカミルがもっとグイグイ行く筈だったのに、ダイスにより）あまりグエルと行動を共にできないが、何よりもグエルのことを心配している

エラン・ケレス

人の人間関係や恋愛話に首をつっこむのが大好きだけど、恋愛に関してはポンコツ、ただしグエルへの興味・関心度は高い
キスをすれば何か…こう……どうにかなると思っているフシがある
ある意味5号はエラン・ケレスをかなりうまくトレースしていたと言えるかもしれない
グエルがラウダとペトラの関係について勘違いしていることに現時点で気付いている唯一の人間
けど、ノリと好奇心で首を突っ込んだために、ペトラ・グエル・ラウダの関係が微妙に把握しきれてない為、どう行動するか悩んでいた…が！ようやくフェルシーと接触して、正確に関係を把握
今までも迷いはなかったが、すべての憂いを吹っ切り、もう何が何でも、どんな手を使おうがくっつけてやると意気込んでいる
回復したグエルからお家デートをするという話を聞き、これはチャンスだと確信
くっつけることにはしたけど、何せ恋愛事にはポンコツ
そのお家デート中、弟を誘惑しろ！とグエルに吹っ掛け、グエルを混乱に陥れた
一応尤もらしく「ハニトラへの訓練」という理由をつけ、わけが分からず疑問符で頭をいっぱいにさせているグエルを（無理やり）納得させ、作戦を練り、徹夜で作った２０パターンを加えた計画書をグエルに送り付けた
デートの成功を祈っており、何かの間違いがおきて……いや間違いではなく正解か？とにかく、ハニトラの先に既成事実とかできたりしないか？と期待している


スレッタ&ミオリネ

グエルとの商談の際、グエルの様子がおかしいことに気付いたものの、グエルに大丈夫だと言われてそれを信じてしまった
勘違いとすれ違いと温泉とがまじりあった結果、ラウダがグエルに思いを寄せていることを知ることに
グエルを信じ、口を挟まないことを成長というラウダにスレッタとしては思うところがあり、ラウダと二人で話した
グエルとラウダの為に、二人で頑張って、とびきり甘くて美味しいトマトを用意した
グエルさん、喜んでくれるといいですね！と二人のお家デートの行方を純粋に楽しみにしている

グエル・ジェターク

ケレスやセセリアに弄られつつも日々CEOとして奮闘中
ラウダが地球に一人で旅立ったことや、ペトラを支えるという選択をしたことを誇らしく感じている
…ものの、実は同時に寂しくもあるが本人に自覚はない
けどラウダのことを思うと胸がもやもやしており、常に気にかけている
ラウダに恋心を抱かれていることなどまったく気づいていない
ラウダのへの恋心の自覚はあるが、そもそも最初から結ばれる筈がないと思い込んでおりこの恋心が風化して死ぬのを待っていた

体が頑丈なのと日々忙しすぎて色々と麻痺しているが結構体は限界
自分を未だ許せないままで、誰かに罰してほしい、いなくなりたいといった意識の現れから毎晩ラウダによって殺される夢を見て、安らぎを得ている
そのくせ起きたら夢の内容はほとんど覚えておらず、「いい夢だった」と思い、穏やかな朝を迎えるけど精神はガッタガタ
ストレスと睡眠不足、また過労により現在眩暈と味覚障害、食欲不振・吐き気に激しい頭痛に加えて、倦怠感もプラスされた
不調のオンパレードを抱えており、今まではまあ大丈夫だろ！と思っていたが、ついに体調のおかしさを自覚、正直立っているにもしんどい

融資者である男にベタベタ体を触られて、流石に不快感を覚え元から体調が悪いのにどっと悪化させてしまった
とりあえず一人になって少し休憩しようと自身のディランザのコックピットで目を瞑り……

立て乙
電話のダイスがものの見事に誰も来なくておわーーってなってたんですけど、これは逆にラ弱った兄さんをラウダに直接見せることになりそうですね…？

新スレありがとうございます
キモおじからダイレクトアタック受けるわ電話出るのは妨害されるわ誰も様子見に来ないわのフルコンボMAXダメージ展開で
逆に笑ってしまったよねいや全然笑えないんだけどねお労しい…

「………兄さん…この便に乗ってくるって言ってたのに……」

ゲートから出てくる人間の顔を一つ一つ確認していくが、そこにグエルの姿はなかった。全員出たのか、ゲートは静まり返りもう出てくる人間もいなさそうだ。

もう一度端末を起動させ、以前貰ったグエルのメッセージを確認した。…間違いなく、この便に乗ると、そう書いてある。その上新規のメッセージもない。

（兄さんが遅刻…？でも…連絡しないのは…おかしくないか？）

グエルが遅刻したことなど、ラウダが知る限り一度もない。胸がざわつく。

……少し遅れてしまっただけで…ほら、端末の充電が切れたとかで、僕にも連絡取れなくて…次の便に乗って「ラウダ、すまん！」と申し訳なさそうな顔で出てくる……そのはずだ…そう何度か自分に言い聞かせるが、何だか無性に落ち着かない。

緊急の仕事が入ったのかもしれない。ラウダとの食事と、仕事を天秤に乗せた場合、勿論仕事の方が重いだろう。何せ兄は会社を背負うCEOで、立派に会社を支えて盛り上げて、ちゃんとまとめあげている。若き敏腕CEOとして評判も上々。

有能な社員に囲まれて、一人でだって立派にCEOの責務を果たしている…頭の中でカミルや、フェルシー。ジェターク寮で生活を共にした元アス高の生徒達や、エラン・ケレスの顔が過ぎる。

（そうだ、だから僕が兄さんの傍にいたところで……何も…）

そこまで目を伏せる。……今はそんなことを考えている場合じゃない。

緊急の仕事が入ったから、ラウダへの連絡が後回しになっている可能性は十分にある。寧ろそうだと思いたい。…たぶん、きっとそうだろう。じゃないと、グエルが遅刻なんて…連絡もしないなんて、絶対にあり得ない。

仕事の邪魔をするのもな、と思ったものの、嫌な胸騒ぎが止まらない。ぎゅっと端末を握りしめた。

心の中で邪魔してごめん、と謝りながら意を決してグエルへコール。……しかし虚しくコール音が響くだけで、いつまで経ってもグエルの声は聞こえなかった。

次にラウダは、

dice1d2=1 (1)

1:頼れる友人・カミル

2:……すごくもやもやするけど…最近兄さんの口から名前をよく聞くし…仕事関連なら何か知ってる可能性もあるから……とエラン・ケレス…に連絡を取ろうとしたけど、よく考えたら番号を知らないのでとりあえずセセリア

に、電話をかけることにした。

グエルがいる場所

dice1d3=2 (2)

1:自身のディランザのコックピットの中

2:格納庫奥にしまわれているラウダのディランザの前

3:自身のディランザの前

兄さんの人柄への信頼が、これはおかしい…を確信させていくのなんか良い

・・・・・・

……落ち着けと言われたところで落ち着けるわけがない。カミルに電話をした後、急いでチケットを手配し軌道エレベーターに乗り込んだラウダは、フロントに着くなり走り出した。
向かうはジェターク社本社。もう数か月立ち寄ってはいなかったが、足は迷いなくそこへ進んでいる。
ラウダの脳裏に響いているのは、数時間前のカミルの言葉だ。

…グエル？いや、知らないな…。急な仕事が入ったとも聞いてないが…いや、まあ俺みたいな下っ端の耳には届いてないだけかもしれん。確認はしてみる。どうしたんだ？

どうやら兄は、突然仕事が入ったわけではないらしい。事情をカミルに説明すると、普段のグエルを知っているカミルの声色がさっと変わった。ラウダと同様、グエルが連絡もなしに待ち合わせ場所に来ないのはおかしいと思ったらしい。
ラウダ、落ち着け。俺はジェターク社に向かうが、お前は地球でグエルと連絡を取り続けて、グエルを待ってくれ、と言われたが、待つだけなんて今のラウダには耐えられなかった。
もしかしたら、次の便で充電が切れた端末を手にしながらグエルがやってくる可能性だって否定しきれないのに、何だか嫌な予感がしてならない。
自分は冷静であると思っていたが、カミルに落ち着けと言われた辺り、だいぶ取り乱しているらしい。でも、やっぱり落ち着いてなんていられる筈がない。
制止するカミルの声をはねのけ、ラウダは走る。途中、グエルから「寝坊した！」と連絡があるかも、カミルから「俺は知らなかったが急に仕事がはいったみたいだ」と…そんな連絡があるかもと祈るような気持ちで端末を握りしめていたのに、そんな連絡は来なかった。
グエルの端末にかけ続けてたが結局グエル本人がとることはなく、CEO室に辿り着いたカミルがラウダからのコールを取り「端末はここに置いてあるが、グエルはいない」と望みを絶つような言葉を言われただけだ。

（兄さん…何処に……）

カミルいわく、グエルの退館記録がないという。ということは、グエルはまだジェターク社の建物の中にいるか、もしくは正規の手続きを踏まずにジェターク社から出たことになる。勿論グエルがそんなことをする筈がない。
カミルはラウダが着く数時間前から本社でグエルを探しているが、いまだに見つかっていない。嫌な予感が胸の中で大きく膨らんでいく。
どう考えたって何かがあったとしか思えない。

「カミル！兄さんは！」

「お前本当に来たのか……。グエルはまだ見つかっていない。一応部屋は全部見た筈だが…何処にも…」

「………外部から何者かが侵入した可能性は？」

「…セキュリティ上では問題はなかった、としか…。しかしグエルがお前との約束を勝手に破るとも思えん。グエルの身に何かがあったのは確実だろう。…誰かほかの社員に声をかけてもいいが、何があったのか分からない以上大事にするのもな…。二人でもう少し探そう。

　ラウダ、客人用の入館許可証を渡しておく。一部制限があるが俺の方で解除しておいた。後でどやされるだろうが、緊急事態だからな…。これで好きに探してくれ」

「……そうか、僕はもうこれがないと自由にジェターク社に入れもしないのか…。…ありがとう、カミル。あと探していない場所は何処がある？」

「後は…そうだな、」

dice1d3=2 (2)

1:心当たりがどうにも……なにか知ってそうな人物に電話をかけてみるか？

2:あとグエルが行きそうなところ……あっ！

3:…とりあえず、二人でもう一度全ての部屋を見てみようか

「…カミル？」

あっ！と大きな声をあげたカミルを見る。顎に手を当て、もしかしたら…と低く呟いているのが聞こえた。

「ディランザのコックピット……。あそこかもしれない」
「コックピット？ディランザの…？どうして」
「いや、前に見たときとコックピットの中が微妙に違っていたことがあったから、たまにグエルがあそこにいるんじゃないかと思って…。まあ今となっては滅多に乗らないグエルのディランザを定期的に整備しているのは俺位だから、他の奴は知らないだろうが…。本人に確認したこともないから、俺の勘違いの可能性もある…」
「…MSの格納庫は？見たのか？」
「部屋にいるとばかり思っていたから、まだ見ていない。グエルのディランザは比較的格納庫の前の方にあるから、奥まで行かずに済みそうだ。二人で確認しよう」

…大好きな筈なのに、このMSを見る度に罪悪感で死にそうになる。手を伸ばしても、遠くに行こうとするボロボロのディランザを思い出して、吐き気が込み上げてきた。

あの時以来、この機体を真正面から見られなかった…。3年ぶりか、とラウダは思った。再会がこんな形になるなんて、思いもしなかった。

昇降機を起動させ、コックピットに近づきハッチを開ける。少しずつ開く時間さえじれったくて、僅かに開いた口をこじ開けるように手をあて中を覗いた。

「兄さん！」

ここにいて、お願いだから、と祈るような気持ちだったが、そこにグエルはいなかった。空っぽで、虚しい空間があるだけだった。

口を閉ざし、項垂れるラウダの後ろからカミルが覗き込む。ここでもないのか…と、落胆の色が滲んだ声が降ってくる。

「…ここで寝てて…寝坊した！とかならまだ笑い話だったんだがな…」

「………次に行こう。次は何処を探す？」

dice1d4=4 (4)

1:…とりあえず、二人で手分けをしてもう一度全ての部屋を見てみようか

2:心当たりがどうにも……なにか知ってそうな人物に電話をかけてみるか？

3:……最後にグエルと会った人を調べてみるか…？入館記録を見れば、分かるはずだ。何か手がかりになるかもしれん

4「……どうした、ラウダ」「……いや、奥が…少し…気になって…」「奥？格納庫のか？…基本的に、奥にはもう使われないMSしかないが……正直、グエルが特別な事情もないのに、行く理由がない。…どうしても行くか？」

　dice1d2=1 (1)　1:うん…何だろう。自分でもよく分からないんだけど気になって…。とりあえず僕だけ行ってみるよ。カミルは違う場所を探して。　 2:いや、ごめん。気のせいだったかも……こんな所で時間をロスするのもよくないな。違う所に行こう。dice1d3=1 (1)　）

ラウダのディランザが格納庫の奥にある理由

dice1d2=2 (2)

1:「……MSにはもう乗らない。僕のディランザは好きにして」とラウダが告げ、グエルがラウダに内緒で隠していたから（※）

2:持ち主がジェターク社を離れたことで、社内で売却かパーツを取った後破棄の案が出たが、グエルがそれを拒否して格納庫にしまうことになった為

ゆるゆる待つか

>>52

こういう心配してるようなふりして勝手に決めてるのが一番気になるわ

まあなんだ
いちいち騒ぎすぎるのが一番やりにくと思いますね

再掲

no title | Writening………目を開ける。ぼんやりと滲んだ視界が広がり、何回か瞬きをしたらそれが僅かにクリアなものに変わっていった。 のろのろと視線だけを動かし、腕時計を見ると自分がコックピットに入って目を瞑ってから約1時…writening.net

>>32～>>35 については色々悩んだこともあってスレ主自身で消しました すみませんでした

再掲感謝！！

そういう気持ちになることもあるさ、お気になさらず そして再掲ありがとうございます🙏

なんか60みたいな嫌がらせ目的な書込みは消していいよ
37は文脈もそういう意味で書き込んだんじゃないだろうに。

再掲感謝です。こう考えてる兄さん相手にここからラウダがどうでるか楽しみ

格納庫の奥が気になるというラウダの言葉を聞き、確かにあと見ていない場所は格納庫奥位だなと納得したカミル、

しかしいる可能性が低い奥を二人で探すよりラウダの言う通り手分けをした方が良いだろうと考え、

dice1d2=2 (2)

1:もう一度全ての部屋を確認しに行く

2:入館記録を調べ、グエルが昨日会った人物を調べる

（………どうかしてるな、僕は）

本当に行くのか、と不安げなカミルの顔を思い出しながらラウダは走った。
確かに何の用事もないのに、多忙な兄が格納庫の奥…色んな事情を抱えて今は使用されないMSの置き場になんて行くわけがない。
人が寄り付かないここは、ディランザが置いてあった場所に比べて幾分か埃っぽく、空気が冷たく感じる。思わず身を震わせ、自分の腕を擦った。
……こんな所に、兄さんがいる筈がない。
カミルの言う通り、ここにグエルがいる可能性は低いだろう。あと探してない場所はここだけと言っても、もう一度全部の部屋を片っ端から確認した方が発見の可能性は高い気がする。あるいは、昨日グエルと最後に会った人物に話を聞くか、不審者の侵入があったものと考え通報するか…。
自分は無駄なことをしている、早く引き返してカミルと合流するべきだ、と頭の中にいる冷静な自分はそういっているのに、なぜだかラウダの足は格納庫の奥へ走り続ける。
どうかしている。ラウダはもう一度そんな言葉を自分に投げた。次から次へと見えるMS達は随分と古い機体か、開発途中で欠陥が見つかり開発が中断されたもの、採算の関係で量産が難しいと判断され数機ばかりが作られたものばかりで、今のジェターク社には必要がないものばかりだ。
やっぱりどう考えたってここにグエルがいるとも思えない。ラウダだってここに足を踏み入れたのはジェターク家に来てから数度だけだ。どれも父に連れられてやって来た。自分の意思で来たことはない。

薄暗くて寂しい場所。この先乗られることもなく、死んだも同然の埃を被ったMS達が並んでいる…寒さ以外の理由でぞっと体を震わせた。

（こんな所に兄さんがいる筈なんてないのに）

何故僕は必死になって走ってるんだろう、と何度目かも分からない自問を繰り返す。いる筈がない、いやいないでほしい。こんな生気が感じない場所は、グエル・ジェタークに相応しくない。

（兄さんはもっと、明るくて、賑やかな場所で）

色んな人に囲まれて、その中心で笑ってて…そういう人だ。そんな世界にいる人だ。自分とは違って。そんなことは、ラウダ自身がよく分かっている。
必死になって走る自分の足音と荒い吐息だけが空間に響いている。ただただ広く、一人で全て探すのは難しい。合流したカミルと探すのが現実的だろう。
ずっと走っていて、いい加減疲れてきた。息だって辛い。酸素不足で目の前がチカチカしてきたし、いくら薄ら寒いとはいえ、汗だってかいてきた。頭も痛い。…もうそろそろ足を止めてもいいだろう。そう思うのに、何故だか自分の足は止まらず、先に先に急いでいる。
何かに誘われるように、何かに背を押されるように、足が勝手に進んで、そして、視線の先に何かが、落ちていた。
ラウダの足が一度止まり…ふらりふらりとそれに近づいていく。目を僅かに見開き、その塊から視線をそらすことができない。
何だろう、と思った。ぽつんと遠くに見えるそれは、冷たい床に落ちているその塊は…この場所同様寂しくて静かで、生気が感じられない。心臓が荒く脈打つ。心臓の鼓動が全身に響いて気分が悪い。冷たくて嫌な汗がどっと噴き出す。
部品。そうだ、部品に決まっている。こんな奥にあるんだから、古臭い機体に違いない。自分達が産まれる前の機体とか。十分にあり得る。何せここは大量の死んだ機体が眠る場所で、整備されてもないから老朽化でパーツでも落ちて、でも誰も来ないから気付かなくて……

短くて荒い息が零れる。違う、違う、違う、と自分に言い聞かせる。そんなはずない。こんな所に、こんな格納庫の奥に、僕以外の人がいる筈がない。だから、違う
足を動かしながら、ふと「それ」のすぐそばに立っているMSに目がいった。あるはずがない色が見えた気がして。

「ディランザ…」

誘われるように目線を徐々に上げていけば、そこに立っているのはディランザで…そして嫌でも分かった。これは、かつて自分が搭乗していた機体だと。二重の意味でここにあるはずがない機体だ。
…今まで見てきた機体に比べて、ディランザは新しい機体で……最新のものから数えた方がずっと早いディランザが、こんな奥にあるはずがない。
しかもここにいるラウダのディランザはとっくの昔にラウダは所有権を放棄し、ジェターク社預かりになっている。中古ＭＳとして売るか、それともパーツを取って破棄するかのどちらかのはずだ。
売れ残りと言ってもこんな所に保管する意味はなく、故障した際のパーツ取りの一時保管だとしても、やっぱりこんな隠すように奥に置く意味はない。
じわ、と視界の先が滲む。どうして僕の機体がという驚きよりも前に真っ黒い絶望が心に溢れてくる。

「……にい、さん？」

そうでなければいいと思っていた。そんな筈がない、と思っていた。
今にも崩れ落ちそうになっている体を必死に動かし、前に進む。床に打ち捨てられるように転がっているそれの頭が見えて、体が見えた時にラウダの口から洩れたのは悲鳴だった。ひっ、と声をあげ、限界まで目を見開く。

「兄さん！！！！」

足から力が抜け、転がるようにして「それ」の…グエル・ジェタークの傍に寄った。うつぶせに倒れている体を転がし膝の上に頭を乗っける…意識がなく、糸が切れた人形みたいにぐったりとしていてラウダのなすがままだ。

「兄さん！！兄さん！しっかりして！！兄さん！！」

無我夢中で手首を握り、どうにか脈があるのを確認してほっとしたのもつかの間。あれ、とラウダは思った。兄の手首はこんなに細かっただろうか。こんなに頼りないものであっただろうか…。ひやりとした冷たいものが取り乱した心に雪崩れ込み、また視界が歪んだ。零れそうになるものを乱暴に手の甲で拭い、ぐっと唇を噛む。

「なんで、どうして……」

心の中で謝りながら、何度か軽く頬を打つ。しかしぴったりと閉じられた瞼が開くことはなく、頬の微かな赤みと、僅かに開いた口から零れる小さくて荒い息さえなければ、出来のいい人形か何かに思えてくる程ぴくりとも動かない。
みっともなくぶるぶると震える体が鬱陶しいのに、止めることができない。なんで、どうして、とそんな言葉ばかりが浮かんでは沈んでいく。
いつからここにいたのだろうか。ひやりとした床と空気にさらされて、いつからこんな寂しい場所に、一人で倒れていたのだろうか
そもそもなぜ、こんな所に…

「兄さん……」

ぐったりとした体を掻き抱き、髪に頬を擦り寄せた。ぼろりと我慢していた涙が零れて頬を濡らす。
震える手をどうにか動かし、何度も端末を落としそうになったがどうにかカミルに発信できた。

「カミル、兄さんが……兄さんが……」

会えた(´；ω；｀)

「……ッ、……ラウダ！」

肩を揺すぶられ、はっと意識が浮上した。のろのろと視線を動かすとそこには切羽詰まった表情をしたカミルがいて、「どうだった！？」と話しかけてきている。
……のは分かるのに、駄目になってしまったラウダの頭はうまく動いてくれなかった。カミルの後ろで、白いカーテンが揺れている。カミルが両肩を掴み、前後に揺さぶってきて、自分の濃紺の髪が視界の端で揺れているのが見えた。
それを追いかけるように目を伏せ、白いシーツの上に投げ出されている腕が目に入る。その腕には管が刺さっていて、その先はラウダが座っている椅子の横にあるボトルに繋がっていて……
それが理解できた時、ようやく靄がかかっていたラウダの意識がクリアになった。ここは病院で、意識が戻らないグエルの付き添いとしてラウダはここにいる。
グエルが奥へ運ばれた後、先生に呼ばれ、カミルと一緒に入ろうとしたが止められた。家族の方だけだと告げられ、今更ながらたった二人の家族であることの重さを感じる。

「………過労と、貧血……あと、あんな所に長時間いたから熱も出てるって……」
「…過労……グエルのやつ……やっぱり無茶してたのか……すまん、俺がもう少しグエルを見ていれば……」
「……カミルは悪くないよ」

横たわりぴくりとも動かないグエルを見る。熱が高いせいか頬には仄かに朱が差しているのに、その手は恐ろしい程冷たいのをラウダは知っている。

カミルと話して外部に連絡するよう頼んで通話を切った後、冷たい絶望がじりじりとラウダの心と頭を満たし焦燥感で頭がおかしくなりそうだった。
目の前のぐったりとした人形のようなグエルの体を縋るように抱きしめて、必死に何かに願っていた。兄さんを連れて行くな。いやだ、兄さん。僕の前から消えないで、と震える手で抱きしめて頬を撫で、時折その瞳が開くことを祈りながら呼びかけることしかできなかった。

病院に運ばれ、命に別状はないと聞かされて心の底から安堵した……が、倒れた原因が過労と貧血。あとカミルには伝えなかったが軽度の栄養失調の気もあると。まともにご飯を食べてなかったようだと言われた時、ラウダを襲ったのは吐きそうなほどの後悔だ。

（あの時…僕がもっと病院に行くように言っていたら…いや、あの日は…無理だったとしても、一緒に病院へ付き添っていれば、）

グエルから味がしないのだと言われた時、自分はもっと動くべきだった。せっかく兄が自分に伝えてくれたのに、それを全て無駄にするようなことをして、兄なら大丈夫だと過信した。
あのグエルが自分からそんなことを言い出すなんて、あの時もう既に限界が近かったのかもしれない。自分の弱いところ必死になって隠して、自分は大丈夫だと笑う人であることを、知っていた筈だ。嫌というほど、知っていたのに。
戻れるならあの時に戻りたいと思った。嫌がる兄の手を引いて病院に連れていけばよかった。
兄の横に張り付いて、すぐに抱え込みがちになる仕事もちゃんと割り振って。ご飯を食べていないようだったら、食事を部屋に持っていくか食堂まで無理矢理連れて行ってでもご飯を食べさせて。
休んでないようだったら無理にでも休ませる。そんなことが出来ていたら、
そこまで考えて、自嘲じみた笑みが零れた。…今の自分は、入館許可証がないとジェターク社に入ることすらできない外部の人間だ。グエルの隣にいることなど出来る筈がない。それを選んだのは、他でもない自分自身だ。
体調がおかしいことも気付いて、ミオリネ達だって教えてくれたのに自分が選んだ結果がこれだ。
薬が効いているのかぐっすりと眠っているグエルの顔を見て項垂れて謝るカミルに、もう一度「カミルは悪くないよ」と伝えた。

（悪いのは……僕だ）

シーツの上に無防備に置かれている手に触れる。格納庫で触ったときのような氷のような冷たさはないが、それでもまだ冷たい。普段の兄の手の温かさを知っているだけに、何かがこみあげてきてぐっと唇を噛んだ。

「………成長だと思ってた」
「…ラウダ？」
「……僕が口を挟むのをやめて……。兄さんのやることも、選択も、全て正しいんだって信じて……力にもなれない僕は兄さんから離れて過ごす…それを選ぶのが、成長なんだって思ってた」
「…力になれないなんて…そんなことは、」
「あるよ。僕はいつだって兄さんを傷つけてばかりだ。追い詰めることや、背負い込ませることは出来ても、僕は兄さんの力になれない。兄さんの周りには有能な人が多いから。僕なんかがいたところで、意味なんてないよ。
…兄さんのことになると、どうしても自分を制御できないことも多くて。周りが見えなくなって…そして、兄さんに迷惑をかける。そんな僕は近くにはいない方が良い」
「…………」
「そう思うから、それが正しいと思ったから、僕はそれを選んだ。あれだけ兄さんを傷つけて、今更かもしれないけど…。せめて迷惑を掛けないように、自立して生活をして。いつか…今まで迷惑をかけた分を挽回できる程、兄さんの力になれる人間になったと思えたら…その時は、胸をはって隣に立とうって思ってた。…何年後になるかもわからないし、その時受け入れてくれるかは分からないけど…」
「ラウダ…お前……」
「…自分の力のなさをちゃんと自覚して、兄さんの素晴らしさを再認識した。今まで何度も間違えてしまったけど、僕はもう間違えない。兄さんを疑わない。兄さんを信じる。兄さんのやることに口を挟まない！力になれない僕は兄さんの傍に近寄らない…。それを選べることが出来たんだ。成長じゃないか？」

ラウダの手がグエルの手を握りしめる。しかしどれだけ握ったところで、グエルが握り返してくれることはない。力の抜けた手に縋るように、兄さん、と小さく声をあげた。
その声が泣いているように聞こえて思わずカミルはラウダを見る。でも、ラウダの琥珀色の瞳からは何も零れてはいなかった。まっすぐにグエルの手を見つめたままだ。

深い溜息がカミルの口から零れた。学生時代のラウダの姿が頭を過り、一度目を瞑る。これが兄さんの為だと最善なんだと本人に何も言わずに、せっせと贈り物や手紙を処分したり…代筆していた時のラウダの姿が思い浮かんだ。

頭を掻き、小さく唸る。目を開けてラウダを見て、やっぱりなぁ、とそんな場合じゃないと言うのに小さく笑みがこぼれてしまった。

「お前はまったく成長してないなぁ」

「………何で、」

「グエルが言ったのか。お前なんて近くに要らないって。俺のやることに口を出すなとでも言ったか？」

「………………それは…」

「言ってないんだな？じゃあグエルの気持ちを決めつけるのは良くないだろ。お前が勝手に最善だと行動するのは……学生時代と一緒だ。全く成長してないな」

「…兄さんは、優しいから……。思ってたって…そんなこと直接言わない。それをくみ取るのも成長だろ」

「話もせずに決めつけるのは良くないってことだ。グエルと話をしろ。まずはそれからだ。グエルと話して…たとえグエルがそう言わなかったとしても…お前自身がそう感じたのならそれでいい。」

「…………。スレッタ・マーキュリーにも…同じことを言われた…兄さんといっぱい話したほうが…良いって」

「…ああ、会ったのか。そうだな、俺も…そう思う。……お前達二人のことに、口を挟むのは良くないのは分かっているが…」

「いや…。…そんなことは………」

「今回の件、言っておくがグエルも悪いからな。俺がもっと見ておく必要があったのは間違いないが、何よりグエルは一人で背負い込みすぎだ。こうしてぶっ倒れているようなら、この先やっていけないぞ。お前がどう考えているかは知らないが……お前もグエルも何でもかんでも背負い込みすぎだ。そういうところは似なくていい」

「………カミル」

「何だ」

「………ありがとう」

「気にするな。さてラウダ、俺はこれから………」

とカミルが言った瞬間、

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1:カミルが手に持っていた端末のコール音が病室に響いた

2:ラウダの端末のコール音が病室に響いた（※）

3:ばんっとカミルの大きな手が丸まったラウダの背を叩いた

カミルパイセンありがとう…
ラウダも兄さんも一人だと煮詰まっちゃうから第三者の目線からの意見がありがたい…
そういえば入館記録を調べてモブおじに行き着いたんだろうか?

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カミルセラピーたすかる…
ちゃんとラウダ飯食べれるくらい回復してくれ

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話の展開も文章もめちゃくちゃ好き更新毎日楽しみにしてる！
トラウマを抱えた自己肯定感の低い二人だからこそ愛情が複雑に絡み合って傷つきあう、でも離れたところで諦観の漂う老後みたいになってしまうから二人が手を取り合える日が本当に待ち遠しい
その瞬間絶対見たい！！

切なくていいよな
ここんところは心に沁みすぎて泣いてる幸せになれ