都道府県 | 劇場名 | 公開日 | 電話番号 |
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関東 |
東京都 | シネマハウス大塚 | 2023/3/4(土)〜3/10(金) ※3/7(火)は休映 | 03-5972-4130 |
★トーク・イベント情報 3/5(日)14:10の回 吉田 典裕さん(本作出演・日本出版労働組合連合会<出版労連>/教科書対策部事務局長) |
東京都 | Morc阿佐ヶ谷 | 2023/4/21(金)〜5/4(木祝) | 03-5327-3725 |
東京都 | ヒューマントラストシネマ有楽町 | 5/13(金)〜7/6(水) | 03-6259-8608 |
東京都 | シネ・リーブル池袋 | 5/13(金)〜6/23(木) | 03-3590-2126 |
★トーク・イベント情報★ 終了 5/13(金) 14:00の回上映後 湯川れい子さん(音楽評論家・作詞家)、斉加尚代監督 5/14(土) 14:00の回上映後 斉加尚代監督、澤田隆三プロデューサー |
東京都 | アップリンク吉祥寺 | 5/13(金)〜7/21(木) | 0422-66-5042 |
★トーク・イベント情報★終了 5/13(金) 17:15の回上映後 斉加尚代監督、澤田隆三プロデューサー 5/14(土) 10:55の回上映後/13:30の回上映前 斉加尚代監督、澤田隆三プロデューサー 7/9(土) 9:25の回上映後 斉加尚代監督 |
東京都 | キネカ大森 | 2022/7/22(金)〜9/23(金祝)
<アンコール上映決定!> 2023/3/24(金)〜4/6(木) | 03-3762-6000 |
★トーク・イベント情報★ 7/28(木) 13:00の回上映後 斉加尚代監督、澤田隆三プロデューサー 9/23(金祝) 13:10の回上映後 望月衣塑子さん(東京新聞記者)、斉加尚代監督 4/2(日) 14:30の回上映後 斉加尚代監督 |
東京都 | 下高井戸シネマ | 8/13(土)〜8/19(金) | 03-3328-1008 |
★トーク・イベント情報★ 8/14(日) 9:40の回上映後、澤田隆三プロデューサー中止となりました |
神奈川県 | 横浜シネマリン | 6/4(土)〜6/30(木)、7/16(土)~8/5(金) <アンコール上映決定!> 2023/4/15(土)〜4/21(金)10:00 | 045-341-3180 |
★トーク・イベント情報★ 6/12(日) 10:00の回上映後 斉加尚代監督 7/28(木) 18:15の回上映後 斉加尚代監督、澤田隆三プロデューサー 4/15(土) 10:00の回上映後 斉加尚代監督 4/16(日) 10:00の回上映後 澤田隆三プロデューサー
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神奈川県 | あつぎのえいがかんkiki | 6/11(土)〜7/1(金) | 046-240-0600 |
★トーク・イベント情報★ 終了 6/18(土) 14:35の回上映後 斉加尚代監督 |
千葉県 | キネマ旬報シアター | 6/11(土)〜7/8(金) | 04-7141-7238 |
★トーク・イベント情報★ 終了 6/11(土) 15:55の回上映後 斉加尚代監督 |
埼玉県 | 深谷シネマ | 8/29(日)~9/10(土) | 048-551-4592 |
★トーク・イベント情報★ 終了 9/4(日) 15:00の回上映後 澤田隆三プロデューサー |
埼玉県 | 川越スカラ座 | 10/22(土)〜11/4(金) | 049-223-0733 |
★トーク・イベント情報★ 終了 10/29(土) 15:50の回上映後 斉加尚代監督、澤田隆三プロデューサー |
群馬県 | シネマテークたかさき | 6/17(金)〜6/30(木) | 027-325-1744 |
★トーク・イベント情報★終了 6/19(日) 10:20の回上映後 斉加尚代監督 |
栃木県 | 小山シネマロブレ | 7/15(金)〜8/4(木) | 050-3196-9000 |
栃木県 | 宇都宮ヒカリ座 | 8/12(金)〜8/25(木) | 028-633-4445 |
★トーク・イベント情報★ 終了 8/13(土) 17:05の回上映後、澤田隆三プロデューサー中止となりました |
栃木県 | フォーラム那須塩原 | 2023/6/23(金)~6/29(木) | 050-3196-9000 |
茨城県 | あまや座 | 7/23(土)〜8/5(金) | 029-212-7531 |
北海道 |
北海道 | シアターキノ | 7/30(土)〜8/19(金) <アンコール上映決定!> 11/26(土)〜12/1(木) | 011-231-9355 |
★トーク・イベント情報★ 終了 7/30(土) 上映後 澤田隆三プロデューサー 11/27(日)上映後 金平茂紀さん(ジャーナリスト)、斉加尚代監督 |
北海道 | シネマ・トーラス | 9/17(土)~9/30(金) | 0144-37-8182 |
北海道 | シネマ・アイリス | 9/9(金)〜9/29(木) | 0138-31-6761 |
東北 |
青森県 | フォーラム八戸 | 6/3(金)〜6/16(木) | 0178-71-1555 |
★トーク・イベント情報★ 終了 6/4(土) 12:30の回上映後 斉藤光政さん(東奥日報編集委員)、澤田隆三プロデューサー |
宮城県 | チネ・ラヴィータ | 5/27(金)〜6/16(木) | 022-299-5555 |
★トーク・イベント情報★ 終了 5/28(土) 10:00の回上映後 斉加尚代監督 |
山形県 | フォーラム山形 | 6/17(金)〜6/23(木) | 023-632-3220 |
山形県 | フォーラム東根 | 8/19(金)〜8/25(木) | 0237-43-8061 |
福島県 | フォーラム福島 | 5/27(金)〜6/9(木) | 024-533-1515 |
★トーク・イベント情報★ 終了 5/28(土) 14:30の回上映後 斉加尚代監督 |
北陸・甲信越 |
長野県 | 長野相生座・ロキシー | 8/5(金)〜8/18(木) | 026-232-3016 |
★トーク・イベント情報★ 終了 8/6(土) 15:30の回上映後 斉加尚代監督、澤田隆三プロデューサー |
長野県 | 上田映劇 | 8/6(土)〜8/18(木) | 0268-22-0269 |
★トーク・イベント情報★ 終了 8/6(土) 10:40の回上映後 斉加尚代監督、澤田隆三プロデューサー |
長野県 | 松本CINEMAセレクト | 9/11(日)※1日限り | 0263-98-4928 |
新潟県 | シネ・ウインド | 8/20(土)〜9/2(金) | 025-243-5530 |
★トーク・イベント情報★ 終了 8/27(土) 上映後 斉加尚代監督、澤田隆三プロデューサー |
新潟県 | 高田世界館 | 8/6(土)〜8/19(金) | 025-520-7626 |
★トーク・イベント情報★ 終了 8/7(日) 10:00の回 上映後 斉加尚代監督、澤田隆三プロデューサー |
富山県 | ほとり座 | 8/6(土)〜8/12(金) | 076-422-0821 |
★トーク・イベント情報★ 終了 8/7(日) 14:20の回上映後 斉加尚代監督、澤田隆三プロデューサー |
富山県 | 御旅屋座(旧ダフレンズ) | 8/27(土)〜9/9(金) | 0766-24-9229 |
石川県 | シネモンド | 6/18(土)〜7/1(金) | 076-220-5007 |
★トーク・イベント情報★ 6/25(土) 20:00の回上映後 斉加尚代監督 |
福井県 | 福井メトロ劇場 | 6/25(土)〜7/8(金) | 0776-22-1772 |
★トーク・イベント情報★ 6/25(土) 13:00の回上映後 斉加尚代監督 |
東海 |
静岡県 | シネマイーラ | 8/19(金)〜8/25(木) | 053-489-5539 |
★トーク・イベント情報★ 終了 8/21(日) 上映後 斉加尚代監督 |
静岡県 | 静岡シネ・ギャラリー | 6/10(金)〜6/30(木) | 054-250-0283 |
★トーク・イベント情報★終了 6/18(土) 10:00の回上映後 斉加尚代監督 |
愛知県 | 名古屋シネマテーク | 6/4(土)〜6/24(金)
<アンコール上映決定!> 7/30(土)〜8/19(金) 2023/4/1(土)〜4/7(金) | 052-733-3959 |
★トーク・イベント情報★ 6/11(土) 10:00の回上映後 斉加尚代監督、澤田隆三プロデューサー 8/6(土) 14:20の回上映後 平井美津子さん(大阪府公立中学校教諭・本作出演) 8/10(水) 14:20の回上映後 斉加尚代監督 4/2(日) 10:00の回上映後 斉加尚代監督 |
愛知県 | 刈谷日劇 | 7/15(金)〜8/4(木) | 0566-23-0624 |
三重県 | 進富座 | 8/20(土)〜9/1(木) | 0596-28-2875 |
★トーク・イベント情報★ 終了 8/20(土) 14:40の回上映後 斉加尚代監督 |
近畿 |
京都府 | 京都みなみ会館 | 9/16(金)〜10/6(木) | 075-661-3993 |
★トーク・イベント情報★ 終了 9/17(土) 上映後 斉加尚代監督、平井美津子さん(大阪府公立中学校教諭・本作出演) |
京都府 | 京都シネマ | 5/13(金)〜6/23(木) 7/1(金)〜7/14(木) | 075-353-4723 |
★トーク・イベント情報★ 終了 5/15(日) 11:25の回上映後 斉加尚代監督、澤田隆三プロデューサー |
大阪府 | 第七藝術劇場/シアターセブン | 5/14(土)〜12/16(金) <アンコール上映決定!> 2023/4/1(土)〜4/28(金) <大阪公開1周年記念上映決定!> 2023/5/14(日) | 06-6302-2073 |
★トーク・イベント情報★ 5/15(日) 13:50の回上映後 白井聡さん(京都精華大学准教授・政治学者)、斉加尚代監督 5/15(日) 17:30の回上映前 斉加尚代監督、澤田隆三プロデューサー> 7/3(日) 12:20の回上映後 川名紀美さん(ジャーナリスト)、丁章さん(詩人)、斉加尚代監督 7/24(日) 12:15の回上映後 内田樹さん(凱風館館長・神戸女学院大学名誉教授)、斉加尚代監督 9/28(水) 18:45の回上映後 藤原辰史さん(京都大学人文科学研究所准教授)、斉加尚代監督 12/15(木) 14:50の回上映後 上西充子さん(法政大学教授)、斉加尚代監督 12/16(金) 14:50の回上映後 望月衣塑子さん(東京新聞記者)、斉加尚代監督 4/1(土) 14:30の回上映後 斉加尚代監督 |
兵庫県 | 元町映画館 | 7/16(土)〜8/5(金) | 078-366-2636 |
★トーク・イベント情報★終了 7/17(日) 10:00の回上映後 斉加尚代監督 |
兵庫県 | 洲本オリオン | 7/16(土)〜7/22(金) | 0799-22-0265 |
★トーク・イベント情報★終了 7/17(日) 15:30の回上映後 斉加尚代監督 |
兵庫県 | シネ・ピピア | 9/16(金)〜9/29(木) | 0797-87-2261 |
★トーク・イベント情報★ 終了 9/19(月祝) 上映後 斉加尚代監督、澤田隆三プロデューサー |
兵庫県 | 豊岡劇場 | 2023/9/1(金)~9/13(水) ※9/6、9/7定休日。9/10貸館のため休映 | 0796-34-6256 |
★トーク・イベント情報★ 9/2(土) 上映後 斉加尚代監督 |
中国・四国 |
広島県 | 横川シネマ | 7/15(金)〜8/4(木) | 082-231-1001 |
★トーク・イベント情報★ 終了 7/16(土) 12:30の回上映後 矢追健介さん(毎日新聞 広島支局記者)、斉加尚代監督 |
広島県 | シネマ尾道 | 7/30(土)〜8/12(金) | 0848-24-8222 |
★トーク・イベント情報★ 終了 7/30(土) 11:10の回上映後 斉加尚代監督 |
広島県 | 呉ポポロシアター | 8/12(金)〜8/25(木) | 0823-21-5903 |
★トーク・イベント情報★ 終了 8/14(日) 12:00の回上映後 斉加尚代監督 |
広島県 | 福山駅前シネマモード | 9/9(金)〜9/15(木) | 084-923-6800 |
山口県 | 山口情報芸術センター | 8/10(水)〜8/25(木) | 083-901-2222 |
★トーク・イベント情報★ 終了 8/15(月) 10:30の回上映後 斉加尚代監督 澤田隆三プロデューサー |
岡山県 | シネマ・クレール | 7/29(金)〜8/11(木祝) | 086-231-0019 |
★トーク・イベント情報★ 終了 7/31(日) 14時頃の回上映後 想田和弘さん(映画作家)、斉加尚代監督 |
香川県 | ソレイユ | 8/26(金)〜9/8(木) | 087-861-3366(ホール・ソレイユ) 087-861-3302(ソレイユ・2) |
★トーク・イベント情報★終了 9/4(日) 13:50の回上映後 斉加尚代監督 |
愛媛県 | シネマルナティック | 6/25(土)~7/8(金) | 089-933-9240 |
九州・沖縄 |
福岡県 | KBCシネマ | 6/3(金)~6/24(金) | 092-751-4268 |
★トーク・イベント情報★ 終了 6/4(土) 12:50の回上映後 神戸金史さん(RKB毎日放送・ディレクター)、斉加尚代監督 |
佐賀県 | シアター・シエマ | 7/15(金)~7/21(木) | 0952-27-5116 |
熊本県 | Denkikan | 6/17(金)〜7/7(木) | 096-352-2121 |
大分県 | シネマ5 | 終了 5/21(土)〜6/3(金) | 097-536-4512 |
★トーク・イベント情報★ 終了 5/21(土) 上映後 斉加尚代監督、澤田隆三プロデューサー 5/22(日) 上映後 日本文理大学 学生たち、斉加尚代監督 |
大分県 | 別府ブルーバード劇場 | 6/3(金)〜6/16(木) | 0977-21-1192 |
★トーク・イベント情報★ 終了 6/5(日) 12:40の回上映後 斉加尚代監督 |
大分県 | 日田シネマテーク・リベルテ | 7/18(月祝)〜7/24(日) | 0973-24-7534 |
★トーク・イベント情報★ 7/23(土) 15:10の回上映後 澤田隆三プロデューサー |
宮崎県 | 宮崎キネマ館 | 7/29(金)〜8/11(木祝) | 0985-28-1162 |
鹿児島県 | ガーデンズシネマ | 6/18(土)〜6/24(金) <アンコール上映決定!> 7/4(月)~7/15(金) | 099-222-8746 |
★トーク・イベント情報★ 終了 6/24(金) 13:30の回上映後 斉加尚代監督(オンライン) |
沖縄県 | 桜坂劇場 | 5/28(土)〜6/10(金) | 098-860-9555 |
★トーク・イベント情報★ 終了 5/29(日) 14:30の回上映後 斉加尚代監督 |
沖縄県 | シアタードーナツ・オキナワ | 6/9(木)〜9/15(木) ※5/29(日)先行上映
<アンコール上映決定!> 10/14(金)、11/4(金)〜11/30(水) 2023/4/12(水)~5/17(水) | 070-5401-1072 |
★トーク・イベント情報★ 5/29(日) 17:30の回上映後 斉加尚代監督 10/14(金) 19:00の回上映後 斉加尚代監督 2023/5/4(木祝) 上映後 斉加尚代監督 |
沖縄県 | よしもと南の島パニパニシネマ | 8/5(金)〜8/18(木) | 0980-75-3215 |
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五十音順・敬称略
「愛」と「国」。二つのコトバには、優しさと膨らみがある。しかし、くっつけて「愛国」にすると、背筋を伸ばさないと張り倒されるような恐怖が発生する。そこに、「教育」を絡めると、突如暗転、魑魅魍魎が蠢く地獄絵図だ。「教育」と「愛国」は連続していて、その導線にはバケモノがウヨウヨしている。彼らは、一体何なのか?子供たちをどこに連れ去ろうとしているのか?本作は、自由と寛容という剣を携え、バケモノウヨウヨの暗闇を旅するスペクタクルのようだ……。
―阿武野勝彦
(東海テレビプロデューサー・映画プロデューサー)
学者とは、真実を追求する者であるべきであり、教科書とは、その時代その時点での真実を子供たちに教えるべきものである。そこに、政治の入り込む余地は本来ない。そのことをはっきりと教えてくれる映画である。
―池田理代子
(漫画家/声楽家)
愛国教育を推し進めたい人たちのとんでも発言の数々に失笑を禁じ得ないが、
失笑の後にくるのは静かな恐怖である。
この地道で果敢な調査報道を褒めちぎりたいが、それだけではダメだ。
映画を観てしまった大人として、子どもたちの未来への責任を考え続けている。
―大島 新
(ドキュメンタリー監督)
「自分たち」の過去の過ちを知るだけでなくなってしまうような「愛国心」なんてメッキみたいなものではないのか……。
2006年の教育基本法改正以来、いかに教育が国家権力に よって蹂躙されてきたかを記録した貴重なドキュメンタリー。
憲法改正の一丁目一番地として、教育が狙われていることに、残念ながら多くの方は気づいていない。
―おおたとしまさ
(教育ジャーナリスト)
学校の現場がここまで来ていると知って怖くなった。また同じ過ちを繰り返す瀬戸際にきているかなという感じもします。一方で、まだ変えていけるまだ間に合うという気持ちにさせてくれる。映画に励まされ、勇気をもらえたと思います
―神田香織
(講談師)
真に正しい歴史教育を受けないと、子供たちは、将来世界の中で恥をかくことになります。自らの歴史を正しく認識していない国は、決して尊敬されません
このドキュメンタリー映画の制作者は、激しく怒っています
「日本の歴史教育を歪めることは、絶対に許せない」
この怒りに、私は賛意を表明します
―久米 宏
(フリーアナウンサー)
戦前にあと戻りしてしまうという危機感の輪郭を
ハッキリさせてもらえる作品です。
戦争に向かわない日本、世界のきっかけになって欲しい。
―倉本美津留
(放送作家・ポジティブクリエイター)
見終わって、反日左翼との戦いの記録だと思う人も国家の教育管理への抵抗の記録と思う人もいていいと思う。大切なことは、日本人として、今、教育に何が起こっているかを知ること。僕個人は、なによりも冒頭の道徳の授業に衝撃を受けた。
―鴻上尚史
(作家/演出家)
「教育と愛国」は、歴史教科書をめぐる新感覚の「ホラー・コメディ・泣ける」映画!(ほんまかいな)東大で多くの歴史学者を育ててきたとやらの高齢の学者さんが、「歴史から何を学ぶ必要があるんですか?」と質問されて、「学ぶ必要はないんです」と断言する場面は、何度見ても恐怖で震えるから、ホラー。
で、「え?ほんまに何もないん?歴史の時間って何やったん?」ってボケたくなって、「お前がアホなんは、教科書のせいやった」って相方からツッコミ入れられそうやから、コメディ。(そんな場面は映画にはありませんので、あしからず)まともな教科書会社のおっちゃんは失業して家族まで失ってしもたし、中学校の授業で「慰安婦」について教えとった先生は、市長や議員らに妨害されてしもたから、悲劇。
しかもやで、日本の戦争責任を取り上げた教科書を採用した学校には、大量の脅迫状まがいのハガキが送られてきて(文言は丁寧、だからこそ怖い。
アタシも違うテーマで受け取ったことあるから、わかんねん)、送り主の一人の市長さんは、教科書の名前さえ知らんかったうえに、圧力はかけてへんってニヤつきやんねん。お〜怖っ。
沖縄県・渡嘉敷の集団自決を生き延びたおっちゃんは、「無学」の母親のおかげで生き延びたって言うとった。え?教育って何なん?無学の人のほうがまともな判断できるって、どういうことなん?
もう、やめ、やめ、アホな国民に成り下がるのは。ちゃんとした日本人って何?ありのままの日本の姿って何?そろそろ、気づこうや、美しいニッポンは幻想やって。
ほな、詳しいことは、「教育と愛国」見てな!
―坂上 香
(『プリズン・サークル』監督)
子育て中の方をはじめ若い人にぜひ観てほしい。誰もが“くに”を愛しているが、それが政治を通して公教育に求められた時、何が起こるか?教科書はどんなふうにできるのか?歴史はどのようにつくられるのか?学ぶとは何か?これからの21世紀をどのように生きるのか?
―志水博子
(元大阪府立高校教諭)
この映画を多くの人に、特に維新を支持している人、安倍信者といわれる人も含めてどんどん見てほしいと思いました。
押し付けたり、ましてや言うことを聞け、というのは言語道断でしょう。権力者が、隠そうと思って偉そうな態度で大衆を「脅す」ことによって注目を浴びるという現象がこの映画の中で起きている。あの人たちは、たまたま市民に選んでもらっただけなんですよ。
僕があの人たちを選んでもないし、偉いと思ったことはない。
―水道橋博士
(漫才師/お笑い芸人)
戦慄せずにはいられなかった。
教育現場でも“熱狂なきファシズム”がここまで進行していたとは…!
―想田和弘
(映画作家)
丁寧な取材の積み重ねと視聴者にわかりやすく伝える構成技術に感服。流れがスムースなのでストレスなく最後まで観ることができた。内容にもストレスがないかというとそれは別の話だが…。
―高野秀行
(ノンフィクション作家)
映画の中で「戦争というものをちゃんと学ばないとまた起きてしまう」という言葉がありました。まさにこの映画を見て感じたことです。自分もメディア、出版界の中にいる人間なので、こんな風に言葉を切り替えていくことに対して思いを持たない人たちが、ここまで大きな力を持ってきてしまったことを怖く感じました
―武田砂鉄
(ライター)
『教育と愛国』は非常に重要な映画であり、必見だ。
政治と政府の圧力がいかに歴史教科書を検閲してきたか、そして、「慰安婦」の歴史を伝えようとする日本の教育者 たちの人生さえをも台無しにしてきたかを斉加監督は、白日のもとに晒し出した。素晴らしく鮮やかな仕事だ。
―ミキ・デザキ
(『主戦場』監督)
閣議決定し教科書に記述させ、政権の考えを、嘘を真実として子どもたちに教え刷り込むまでに至った学校教育。それに馴らされてはいないか。20余年にわたる「従軍慰安婦」問題等をめぐる政府と教科書会社、歴史改ざん団体の動き等をインタビューし当事者に語らせ、事実を克明に追う。観る者は、忠君愛国を教え込んだ敗戦までの教育とオーバーラップさせ、“今”を考えると思う。必見の作品です。
―根津公子
(元教員)
愛国という考えがこの映画で何度も出てきた。なんやろうか愛国とは。「そんなことも分からんのか」と怒られそうである。でも考えれば考えるほど憂国という言葉が出てくる。子どもたちは素直な芽である。その子どもたちにほんの何十年か先に生まれた一部の大人の考え思想が教科書という書き物で頭の上に降ってくる。素直な芽は吸収する。そのことが怖い。この映画の最初と最後に教師と子どもたちが教室で考え合い意見を出し合う場面があった。ありのままを素直な芽に与えてあげることが本当の愛しい国につながるんちがうかな
―長谷川義史
(イラストレーター/絵本作家)
教育現場に侵攻する「政治の力」と、それに抗う人たちの戦いを記録した作品だ。映画を観終えた後、改めて教育の 大切さに気づく。民主主義は、政治の間違いや勘違いが引き起こす失敗や後悔を最小限にとどめる可能性を持つ。多くの人に観てほしい。
―畠山理仁
(フリーランスライター)
教育というものが、一部の運動と政治家や歴史修正主義者たちによって歪められていく。
教育を歪めたいと権力者が欲すること。そのこと自体が教育が我々(社会)にとって非常に重要であることを証明している。
現代日本の危うさの根幹に触れるような意義ある作品だ。
―古舘寛治
(俳優)
教科書をめぐるさまざまな人びとの現場や生の声をつなぐこの映画は、
俳優井浦新さんのナレーションで淡々と進む。劇的な場面があるわけではないのに、政治の教科書への介入がどう進んでいったかを静かな説得力をもって示してくれる。
多くの現場がつながるとき、私たちはこの国の政治の在り方を問い直すにちがいない
―本庄 豊
(中学校歴史教科書執筆者)
道徳を決めるのは人間の良心であって国家ではない。歴史の真実を追求するのは学問であって政治ではない。愛国を標榜する政治家たちによる教育と学問への不当な支配。これを放置したら日本は1945年以前に戻ってしまうだろう。
―前川喜平
(元文部科学事務次官)
芸人としてね、めちゃめちゃ笑えました。いっぱいありました「ネタ」のヒントが。
『教育と愛国』いいタイトルですね。やっぱり国よりも自分を大切にしたいと、いのちを大切にしたい、平和を大切にしたいと思いました
―松元ヒロ
(芸人)
教育とメディアは国民の意識を形成する二大要素だ。ならば7年半に及ぶ安倍政権時に、この国の教育はどう変わったのか。変えられたのか。観終えてあなたは思うはずだ。このままでよいのか。
―森 達也
(映画監督/作家)
私は“あの時代”の空気感を覚えている人間です。
『教育と愛国』を見て、何がそんなに怖いかと言うと、政治がどんどん教育の現場に踏み込んで来て、国の方針と方向で変わって行ってしまう事です。
簡単に左翼だの反日だのと言った言葉が、教育者の口から出て来る怖さです。
―湯川れい子
(音楽評論家・作詞家)