小学生が大学生と一緒に景観について学ぶ特別授業 白河
子どもたちに、自分たちが住んでいる地域に関心を持ってもらおうと、白河市の小学校で景観について学ぶ特別授業が開かれました。
白河市は毎年、日本大学工学部の協力を得て小学校で景観について学ぶ特別授業を開いています。
11日は、市立釜子小学校の4年生およそ20人が授業に参加し、初めに、日本大学工学部の市岡綾子専任講師が「自分たちが町を歩いて気になった景色をたくさん写真に収めてください」と子どもたちに話しました。
このあと、子どもたちと大学生らが学校の外に出て、地域の町並みや風景を一緒に見て回り、学生らは田んぼの水面に映る学校を指して「これも水のある景観の1つですね」などと子どもたちに話しかけていました。
子どもたちは授業で使うタブレット端末で、田んぼの風景のほか、江戸時代から続く酒造店の建物などさまざまな風景を撮影していきました。
男子児童は「地元に住んでいても、歩くと知らないことがたくさん見つかりました。大学生も優しく教えてくれて楽しかったです」と話していました。
市岡さんは「景観は大人になっても関わり続けるものなので、大きくなったら町の景観を守っていく側に立つ子が育ってくれるとうれしいです」と話していました。