解説西興一朗さんが演じられる『ウルトラマンアーク』の伴ヒロシ所長が発表されました。 恐竜好きが高じて地質学の道に進み、防災関係の研究者に・・・という研究者の「あるある」が詰め込まれた非常に好感度の高い、リアルなキャラクター設定です。 これまでもウルトラシリーズには数多くの研究者が登場してきましたし、その研究者を見て科学の道を志した人も多いはず。 今回の伴ヒロシ所長に憧れて、古生物学や地球科学を目指す若者が増えると確信しています。
コメンテータープロフィール
古生物学者。専門は地球科学と3Dモデリング・VR。筑波大学で博士号を取得後、つくば市にある産業技術総合研究所、および地質標本館を経て、2016年に地球科学可視化技術研究所を設立。2019年に福井県立大学 恐竜学研究所の客員教授に就任、2020年に同研究所と「恐竜技術研究ラボ」を始動。日本地図学会、東京地学協会の各委員を務める。主な著書に「特撮の地球科学」(イースト・プレス)、「化石観察入門」(誠文堂新光社)、「恐竜と化石が教えてくれる世界の成り立ち」(実業之日本社)ほか多数。Eテレ「ビットワールド」出演。「ウルトラマンブレイザー」地学監修、「日本沈没 -希望の人-」地図監修。