これはとある夢のVRMMOの物語。   作:イナモチ

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密かな邂逅

人外娘スキー、いそうでいねぇな。

 

大体予想の斜め上にかっ飛んでいく変態と性犯罪者と犯罪者と不審者しかいねぇ。

 

やっぱりレジェンダリアは人外魔境だってこの数日で理解してしまった。

 

マスターの犯罪者率が高すぎて取り締まるマスターが度し難い変態でもヒーローに見えてしまうのだから不思議。

 

そして中々の実力者だ。自分の体格の大きさを逐一変えて、物理戦闘職でもない【呪術師】系統なのに白兵戦をこなしている。

 

リーチを変更して相手に距離感を慣れさせぬ戦い方は一朝一夕では身につくまい。

 

しかし俺の目的の人物ではない。目の前の彼?は幼児趣味の変態らしいからな。

 

レジェンダリアにおいてスタンダードとも言える性癖だが、ロリショタを守護する掟を守る最上位のロリショタコンは中々に有能な集団だ。

 

下手な有能な奴よりも大抵が良識派の集団なので性癖が犯罪臭いが一応、治安を維持する秩序側に付いている。

 

俺とは相反する立場ならば近づくのも危ういだろう。秘密を嗅ぎつけられては敵わん。

 

という訳で俺はクールに去るぜ。俺は使える奴は好きだが、好き好んで自分のシノギを潰そうとは思わないんでね。

 

チラっと此方を見られた気がするが、今俺は【大死霊】の日中のデメリットを緩和する日除けのフードをしている。

 

フードの装備スキルで発生する暗闇で顔は見られてはいないだろう。

 

それに普段着の着ぐるみとは結びつくはずもない。

 

・・・自分で言うのもなんだがこの流れはフラグか?

 

念の為、人目が無くなったら【ぷれいどっぐ】で探知・追跡対策しておくか。

 

・・・・・

 

【呪術王】LS・エルゴ・スム

 

LSは犯罪を犯したマスターをデスペナルティに追い込んで【監獄】に封印した後、不思議な感覚に振り向いた。

 

「ふむ?何やら我輩と近しくも遠い気配がしますぞ?」

 

極めて不名誉な近くて遠い同胞(ロリショタコン)判定にはルンバは否定する材料を持たないだろう。彼は13歳未満の【詐欺王】と生後数年も無いカーソンに手を出しているのだから。

 

「何故なのですかな?この気配はYESロリショタNOタッチの鉄則に反している筈なのですぞ。しかし主義主張が相反する我輩の理解者たり得ると気配だけで感じてしまうとは。」

 

LSは不思議そうにしながら犯罪者がドロップした【妖精女王】のカップを分厚い手袋をしながら取り上げた。

 

国民的アイドルの私物を前にして、汚染された物質を嫌々回収するような仕草だ。

 

実際LSにとってはこの表現はそう遠く無いのだが。

 

LSが【妖精女王】から直々に国家元首から命じられたのはお気に入りの盗まれたカップを取り返すこと。

 

既に下手人は他のPKによって【監獄】送りになり、勃発した醜い【妖精女王】のカップ争奪戦の果てに持ち主を転々として犯罪者マスターの手に渡っていたので、探し出すのには苦労した。

 

LSとして無駄に歳を重ねて若作りしている埃に塗れたBBAの使用済みカップなど触りたくも無い代物なのだが、公営孤児院への寄贈を報酬に出されてはLSに拒否する理由が無かったのだ。

 

・・・奪還した【妖精女王】のカップは一見、清潔に見えるがマスターはデスペナルティやログアウトすると体液を含めて自動的に消滅する。

 

どうせ盗み出された使用直後のカップを舐め回す輩がつけた涎がカップに付いていたが、下手人のデスペナルティで消滅しただけだろう。

 

その事実だけはカップを徹底的に洗浄しても消せないのだから実際問題、取り返したはいいもののカップに起こった過去を知った【妖精女王】が使用する機会が来るかどうか分からないが。

 

LSにしたらどうでも良いこと。BBAがどう思おうと依頼は確かに達成したのだし、そんな事よりもロリショタについて考える方が比べるまでもなく有効な時間の使い方なのだから。

 

「今日はなんとも言えぬ形容し難き日ですぞ。不快で不思議な経験が同日中に起きる。

・・・さて、魂のオアシスに戻りますかな。今日は彼らが好きなメニューだった筈ですぞー。」

 

今日もLSは子供達の味方で有り続ける。子供の無垢な喜びこそLSの喜びなのだから。

 

・・・それはそれとして子供達に対して、LSの魂に直結したどこかが興奮するのだが。

 

・・・・・

 

【大死霊】ルン・バ・ンル

 

変態のコミュニティの伝手が無いのがなー。そもそも俺にレジェンダリアの知り合いなんてレッセルぐらいしか居ないし。レッセルだって変態を網羅している情報通でも無いだろう。

 

多少のリスクを承知で情報屋に頼るか?依頼する情報をバラけさせればある程度撹乱にはなるだろうし。勿論、金は掛かるが。

 

今までの時間が泡に帰すが効率を考えたらその方が良いか。こんなテロだの変態だの危険な場所にずっと居られるものかよ。

 

俺なんてプレーリードッグの着ぐるみを着ているのに欲情した変態に襲われたからな。綺麗な女性なら兎も角、男のマスターだったので容赦なく【誇獣闘輪】の餌食にしたが。

 

まさか着ぐるみに欲情する変態に狙われるとは思わなかった。しかも中の人の性別すら問わない強者だとは。強力なモンスターとは違った恐怖を味わったぜ。

 

まぁ、良い。決して良くはないが、星の数ほどある変態の中の一人について考えてもキリがない。

 

俺にできる事はただ一つ。プレーリードッグの着ぐるみに群がる子供達を穏便に引き剥がして情報屋に行く事だ。

 

ほら、カルディナの高級角砂糖やるから頭に乗るのはやめなさい。安全を考慮したアスレチックじゃないんだから落ちるぞ。

 

ほら、そこいらの果実より甘いぜー。これ単品でも美食家が満足する高級品だからなー。お前らが滅多に手に入らない代物だぜぇー?

 

ほら並んだ並んだ。一人3個だ。いいか、3個までだぞ。食べたらしっかり歯磨きしろよ?糖度高いコレを一気に3個食べたら虫歯になるからな?

 

!? 腹は弄っちゃらめぇ!ビクンビクン

 

・・・・・

 

最近のティアンの子供達はテクニシャンなんだな・・・将来が恐ろしいぜぇ・・・

 

・・・・・

 

なんとか子供達を解散させる事に成功した。子供を引き剥がすだけで一仕事だな、これ。

 

レジェンダリアの子供達は亜人種が多く混じっているからか人間種と比べてタフだ。

 

最後に残ったロリが不思議そうに言った。何故か角砂糖を貰っても帰る様子が無い。

 

「ねーねー?これ高い奴なんでしょー?おじさんはロリショタコンなのー?」

 

俺はロリショタコンじゃ無いし、おじさんじゃねえ。まだバリバリの三十代やぞ。っていうかロリショタコンって誰から聞いた。この国のマスターからか?本当に変態だな。

 

「バリバリ?角砂糖はー?どうしてー?」

 

子供って本当に良く分からん事に興味を持つもんなんだなぁ。俺も何故か昔は公園の蛇口から出した水の通る道を公園の地面を掘って作る事が楽しかったものだ。今じゃ全然面白くなさそうなものだけどな。

 

因みに水を流して遊び過ぎてその公園の蛇口の水が止められた。今でもその公園は蛇口から水が出る事はない。

 

で。なんでわざわざ金ばら撒くような事してんだってだったか?

 

子供が一丁前に気を遣っているんじゃねぇよ。何にも考えずに金使ってられんのも子供の特権の内だろ。

 

ガキンチョはなんも考えずにお年玉なりお小遣いなり貰っておけばいいんだよ。小難しいことなんざ将来的に考えりゃあ良い。

 

俺はロリの頭をプレーリードッグの短い手で撫で回してやった。顔は良いが幼すぎるから対象外だし今の俺は愛くるしいプレーリードッグだから出来る事だ。

 

俺だって親でもなさそうな奴が子供の頭を撫で回していたら通報するし誰だってそうする。

 

遊園地の着ぐるみは着ぐるみだから客に抱きついて写真を撮ることを許されているんだ。

 

それが彼らの仕事な訳だし、遠慮してたら客も冷めてしまうだろう。双方にとってWIN-WINな訳だな。

 

顔が良いロリは不思議そうにしながらふーん?と言っていた。

 

絶対に俺が言ってたことを理解していないが、それで良いのだ。

 

子供に難しい考え事は似合わねぇからな。それが許されているのはコ◯ン君だけだ。

 

ガキンチョ。さっさと家に帰るなり友達と遊んできな。皆もう行ったぜ。

 

「うん!ありがとー♪ロリショタコンのおじさん!」

 

大声でロリショタコンのおじさんって言ってんじゃねぇ!周りの目がああ、こいつもかって目になっただろうが!?

 

通報されたのか職質された。

 

え。いや違うんですよ。俺はただ群がる子供をね。穏便に解散させようと、ええ。決して餌付けして誘拐などではなくてですね・・・

 

え?話は署で?《真偽判定》を自分は持っていないから?ええーー?いやほんと違うんですよ。

 

ほら、これ特典武具で性能良いから着てるけど見た目から子供達を集めやすくて・・・

 

これはとある夢のVRMMOの物語。

???「高レベルの《真偽判定》に反応がない・・・。言っていることは本当のようだな。それにしてはロリショタコンでは無いというのが不思議・・・明らかにロリショタにタッチしている気配の筈だが。これは一体・・・?

 

・・・それにしてもこの角砂糖は本当に美味ですな。いつかカルディナに行く事があれば子供達用に買って帰りますぞ。」

子供の教育方針はどれにする?

  • 蠱毒にぶち込む
  • 普通の子供のように育てる
  • 子供の為だけの揺籠()で育てる
  • 放任主義。子供は勝手に育つ
  • 帝王に愛など要らぬ!!

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