小学校で学習する四則演算。
一つひとつの計算は問題なくできても、様々な計算が混ざると間違えてしまうことがあります。
特に、普段は電卓を使っている方は戸惑うかもしれません。
今回は四つの計算が混ざった問題に挑戦し、計算法則を改めて確認してみましょう。
問題
次の計算をしなさい。
(20÷4+2×2)÷3−2
ポイントは計算の順序です。どの順に計算するか注意をしましょう。
解説
今回の問題の答えは「1」です。
途中の計算式は次のようになります。
(20÷4+2×2)÷3−2
=(5+4)÷3−2
=9÷3−2
=3−2
=1
いくつか間違えやすい点があるので、順番に確認してみましょう。
まず、計算の順序は次のとおりです。
(1)カッコの中から計算
(2)掛け算・割り算を計算
(3)足し算・引き算を計算
今回の問題の場合、カッコがあるので、そこから計算していきます。
カッコの中だけを取り出すと「20÷4+2×2」です。
ここにも割り算・足し算・掛け算が含まれているので、割り算・掛け算を優先して計算します。
20÷4=5
2×2=4
よって、カッコ内の計算は
20÷4+2×2
=5+4
=9
これにより、元の式は「9÷3−2」となります。
割り算・引き算の計算なので、割り算が優先です。
したがって、
9÷3−2
=3−2
=1
カッコを含んだ計算は、カッコ内を優先して計算しなければいけません。
そして、カッコの中でも、改めて「掛け算・割り算」が優先ということを意識しましょう。
まとめ
現代ではPCや電卓で計算をしてしまうことが増えましたが、基本的な計算スキルは社会人にとって必須のものです。
小学校で誰もが習ったはずなので、もし忘れている場合はしっかりと復習しましょう!
※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文・編集(監修):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」
もう一問カッコを含む四則演算をどうぞ!