【福島・会津地方】栗原はるみさん“会津牛”と出会う
- 2024年02月16日
料理家・栗原はるみさんが旅人として、福島県内の各地を訪ねオリジナルレシピを紹介する「おいしくて、たのしくて 栗原はるみの福島さんぽ」。5回目となる今回の舞台は会津地方です。
地元の新たな魅力!
会津牛との出会い
まずは「会津の郷土料理を食べてみたい」と喜多方市にある人気の飲食店を訪ねました。
ここで頂くのは、郷土料理「にしんの天ぷら」。
佐藤定喜さん
こちら実は、干物の天ぷらなんです!
え!? 干物だと分からないですね
内陸に位置する会津地方では、鮮魚が手に入りにくかったため、干物を使ったさまざまな郷土料理が生まれたそう。
地元の食材にこだわってきた、店主の佐藤さん。
いまオススメしたい、とっておきの料理がこちら!
会津牛は、会津地方で産まれた黒毛和牛の中でも特に肉の”きめ”に優れたブランド牛。
喜多方市や会津坂下町など、14軒の畜産農家が生産しています。
柔らかくて甘みもある!
佐藤さん
食べてみたら、
「こんなにうまいの?」と
お客さんも言っていました
これまでは主に首都圏に出荷されてきましたが、コロナで減った観光客を呼び戻すため、地域の新たな魅力として提供が進んでいます。
会津地方と牛の深いつながり
郷土玩具の「赤べこ」。
さまざまなアレンジが加えられながら親しまれています。
栗原さん、赤べこの絵付けに挑戦!
なんだか、愛着がでますね
会津牛のおいしさの秘訣とは!?
続いて、会津牛のおいしさを探ろうと、栗原さんが訪れたのは会津坂下町。
地元でも腕がピカイチという農家さんを訪ねました。
佐藤さんの会津牛は、肉質ときめ細やかなサシが高く評価され、2022年に開かれた全国区の品評会で最高の賞を受賞しました。
そのおいしさを生み出す秘訣は一頭一頭との向き合い方にあるといいます。
佐藤真也さん
今20頭くらい
飼育しているんですけれど、
東日本大震災のときは
もう少しいっぱいいたんですよ。
信頼を取り戻すために、
牛一頭一頭の質を上げていこうと
シフトを変えまして。
まず工夫をしたのが、エサのあげ方です。毎日エサの量を一頭一頭変えています。
さらに、牛の健康を維持するために欠かせないというのが「稲わら」です。
実は佐藤さん、会津の大地で米を作り、その稲わらを牛にエサとして与え、そして牛のたい肥を再び農地に戻しています。
この「循環農法」へのこだわりこそが、おいしく安全な肉を作る秘訣なのだと言います。
地元の人に気軽に会津牛を食べてもらいたいと、妻の千恵さんが栗原さんに聞きたいことがありました。
牛肉の使い道はステーキとか、
すき焼きくらい。
普段使いの料理もあったらいいなと
思いますね。
もっと気楽に作ることができる、
お総菜みたいな料理ですね
「会津牛」を使って料理スタート
ということで、栗原さんが会津牛を使ったレシピを教えてくれました。一緒に料理をするのは、牛舎を案内してくれた佐藤千恵さんと、畜産仲間の林邉佳子さん。
今回は手に入りやすい価格で、少量でも食べ応えがある「モモの薄切り肉」を選びました。
きょうは「和風マーボー豆腐」を
作ろうかなと思います
ひき肉しか使ったことないですし、
牛肉を使って作ったことはないです
ポイントは、牛肉の切り方です。あえて大きめの2センチ角に切ることで、肉の味わいを楽しんでもらおうという、ひと工夫です。
牛肉がおいしいのに、
あんまり小さかったらもったいない!
「お肉を食べるマーボー豆腐」というところでしょうか。
さらに味付けにも、栗原さんならではのこだわりが・・・
気軽に作ってほしいということで、ショウガや長ネギなど、自宅にあるような食材を使うレシピを考えました。
香味野菜と牛肉を一緒に炒め、会津みそを使った調味料を加えていきます。
会津牛と会津みそを使った「和風マーボー豆腐」のできあがり!
「和風マーボー豆腐」
気になるお味は・・・!?
佐藤千恵さんが、会津牛と一緒に育てた新米と頂きます。
牛肉の存在感があります
普段使いできるし、
毎日少しずつ食べられる
林邉啓生さん
地元の食材って
こんなにおいしいのか!と
改めて感じました
地元の新たな魅力を発信しようと頑張る会津地方の皆さんと出会った旅でした。
牛を育てることが
本当に大変だということを
教えて頂いて、もっと大事に
食べないといけないなと思いました。
牛肉のレシピをいろいろ作りますよ。