ヲタクと左翼(≒リベラル、反政府主義者、反差別主義者)、どちらが被害者でどちらが加害者だろうか。そもそも双方は対立するだろうか。
私がナチヲタ界隈にいた頃、「総統」「ゲッべ」「ヒムヒム」「ドリヒ」などのかる〜い(しかし世間から隠れるための重要な)隠語を使わず、臆面もなく反政府発言、政治発言をしていたので、多くのヲタク仲間から無視やブロックをされていた。
界隈のルールを知らない私が悪かったにせよ、とても陰湿ないじめだと思う。第一、誰もルールを教えてくれなかったし、「総統」「ヒムヒム」なんて、歴史を軽んじる嫌な言葉だから使いたくないと思った。
そして、あるヲタク仲間のサディスティックな投稿(「ウクライナ人を殺したロシア兵に悲しい事情があったとしても、ロシア兵は加害者なのだから一切同情するな」というもの)に嫌気が差し、それをDMで批判したら、相手は私の意見を「個人の感情論」と断言し、「自分の権利を守るため」と称して私をブロックした。
それに腹を立てた私は、相手が鍵アカウントやDMで発したサディスティックかつプライベートな言葉のスクショを、全体公開の場に晒し上げた。
そして私は相手からDMで、裏切り者として厳しく糾弾され、通報もされた。そして私は恐怖に震えながら謝罪し、記事を取り下げた。
相手のプライバシーに配慮しなかったのは私が悪いし、相手に事前に許可を取ったうえで、相手の名前を伏せて、相手の発言を載せるべきだった。どんなサディストにも人権はあるのだから、プライバシーを侵害してはならない。
相手からしたら私は、「ヲタクの表現の自由やプライバシーを侵害する迫害者、クソ左翼」であろう。
でも私からしたら、相手を含む多くのナチヲタ界隈民こそ、「私という左翼・発達障害者を爪弾きにするいじめっ子」なのである。
晒し行為という「卑劣な裏切り」には、「はみ出し者の逆襲」という側面もあったのだ。
かといって晒し行為が許されるわけではない。加害者にも事情があった、というだけの話だ。
「加害者の事情なんか知らん」と言われたらそれまでだが、それはかなり冷たい態度ではないか。
このことは今考えても辛くなる。世間から弾かれた者同士の集まりでも、誰かが弾かれる。この連鎖は終わらないのだろうか。
ヲタク/左翼は100%被害者か。ヲタク/左翼の加害性も考えてみるべきではないのか。
また、ヲタクであり左翼でもある人は、界隈内でどのような生存戦略を駆使しているのか知りたい。