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今回のにじのまの件についてのX上の反応を見ると、つくづく「ダメ。ゼッタイ。」の薬物乱用防止教育の弊害を感じる。依存症は病気であり、刑罰よりも医療に繋げることが本人、ひいては社会のためになる。世界が少しづつハームリダクションに舵を切る中で、日本はわざわざ大麻使用罪なるものを作る時代錯誤ぶり。このことについてOver Vol.5のインタビューで国立精神・神経医療研究センターの松本俊彦先生が語っている。「薬理作用によって人生が変わってしまうのではなくて、刑罰やバッシングによって社会的に追い詰められる。本末転倒です。本来、人々の人生をより良きものにするための規制法のはずです。それが、法によって人生が悪くなってしまう。逮捕されて自殺を考えたという人も少なくありません 」。 「本来、人々の人生をより良きものにするための規制法のはず」。 まさにその通りで、この基本を忘れちゃダメでしょう。依存症問題の第一線に立つ専門家の意見に耳を傾け、よく考えてみるべきです。

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肉屋を支持するブタにならないためのクィア・マガジン『Over』編集長。セクシュアルマイノリティがプライドを持って生きるためのシリーズPRIDE叢書編集主幹。 『Over』vol.5 「STAY ALIVE! セクシュアル・マイノリティのメンタルヘルスとコミュニティ」好評発売中。
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