田中 光久MITSUHISA TANAKA
営業経理部
大学院 工学系研究科 | 2009年修了 ※所属部署は取材当時のものです
MY CAREER
- 2009年
- 営業経理第三部 プラント・船舶・産業機械経理課
- 2013年
- 産業機械部 中国 MARUBENI PRECISION
MACHINERY TRADING (SHANGHAI) CO.,LTD. - 2015年
- 営業経理部 プロジェクト経理課
- 2018年
- 営業経理部 プロジェクト経理課(兼)システム推進課
- 2019年
- 営業経理部 営業経理統括課(兼)システム推進課
丸紅に入社を決めた理由を教えて下さい
大学院で土木工学や都市社会工学を学んでいたこともあり、ゼネコンや都市環境整備に秀でている会社などを中心に企業研究をしていました。そんな私が丸紅へ入社を決めるきっかけとなったのはインターンシップ。職場の雰囲気や出会う社員たちの魅力あるパーソナリティを肌で感じ、急激に志望意欲が高まったことを覚えています。その後も、大学院での研究が忙しく、限られた時間ではあったものの、積極的にOB・OG訪問をし、さまざまな社員との対話を通じて、自分に合う会社だと確信を持てたことが入社の決め手となりました。
現在の仕事について教えて下さい
営業経理部では、営業部や事業会社の経理業務を担当しています。14もの営業本部があり、それぞれ異なる領域で事業を行っている丸紅では、経理処理もさまざま。一般的な企業のように、経理業務を一つの組織にまとめることは無理があります。私たち営業経理は、各営業部の管理にとどまらず、現地の税制調査や経理支援まで担当します。営業としてのフロント的な動きと、経理として管理・統制面を重視した俯瞰的視点。現場力を持って管理面から当社ビジネスを守るという意識で臨んでいます。
田中さんが現在
取り組んでいることを教えて下さい
業務改善プロジェクトの一貫として、経理処理のルーティンワークを含めた社内の業務効率化をシステム面から図る業務に携わっています。ロボティック・プロセス・オートメーション※(以下、RPA)やマクロを活用し作業の自動化を推進するというもので、これらのシステムを導入すると、これまで2~3時間費やしていた業務が、ボタン一つ押せば10分で完了できるほどの効率化を期待できます。入力業務をRPAで代替し、別の業務に取り組める時間をより多く確保する。それにより個人の能力をこれまで以上に発揮することができ、丸紅にとって新しい価値の創造にもつながる。間接的ではありますが、RPAの活用を推進することで、イノベーションの一角を担っているという自負があります。取り組み開始直後の2年前は、自動化システムに対して社内の認知度は低い状態でしたが、勉強会の開催や実際に導入した部署からの口コミが広がり、現在は、導入実績や相談件数も増えてきています。 ※業務効率や自動化を図るシステムの動作やエクセルなどのマクロ動作をPC上で自動化できるシステム
印象に残っているエピソードを教えて下さい
上海での駐在経験は、私にとって大きな財産となった一方で、帰国後日本で業務を始めると、丸紅の事業でもまだまだ知らないフィールドがあることを改めて思い知りました。このような経験もあり、営業とともに積極的に出向き、当時、出張した国は延べ30ケ国に上りました。短い期間で海外を巡ることで、国ごとに異なるビジネス観やニーズを吸収でき、行動すればするほど自身の考えが広がっていくことを実感できました。私は、RPAの知見を全く持っていませんでしたが「広く世の中に目を向け、何に取り組むことが最善か?」と考え、自ら手を挙げRPAの勉強に向き合いました。こうした行動をとれたのは、まさに当時の経験があったからだと思います。
After Work
2年前に子供が生まれ、子育てに関わる時間が増えてきました。今では、子供と絵本を読んだり、本屋で絵本を探したりすることがリラックスできる時間になっています。子供が生まれる前は全く気づきませんでしたが、今あらためて海外の絵本を見ると、国によって表現がまったく異なっていて面白いなと感じています。