未来のスーパーフードへ テレビ史上初!?“食べられるコケ”を食リポ 鉄分はほうれん草の25倍 血液サラサラEPAも 神戸大学が開発
次にいただいたのは、ゼニゴケを乾燥させて作ったゼニゴケチップス。 (大仁田アナ)「えっ?海苔!香り高い海苔って感じがしますね。これ卵かけご飯にぴったりだと思います」 乾燥させると海苔そっくりの味に。海の苔という字を書くのは偶然ではないのかも…? さらにこのゼニゴケは食べられるだけでなく、成長する過程で大量の二酸化炭素を吸収するというメリットもあるんです。
そんな特長を生かし、考えついたのが… (水谷教授)「実は僕ら、宇宙で育てることも考えているんです。JAXA と実際に共同研究をして、宇宙ステーションで食料として育てるのを今目指してます」 少ない水で育ち、大量の二酸化炭素を吸収するゼニゴケは宇宙船の環境にぴったり。そのうえ栄養豊富な食料としても期待されています。
石崎教授と水谷教授は現在、大学教授としての仕事を続けながら、ベンチャー企業を設立し、ゼニゴケの事業化を目指しています。 そこには、大学教授ならではの思いが…。 (水谷教授)「やっぱり教育も大事だし、僕ら研究もやってるので、それもやりながら社会に役立つようなこともしたいですし、そういう姿を学生に見せることで、またこういう業界の夢も売れるかなと思ってます」 (大仁田アナ)「夢を栽培しているんですね!」 (水谷教授)「まさにその通りです」 (『newsおかえり』2024年6月3日放送分より)