「こいつら殺されても仕方ないよな?」暴走する支持者たち…SNSで大絶賛される安芸高田市長・石丸伸二氏「人気の正体」
大立ち回りがSNSで大バズり
石丸氏は市長に就任早々に議会と対立する。発端は、議会中にいびきをかいて居眠り(後に軽い脳梗塞と判明)する議員がいたことだった。石丸氏は、それを注意することをすっ飛ばして、Twitter(当時、現・X)のツイートでいきなり全世界に発信。 あまりのことに議員たちが総出で注意をすると、今度は「議員たちから恫喝された」(詳細はつづく記事『都知事選に出馬表明した安芸高田市・石丸伸二市長は「恫喝裁判」「73万円踏み倒し裁判」で敗訴…! それでもSNSで大絶賛される若きエリートの「実像」』で後述)とこれまた全世界に発信。これを機に議員の大半と対立関係となり、議場で議員たちを罵倒するのが常態となる。当然ながら議員たちとの対話は断絶し、あらゆるところで対立するようになってしまう。 そのうち、それを報じる新聞社に対しても「偏向報道だ!」「社会の公器に相応しくない!」と記者会見の場でやたらときつい言葉を浴びせ始める。石丸氏の目には、自分を肯定する報道以外はすべて偏向報道に見えるようなのだ。本来、市長が質問に答える場であるはずの記者会見で、延々と記者を詰問する様は、もはやギャグとしか思えないのだが、本人は本気である。 ちなみに私の名前は、石丸氏が新聞記者からの質問に対して、いきなり「取材不足です!」と返した場面からとったものだ。 そんな氏の存在が世間に知れ渡ったのは、昨年の8月だった。石丸氏が議員や新聞記者を罵倒する映像がSNSで大バズりしたのだ。 勧善懲悪のテレビドラマよろしく、若きエリート市長が、既得権益の甘い汁を吸う老害議員たちや、それらとズブズブの関係にある腐敗し切ったメディアを完膚なきまでに論破しているかのような動画が、いわゆる切り抜き動画制作者たちによって発信され始めたのだ。これが視聴者の正義感と爽快感を刺激し、その多くが数百万回もの再生回数を記録し、中には1000万回を超えるものもあった。 私が石丸氏を知ったのもこのときであった。明らかに年上の議員や朴訥とした語り口の記者を舌鋒鋭く攻撃する石丸氏を見たときに感じたのは、爽快感どころか、えも言われぬ不快感だった。
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