千葉や神奈川で頻発「異臭騒ぎ」なぜ起きる? 天然ガスや地震の前兆説も

 神奈川県は、横須賀市で発生した異臭について採取した大気を析した結果、ガソリンなどの蒸発ガスに含まれるイソペンタンやペンタン、ブタンが検出されたと発表した。横浜市の分析結果とも一致している。神奈川県の担当者は「自然由来を全く否定できるものではないが、人為的な施設から出てくるものではないか」との見方を示す。

 異臭の原因については、タンカーが油を荷揚げした後、タンク内の可燃性ガスを排出する「ガス・フリー」と呼ばれる作業によるとの見方や、海中で大量発生した植物プランクトンが分解される際に海水の酸素が減り、硫化物を含んだ海底近くの水が海面に上昇して青白く見える「青潮」説もある。

 1923年の関東大震災当時、三浦半島でガスが噴出した記録などから、地震の前兆との見方も出る。

 前出の高橋氏は「三浦半島と房総半島の南端は活断層が露出しているという共通点もある。千葉県で異臭があった地域周辺は地震と関係なくガスが噴出が起きることは十分あるが、フィリピン海プレートが北米プレートの下に徐々に潜る位置に当たる。1つの分析結果で決めつけないことも重要だ」と注意を促した。

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