下着強盗・下着強奪魔/着用下着を剥ぎ取ったわいせつ事件 事例まとめ
- 2011/08/28
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◆目次
・このレポートについて
・事例集
・着用していた下着を奪うのが目的と思われる事例
・強姦や強制わいせつ等の行為の延長線上と思われる下着強奪事例
・関連要素があると思う事例
・まとめ
◆このレポートについて
最近、ニュースでこうした手口の街頭犯罪について話題になる機会があったので、相当前に途中まで作成したものの、ずっと放置していたものを未完成のままアップしてみました。放置している間にも新しい事例が溜まっていった為、私が把握している事例の全てが書いてある訳ではありません。4年前くらいで止まっている感じです。しかし、大まかな傾向を把握していただける位にならなると思います。
◆事例集
<参考情報>
・各事例について書かれたネット記事
<情報収集方法>
・日々のネット記事スクラップ(前々からこの手口はマークしていた)
・「下着」「奪」「脱」「強盗」「恐喝」などの語句を組み合わせてPC内をキーワード検索。
<留意事項>
・あくまでも主な事例であって、全てを網羅したものではありません。
・長期間放置していたものをアップしたものであって、最近の事例は入っていません。
・年齢、肩書き、団体名等は参考にした記事等の情報がリリースされた当時ものです。
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まず、事例を整理する為に次のような風に事例を分類してみました。
(1)着用していた下着を奪うのが目的と思われる事例
(2)強姦や強制わいせつ等の行為の延長線上と思われる事例
(3)関連要素があると思う事例
強姦魔が強姦行為に至る際には、標的の衣服を脱がす事も当然してくる訳で、そういう事なのだから今回のテーマとはあまり関係が無いのではと思うかも知れません。しかし、関連する情報を見ていくと、その後の展開、加害者の素性や凶暴性、家宅捜索の結果などで、下着目的の事例と似たような部分が結構あると感じまして、そうした意図で盛り込む事にしました。(3)は下着ではなく他の物に対するフェティシズム的執着から起きた事件、異質な欲望、その他の問題点について触れる為にピックアップした関連事例です。
◆着用していた下着を奪うのが目的と思われる事例
事例-1◆
1994年7月、電話ボックスで電話中の女性(17)に東京都に住むアルバイトの男(23)がナイフを突き付けて脅し、「パンティーを脱げ」と言ってきた。男はわいせつ行為をした上、着用していた下着を奪って逃走した。男はその後出頭した。5、6件の余罪があるらしい。
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事例-2◆
2002年7月30日、和歌山県警は大阪府貝塚市に住む無職の男(29)を強盗致傷容疑で逮捕する。2002年7月2日午後4時20分頃、和歌山県那賀郡の路上において男はミニバイクに乗って下校途中の女子児童(11)に「下着を見せて」と声を掛けた。逃げようとする女子児童に対して、男は女子児童の左肩を掴んで押し倒し、着用していた下着を脱がせて奪った。女子児童は右ひじ打撲と擦り傷で7日間の怪我を負った。
更に男は7月4日午後3時頃、同郡内の路上で別の女子児童(8)を押し倒し、着用していた下着を奪った。女子児童は右腕に10日間の怪我を負った。近隣では6月下旬ごろにも同様の事件が起きていて、2人の女子児童が被害に遭っている。警察の捜査で貝塚ナンバーのミニバイクに乗った不審な男が浮上する。そして被害者の証言などから男が割り出されて逮捕に至った。家宅捜索では女子児童から奪ったと思われる下着が数点押収された。
その後の余罪捜査で、男は2002年9月5日に再逮捕される。2002年5月30日午後3時頃、男は大阪府泉佐野市の路上で下校途中の女子児童(8)に近づき、「パンツ見せて」と声を掛けた。それを拒否した女子児童を男は押し倒し、着用していた下着を奪って逃走した。女子児童は手足に7日間の怪我を負った。
2002年5月から7月にかけて、男は和歌山県北部と大阪府南部で女子児童7人から下着を強奪し、その内4人に怪我を負わせ、2人に対してはわいせつ行為に及び、民家で下着を盗む事をしていた。2003年4月16日、和歌山地裁は男に対して懲役7年(求刑8年)を言い渡した。
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事例-3◆
2002年8月、東京都内にあるマンション入り口で、女性(24)が後ろから近づいてきた男に首を絞められる。男は「彼女いないんだ。パンツちょうだい」と言って、女性が脱いだ下着を奪って逃走した。他にも18件もの同様事件が起きているという。
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事例-4◆
2003年8月14日、北海道警は北海道札幌市に住むアルバイトの男を強盗傷害の疑いで逮捕する。男は2003年8月6日午後10時30分頃、男の自宅近くでもある札幌市内の路上を歩いていた女子高校生(16)を押し倒し、着用していた下着を強奪した。女子高校生は抵抗した際に手足に7日間の怪我を負った。男は現場に片方の靴と携帯電話を落としていったので身元が特定され逮捕された。所轄署管内では1ヶ月程前から同様の事件が数件起きていたという。
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事例-5◆
2004年5月21日午前9時30分頃、栃木県足利市にある東武伊勢崎線の県駅のホームで電車を待っていた女子高校生(17)が着用していたジャージのズボンと下着を奪われた。男は女子高校生に後ろから近づき、顔を数発殴った。女子高校生が転倒すると、男は女子高校生が履いていたズボンを下着ごと引っ張って奪い、逃走した。犯人の男は頭にタオルを巻いていて、黒いジャージを着ていて、年齢は25歳から30歳くらいに見えたという。現場の駅は無人駅で、当時他に人はいなかった。
2004年11月11日、この件の容疑者が強盗容疑で逮捕される。逮捕された男は、2004年10月25日に別の女子高校生に下半身を露出したとして、公然わいせつ容疑で既に逮捕されていた栃木県足利市の解体工の男(31)であった。男は「女子高生に興味があった」と言っていて、更に数件の余罪についても供述しているという。
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事例-6◆
2004年6月23日、福岡県警は福岡県前原市に住む県立高校教諭の男(41)を強制わいせつ致傷の容疑で逮捕する。男は2004年6月2日午後8時20分頃、前原市内の路上で、自転車に乗って帰宅途中の女子高校生(17)に対して後ろから肩を掴んだり口を塞ぐなどして転倒させた。男は女子高校生のスカートをまくり上げ、着用していた下着を強奪した。その後、「助けて」という悲鳴を聞いた通りすがりの男性が掛け付けたため、男は犯行を諦めて近くに駐車しておいた車で逃走した。その際、通りすがりの男性は男の車のナンバーを見ており、それが逮捕に結びついた。被害に遭った女子高校生は手足に10日間の怪我を負った。
男は独身で、勤務先の学校では3年生のクラス担任していて保健体育が専門であった。ラグビー部の顧問、監督もしていた。逮捕に繋がった事件の日は、夜までラグビー部の練習を指導した後だったそうだ。男は容疑について認めていて、「女子生徒が着用している下着を奪うため、20人以上に暴行を繰り返した。勤務先の学校でも教え子の下着を盗んだことがある」「下着が欲しいため、4、5年前から、前原市と周辺で同様の犯行を続けた」「生の下着がほしかった」「ミニスカートの制服姿がたまらなかった」と供述しているという。男の自宅の家宅捜索では、女性用下着が多数見つかっている。着用している下着を奪う目的であった事から、男は2004年7月14日に強盗致傷罪で起訴された。
2003年10月27日午後7時30分頃、福岡県志摩町の路上で自転車に乗って帰宅途中の女子高校生(16)の腰を両手で掴んで強引に止めさせてスカートをまくり上げ、下着を強奪しようとした。しかし、体勢に無理があったのか、下着の一部を破り取る形になったという。2004年7月15日、男はこの件について強制わいせつ致傷で再逮捕されている。この日も仕事を終えた後に犯行に及んでいた。犯行形態は、帰宅途中の女子中高生を狙ったもので、尾行して標的が通る道を確認した上、暗かったり人気の無い場所で待ち伏せして襲うものだったという。男が供述した余罪については、警察はその内10数件を認知していているという。勤務先の学校における下着泥棒については、体育教師の立場(鍵の管理?)を悪用し、部室に侵入していたと見られている。2000年頃、勤務先の高校で水泳の授業時間中に女子更衣室に忍び込み、パンティーを盗んだ事があり、これが一連の犯行の切っ掛けだったらしい。
2004年8月5日、福岡県教育委員会は男を懲戒免職処分とした。その際、県教委は会見で「学校側に聞いたが、事件を起こす傾向は全くなかった。下着を盗まれた報告もない」としている。学校側は逮捕当時、報道向けには「元気で活発な熱血漢タイプ。問題を起こしたことは1度もなかった」と説明していた。しかし、学校が逮捕発覚直後に開いた保護者会では男は体罰や暴言で度々注意されていた人物である事を言っていたらしい。また、逮捕後に教委側が男と接触した際、男は「6月2日の事件1度だけ」と言っていたという。
2005年3月22日、福岡地裁は男に対して懲役3年6ヶ月(求刑6年)を言い渡した。強盗致傷罪の法定刑は懲役6年以上だったのだが、裁判長は「被害者と示談し、関係者に謝罪している。受け持ちの生徒が励ましの手紙を送り、保護者が熱心な仕事ぶりを証言した」「深い反省の態度を示しており、16年務めた教職を懲戒免職になるなど社会的制裁も受けている」として減刑した。
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事例-7◆
2004年10月7日、埼玉県警は既に別の事件で逮捕されていた埼玉県北埼玉郡北川辺町の会社員の男(31)を強制わいせつと窃盗の容疑で再逮捕する。男は2004年9月3日夜、埼玉県北埼玉郡北川辺町で帰宅途中の女子高校生(17)の太ももを触ったとして、強制わいせつ容疑で逮捕されていた。再逮捕された件は、2003年9月10日の夜に北川辺町で自転車に乗って帰宅途中だった女子高校生(17)を引っ張って転倒させ、着用していた下着を奪ったというものである。男は周辺地域や群馬県内などで主に女子高校生を狙った強制わいせつを約30件やったと自供しているという。
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事例-8◆
2004年12月26日、神奈川県横浜市旭区に住む無職の男(24)が強盗未遂の容疑で緊急逮捕される。男はこの日の午後8時50分頃、横浜市保土ヶ谷区の路上で帰宅途中の女子高校生(18)に対して、「下着をよこせ」と刃物を見せつけながら脅した。女子高校生はすぐに逃げた為、事件は未遂に終わった。男は女子高校生からの通報を受けて駆けつけた警察官に現場付近で逮捕されている。
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事例-9◆
2005年3月1日、茨城県警は茨城県霞ケ浦町に住む元会社員の男(23)を窃盗と強制わいせつの容疑で再逮捕した。男は茨城県石岡市で自転車に乗って帰宅途中だった女子中学生のバッグを盗んだとして、窃盗容疑で逮捕、起訴されていた。2004年11月2日午後9時50分頃、男は茨城県千代田町で自転車に乗って帰宅途中だった女子高校生(17)を押し倒した。そして着用していた下着を奪った上、女子高校生が持っていたバッグも奪った。バッグの中には財布やMDプレーヤーが入っていたという。
近隣地域では、帰宅途中の女子中高生を狙った強制わいせつ行為と同時に所持品などを奪う事件が多発していた。警察が把握している20数件の内、男は10数件について関与を認める供述をしているという。
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事例-10◆
2005年3月22日までに、警視庁は東京都大田区に住む無職の男(31)が恐喝容疑で逮捕する。男は2005年2月7日午後6時25分頃、大田区内にあるマンションの駐輪場で帰宅途中だった女子高校生(16)に背後から近づき、「言うことを聞けば何もしないから、下着をくれ」と言って、女子高校生が着用していた下着を脅し取った。男は「ミニスカート姿の女子高生に興味があった。(脅し取った)下着は捨てた。ほかにも10回ぐらいやった」と供述しているという。この近辺では、2005年から女子中高生が同じように下着を要求された事件が複数発生していた。
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事例-11◆
2005年9月27日、岩手県警は岩手県水沢市に住む店員の男(27)を強盗致傷の容疑で緊急逮捕する。男はこの日の午後7時20分頃、岩手県一関市で自転車に乗っていた女子高校生を引っ張って転倒させ、着用していた下着を奪おうとした。その際、女子高校生は右ひじなどに怪我を負った。
現場周辺では同様の事件が複数起きており、男の関与についても調べが進められた。男は逮捕された2005年9月27日の午後3時45分から、一関市の路上を歩いていた別の女子高校生に抱きついて体を触って強姦しようとしたり、自転車に乗っていたまた別の女子高校生を転倒させて着用していた下着を奪おうとするなど、3時間半の間に5人の女子高校生に対して同種の行為に及んでいた。2006年5月8日、盛岡地裁は男に懲役10年(求刑12年)の判決を言い渡した。
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事例-12◆
2005年10月11日、広島県警は広島県府中町に住む無職の男(26)を強制わいせつと強盗の容疑で逮捕する。男は2005年9月19日午後9時45分頃、広島市東区の路上で店員の女性(19)の背後からミニバイクに乗って近づき押し倒した。そして男は女性の体を触り、着用していた下着を奪った。男は「下着を取っていない」と下着強奪については容疑を否認しているという。
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事例-13◆
2006年1月10日、滋賀県警は滋賀県甲賀市に住む会社員の男(36)を強制わいせつ致傷容疑で逮捕する。男は2005年12月14日、自転車に乗っていた女子中学生(14)を転倒させ、着用している下着を強奪しようとした。その際に女子中学生は脚などに怪我を負った。男はその行為をする直前の午前9時40分頃、甲賀市にあるコンビニ店内で女子中学生のスカート内をビデオカメラで盗撮していた。その後、コンビニを出た女子中学生を追跡して犯行に及んだという。ビデオカメラにはこの件とは別の映像も残っていたらしい。
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事例-14◆
2006年4月4日、静岡県警は静岡県富士市のパチンコ店店員の男(31)を強盗容疑で逮捕する。男は2006年3月25日午前0時55分頃、東海道新幹線新富士駅のガード下にある駐輪場で、自転車に乗ろうとしていた会社員の女性(27)に背後から近づいて押し倒した。男は無言で女性が着用していた下着だけを奪って逃走した。周辺地域では、駅の近くで若い女性が下着を脱がされそうになる事件が他にも複数起きていたという。
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事例-15◆
2006年4月12日午後10時頃、神奈川県横浜市西区の路上で、塾から帰宅途中の女子高校生(17)が背後から近づいてきたという男に刃物で切りつけられる。女子高校生は左頬に約8センチの傷を負った。切りつけられて倒れこんだ女子高校生に対して、男はスカートの中に手を入れてきたという。その際、大声を出された為に男は逃走した。証言によると、男は身長160~170cmで20歳ぐらい、パーマがかかったような髪だったという。警察はわいせつ行為や下着を強奪する目的による犯行と見ているらしい。
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事例-16◆
2006年4月15日までに、埼玉県警は内装業の男(27)を強盗傷害の容疑で逮捕する。男は2006年4月14日午後10時前、埼玉県富士見市にあるアパートで帰宅途中の女性(22)がアパートの階段を上っている所を背後から襲った。男は女性を羽交い絞めにしてスカートの中に手を入れ、女性が着用していた下着を奪い取ろうとしたが、破れただけで済んだ。女性は足に怪我を負った。男は「気がついたら襲っていた」と供述しているという。
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事例-17◆
2006年4月21日の夜、神奈川県川崎市宮前区で、アルバイトから帰宅途中の女子高校生(16)が男に襲われ、着用していた下着を奪われる。男は身長170cmくらいの痩せ型で20歳くらいだったという。男は女子高校生に前から近づいてきて、いきなり首を掴んで道路脇のフェンスに押し付け「パンツをよこせ」と脅迫してきた。そしてスカートの中に手を入れて、下着を強奪したという。
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事例-18◆
2006年5月18日、神奈川県警は神奈川県横浜市神奈川区に住む会社員の男(25)を強盗と強制わいせつの容疑で逮捕する。男は2006年4月20日午後9時50分頃、横浜市鶴見区の路上で女子中学生に背後から近づき、女子中学生の首に腕を回して倒し、体を触るなどのわいせつ行為をした。更に、女子中学生が身につけていた下着や靴を奪って逃走した。男は「若い女性に興味があった」「スカートをはいている女の子が好きだった」「ミニスカートを見るとむらむらした。若い子の方が抵抗できないのではないかと思った」と供述しているという。現場周辺では同種の事件が十数件起きていた。
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事例-19◆
2006年7月15日午前0時55分頃、埼玉県春日部市にある東武伊勢崎線一ノ割駅近くの自転車置き場で、会社員の女性(28)が30歳くらいの男に顔を殴られ、着用していた下着が奪われる。男は女性に近づいてきて「パンツよこしな」と声を掛けてきた。女性が拒絶すると顔を殴って押し倒し、スカートの中に手を入れて下着を強奪して逃走した。
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事例-20◆
2006年7月19日、埼玉県警は住所不定で職業不詳のスリランカ国籍の男(25)を強盗と強制わいせつの容疑で逮捕する。男はこの日の午後2時25分頃、埼玉県上尾市で帰宅途中の女子中学生(12)を尾行し、女子中学生の自宅まで付きまとった。そして男は女子中学生に対して「また会ってよ」などと言い、体を触るなどのわいせつ行為に及び、着用していた下着を奪った。男は「エッチなことをしたくなった。興奮した」と供述しているという。
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事例-21◆
2006年5月中旬から7月中旬にかけて、三重県名張市で男による制服姿の女子高校生を狙った強制わいせつ及び窃盗事件が8件ほど発生する。2006年7月19日午後1時頃、名張市の路上で女子高校生(15)が背後から近づいてきた男に押し倒され、その際に落とした携帯電話を奪われた。女子高校生は携帯電話を見ながら1人で歩いていた所で被害に遭った。その日の午後6時30分頃、同じく名張市の路上で女子高校生(17)が背後から近づいてきた男に押し倒され、男は女子高校生の着衣を奪って逃走した。その際、男は無言だったという。女子高校生は同級生と一緒に歩いていた最中に被害に遭った。この2件の加害者に関する目撃証言は共通していて、男は30歳前後で身長170~180cmの中肉、Tシャツにジーパン姿、黒い野球帽に黒いサングラスという格好だったらしい。
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事例-22◆
2006年6月下旬から9月下旬にかけて、栃木県宇都宮市で男による帰宅途中の女子生徒を狙った強盗事件が相次いで発生する。その犯行形態は自転車で帰宅している女子生徒に背後から近づき、口を塞いで「静かにしろ」「服を脱げ」と脅迫し、女子生徒の制服や下着などの着衣、カバンなどの所持品を奪って逃走するものであった。体を触ってくる事もあるという。このような被害が警察に4件把握されている。被害者の証言によると、男は身長170cmくらいで40歳前後、メガネに小太りで白い軽乗用車に乗って移動していたと思われる。
2006年10月13日、栃木県警は栃木県宇都宮市に住む運転手の男(36)を暴行容疑で現行犯逮捕する。男は宇都宮市の路上で自転車で帰宅途中の女子高校生(16)を押し倒した。更に口を塞いで頭を数回殴り、着衣の一部を奪った。男は「女子高生の制服が欲しかった」「ほかにも同じような事件をやった」と話していて、宇都宮市で相次いでいた同種の事件についても関与をほのめかす供述をしているという。男の自宅からは被害者から奪った生徒手帳などが見つかっている。その後、男は強盗致傷、強制わいせつ致傷の罪に問われ、2006年12月21日の初公判で起訴事実を認めている。
この事件では、駐在所勤務の警察官の張り込みやパトロールが容疑者逮捕に大きく貢献していて、警察官は少女を狙った卑劣な事件が起きた事から、非番の日も張り込みやパトロールをしていた。家族連れの車に見せ掛ける為に、妻や娘3人(3歳~9歳)と張り込みをした事もあったという。その結果、不審な動きをする白い軽乗用車を見付け、ナンバーを控えた事で男が捜査線上に挙がる事になった。
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事例-23◆
2006年7月25日、滋賀県警は滋賀県米原市に住む米原市職員の男(30)を強盗と強制わいせつの容疑で逮捕する。男は2006年6月15日午後7時30分頃、彦根市の路上で帰宅途中の女子高校生に背後から近づき、「騒ぐな」と脅迫して押し倒した。男は女子高校生が着用していた下着を奪い、体を触った。男は「ほかにもやった」と供述しているという。彦根市周辺では他にも類似した手口の事件が起きていた。
2006年8月14日、男は強盗と強制わいせつの罪で起訴され、米原市は男を懲戒免職処分にした。処分の発表の際、米原市は市長と助役を減給とする条例案を提出する方針を示している。その内容は、市長については減給10分の1を1ヶ月、助役については減給100分の5を1ヶ月とのことである。2006年10月11日の初公判では、検察側は冒頭陳述の中で男は女性の下着に興味を持っていた事、2006年2月頃から女子高校生を同様の手口で襲う事件を他に約5件起こしていた事、男が所有しているパソコンには大量のわいせつ動画が記録されており、その内容を模倣していたと指摘した。10月25日の論告求刑の際には、被害者の精神的ショックは大きく、日常生活に支障をきたしており、PTSD(心的外傷後ストレス障害)と診断されている事を指摘した。検察はこの時、男に懲役6年を求刑している。
2006年11月13日、本来はこの日に判決が言い渡される予定だったが、民事賠償で示談(金額は300万円)が成立した為に検察は求刑を懲役5年に変更した。その為、判決の言い渡しは後日に延期された。11月20日、大津地裁は男に懲役2年6ヶ月(求刑5年)の判決を言い渡した。
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事例-24◆
2006年9月15日、神奈川県警は神奈川県藤沢市に住む作業員の男(24)を再逮捕する。男は2006年9月8日、アパートにのぞき目的で侵入した所を警戒中の警察官に逮捕されていた。男は2006年9月6日午後10時30分頃、藤沢市にある湘南台駅近くの路上で、帰宅途中のアルバイトの女性(34)に背後から近づいて畑に押し倒した。女性は大声を出すなどして抵抗したが、男は拳を振り上げて殴ろうとする様子で脅し、男は女性のスカートの中に手を入れて着用していた下着を引きちぎって奪った。現場周辺では2005年11月頃から同様の手口による事件が約20件発生しているという。男の自宅からは他の女性から奪ったと思われる下着が約6枚見つかっている。男は「女性の体を触りたかった」と供述しているという。
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事例-25◆
2006年9月21日、滋賀県警は滋賀県近江八幡市に住む無職の男(32)を強盗と強制わいせつの容疑で逮捕する。男は2006年8月9日午後10時頃、近江八幡市にある大型ショッピングセンターの駐車場(2階)で、アルバイトの女性(21)を背後から襲い、体を触るなどのわいせつ行為に及び、さらに女性が着用していた下着を奪った。現場周辺では2006年4月頃から同様の事件が複数発生していた。男は容疑を認めており、余罪についても話しているという。
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事例-26◆
2006年10月17日午後10時30分頃、兵庫県西宮市にある民家の庭で、住人の女子高校生が男に刃物を突きつけられ、「パンツくれ」と脅される強盗未遂事件が起きた。女子高校生はちょうど帰宅した所で、自転車を止めている最中に襲われた。男は女子高校生の家族が外に出てくる気配を察知して逃走したという。目撃証言によると、男は50歳くらいでメガネを掛けており、上は黒いパーカー、下は緑のズボンをはいていたという。
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事例-27◆
2006年10月、埼玉県警は埼玉県鳩ヶ谷市に住む無職の男(20)を未成年者略取誘拐と窃盗の容疑で逮捕する。男は2006年6月25日の夕方、鳩ヶ谷市にある公園で遊んでいた女児(4)をスーパーの男子トイレに連れ込み、女児が着用していた下着を脱がせて盗んだ。その後、同容疑で起訴された。
男の家庭は両親と姉と男の4人家族で、男は1986年6月に自宅で生まれたそうだが、出生届は出されずに今まで無戸籍状態で住民登録もされておらず、義務教育などで学校に通った事もなかった。男の母親によると理由は「学校に通わす金がない」という事らしい。これまで生活保護は受けていなかった。12歳年上の姉には戸籍があって、学校にも通っていた。男は読み書きや計算などは家族から教わっていたようで、話す事については問題無いようだが、平仮名などの基本的な文字しか書けないらしい。2006年10月中旬(11月という情報もある)、ようやく男は戸籍を取得した。
当時一家は6畳間と3畳間の長屋を借りて暮らしていて、近所付き合いも特に無く、大家も今回の件で初めて男の存在を知ったという。男の生活は家でテレビを見たりする事が中心で、近所の人によると「10年前までは、たまに母親の自転車の後ろに乗っている姿を見た」「夕方にぶらぶらしている姿をみかけた」とのことである。
2007年3月13日の公判で、検察側は男に懲役3年の求刑をする。男は最終意見陳述で「2度としないと約束します。まじめに仕事して親を楽にするよう頑張ります」と述べた。3月27日、さいたま地裁は男に懲役2年6ヶ月、執行猶予5年(保護観察付き)の判決を言い渡した。この件の発覚後、鳩ヶ谷市は事案調査チームを発足させる方針を打ち出しており、男に教育を受ける機会を提供する事について検討するという。
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事例-28◆
2006年11月29日、香川県警は香川県丸亀市に住む警備員の男(24)を強盗の容疑で緊急逮捕する。男はこの日の午後1時15分頃、丸亀市にあるマンションで住人であるスナック経営の女性(29)に背後から近づいて抱き付き、女性を押さえつけて着用していた下着を強奪した。男は「はいていた温かいパンツが欲しかった」と話しているという。
2007年1月4日、男は強姦致傷の容疑で再逮捕される。男は2006年11月15日午前0時40分頃、丸亀市内の路上で帰宅途中の女性(33)を襲い、押し倒したり首を絞めるなどして強姦しようとした。男は女性を尾行し、人気の無い場所に出た所で犯行に及んだとされている。女性は抵抗した際、足などに10日間の怪我を負った。男は先の逮捕の後、他のわいせつ事件について自供をしていたのだが、この件については否認しているという。その後、男は女性5人に対する同様の行為について、強盗致傷や強制わいせつ致傷などの罪で起訴された。これらの犯行は2006年11月1日から逮捕される29日の間に行ったものであった。2007年5月16日、高松地裁丸亀支部は男に対して懲役8年(求刑12年)の判決を言い渡した。
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事例-29◆
2007年4月15日午後11時45分頃、鹿児島県鹿児島市のJR鹿児島線ガード下で帰宅途中の女性(19)が背後から近づいてきた男にハサミのような物を突きつけられる。男は「騒ぐと殺すぞ」と女性を脅迫し、女性が着用していた下着を奪って逃走した。その際、女性は軽い怪我を負った。証言によると、男は30歳くらいで身長は170cm前後。黒縁メガネにベレー帽のような帽子をかぶっていたという。
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事例-30◆
2007年5月10日午後11時30分頃、鹿児島県鹿児島市にあるマンション敷地内で、帰宅途中の女性(19)が背後から近づいてきた男に口を塞がれ、着用していた下着を奪う事件が発生する。犯行時の男は終始無言で、下着を奪ったら逃走したという。証言によると、男は身長170cmくらいだったという。
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事例-31◆
2007年6月8日、徳島県警は徳島県徳島市に住む無職の男(25)を強制わいせつ致傷と窃盗の容疑で再逮捕する。男は既に住居侵入と強制わいせつ未遂の容疑で逮捕、起訴されている。男は2007年4月上旬、徳島市にあるマンションの踊り場で女性(20)を襲い、女性が着用していた下着を奪った。その際、女性は左足に1週間の怪我を負った。警察によると、徳島市周辺では同様の事件が約10件発生しているという。
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事例-32◆
2007年6月15日の夜、栃木県小山市で帰宅途中の女子高校生が着用していた下着を奪われる事件が起きる。男は「騒いだら刺す。下着をくれれば何もしない」と脅迫してきたという。証言によると、男は20代後半くらいで、黒っぽいTシャツを着ていたという。
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考えられる事のまとめ
・高い攻撃性。
・被害者が怪我を負うような犯行形態。
・自転車に乗っていた標的を倒して犯行に及んだ例もある。
・ナイフなどの凶器で脅した例もある。
・スカート内の盗撮をしている内に欲情して下着強奪に発展した例もある。
・周辺で同様の手口による犯行が続発していたり、逮捕後の供述で余罪が多く出てきたり、連続性が見受けられる。
・他の種類の猥褻系犯罪をしている例もある。
・ブルセラ系のフェチというか、女子生徒の所持品全体への興味によって狙ってくる例もある。
・街頭痴漢モノのアダルトビデオに影響され、手口を真似たという例もある。
・被害者は精神的に大きな傷を負っている。
・猥褻関係というよりも強盗罪、強盗致傷罪が成立する事で罪が重くなる傾向にある。
・加害者周辺の人物の支援や既に社会的制裁を受けたとして、刑の下限よりも減刑となった事例もある。
◆強姦や強制わいせつ等の行為の延長線上と思われる下着強奪事例
強姦や強制わいせつ関連の凶悪事件の中にも、下着フェチを思わせるような部分が見え隠れしている……といった事例です。
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事例-33◆
2001年9月の記事より。2001年6月24日の午前6時頃、東京都北区にあるマンションの5階に住む日本経済新聞社員の男(47歳独身)がベランダを伝って隣室に住む女子学生(20代)宅にわいせつ目的で侵入する。部屋の中を覗くと女子学生は下着姿で寝ていて、窓は半分開いていた。そうして女子学生の部屋を覗いた後、男は一度部屋に戻って酒を飲んで仮眠する。
午前9時過ぎ頃、男は再びベランダを伝って女子学生宅に侵入する。そして今度は部屋にも侵入した。後の裁判の冒頭陳述によると、その目的は「乳房と陰部をたぶらかそうと思った」というものだったらしい。だが、女子学生が男の侵入に気付いて悲鳴を上げた。すると男は女子学生の首を絞め、「今日はヤろうと思ったが、下着をくれたら帰ってやる」と脅し、女子学生が着用していたブラジャーとパンティーを剥ぎ取って逃走した。後に男は住居侵入、傷害などの罪で逮捕、起訴される。家宅捜索の結果、男の部屋からは100枚以上の女性用下着が見つかったという。日本経済新聞社は男を懲戒解雇処分としたようだ。
裁判で男は「突発的にやってしまった。顔も知らなかったし、恋愛感情も持っていなかった」と述べた。しかし、検察側は男が被害者の女子学生を2年前から目を付けていた事、ベランダを伝って侵入して覗く行為を以前から頻繁に繰り返していた事に加え、カメラで撮影する事までしていたと指摘している。男は「やる度にやめようと思った」と言っているが、検察側が「どうして、やめなかったのか」と訊ねると「分からない」と答えた。
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事例-34◆
2002年7月23日までに、徳島県徳島市の海上自衛隊2等海曹の男(31)が強姦致傷と窃盗の容疑で徳島県警に逮捕される。男は2002年7月22日午後5時40分頃、帰宅途中の高校1年生の少女(15)を堤防下の雑草地に連れ込み、強姦しようとした。少女が叫ぶなどして抵抗した為、男は剥ぎ取った下着を持って逃走した。少女は軽傷を負った。その日の午後6時頃、通報を受けた警察が山川町にあるJR山瀬駅で男を発見した。その時も男は奪った下着を持っていた。その後、男は懲戒免職処分となった。男は強姦致傷と強盗の罪で起訴される。2003年1月23日に徳島地裁は男に懲役4年6ヶ月(求刑8年)の判決を言い渡した。
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事例-35◆
2003年6月12日、青森県警は強盗などで既に起訴されている青森県青森市八重田に住む無職の男(25)※A※、青森市小柳の無職の男(25)※B※を強姦容疑で逮捕する。Aは2003年4月に青森市の民家に侵入し、女子中学生を脅して着用していた下着を奪った件で逮捕されていた。AとBが逮捕された件の容疑は2月19日午後5時30分頃、別の中学生を強姦したというものである。Aの父親は青森県警三戸署の署長(警視)、Bの父親は青森県警板柳署次長(警部)であった。後にこの2人の警察官は依願退職している。
2001年10月24日午後5時30分頃、板柳町で下校途中の女子児童を車に押し込み、車内でわいせつ行為をした。その際、「騒がなければ殺さないから」と脅迫もしていたという。
2001年12月5日午後5時55分頃、弘前市で帰宅途中の女子高校生を車に引きずり込み、車内で強姦した。その際、「しゃべったら写真をばらまくぞ」と脅迫もしていたという。女子高校生が監禁されていた時間は約2時間30分で、全治3日間の怪我も負った。
2003年2月19日午後4時15分頃、青森市で帰宅途中の女子生徒を車に引きずり込み、車内で強姦した。その際、「警察ざたにしたら、写真をばらまくぞ」と脅迫もしていたという。この犯行では、女子生徒を引きずり込んだ後に蟹田町に移動し、そこで強姦行為に及んだ後に青森市に戻ってから開放している。女子生徒が監禁されていた時間は約5時間で、全治5日間の怪我も負った。
AとBは子供の頃に同じ警察官舎に住んでいて、中学時代の同級生でもあり、仲が良かったという。Aは女子生徒に対する性的興味から、2001年秋頃から下着の窃盗を繰り返していた。その後、Bもそうした犯罪行為に加わるようになり、女子児童や女子生徒を車に引きずり込んでわいせつ行為をする事を繰り返していた。アダルトビデオを見て思いついたらしい。その際、Aが女性を拉致する役で、Bが車を運転する役という風に決めてあったという。論告求刑の際、検察は「2001年9月頃から20回に渡り帰宅途中の女子児童などを探し、3度拉致に失敗するなど、長期に連続して行った犯行と認められる」と述べていて、立件された事件以外の余罪の多さについて触れている。
これらの事件の捜査段階について、Bは「2月の事件の数日後に母親から『犯人は赤いRV車だったらしい。あなたではないか』と言われ、やばいと思って燃やした」「父親から婦女暴行事件の容疑者の似顔絵を見せられ、自分に似ていると思った」と言っていて、車内を清掃したり犯行に使った覆面や軍手を処分している。似顔絵は一般には公開されていないものだった。その為、メディアから「情報漏洩ではないか」という取り上げられ方もした。因みに、他にも雑誌がAとBが決して格好良くはないポーズをして映っている写真を使って事件を取り上げたりもしている。事件の被害者の中には、帰宅の際に必ず迎えが必要であったり、夜道や人と擦れ違う事に恐怖を感じたり、受験生なのだが学校に行く事ができなくなっている人もいるという。2004年1月22日、青森地裁はAに懲役15年(求刑17年)、Bに懲役13年(求刑15年)を言い渡した。
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事例-36◆
2003年11月14日、盛岡地裁は強姦、強姦未遂、強盗、窃盗の罪で起訴された元私立高校講師の男(27)に対し、懲役16年(求刑20年)の判決を言い渡す。男は2002年11月2日の夜、岩手県二戸市の路上で女子高校生(15)にナイフを突き付けて脅迫し、強姦した。その他、この件を含めて14歳から23歳の計女性9人の女性に対する強姦、強姦未遂などで起訴されていた。9件の内4件は未遂で、被害者9人の内8人は未成年の女性である。
男は以前東京都に住んでいて、2001年8月から11月にかけて埼玉県、神奈川県で5件の事件を起こし、青森県八戸市にある私立高校で英語講師をしていた頃の2002年4月から11月にかけては岩手県内で4件の事件を起こしている。犯行形態はバイクに乗って標的女性を物色し、用意していたペーパーナイフなどで脅したり首を絞めたりして制圧するものであった。犯行後、写真撮影をして口封じをしたり、下着を奪ったりもしていた。男が提出した上申書では、大学生時代の1998年から同種の犯行を繰り返していて、立件された事件以外にも約65件にも及ぶ余罪について認めている。
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事例-37◆
2004年7月14日までに、警視庁は東京都板橋区に住む臨床検査技師の男(22)※A※と神奈川県川崎市に住むアルバイトの男(24)※B※を強姦致傷、逮捕監禁などの容疑で逮捕する。2004年6月27日の夜、2人は東京都北区にあるアパートで、自室に入ろうとしたOLの女性(25)に対して背後からベンゼンを染み込ませた軍手を押し付けた。女性の意識を朦朧とさせて自室に押し込んで2人で順番に強姦し、更に現金3万円も奪った。その後、女性を訪ねてきた知人の男性が警察に通報し、2人は住居侵入の現行犯で警察に逮捕された。
2004年7月27日、2人は強姦致傷や強盗などの容疑で再逮捕される。2人は2003年8月20日午後10時頃、東京都板橋区にあるマンションで、自室に入ろうとしたOLの女性(23)に対して背後からクロロフォルムを染み込ませた布を押し付けた。その後、女性を部屋に押し込んで両手を縛り、粘着テープで目や口を塞いだ上で強姦し、着用していた下着を奪った。女性はクロロホルムの影響による右目周辺の火傷など、1ヶ月の怪我を負った。
Aは中野区内にある総合病院で検査技師をしており、犯行に使われた薬品類はAが勤務先の病院から持ち出したものであった。Bも別の病院で検査技師をしていた事があり、2人は臨床検査技師の専門学校時代の同級生だった。犯行形態は、都営三田線の駅出口で標的となる女性を物色し、尾行して自宅を確認した上で数日後に犯行に及ぶというものだった。好みのタイプだという茶髪でミニスカート姿の女性を主に狙っていたらしい。こうした行為を始めたのは2003年7月頃からで、逮捕されるまでの1年間に「12人を襲った」と供述しているという。逮捕を受けてAが勤務していた病院はAを懲戒解雇処分としている。
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事例-38◆
2004年10月29日、警視庁は東京都あきる野市に住む運送会社社員の男(30)を強制わいせつと窃盗の容疑で逮捕する。男は2004年9月7日午前1時頃、東京都羽村市で自転車に乗って帰宅途中の女性(26)に対して、背後から抱きついて転倒させ、胸を触るなどのわいせつ行為をした。更に、携帯電話などが入っていた女性のバッグを盗んだ。
2004年11月20日、男は強盗と強制わいせつの容疑で再逮捕される。2004年8月30日午後10時40分頃、東京都福生市で帰宅途中の女子大学生(20)を背後から襲って口を塞ぎ、マンションの駐輪場に連れ込んで胸を触るなどのわいせつ行為に及び、更に着用していた下着を奪った。
近隣の地域では2003年3月頃から、深夜に帰宅中の女性を狙った強制わいせつ事件や同時に携帯電話などの所持品が奪われる事件が多発していた。警察が把握している約80件の内、男は約50件について関与を認める供述をしているという。男は奪った携帯電話に登録されている別の女性に電話を掛け、卑猥な話をする事もしていた。
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事例-39◆
2004年12月2日、愛知県警は既に別の強盗事件で逮捕、起訴されている名古屋市に住む建設作業員の男(22)を強盗強姦容疑で再逮捕した。男は2004年7月27日未明、名古屋市北区で帰宅途中の女性(22)に対して「声を上げるな」と金属製の棒を振りかざして脅した。その後、マンションの敷地内で女性を強姦し、下着を奪って逃走した。
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事例-40◆
2005年3月9日、愛知県警は既に別の強姦致傷事件で起訴されている愛知県春日井市に住む無職の男(31)を強制わいせつ容疑で再逮捕する。男は2005年1月下旬、名古屋市で女子中学生が住む家を「お母さんにお金のことで話がある」(借金の取り立てを装ったものと見られる)と訪ね、玄関先で暴力を振るったり脅したりして、わいせつ行為をした。
男の自宅からは、住民基本台帳の情報を書き写した紙が見つかっており、「区役所の住民基本台帳を閲覧し、女の子がいる母子家庭を狙った」と供述しているという。紙には大人の男性が住んでいない家庭の情報が約180人分書かれていて、斜線が引かれている部分もあったという。この斜線は標的について犯行を終えた事を表していると見られていて、十数件について斜線が引かれていたという。男のビデオカメラやデジタルカメラには、犯行の様子を撮影した記録が残っていた。
2005年5月9日、男は強制わいせつ容疑で再逮捕される。男は2005年2月に名古屋市の民家を訪ね、留守番をしていた女子児童をはさみで脅してわいせつ行為をした。その後、男は女子児童に友人に電話をさせ、そうして呼び出した友人の女子児童にも暴力を振るい、わいせつな行為をした。
初公判で男の手口の具体的な内容が明らかになる。ある事件では、最初に標的の家を訪ねた時に祖母が出ていたので一度退いた時があった。しかし、男は学校に電話して就業時間を確認し、標的の女子児童が帰ってくると郵便局員を装ってエレベーター内で「判子を押してほしい」と女子児童に接触した。そうして部屋に押し入って、はさみをちらつかせて「殺されたくないでしょ」と脅した。そしてわいせつ行為に及び、着用していた下着を奪い取ってカメラで撮影し、「撮った写真を今度持って来る」「学校にばらまく」と脅して口止めも図っていた。女子児童に対して金銭(400円)を渡してから逃走した事もあったという。
論告求刑の際、検察は男が2002年6月から2005年2月にかけて、名古屋市内において10歳から14歳の少女8人に同様の犯行をしていたと指摘している。最終的に男は強姦致傷1件、強姦1件、強姦未遂3件、強制わいせつ2件などの罪に問われた。2006年3月2日、名古屋地裁は男に懲役17年(求刑18年)の判決を言い渡した。この事件を受けて名古屋市は住民基本台帳の閲覧について、身分証明書や閲覧理由を証明するものの提示を求めるようにした。同様に各地の自治体で閲覧についての要綱や規則の変更が相次いだ。
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事例-41◆
2005年3月28日、福岡地裁小倉支部は、強姦罪などで起訴された福岡県北九州市の無職の男(29)に対して懲役16年(求刑20年)の判決を言い渡した。男は2003年12月28日、福岡県北九州市戸畑区の路上で、帰宅途中の女子高校生(16)にナイフを突き付けて脅し、強姦した。その際、着用していた下着も奪っている。男は2004年1月10日に逮捕された。
その後、男は強姦に加えて窃盗もした行為については12件、強姦については20件、強制わいせつに加えて窃盗もした行為については2件、強制わいせつについては7件、住居侵入に加えて強制わいせつもした行為については1件について認める供述をしている。(未遂も含める)数多くの余罪の中で被害届が出ていたのは16件だったが、事件のショックなどから10件は被害者の協力が得られず起訴に持ち込む事ができなかった。被害者の中には、引きこもりがちになったり、尚も男の存在に脅えて引越しをした人もいるという。
犯行形態は駅やバス停で女子生徒などの標的を物色して尾行し、人気が無くなってきた所で刃物を突きつけて脅し、人目に付かない場所に連れ込んで強姦するものであった。被害者の年齢は14歳から21歳で、男はそれについて「年齢が低ければ抵抗されにくかった」と話しているらしい。男が逮捕されたのは男がその日も犯行に及ぼうとしていた時で、コンビニエンスストアから出てきた時に警察官が任意同行を求め、男の顔を確認した被害者の証言などにより緊急逮捕された。その時、所持していたバッグの中には犯行の際に被っていたニット帽や避妊具が入っていたという。自宅からは襲った女性から奪ったと思われる下着4枚が見つかっている。
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事例-42◆
2005年4月24日までに、愛知県警は愛知県名古屋市中村区に住む元暴力団幹部で無職の男(34)を強盗強姦などの容疑で逮捕する。男は2005年3月24日、名古屋市中村区にあるマンションの団体職員の女性(22)の部屋(1階)にベランダから侵入し、下着を物色していた。帰宅した女性と鉢合わせとなると、女性を蹴るなどの暴力を振るって「騒ぐな」と脅した。その後、盗んだ下着を目隠しや猿ぐつわに使い、服などで縛って女性を強姦した。男は現金(約3万円)も奪っている。去り際に男は「おれは神崎凌だ」「警察に通報したらブッ殺すぞ!」と脅迫し、更に自分の携帯電話の番号を教えて「また連絡しろ」と言い残して逃走していた。この偽名は暴力団時代に使っていた通り名だったらしい。
2005年5月13日、男は強姦などの容疑で再逮捕される。男は2005年3月4日午前0時40分頃、名古屋市中村区にあるマンションの店員の女性(22)の部屋に侵入し、帰宅した女性を襲撃して強姦した上、現金(4万円)を奪った。
2005年9月5日、男は強姦などの容疑で再逮捕される。男は2004年12月18日午前2時30分頃、名古屋市にあるマンションの駐車場で、店員の女性(25)が乗った車のガラスを割った。男は「俺はやくざだ。おとなしくしろ」と言って脅迫し、人気の無い場所に女性を連れ出して強姦した。その後、女性を車で連れ去った先でも強姦した。その女性に対して男はこの日の犯行以後も女性の部屋のベランダに侵入し、干してあった下着などを盗んでいた。
これらの件の捜査段階において、男は犯行を否認していた。その後も捜査は進み、男は7軒もの女性宅への侵入やそこでの盗み(現金とブランド品で合計約200万円相当)、下着を盗んだり奪ったりした事、そして20代の女性4人に対する強姦などの罪に問われた。2006年7月19日、名古屋地裁は男に懲役25年(求刑通り)の判決を言い渡した。
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事例-43◆
2005年7月11日、石川県警は石川県金沢市に住む土木作業員の男(36)を強姦未遂などの容疑で逮捕する。男は2005年7月7日午前3時20分頃、金沢市で女性(20代)が住む家に窓から侵入した。強姦する目的だったそうだが、女性がその場から逃げ出した為に未遂に終わった。男は奪った女性の下着を持って逃走した。
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事例-44◆
2005年10月31日、茨城県警は茨城県水戸市に住む私立高校に通う少年(15)を窃盗の疑いで逮捕する。少年はこの日の午後10時頃、水戸市の路上を歩いていた女子高校生(16)に背後から抱きついた。少年は「わいせつ目的で抱きついたが、カバンを投げて逃げられたのでカバンを盗んだ」と供述しているという。その学生カバンには、財布(4150円入り)とその他の所持品が入っていたという。
2005年11月10日、少年は強姦未遂と窃盗の容疑で再逮捕される。少年は2005年10月18日午後8時過ぎ頃、水戸市で無職の女性(18)を襲って駐車場に連れ込み、押し倒して着用していた下着を剥ぎ取り、女性が持っていた財布(約500円入り)を盗んだ。少年は他にも女子高校生や会社員に対して同種の行為を十数件やったと供述しているという。
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事例-45◆
2005年12月15日午後5時頃、東京都江戸川区にあるマンションの部屋に25歳~30歳くらいの男が侵入する。当時部屋は女子児童(12)が1人でいた所だった。男は女子児童に刃物を突き付けて「静かにしないと殺す。立って体を触らせろ」と脅迫してきた。女子児童は悲鳴を上げるなどして抵抗したが、男に顔を殴られたり押し倒されたりしたという。その後、男は女子児童が着用していた下着を奪って逃走した。
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事例-46◆
2006年1月27日、福井地裁は強盗致傷や強制わいせつ致傷などの罪に問われていた福井県越前市の無職の男(28)に懲役5年(求刑8年)の判決を言い渡す。
男は2005年8月18日、福井県福井市の駐車場で女性(19)の車に乗り込み、わいせつ行為をしようとした。女性に抵抗された為、男は女性の財布(2万円入り)を奪って逃走した。2005年8月26日には福井市で女性(21)が運転する車に乗り込んでわいせつな行為がした。更に、女性の財布(免許証と500円入り)と着用していた下着を奪って逃走した。その際、女性は胸などに2週間の怪我を負った。他にも男は2005年8月13日に福井市内の駐車場に停車してあった車から財布(5万円入り)を盗んでいた。
公判で男は罪を認め、「ストレスで自暴自棄になっていた。被害者には本当に申し訳ないことをした」と述べていた。検察側は8月26日の件について粘着テープを用意していた事などから犯行の計画性を指摘した。弁護側は負わせた怪我は軽いとして致傷には至らないと主張し、全ての被害者との示談成立、当時勤務していた職場などから出された嘆願書(40人分)の事を挙げて情状酌量を求めていた。
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事例-47◆
2006年3月15日、静岡県警は静岡県静岡市清水区に住む静岡市の消防士の男(26)を強制わいせつ未遂の容疑で逮捕する。男は2005年11月15日午前1時30分頃、静岡市清水区にあるマンションの通路で、飲食店アルバイトの女性(32)に背後から近づいて抱き付こうとした。女性が大声を上げたので男は逃走した。女性が男の顔を覚えていて、警察による張り込み捜査、不自然にスピードを緩めたり同じ場所を行き来している不審車両の発見などから容疑者特定に至ったという。事件当時、女性は帰宅途中で男は非番だったらしい。
周辺地域では2005年の夏から2006年2月に掛けて、若い女性を尾行して襲う強姦事件や強制わいせつ事件が十数件起きていて、男も「他にもやった」「性的欲求をおさえられなかった」と供述している事から、警察は余罪があると見て捜査を続けた。勤務先への家宅捜索などから、同様手口による他の事件が発生した日と男が非番の日に重なる部分がある事が分った。また、自宅からは事件の被害者から奪ったと思われる女性の持ち物や下着、女性を襲う内容のビデオや本が見つかっている。
2006年4月4日、男は強制わいせつ未遂と窃盗の容疑で再逮捕される。男は2006年2月8日午前0時20分頃、静岡市清水区にあるマンションの階段で女子大生(22)を背後から襲った。そして女子大生の口を塞いで「騒ぐと殺すぞ」と脅迫し、わいせつな行為をしようとした。男は女子大生を人目に付かない駐車場に連れ込んでわいせつな行為をしようとしたが、その際に大声を出された為に逃走した。その際、1万2600円が入ったバッグを奪った。そのバッグは男の自宅の家宅捜索で見つかっている。この事件について男は「女性の下半身を触ろうとしたが大声を出されたので逃げた」と供述しているという。
静岡市消防防災局は2006年4月4日付けで男を休職処分(恐らく分限休職や起訴休職と呼ばれる処分)とした。男の身柄は拘留されているのだが、この処分の期間中は男に対して給与の6割までが支給される事もある。その後、4月24日に静岡市消防防災局は男が犯行事実を認めている事から懲戒免職処分とした。また、静岡市長は消防防災局長などに対して厳重注意した。因みに、男は高校を卒業してから5年のアルバイト生活を経て2003年4月から消防士として働いていた。勤務態度などに問題は見られなかったという。
2006年5月8日、男は強制わいせつと窃盗の容疑で再逮捕される。2005年7月24日、帰宅途中の会社員の女性(29)を襲い、下着を脱がせて体を触るなどのわいせつ行為をした。また2006年1月5日には、飲食店店員の女性(19)にも同様の行為をした。この件では脱がせた下着を奪って逃走している。
2006年6月22日、男は強姦致傷と窃盗の容疑で再逮捕される。男は2006年1月29日午前3時5分頃、静岡市駿河区にあるアパートに帰宅した女子大生(22)の背後から近づき、タオルで口を塞いで転倒させた。その後、男は女子大生の部屋に連れ込み強姦した。また、デジタルカメラを奪って逃走した。女子大生は左腕に怪我を負った。
男の犯行手口は、女性を尾行して路上で襲う手口、女性がもうすぐ自宅に着くという時にマンションなどの敷地内で襲う手口、女性が部屋に入ろうとする所を襲う手口が中心のようである。また、わいせつ行為以外にも、所持品や下着を奪う事をよくしていたようである。
男は10代から30代までの女性9人に対する行為で10件の罪に問われた。論告の際に検察側は被害女性の中にはPTSD(心的外傷後ストレス障害)で通院している人や不安感や不眠の症状がある人がいる事を指摘した。2006年11月22日、静岡地裁は男に懲役9年6ヶ月(求刑12年)の判決を言い渡した。
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事例-48◆
2007年2月28日、奈良地裁葛城支部は強制わいせつ致傷の罪に問われていた住所不定で無職の男(55)に懲役15年(求刑19年)の判決を言い渡す。男は2001年8月から2006年1月にかけて、奈良県内や三重県内において、女子児童ら(5歳~9歳)に対してわいせつな行為をした。
犯行形態は、路上で女子児童に「トイレを貸して」などの声掛けをして、家に案内されて中に入った所を襲い、わいせつ行為に及ぶというものだった。他には、女子児童が1人で留守番をしているのを確認して侵入する手口、公園で遊んでいた女子児童を襲い着衣を奪うなどの手口で犯行を重ね、被害に遭った女子児童は12人にも上った。スタンガンを使った事もあったという。
逮捕に至った切っ掛けは、公園での犯行後に被害女児を様子に異変を感じた男性が逃走する男の車のナンバーを記憶した事だった。男は全国に指名手配され、後に岡山県内に潜伏している所を逮捕された。他の事件についても、現場に残された体液が男のDNAと一致するなどしている。公判において、男は起訴事実を認めていた。
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・覗き、盗撮、下着泥棒から強制わいせつや強姦に発展していった例がある。
・犯行後、日が経って逮捕された時点でも、奪った下着を所持していた例がある。
・大学時代から犯罪をしていた者が教職を目指し、教壇に立っている。
・事件の数→被害届が出ているか出ないか→裁判での立件件数でどんどん減る。性犯罪の被害者心理の問題がある。
・駅やバス停の周辺で標的を物色して尾行する手口がある。
◆関連要素があると思う事例
他のフェティシズム関連の事例から。攻撃性や行動力や粘着ぶりなどが感じられると思います。
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事例-49◆
2000年10月18日、千葉県松戸市内の路上でパートタイマーの女性(30代)が男に押し倒され、膝などに怪我を負った。強盗致傷容疑で逮捕された男は千葉県内にある私立大学の経済学部に通う松戸市の少年で、目的はパート女性が履いていたハイヒールを奪う為だった。市内では3月頃から同種の事件が度々起きていて、少年はそうした余罪についても犯行を認めているという。少年は家裁送致を経て中等少年院に入った。
2001年11月26日午後0時30分頃、JR松戸駅東口の駐輪場で松戸市に住むOL(26)が男に押し倒され、左足に履いていた黒のハイヒールを奪われた。男は右足の方も奪おうとしていたそうだが、女性が騒いだ為にその場から逃走した。窃盗容疑で逮捕されたのは20歳になった先述の件の大学生(2年生)だった。「女性のハイヒールをコレクションする趣味があり、ほしかった」と供述しているという。
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事例-50◆
2002年8月の記事より。2002年7月25日、長野県警は長野県佐久市に住む飲食店店員の女(39)をストーカー規制法違反の容疑で逮捕する。2002年5月、女は小諸市に住む娯楽施設勤務の男性(24)の勤め先で、男性の車のワイパーに「付き合って」と書いた手紙を挟んだ。
断り続ける男性に対する行為はエスカレートしていく。女は娯楽施設の前で男性を待ち伏せし、男性に対して使用済みのパンティーが入った下着を「もらって」と差し出してきたという。他にもワイパーに雑誌から切り抜いたヌード写真挟んだり、使用済みのブラジャーやパンティーを挟む行為をした。男性は警察に相談し、女は6月1日にストーカー規制法に基づく警告を受ける。しかし、その後も女は男性の携帯電話に「下着をもらって」「付き合って」という内容のメールを送信してきた。男性からの告訴を受け、警察は女を逮捕した。女が男性のメールアドレスを入手した経路は不明のようだ。
女が男性に好意を抱いた理由は、「初恋の人に似ている」というものだった。女は夫と離婚後、小学生の娘とアパートで2人暮らしをしていた。女は行為については認めているものの、「ストーカー行為ではない」と供述しているという。
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事例-51◆
2005年6月25日午前4時頃、静岡県御殿場市にあるアパートの部屋に20歳~40歳くらいの男が侵入する。その部屋では会社員の女性(23)が1人暮らしをしていて、当時就寝中であった。女性は男が侵入している事に気付いて悲鳴を上げたが、すぐさま男に押さえつけられてしまった。男は「布団でもかぶってろ」「静かにしろ、下着を出せ」と脅し、タンスの中にあった下着を数枚奪って逃走した。
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事例-52◆
2005年7月18日までに、群馬県警は群馬県高崎市に住むサッカー選手の男(26)を暴行の容疑で逮捕する。男は2005年7月16日午後0時15分頃、群馬県高崎市の路上で女子中学生(15)に背後から近づき、女子中学生が着用していたハーフパンツを下ろそうとした。女子中学生は部活動に参加する為に登校する最中だった。
男は日本フットボールリーグ(JFL)のFCホリコシ(当時)に所属するサッカー選手で、ポジションはゴールキーパー。2003年~2004年は正ゴールキーパーだったが今期(2005年)は控えゴールキーパーで、試合に出場したのは1試合のみだった。所属していたチームはアマチュアチームで、男はサッカースクールで小学生を指導したり、スポーツクラブでアルバイトをするなどして暮らしていた。チームとの契約は7月末までで、チームは再契約をしない方針を示した。
2005年8月5日、男は窃盗の容疑で再逮捕される。男は2005年7月上旬に群馬県高崎市にある会社員の男性(44)宅に侵入し、軒下に干してあった女性用スクール水着1着と女性用下着5枚の計6点を盗んだ。男は「女性の下着に興味があった」と供述しているという。2005年9月、日本フットボールリーグ評議員会は男を無期限の出場停止処分としている。
男は女子中学生に対する行為については処分保留となったが、スクール水着や下着を盗んだ件については起訴された。2005年10月3日の初公判で男は容疑を認めている。検察側は男が2004年から道行く女性のスカートの中を盗撮する行為をしていて、気付かれないようにスカートをまくり上げてから撮る事もしていたと指摘する。また、男の自宅からは女性用下着などが数十点見つかっていて、男はこうした行為を100件以上やったと供述しているという。
2005年10月31日の第2回公判では、逮捕の切っ掛けとなった2005年7月16日の女子中学生に対する行為をした後、高崎市内の県営住宅で女子児童(8)のスカートをめくり、スカート内を撮影した件(県迷惑防止条例違反)についても男は容疑を認めた。男は「いつまでたってもチームの正キーパーになれず、うっ憤を晴らすためにやった」と供述したという。また、検察側は男が約20人の女子児童や女子生徒に対してわいせつ行為などをしていた事を指摘している。
男は他にも高崎市の路上で女子児童や女子生徒(8歳~18歳)の胸などを触るわいせつ行為6件や、民家に侵入して女性用下着やセーラー服を盗んだ件など、最終的に9件の事件について起訴される事となった。
2006年1月31日の公判で、男は犯行の動機について、以前にチームメイトだったゴールキーパーが練習中に死亡した事なども交えて「精神的に落ち込んでいた」と話した。検察側は「常習的で再犯の可能性が高い」として男に懲役3年を求刑した。弁護側はチームを解雇され、リーグからも追放処分を受けて社会的制裁を受けているとして、「十分反省、悔悟しており、更正の機会を与えて欲しい」とした。2006年2月15日、前橋地裁高崎支部は男に懲役3年執行猶予4年の保護観察付き(求刑3年)の判決を言い渡した。
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事例-53◆
2005年7月22日までに、埼玉県川越市に住む会社員の男(23)が恐喝未遂の容疑で逮捕される。男は2005年7月14日から20日にかけて、埼玉県富士見市に住む女子高校生の自宅に「尿を瓶に入れてよこせ」「下着、制服、現金を川越市内の病院の入り口に置け」といった内容のファックスを送信した。女子高校生はそうした脅迫を無視していると、男は女子高校生の自宅の前に灯油入りのポリタンクを置くなどして威圧していた。被害者と男は4年前まで同じ団地に住んでいたという接点があり、その当時から男による付きまとい行為が再三に渡ってあったという。
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事例-54◆
2005年7月28日、神奈川県警は神奈川県川崎市宮前区に住む建設作業員の男(29)を傷害と窃盗の容疑で逮捕する。男は2005年6月17日午前2時10分頃、川崎市宮前区にあるマンションの前で帰宅してきた飲食店店員の男性(31)に声を掛け、道を尋ねる振りをして「対応が悪い」と因縁を付けて男性の顔を殴った。さらにその後、男は「部屋まで行こう。抵抗したら階段から落とすぞ」と脅迫し、男性の部屋(4階)まで付いていった。その後、「コンタクトレンズをはずして、おれにつけろ」と男性が付けていたコンタクトレンズを外させ、自分の目に付けさせて逃走した。男性は10日間の怪我を負った。
男は「中学の時に友人から眼鏡を貸してもらい、よく見えるようになったのが快感になり、盗むようになった」「次々と新しいのが欲しくなった」「自分に合うものを探していた」と供述しているという。2004年1月頃から川崎市内では同種の事件が22件発生していて、被害者は年齢は17歳~30歳の男性だったという。その犯行形態は、車やバイクに乗って深夜の路上で通行人に対し「目が見えないので眼鏡を貸して」「格好いい眼鏡だね。見せて」などと声を掛け、そのまま逃走するものだった。
2004年1月2日午後10時頃、川崎市宮前区の路上を歩いていた男性(23)が、バイクに乗った男に声を掛けられる。男は道を尋ねるふりをして男性がしていた眼鏡を奪って逃走した。
2005年6月14日、男子高校生(17)が眼鏡を盗まれる事件が発生する。
2005年6月26日、別の男子高校生(17)が眼鏡を盗まれる事件が発生する。
2005年6月30日午前1時頃、川崎市宮前区の路上で帰宅途中の専門学校生の男性(18)が白い軽トラックに乗った男に声を掛けられる。男は「目が悪いんだ。眼鏡を貸してくれ」と言ってきて、男性がしていた眼鏡を男に貸すと男はそのまま逃走した。
その他、事件の内容や男の逮捕の件がニュースで伝えられ、同様の被害に遭ったとする電話が数多くあったという。
男を逮捕するに至った経緯は、眼鏡やコンタクトレンズを奪うという変わった目的の事件を受け、管轄の宮前署が署独自のデータベースで被害品について検索し、随分前から連続発生している事に気付く。その後、捜査体制が強化されて、6月17日に発生した事件についての捜査で、コンビニの防犯カメラに男の姿が写っていた事が切っ掛けとなった。
男の自宅の家宅捜索では、眼鏡124個とコンタクトレンズ30組が押収されている。押収した眼鏡の特徴は、黒、茶色、ワインレッド、透明などの縁があるものが多かったという。また、それらはコンビニのレジ袋に入れられていたり、床に散らばった状態で見つかったという。男の供述によると、十数年前からこうした犯行を繰り返していて、「盗んだ眼鏡を売ったことはない」「2003年8月以降に盗んだもので、それ以前の分は処分した」のだとか。
2005年8月17日、男は覚せい剤取締法違反の容疑で再逮捕される。家宅捜索では覚せい剤を入れていたと思われる袋や注射器も押収されていた。男は「眼鏡窃盗も覚せい剤もストレス解消のためだった」と供述しているという。
2005年10月17日の初公判で、検察側は男が眼鏡やコンタクトレンズを奪う事件を約200件も起こしていた事を指摘した。男は「手が当たっただけで殴っていない。コンタクトレンズはその場で返した」として、起訴事実について一部を否認した。弁護側は一部を除いて留保とした。その後、弁護側は「(奪った眼鏡やコンタクトレンズは)経済的な価値はなく、恐喝罪や窃盗罪は成立しない」と主張したらしい。2006年3月30日、横浜地裁川崎支部は男に懲役3年2ヶ月(求刑6年)の判決を言い渡した。
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事例-55◆
2005年12月28日、神奈川県警は神奈川県茅ケ崎市に住む中学校教師の男(39)を暴行の容疑で逮捕する。男は2005年12月28日午後8時30分頃、鎌倉市で自宅マンションのドアの鍵を開けようとしてた会社員の女性(33)に背後から近づき、女性の目や口を塞いで胸を触り、女性がしていたマスクを奪い取った。女性が悲鳴を上げたので男は逃走したが、駆けつけた通行人3人に取り押さえられ、警察に引き渡された。
逮捕された男は、警察の調べに対して職業を旋盤工と偽っていたが、パンツの中から横浜市教育委員会が発行する身分証が見つかり、連絡を受けて勤務先の校長が来た事で男が横浜市立の中学校で社会科を担当している教師であると確認された。男は独身で、バドミントン部の顧問もしていて、犯行当日は休みの日だった。男は「免職になると思ったのでうそをついた」「すれ違った女性が以前交際していた女性に似ていたので抱きしめたくなった」「数日前、彼女にふられたばかりで、ひと目みて好意を持ち抱きついた」と話しているという。2006年1月26日、横浜市教育委員会は男を懲戒免職処分とした。
2006年3月3日の初公判で、検察側は男にはマスクをしている女性に異常な興味を抱く嗜好があると指摘した。男が小学生だった頃、担任だった女性教師がよくマスクをしていた事が切っ掛けらしい。また、検察側は男は被害女性が勤務先から帰宅する時点から尾行していて、電車内でデジタルカメラで女性の姿を盗撮する事もしていたとも指摘した。こうした行為については、2000年頃からマスクをしている女性の姿を盗撮する事を始めたという。なお、男の家からはネットオークションで購入した使用済みマスク、マスクフェチ向け(?)のDVD、自分で撮影したマスクをしている女性の画像が見つかっている。
犯行当日、男は入院中の父を見舞った後に東京駅で被害女性を見掛け、女性が電車やバスを乗り継いで鎌倉市にある自宅に帰るまでの1時間半に渡って尾行し、女性が自宅のドアを開けようとした所を襲撃したものだった。被害女性は事件のショックで男性の視線に恐怖心を抱いたり、通院を必要とするようになったという。男は罪を認めたものの、「昨年のクリスマス、好意のあった女性が私に好意を持っていないことが分かった。イライラして落ち着かなかった。こんな自分なんかどうにでもなってしまえ、逮捕されて世の中から消えてしまいたいと思った」「父ががんで余命半年」「他人の借金を背負うことになった」「病院で性志向障害と診断された」「事件後は(反省の気持ちで)マスクをした女性に目を向けられなくなった」などという供述をしている。検察側は男に対して懲役1年を求刑した。
※「判決は2006年4月14日の予定」とありましたが、判決を報じる情報は見つかりませんでした。(記事にならなかった?)
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事例-56◆
2006年10月26日、名古屋地裁半田支部は住居侵入の罪に問われていた愛知県小坂井町に住む元県立高校講師の男(47)に懲役1年6ヶ月、執行猶予3年(求刑1年6ヶ月)の判決を言い渡した。
男は2006年8月3日午前3時頃、愛知県半田市にある民家に勝手口から侵入した。そこは男が講師として勤めていた高校の女子生徒の家で、男は懐中電灯を照らしながら女子生徒の入浴する様子を盗撮する為の場所を下見していた所を女子生徒の兄に見つかって捕まった。「風呂場などで女性の裸を撮るための下見が目的だった」と供述しているという。
男は2003年4月からこれまでにかけて、豊橋市、名古屋市、半田市などの愛知県内の学校に勤務した事があって、2006年4月からは半田市にある県立高校で1年間の期限で商業科目の講師を務める事になっていた。逮捕された際、男の車からは女子生徒10人分の住所や氏名が書かれたメモが見つかっている。それらの情報は男が勤務していた高校の女子生徒のものだった。2006年10月17日、愛知県教育委員会は男を懲戒免職処分としている。また、男は過去に同様の盗撮目的の行為で2度の逮捕歴があり、罰金刑を受けていた人物であった事も分かった。
2007年5月19日、愛知県警は男を住居侵入の容疑で逮捕する。容疑の内容は、愛知県半田市にある民家に侵入したというものである。家宅捜索では自宅の天井裏から女性用の下着630枚が見つかっている。
2007年7月23日、男は窃盗の容疑で再逮捕される。容疑の内容は、2006年11月に愛知県豊橋市にある民家に侵入し、その家の住人である会社員の女性(21)の下着1枚を盗んだというもの。被害に遭った女性は男にとってかつての教え子でもあった。男は有罪判決を受けた直後で、執行猶予期間中であるにも拘らず同様の事件を再び起こしていた。男は「入浴中の教え子の盗撮や、下着の盗みを繰り返していた」と供述していて、この件でも勤務先の学校から手に入れた女子生徒の個人情報を利用していたようである。
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事例-57◆
2007年4月15日、京都府警は京都市伏見区に住む会社員の男(50)を窃盗の容疑で逮捕する。男はこの日の午前6時30分頃、京都市東山区にある女性用下着の販売店から下着やマネキンなどを盗んだ。ショーウインドーのガラスをバールで割って侵入した際、店の防犯センサーが作動してベルが鳴った。男は盗んだ下着を詰めたバッグとマネキンを抱えて逃走する所を駆けつけた警備員に捕まり、警察に引き渡された。この行為について、男は「下着を脱がすのに時間がかかってしまい、マネキンごと持って行こうとした」としている。
男の自宅を家宅捜索すると、ブラジャー、ショーツ、ガードルなどの女性用下着が495点見つかった。供述によると、男は2006年2月から2007年2月にかけて京都市内の他の下着販売店数件に侵入しては下着類を盗んでいて、合計で711点にも上るという。電話帳で下着販売店の住所を調べて犯行に及んでいたらしい。
男は盗んだ下着をきれいに整理整頓していて、ブラジャーやパンティーは衣装ケースに、キャミソールはクローゼットに吊るしてあったらしい。男は「女性の下着に強い興味があった。家で見て楽しんでいた」「使用済み下着には興味はなく、新品が好きだった」「気に入らない下着は捨てた」と話しているという。
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事例-58◆
2007年5月12日、宮城県警は宮城県仙台市青葉区に住む大学院生の男(23)を住居侵入の容疑で緊急逮捕した。男はこの日の午前6時55分頃、自宅マンションの隣室に侵入した。現場となった部屋は3階で、男はベランダを伝って窓から侵入しようとしたが、気付いた女性が悲鳴を上げた為に男は逃走した。その後、男は通報を受けてやってきた警察官に事情を聞かれた際に容疑を認めた。男は「下着を盗もうとした」と供述しているという。
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事例-59◆
2007年6月17日、神奈川県警は神奈川県横浜市旭区に住む横浜市資源環境局職員の男(59)を窃盗未遂の容疑で逮捕する。男は2007年6月17日午前5時30分頃、近くにあるマンションの1階ベランダに干してあった女性(38)の下着を盗もうとした。犯行時、男は約4メートルの物干し竿を持っていて、マンションの隣の住宅敷地内からそれを使って盗もうとしたらしい。男と被害女性は顔見知りで、男の姿に気付いた女性が警察に通報した為、男は逮捕された。女性によると前にも下着を盗まれた事があったという。男は「好みの女性が着けている下着がほしかった」と供述しているという。
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事例-60◆
2007年6月24日、岩手県警は岩手県花巻市の中学校に通う少年(14)を銃刀法違反の現行犯で逮捕する。少年はこの日、花巻市の男性会社員宅に侵入しようとしたが、住人に見つかって逃走した。その後、通報を受けて駆けつけた警察官が付近を捜索している所で発見され、包丁を持っていた為に逮捕された。
6月26日までには、少年は窃盗や住居侵入の容疑でも逮捕される。少年は2006年9月頃から2回この家に侵入していて、清涼飲料水や女性用下着を盗んでいた。少年は包丁について「見つかった時に脅かす為に持っていた」と供述しているという。
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・他の物に関するフェティシズム絡みでも似たような事件が起きている。
・住民基本台帳やその他職務上知り得た個人情報を悪用した例もある。
◆まとめ
近年の事例が入っていないという不完全な形でのアップは何だかもどかしい感じがします。男子中学生の集団が被害に遭った例とか、今回挙げた事例に入っていますけど、その者が有罪判決後に全く同じ手口で再犯となったとか、他にも色々あるのです。実は、犯罪や社会ニュースに詳しい人にとっては、この下着強盗というのはそんな特別に珍しい手口でも何でもないと思います。
ただ、軽く見てはいけません。この手の事件を常に三面記事とか変態ニュースみたいなノリで見ている人も少なくないと思います。「こうしてちょっと掘り下げてみると、かなり壮絶な犯罪じゃないか」「何かのフェチやマニアって、影でこそこそやっているものと思っていたけど、めちゃめちゃ行動的じゃん。攻撃的な奴もかなりいるじゃん」というような事に気付いていただきたい……これがボツにしようかと思っていたレポートを未完成のままアップした理由です。それにしても、一系統の犯罪手口について調べるだけでも、社会にとっての課題や問題が多く見つかるものですね。

・このレポートについて
・事例集
・着用していた下着を奪うのが目的と思われる事例
・強姦や強制わいせつ等の行為の延長線上と思われる下着強奪事例
・関連要素があると思う事例
・まとめ
◆このレポートについて
最近、ニュースでこうした手口の街頭犯罪について話題になる機会があったので、相当前に途中まで作成したものの、ずっと放置していたものを未完成のままアップしてみました。放置している間にも新しい事例が溜まっていった為、私が把握している事例の全てが書いてある訳ではありません。4年前くらいで止まっている感じです。しかし、大まかな傾向を把握していただける位にならなると思います。
◆事例集
<参考情報>
・各事例について書かれたネット記事
<情報収集方法>
・日々のネット記事スクラップ(前々からこの手口はマークしていた)
・「下着」「奪」「脱」「強盗」「恐喝」などの語句を組み合わせてPC内をキーワード検索。
<留意事項>
・あくまでも主な事例であって、全てを網羅したものではありません。
・長期間放置していたものをアップしたものであって、最近の事例は入っていません。
・年齢、肩書き、団体名等は参考にした記事等の情報がリリースされた当時ものです。
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まず、事例を整理する為に次のような風に事例を分類してみました。
(1)着用していた下着を奪うのが目的と思われる事例
(2)強姦や強制わいせつ等の行為の延長線上と思われる事例
(3)関連要素があると思う事例
強姦魔が強姦行為に至る際には、標的の衣服を脱がす事も当然してくる訳で、そういう事なのだから今回のテーマとはあまり関係が無いのではと思うかも知れません。しかし、関連する情報を見ていくと、その後の展開、加害者の素性や凶暴性、家宅捜索の結果などで、下着目的の事例と似たような部分が結構あると感じまして、そうした意図で盛り込む事にしました。(3)は下着ではなく他の物に対するフェティシズム的執着から起きた事件、異質な欲望、その他の問題点について触れる為にピックアップした関連事例です。
◆着用していた下着を奪うのが目的と思われる事例
事例-1◆
1994年7月、電話ボックスで電話中の女性(17)に東京都に住むアルバイトの男(23)がナイフを突き付けて脅し、「パンティーを脱げ」と言ってきた。男はわいせつ行為をした上、着用していた下着を奪って逃走した。男はその後出頭した。5、6件の余罪があるらしい。
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事例-2◆
2002年7月30日、和歌山県警は大阪府貝塚市に住む無職の男(29)を強盗致傷容疑で逮捕する。2002年7月2日午後4時20分頃、和歌山県那賀郡の路上において男はミニバイクに乗って下校途中の女子児童(11)に「下着を見せて」と声を掛けた。逃げようとする女子児童に対して、男は女子児童の左肩を掴んで押し倒し、着用していた下着を脱がせて奪った。女子児童は右ひじ打撲と擦り傷で7日間の怪我を負った。
更に男は7月4日午後3時頃、同郡内の路上で別の女子児童(8)を押し倒し、着用していた下着を奪った。女子児童は右腕に10日間の怪我を負った。近隣では6月下旬ごろにも同様の事件が起きていて、2人の女子児童が被害に遭っている。警察の捜査で貝塚ナンバーのミニバイクに乗った不審な男が浮上する。そして被害者の証言などから男が割り出されて逮捕に至った。家宅捜索では女子児童から奪ったと思われる下着が数点押収された。
その後の余罪捜査で、男は2002年9月5日に再逮捕される。2002年5月30日午後3時頃、男は大阪府泉佐野市の路上で下校途中の女子児童(8)に近づき、「パンツ見せて」と声を掛けた。それを拒否した女子児童を男は押し倒し、着用していた下着を奪って逃走した。女子児童は手足に7日間の怪我を負った。
2002年5月から7月にかけて、男は和歌山県北部と大阪府南部で女子児童7人から下着を強奪し、その内4人に怪我を負わせ、2人に対してはわいせつ行為に及び、民家で下着を盗む事をしていた。2003年4月16日、和歌山地裁は男に対して懲役7年(求刑8年)を言い渡した。
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事例-3◆
2002年8月、東京都内にあるマンション入り口で、女性(24)が後ろから近づいてきた男に首を絞められる。男は「彼女いないんだ。パンツちょうだい」と言って、女性が脱いだ下着を奪って逃走した。他にも18件もの同様事件が起きているという。
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事例-4◆
2003年8月14日、北海道警は北海道札幌市に住むアルバイトの男を強盗傷害の疑いで逮捕する。男は2003年8月6日午後10時30分頃、男の自宅近くでもある札幌市内の路上を歩いていた女子高校生(16)を押し倒し、着用していた下着を強奪した。女子高校生は抵抗した際に手足に7日間の怪我を負った。男は現場に片方の靴と携帯電話を落としていったので身元が特定され逮捕された。所轄署管内では1ヶ月程前から同様の事件が数件起きていたという。
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事例-5◆
2004年5月21日午前9時30分頃、栃木県足利市にある東武伊勢崎線の県駅のホームで電車を待っていた女子高校生(17)が着用していたジャージのズボンと下着を奪われた。男は女子高校生に後ろから近づき、顔を数発殴った。女子高校生が転倒すると、男は女子高校生が履いていたズボンを下着ごと引っ張って奪い、逃走した。犯人の男は頭にタオルを巻いていて、黒いジャージを着ていて、年齢は25歳から30歳くらいに見えたという。現場の駅は無人駅で、当時他に人はいなかった。
2004年11月11日、この件の容疑者が強盗容疑で逮捕される。逮捕された男は、2004年10月25日に別の女子高校生に下半身を露出したとして、公然わいせつ容疑で既に逮捕されていた栃木県足利市の解体工の男(31)であった。男は「女子高生に興味があった」と言っていて、更に数件の余罪についても供述しているという。
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事例-6◆
2004年6月23日、福岡県警は福岡県前原市に住む県立高校教諭の男(41)を強制わいせつ致傷の容疑で逮捕する。男は2004年6月2日午後8時20分頃、前原市内の路上で、自転車に乗って帰宅途中の女子高校生(17)に対して後ろから肩を掴んだり口を塞ぐなどして転倒させた。男は女子高校生のスカートをまくり上げ、着用していた下着を強奪した。その後、「助けて」という悲鳴を聞いた通りすがりの男性が掛け付けたため、男は犯行を諦めて近くに駐車しておいた車で逃走した。その際、通りすがりの男性は男の車のナンバーを見ており、それが逮捕に結びついた。被害に遭った女子高校生は手足に10日間の怪我を負った。
男は独身で、勤務先の学校では3年生のクラス担任していて保健体育が専門であった。ラグビー部の顧問、監督もしていた。逮捕に繋がった事件の日は、夜までラグビー部の練習を指導した後だったそうだ。男は容疑について認めていて、「女子生徒が着用している下着を奪うため、20人以上に暴行を繰り返した。勤務先の学校でも教え子の下着を盗んだことがある」「下着が欲しいため、4、5年前から、前原市と周辺で同様の犯行を続けた」「生の下着がほしかった」「ミニスカートの制服姿がたまらなかった」と供述しているという。男の自宅の家宅捜索では、女性用下着が多数見つかっている。着用している下着を奪う目的であった事から、男は2004年7月14日に強盗致傷罪で起訴された。
2003年10月27日午後7時30分頃、福岡県志摩町の路上で自転車に乗って帰宅途中の女子高校生(16)の腰を両手で掴んで強引に止めさせてスカートをまくり上げ、下着を強奪しようとした。しかし、体勢に無理があったのか、下着の一部を破り取る形になったという。2004年7月15日、男はこの件について強制わいせつ致傷で再逮捕されている。この日も仕事を終えた後に犯行に及んでいた。犯行形態は、帰宅途中の女子中高生を狙ったもので、尾行して標的が通る道を確認した上、暗かったり人気の無い場所で待ち伏せして襲うものだったという。男が供述した余罪については、警察はその内10数件を認知していているという。勤務先の学校における下着泥棒については、体育教師の立場(鍵の管理?)を悪用し、部室に侵入していたと見られている。2000年頃、勤務先の高校で水泳の授業時間中に女子更衣室に忍び込み、パンティーを盗んだ事があり、これが一連の犯行の切っ掛けだったらしい。
2004年8月5日、福岡県教育委員会は男を懲戒免職処分とした。その際、県教委は会見で「学校側に聞いたが、事件を起こす傾向は全くなかった。下着を盗まれた報告もない」としている。学校側は逮捕当時、報道向けには「元気で活発な熱血漢タイプ。問題を起こしたことは1度もなかった」と説明していた。しかし、学校が逮捕発覚直後に開いた保護者会では男は体罰や暴言で度々注意されていた人物である事を言っていたらしい。また、逮捕後に教委側が男と接触した際、男は「6月2日の事件1度だけ」と言っていたという。
2005年3月22日、福岡地裁は男に対して懲役3年6ヶ月(求刑6年)を言い渡した。強盗致傷罪の法定刑は懲役6年以上だったのだが、裁判長は「被害者と示談し、関係者に謝罪している。受け持ちの生徒が励ましの手紙を送り、保護者が熱心な仕事ぶりを証言した」「深い反省の態度を示しており、16年務めた教職を懲戒免職になるなど社会的制裁も受けている」として減刑した。
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事例-7◆
2004年10月7日、埼玉県警は既に別の事件で逮捕されていた埼玉県北埼玉郡北川辺町の会社員の男(31)を強制わいせつと窃盗の容疑で再逮捕する。男は2004年9月3日夜、埼玉県北埼玉郡北川辺町で帰宅途中の女子高校生(17)の太ももを触ったとして、強制わいせつ容疑で逮捕されていた。再逮捕された件は、2003年9月10日の夜に北川辺町で自転車に乗って帰宅途中だった女子高校生(17)を引っ張って転倒させ、着用していた下着を奪ったというものである。男は周辺地域や群馬県内などで主に女子高校生を狙った強制わいせつを約30件やったと自供しているという。
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事例-8◆
2004年12月26日、神奈川県横浜市旭区に住む無職の男(24)が強盗未遂の容疑で緊急逮捕される。男はこの日の午後8時50分頃、横浜市保土ヶ谷区の路上で帰宅途中の女子高校生(18)に対して、「下着をよこせ」と刃物を見せつけながら脅した。女子高校生はすぐに逃げた為、事件は未遂に終わった。男は女子高校生からの通報を受けて駆けつけた警察官に現場付近で逮捕されている。
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事例-9◆
2005年3月1日、茨城県警は茨城県霞ケ浦町に住む元会社員の男(23)を窃盗と強制わいせつの容疑で再逮捕した。男は茨城県石岡市で自転車に乗って帰宅途中だった女子中学生のバッグを盗んだとして、窃盗容疑で逮捕、起訴されていた。2004年11月2日午後9時50分頃、男は茨城県千代田町で自転車に乗って帰宅途中だった女子高校生(17)を押し倒した。そして着用していた下着を奪った上、女子高校生が持っていたバッグも奪った。バッグの中には財布やMDプレーヤーが入っていたという。
近隣地域では、帰宅途中の女子中高生を狙った強制わいせつ行為と同時に所持品などを奪う事件が多発していた。警察が把握している20数件の内、男は10数件について関与を認める供述をしているという。
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事例-10◆
2005年3月22日までに、警視庁は東京都大田区に住む無職の男(31)が恐喝容疑で逮捕する。男は2005年2月7日午後6時25分頃、大田区内にあるマンションの駐輪場で帰宅途中だった女子高校生(16)に背後から近づき、「言うことを聞けば何もしないから、下着をくれ」と言って、女子高校生が着用していた下着を脅し取った。男は「ミニスカート姿の女子高生に興味があった。(脅し取った)下着は捨てた。ほかにも10回ぐらいやった」と供述しているという。この近辺では、2005年から女子中高生が同じように下着を要求された事件が複数発生していた。
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事例-11◆
2005年9月27日、岩手県警は岩手県水沢市に住む店員の男(27)を強盗致傷の容疑で緊急逮捕する。男はこの日の午後7時20分頃、岩手県一関市で自転車に乗っていた女子高校生を引っ張って転倒させ、着用していた下着を奪おうとした。その際、女子高校生は右ひじなどに怪我を負った。
現場周辺では同様の事件が複数起きており、男の関与についても調べが進められた。男は逮捕された2005年9月27日の午後3時45分から、一関市の路上を歩いていた別の女子高校生に抱きついて体を触って強姦しようとしたり、自転車に乗っていたまた別の女子高校生を転倒させて着用していた下着を奪おうとするなど、3時間半の間に5人の女子高校生に対して同種の行為に及んでいた。2006年5月8日、盛岡地裁は男に懲役10年(求刑12年)の判決を言い渡した。
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事例-12◆
2005年10月11日、広島県警は広島県府中町に住む無職の男(26)を強制わいせつと強盗の容疑で逮捕する。男は2005年9月19日午後9時45分頃、広島市東区の路上で店員の女性(19)の背後からミニバイクに乗って近づき押し倒した。そして男は女性の体を触り、着用していた下着を奪った。男は「下着を取っていない」と下着強奪については容疑を否認しているという。
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事例-13◆
2006年1月10日、滋賀県警は滋賀県甲賀市に住む会社員の男(36)を強制わいせつ致傷容疑で逮捕する。男は2005年12月14日、自転車に乗っていた女子中学生(14)を転倒させ、着用している下着を強奪しようとした。その際に女子中学生は脚などに怪我を負った。男はその行為をする直前の午前9時40分頃、甲賀市にあるコンビニ店内で女子中学生のスカート内をビデオカメラで盗撮していた。その後、コンビニを出た女子中学生を追跡して犯行に及んだという。ビデオカメラにはこの件とは別の映像も残っていたらしい。
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事例-14◆
2006年4月4日、静岡県警は静岡県富士市のパチンコ店店員の男(31)を強盗容疑で逮捕する。男は2006年3月25日午前0時55分頃、東海道新幹線新富士駅のガード下にある駐輪場で、自転車に乗ろうとしていた会社員の女性(27)に背後から近づいて押し倒した。男は無言で女性が着用していた下着だけを奪って逃走した。周辺地域では、駅の近くで若い女性が下着を脱がされそうになる事件が他にも複数起きていたという。
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事例-15◆
2006年4月12日午後10時頃、神奈川県横浜市西区の路上で、塾から帰宅途中の女子高校生(17)が背後から近づいてきたという男に刃物で切りつけられる。女子高校生は左頬に約8センチの傷を負った。切りつけられて倒れこんだ女子高校生に対して、男はスカートの中に手を入れてきたという。その際、大声を出された為に男は逃走した。証言によると、男は身長160~170cmで20歳ぐらい、パーマがかかったような髪だったという。警察はわいせつ行為や下着を強奪する目的による犯行と見ているらしい。
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事例-16◆
2006年4月15日までに、埼玉県警は内装業の男(27)を強盗傷害の容疑で逮捕する。男は2006年4月14日午後10時前、埼玉県富士見市にあるアパートで帰宅途中の女性(22)がアパートの階段を上っている所を背後から襲った。男は女性を羽交い絞めにしてスカートの中に手を入れ、女性が着用していた下着を奪い取ろうとしたが、破れただけで済んだ。女性は足に怪我を負った。男は「気がついたら襲っていた」と供述しているという。
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事例-17◆
2006年4月21日の夜、神奈川県川崎市宮前区で、アルバイトから帰宅途中の女子高校生(16)が男に襲われ、着用していた下着を奪われる。男は身長170cmくらいの痩せ型で20歳くらいだったという。男は女子高校生に前から近づいてきて、いきなり首を掴んで道路脇のフェンスに押し付け「パンツをよこせ」と脅迫してきた。そしてスカートの中に手を入れて、下着を強奪したという。
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事例-18◆
2006年5月18日、神奈川県警は神奈川県横浜市神奈川区に住む会社員の男(25)を強盗と強制わいせつの容疑で逮捕する。男は2006年4月20日午後9時50分頃、横浜市鶴見区の路上で女子中学生に背後から近づき、女子中学生の首に腕を回して倒し、体を触るなどのわいせつ行為をした。更に、女子中学生が身につけていた下着や靴を奪って逃走した。男は「若い女性に興味があった」「スカートをはいている女の子が好きだった」「ミニスカートを見るとむらむらした。若い子の方が抵抗できないのではないかと思った」と供述しているという。現場周辺では同種の事件が十数件起きていた。
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事例-19◆
2006年7月15日午前0時55分頃、埼玉県春日部市にある東武伊勢崎線一ノ割駅近くの自転車置き場で、会社員の女性(28)が30歳くらいの男に顔を殴られ、着用していた下着が奪われる。男は女性に近づいてきて「パンツよこしな」と声を掛けてきた。女性が拒絶すると顔を殴って押し倒し、スカートの中に手を入れて下着を強奪して逃走した。
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事例-20◆
2006年7月19日、埼玉県警は住所不定で職業不詳のスリランカ国籍の男(25)を強盗と強制わいせつの容疑で逮捕する。男はこの日の午後2時25分頃、埼玉県上尾市で帰宅途中の女子中学生(12)を尾行し、女子中学生の自宅まで付きまとった。そして男は女子中学生に対して「また会ってよ」などと言い、体を触るなどのわいせつ行為に及び、着用していた下着を奪った。男は「エッチなことをしたくなった。興奮した」と供述しているという。
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事例-21◆
2006年5月中旬から7月中旬にかけて、三重県名張市で男による制服姿の女子高校生を狙った強制わいせつ及び窃盗事件が8件ほど発生する。2006年7月19日午後1時頃、名張市の路上で女子高校生(15)が背後から近づいてきた男に押し倒され、その際に落とした携帯電話を奪われた。女子高校生は携帯電話を見ながら1人で歩いていた所で被害に遭った。その日の午後6時30分頃、同じく名張市の路上で女子高校生(17)が背後から近づいてきた男に押し倒され、男は女子高校生の着衣を奪って逃走した。その際、男は無言だったという。女子高校生は同級生と一緒に歩いていた最中に被害に遭った。この2件の加害者に関する目撃証言は共通していて、男は30歳前後で身長170~180cmの中肉、Tシャツにジーパン姿、黒い野球帽に黒いサングラスという格好だったらしい。
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事例-22◆
2006年6月下旬から9月下旬にかけて、栃木県宇都宮市で男による帰宅途中の女子生徒を狙った強盗事件が相次いで発生する。その犯行形態は自転車で帰宅している女子生徒に背後から近づき、口を塞いで「静かにしろ」「服を脱げ」と脅迫し、女子生徒の制服や下着などの着衣、カバンなどの所持品を奪って逃走するものであった。体を触ってくる事もあるという。このような被害が警察に4件把握されている。被害者の証言によると、男は身長170cmくらいで40歳前後、メガネに小太りで白い軽乗用車に乗って移動していたと思われる。
2006年10月13日、栃木県警は栃木県宇都宮市に住む運転手の男(36)を暴行容疑で現行犯逮捕する。男は宇都宮市の路上で自転車で帰宅途中の女子高校生(16)を押し倒した。更に口を塞いで頭を数回殴り、着衣の一部を奪った。男は「女子高生の制服が欲しかった」「ほかにも同じような事件をやった」と話していて、宇都宮市で相次いでいた同種の事件についても関与をほのめかす供述をしているという。男の自宅からは被害者から奪った生徒手帳などが見つかっている。その後、男は強盗致傷、強制わいせつ致傷の罪に問われ、2006年12月21日の初公判で起訴事実を認めている。
この事件では、駐在所勤務の警察官の張り込みやパトロールが容疑者逮捕に大きく貢献していて、警察官は少女を狙った卑劣な事件が起きた事から、非番の日も張り込みやパトロールをしていた。家族連れの車に見せ掛ける為に、妻や娘3人(3歳~9歳)と張り込みをした事もあったという。その結果、不審な動きをする白い軽乗用車を見付け、ナンバーを控えた事で男が捜査線上に挙がる事になった。
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事例-23◆
2006年7月25日、滋賀県警は滋賀県米原市に住む米原市職員の男(30)を強盗と強制わいせつの容疑で逮捕する。男は2006年6月15日午後7時30分頃、彦根市の路上で帰宅途中の女子高校生に背後から近づき、「騒ぐな」と脅迫して押し倒した。男は女子高校生が着用していた下着を奪い、体を触った。男は「ほかにもやった」と供述しているという。彦根市周辺では他にも類似した手口の事件が起きていた。
2006年8月14日、男は強盗と強制わいせつの罪で起訴され、米原市は男を懲戒免職処分にした。処分の発表の際、米原市は市長と助役を減給とする条例案を提出する方針を示している。その内容は、市長については減給10分の1を1ヶ月、助役については減給100分の5を1ヶ月とのことである。2006年10月11日の初公判では、検察側は冒頭陳述の中で男は女性の下着に興味を持っていた事、2006年2月頃から女子高校生を同様の手口で襲う事件を他に約5件起こしていた事、男が所有しているパソコンには大量のわいせつ動画が記録されており、その内容を模倣していたと指摘した。10月25日の論告求刑の際には、被害者の精神的ショックは大きく、日常生活に支障をきたしており、PTSD(心的外傷後ストレス障害)と診断されている事を指摘した。検察はこの時、男に懲役6年を求刑している。
2006年11月13日、本来はこの日に判決が言い渡される予定だったが、民事賠償で示談(金額は300万円)が成立した為に検察は求刑を懲役5年に変更した。その為、判決の言い渡しは後日に延期された。11月20日、大津地裁は男に懲役2年6ヶ月(求刑5年)の判決を言い渡した。
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事例-24◆
2006年9月15日、神奈川県警は神奈川県藤沢市に住む作業員の男(24)を再逮捕する。男は2006年9月8日、アパートにのぞき目的で侵入した所を警戒中の警察官に逮捕されていた。男は2006年9月6日午後10時30分頃、藤沢市にある湘南台駅近くの路上で、帰宅途中のアルバイトの女性(34)に背後から近づいて畑に押し倒した。女性は大声を出すなどして抵抗したが、男は拳を振り上げて殴ろうとする様子で脅し、男は女性のスカートの中に手を入れて着用していた下着を引きちぎって奪った。現場周辺では2005年11月頃から同様の手口による事件が約20件発生しているという。男の自宅からは他の女性から奪ったと思われる下着が約6枚見つかっている。男は「女性の体を触りたかった」と供述しているという。
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事例-25◆
2006年9月21日、滋賀県警は滋賀県近江八幡市に住む無職の男(32)を強盗と強制わいせつの容疑で逮捕する。男は2006年8月9日午後10時頃、近江八幡市にある大型ショッピングセンターの駐車場(2階)で、アルバイトの女性(21)を背後から襲い、体を触るなどのわいせつ行為に及び、さらに女性が着用していた下着を奪った。現場周辺では2006年4月頃から同様の事件が複数発生していた。男は容疑を認めており、余罪についても話しているという。
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事例-26◆
2006年10月17日午後10時30分頃、兵庫県西宮市にある民家の庭で、住人の女子高校生が男に刃物を突きつけられ、「パンツくれ」と脅される強盗未遂事件が起きた。女子高校生はちょうど帰宅した所で、自転車を止めている最中に襲われた。男は女子高校生の家族が外に出てくる気配を察知して逃走したという。目撃証言によると、男は50歳くらいでメガネを掛けており、上は黒いパーカー、下は緑のズボンをはいていたという。
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事例-27◆
2006年10月、埼玉県警は埼玉県鳩ヶ谷市に住む無職の男(20)を未成年者略取誘拐と窃盗の容疑で逮捕する。男は2006年6月25日の夕方、鳩ヶ谷市にある公園で遊んでいた女児(4)をスーパーの男子トイレに連れ込み、女児が着用していた下着を脱がせて盗んだ。その後、同容疑で起訴された。
男の家庭は両親と姉と男の4人家族で、男は1986年6月に自宅で生まれたそうだが、出生届は出されずに今まで無戸籍状態で住民登録もされておらず、義務教育などで学校に通った事もなかった。男の母親によると理由は「学校に通わす金がない」という事らしい。これまで生活保護は受けていなかった。12歳年上の姉には戸籍があって、学校にも通っていた。男は読み書きや計算などは家族から教わっていたようで、話す事については問題無いようだが、平仮名などの基本的な文字しか書けないらしい。2006年10月中旬(11月という情報もある)、ようやく男は戸籍を取得した。
当時一家は6畳間と3畳間の長屋を借りて暮らしていて、近所付き合いも特に無く、大家も今回の件で初めて男の存在を知ったという。男の生活は家でテレビを見たりする事が中心で、近所の人によると「10年前までは、たまに母親の自転車の後ろに乗っている姿を見た」「夕方にぶらぶらしている姿をみかけた」とのことである。
2007年3月13日の公判で、検察側は男に懲役3年の求刑をする。男は最終意見陳述で「2度としないと約束します。まじめに仕事して親を楽にするよう頑張ります」と述べた。3月27日、さいたま地裁は男に懲役2年6ヶ月、執行猶予5年(保護観察付き)の判決を言い渡した。この件の発覚後、鳩ヶ谷市は事案調査チームを発足させる方針を打ち出しており、男に教育を受ける機会を提供する事について検討するという。
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事例-28◆
2006年11月29日、香川県警は香川県丸亀市に住む警備員の男(24)を強盗の容疑で緊急逮捕する。男はこの日の午後1時15分頃、丸亀市にあるマンションで住人であるスナック経営の女性(29)に背後から近づいて抱き付き、女性を押さえつけて着用していた下着を強奪した。男は「はいていた温かいパンツが欲しかった」と話しているという。
2007年1月4日、男は強姦致傷の容疑で再逮捕される。男は2006年11月15日午前0時40分頃、丸亀市内の路上で帰宅途中の女性(33)を襲い、押し倒したり首を絞めるなどして強姦しようとした。男は女性を尾行し、人気の無い場所に出た所で犯行に及んだとされている。女性は抵抗した際、足などに10日間の怪我を負った。男は先の逮捕の後、他のわいせつ事件について自供をしていたのだが、この件については否認しているという。その後、男は女性5人に対する同様の行為について、強盗致傷や強制わいせつ致傷などの罪で起訴された。これらの犯行は2006年11月1日から逮捕される29日の間に行ったものであった。2007年5月16日、高松地裁丸亀支部は男に対して懲役8年(求刑12年)の判決を言い渡した。
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事例-29◆
2007年4月15日午後11時45分頃、鹿児島県鹿児島市のJR鹿児島線ガード下で帰宅途中の女性(19)が背後から近づいてきた男にハサミのような物を突きつけられる。男は「騒ぐと殺すぞ」と女性を脅迫し、女性が着用していた下着を奪って逃走した。その際、女性は軽い怪我を負った。証言によると、男は30歳くらいで身長は170cm前後。黒縁メガネにベレー帽のような帽子をかぶっていたという。
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事例-30◆
2007年5月10日午後11時30分頃、鹿児島県鹿児島市にあるマンション敷地内で、帰宅途中の女性(19)が背後から近づいてきた男に口を塞がれ、着用していた下着を奪う事件が発生する。犯行時の男は終始無言で、下着を奪ったら逃走したという。証言によると、男は身長170cmくらいだったという。
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事例-31◆
2007年6月8日、徳島県警は徳島県徳島市に住む無職の男(25)を強制わいせつ致傷と窃盗の容疑で再逮捕する。男は既に住居侵入と強制わいせつ未遂の容疑で逮捕、起訴されている。男は2007年4月上旬、徳島市にあるマンションの踊り場で女性(20)を襲い、女性が着用していた下着を奪った。その際、女性は左足に1週間の怪我を負った。警察によると、徳島市周辺では同様の事件が約10件発生しているという。
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事例-32◆
2007年6月15日の夜、栃木県小山市で帰宅途中の女子高校生が着用していた下着を奪われる事件が起きる。男は「騒いだら刺す。下着をくれれば何もしない」と脅迫してきたという。証言によると、男は20代後半くらいで、黒っぽいTシャツを着ていたという。
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考えられる事のまとめ
・高い攻撃性。
・被害者が怪我を負うような犯行形態。
・自転車に乗っていた標的を倒して犯行に及んだ例もある。
・ナイフなどの凶器で脅した例もある。
・スカート内の盗撮をしている内に欲情して下着強奪に発展した例もある。
・周辺で同様の手口による犯行が続発していたり、逮捕後の供述で余罪が多く出てきたり、連続性が見受けられる。
・他の種類の猥褻系犯罪をしている例もある。
・ブルセラ系のフェチというか、女子生徒の所持品全体への興味によって狙ってくる例もある。
・街頭痴漢モノのアダルトビデオに影響され、手口を真似たという例もある。
・被害者は精神的に大きな傷を負っている。
・猥褻関係というよりも強盗罪、強盗致傷罪が成立する事で罪が重くなる傾向にある。
・加害者周辺の人物の支援や既に社会的制裁を受けたとして、刑の下限よりも減刑となった事例もある。
◆強姦や強制わいせつ等の行為の延長線上と思われる下着強奪事例
強姦や強制わいせつ関連の凶悪事件の中にも、下着フェチを思わせるような部分が見え隠れしている……といった事例です。
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事例-33◆
2001年9月の記事より。2001年6月24日の午前6時頃、東京都北区にあるマンションの5階に住む日本経済新聞社員の男(47歳独身)がベランダを伝って隣室に住む女子学生(20代)宅にわいせつ目的で侵入する。部屋の中を覗くと女子学生は下着姿で寝ていて、窓は半分開いていた。そうして女子学生の部屋を覗いた後、男は一度部屋に戻って酒を飲んで仮眠する。
午前9時過ぎ頃、男は再びベランダを伝って女子学生宅に侵入する。そして今度は部屋にも侵入した。後の裁判の冒頭陳述によると、その目的は「乳房と陰部をたぶらかそうと思った」というものだったらしい。だが、女子学生が男の侵入に気付いて悲鳴を上げた。すると男は女子学生の首を絞め、「今日はヤろうと思ったが、下着をくれたら帰ってやる」と脅し、女子学生が着用していたブラジャーとパンティーを剥ぎ取って逃走した。後に男は住居侵入、傷害などの罪で逮捕、起訴される。家宅捜索の結果、男の部屋からは100枚以上の女性用下着が見つかったという。日本経済新聞社は男を懲戒解雇処分としたようだ。
裁判で男は「突発的にやってしまった。顔も知らなかったし、恋愛感情も持っていなかった」と述べた。しかし、検察側は男が被害者の女子学生を2年前から目を付けていた事、ベランダを伝って侵入して覗く行為を以前から頻繁に繰り返していた事に加え、カメラで撮影する事までしていたと指摘している。男は「やる度にやめようと思った」と言っているが、検察側が「どうして、やめなかったのか」と訊ねると「分からない」と答えた。
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事例-34◆
2002年7月23日までに、徳島県徳島市の海上自衛隊2等海曹の男(31)が強姦致傷と窃盗の容疑で徳島県警に逮捕される。男は2002年7月22日午後5時40分頃、帰宅途中の高校1年生の少女(15)を堤防下の雑草地に連れ込み、強姦しようとした。少女が叫ぶなどして抵抗した為、男は剥ぎ取った下着を持って逃走した。少女は軽傷を負った。その日の午後6時頃、通報を受けた警察が山川町にあるJR山瀬駅で男を発見した。その時も男は奪った下着を持っていた。その後、男は懲戒免職処分となった。男は強姦致傷と強盗の罪で起訴される。2003年1月23日に徳島地裁は男に懲役4年6ヶ月(求刑8年)の判決を言い渡した。
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事例-35◆
2003年6月12日、青森県警は強盗などで既に起訴されている青森県青森市八重田に住む無職の男(25)※A※、青森市小柳の無職の男(25)※B※を強姦容疑で逮捕する。Aは2003年4月に青森市の民家に侵入し、女子中学生を脅して着用していた下着を奪った件で逮捕されていた。AとBが逮捕された件の容疑は2月19日午後5時30分頃、別の中学生を強姦したというものである。Aの父親は青森県警三戸署の署長(警視)、Bの父親は青森県警板柳署次長(警部)であった。後にこの2人の警察官は依願退職している。
2001年10月24日午後5時30分頃、板柳町で下校途中の女子児童を車に押し込み、車内でわいせつ行為をした。その際、「騒がなければ殺さないから」と脅迫もしていたという。
2001年12月5日午後5時55分頃、弘前市で帰宅途中の女子高校生を車に引きずり込み、車内で強姦した。その際、「しゃべったら写真をばらまくぞ」と脅迫もしていたという。女子高校生が監禁されていた時間は約2時間30分で、全治3日間の怪我も負った。
2003年2月19日午後4時15分頃、青森市で帰宅途中の女子生徒を車に引きずり込み、車内で強姦した。その際、「警察ざたにしたら、写真をばらまくぞ」と脅迫もしていたという。この犯行では、女子生徒を引きずり込んだ後に蟹田町に移動し、そこで強姦行為に及んだ後に青森市に戻ってから開放している。女子生徒が監禁されていた時間は約5時間で、全治5日間の怪我も負った。
AとBは子供の頃に同じ警察官舎に住んでいて、中学時代の同級生でもあり、仲が良かったという。Aは女子生徒に対する性的興味から、2001年秋頃から下着の窃盗を繰り返していた。その後、Bもそうした犯罪行為に加わるようになり、女子児童や女子生徒を車に引きずり込んでわいせつ行為をする事を繰り返していた。アダルトビデオを見て思いついたらしい。その際、Aが女性を拉致する役で、Bが車を運転する役という風に決めてあったという。論告求刑の際、検察は「2001年9月頃から20回に渡り帰宅途中の女子児童などを探し、3度拉致に失敗するなど、長期に連続して行った犯行と認められる」と述べていて、立件された事件以外の余罪の多さについて触れている。
これらの事件の捜査段階について、Bは「2月の事件の数日後に母親から『犯人は赤いRV車だったらしい。あなたではないか』と言われ、やばいと思って燃やした」「父親から婦女暴行事件の容疑者の似顔絵を見せられ、自分に似ていると思った」と言っていて、車内を清掃したり犯行に使った覆面や軍手を処分している。似顔絵は一般には公開されていないものだった。その為、メディアから「情報漏洩ではないか」という取り上げられ方もした。因みに、他にも雑誌がAとBが決して格好良くはないポーズをして映っている写真を使って事件を取り上げたりもしている。事件の被害者の中には、帰宅の際に必ず迎えが必要であったり、夜道や人と擦れ違う事に恐怖を感じたり、受験生なのだが学校に行く事ができなくなっている人もいるという。2004年1月22日、青森地裁はAに懲役15年(求刑17年)、Bに懲役13年(求刑15年)を言い渡した。
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事例-36◆
2003年11月14日、盛岡地裁は強姦、強姦未遂、強盗、窃盗の罪で起訴された元私立高校講師の男(27)に対し、懲役16年(求刑20年)の判決を言い渡す。男は2002年11月2日の夜、岩手県二戸市の路上で女子高校生(15)にナイフを突き付けて脅迫し、強姦した。その他、この件を含めて14歳から23歳の計女性9人の女性に対する強姦、強姦未遂などで起訴されていた。9件の内4件は未遂で、被害者9人の内8人は未成年の女性である。
男は以前東京都に住んでいて、2001年8月から11月にかけて埼玉県、神奈川県で5件の事件を起こし、青森県八戸市にある私立高校で英語講師をしていた頃の2002年4月から11月にかけては岩手県内で4件の事件を起こしている。犯行形態はバイクに乗って標的女性を物色し、用意していたペーパーナイフなどで脅したり首を絞めたりして制圧するものであった。犯行後、写真撮影をして口封じをしたり、下着を奪ったりもしていた。男が提出した上申書では、大学生時代の1998年から同種の犯行を繰り返していて、立件された事件以外にも約65件にも及ぶ余罪について認めている。
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事例-37◆
2004年7月14日までに、警視庁は東京都板橋区に住む臨床検査技師の男(22)※A※と神奈川県川崎市に住むアルバイトの男(24)※B※を強姦致傷、逮捕監禁などの容疑で逮捕する。2004年6月27日の夜、2人は東京都北区にあるアパートで、自室に入ろうとしたOLの女性(25)に対して背後からベンゼンを染み込ませた軍手を押し付けた。女性の意識を朦朧とさせて自室に押し込んで2人で順番に強姦し、更に現金3万円も奪った。その後、女性を訪ねてきた知人の男性が警察に通報し、2人は住居侵入の現行犯で警察に逮捕された。
2004年7月27日、2人は強姦致傷や強盗などの容疑で再逮捕される。2人は2003年8月20日午後10時頃、東京都板橋区にあるマンションで、自室に入ろうとしたOLの女性(23)に対して背後からクロロフォルムを染み込ませた布を押し付けた。その後、女性を部屋に押し込んで両手を縛り、粘着テープで目や口を塞いだ上で強姦し、着用していた下着を奪った。女性はクロロホルムの影響による右目周辺の火傷など、1ヶ月の怪我を負った。
Aは中野区内にある総合病院で検査技師をしており、犯行に使われた薬品類はAが勤務先の病院から持ち出したものであった。Bも別の病院で検査技師をしていた事があり、2人は臨床検査技師の専門学校時代の同級生だった。犯行形態は、都営三田線の駅出口で標的となる女性を物色し、尾行して自宅を確認した上で数日後に犯行に及ぶというものだった。好みのタイプだという茶髪でミニスカート姿の女性を主に狙っていたらしい。こうした行為を始めたのは2003年7月頃からで、逮捕されるまでの1年間に「12人を襲った」と供述しているという。逮捕を受けてAが勤務していた病院はAを懲戒解雇処分としている。
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事例-38◆
2004年10月29日、警視庁は東京都あきる野市に住む運送会社社員の男(30)を強制わいせつと窃盗の容疑で逮捕する。男は2004年9月7日午前1時頃、東京都羽村市で自転車に乗って帰宅途中の女性(26)に対して、背後から抱きついて転倒させ、胸を触るなどのわいせつ行為をした。更に、携帯電話などが入っていた女性のバッグを盗んだ。
2004年11月20日、男は強盗と強制わいせつの容疑で再逮捕される。2004年8月30日午後10時40分頃、東京都福生市で帰宅途中の女子大学生(20)を背後から襲って口を塞ぎ、マンションの駐輪場に連れ込んで胸を触るなどのわいせつ行為に及び、更に着用していた下着を奪った。
近隣の地域では2003年3月頃から、深夜に帰宅中の女性を狙った強制わいせつ事件や同時に携帯電話などの所持品が奪われる事件が多発していた。警察が把握している約80件の内、男は約50件について関与を認める供述をしているという。男は奪った携帯電話に登録されている別の女性に電話を掛け、卑猥な話をする事もしていた。
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事例-39◆
2004年12月2日、愛知県警は既に別の強盗事件で逮捕、起訴されている名古屋市に住む建設作業員の男(22)を強盗強姦容疑で再逮捕した。男は2004年7月27日未明、名古屋市北区で帰宅途中の女性(22)に対して「声を上げるな」と金属製の棒を振りかざして脅した。その後、マンションの敷地内で女性を強姦し、下着を奪って逃走した。
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事例-40◆
2005年3月9日、愛知県警は既に別の強姦致傷事件で起訴されている愛知県春日井市に住む無職の男(31)を強制わいせつ容疑で再逮捕する。男は2005年1月下旬、名古屋市で女子中学生が住む家を「お母さんにお金のことで話がある」(借金の取り立てを装ったものと見られる)と訪ね、玄関先で暴力を振るったり脅したりして、わいせつ行為をした。
男の自宅からは、住民基本台帳の情報を書き写した紙が見つかっており、「区役所の住民基本台帳を閲覧し、女の子がいる母子家庭を狙った」と供述しているという。紙には大人の男性が住んでいない家庭の情報が約180人分書かれていて、斜線が引かれている部分もあったという。この斜線は標的について犯行を終えた事を表していると見られていて、十数件について斜線が引かれていたという。男のビデオカメラやデジタルカメラには、犯行の様子を撮影した記録が残っていた。
2005年5月9日、男は強制わいせつ容疑で再逮捕される。男は2005年2月に名古屋市の民家を訪ね、留守番をしていた女子児童をはさみで脅してわいせつ行為をした。その後、男は女子児童に友人に電話をさせ、そうして呼び出した友人の女子児童にも暴力を振るい、わいせつな行為をした。
初公判で男の手口の具体的な内容が明らかになる。ある事件では、最初に標的の家を訪ねた時に祖母が出ていたので一度退いた時があった。しかし、男は学校に電話して就業時間を確認し、標的の女子児童が帰ってくると郵便局員を装ってエレベーター内で「判子を押してほしい」と女子児童に接触した。そうして部屋に押し入って、はさみをちらつかせて「殺されたくないでしょ」と脅した。そしてわいせつ行為に及び、着用していた下着を奪い取ってカメラで撮影し、「撮った写真を今度持って来る」「学校にばらまく」と脅して口止めも図っていた。女子児童に対して金銭(400円)を渡してから逃走した事もあったという。
論告求刑の際、検察は男が2002年6月から2005年2月にかけて、名古屋市内において10歳から14歳の少女8人に同様の犯行をしていたと指摘している。最終的に男は強姦致傷1件、強姦1件、強姦未遂3件、強制わいせつ2件などの罪に問われた。2006年3月2日、名古屋地裁は男に懲役17年(求刑18年)の判決を言い渡した。この事件を受けて名古屋市は住民基本台帳の閲覧について、身分証明書や閲覧理由を証明するものの提示を求めるようにした。同様に各地の自治体で閲覧についての要綱や規則の変更が相次いだ。
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事例-41◆
2005年3月28日、福岡地裁小倉支部は、強姦罪などで起訴された福岡県北九州市の無職の男(29)に対して懲役16年(求刑20年)の判決を言い渡した。男は2003年12月28日、福岡県北九州市戸畑区の路上で、帰宅途中の女子高校生(16)にナイフを突き付けて脅し、強姦した。その際、着用していた下着も奪っている。男は2004年1月10日に逮捕された。
その後、男は強姦に加えて窃盗もした行為については12件、強姦については20件、強制わいせつに加えて窃盗もした行為については2件、強制わいせつについては7件、住居侵入に加えて強制わいせつもした行為については1件について認める供述をしている。(未遂も含める)数多くの余罪の中で被害届が出ていたのは16件だったが、事件のショックなどから10件は被害者の協力が得られず起訴に持ち込む事ができなかった。被害者の中には、引きこもりがちになったり、尚も男の存在に脅えて引越しをした人もいるという。
犯行形態は駅やバス停で女子生徒などの標的を物色して尾行し、人気が無くなってきた所で刃物を突きつけて脅し、人目に付かない場所に連れ込んで強姦するものであった。被害者の年齢は14歳から21歳で、男はそれについて「年齢が低ければ抵抗されにくかった」と話しているらしい。男が逮捕されたのは男がその日も犯行に及ぼうとしていた時で、コンビニエンスストアから出てきた時に警察官が任意同行を求め、男の顔を確認した被害者の証言などにより緊急逮捕された。その時、所持していたバッグの中には犯行の際に被っていたニット帽や避妊具が入っていたという。自宅からは襲った女性から奪ったと思われる下着4枚が見つかっている。
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事例-42◆
2005年4月24日までに、愛知県警は愛知県名古屋市中村区に住む元暴力団幹部で無職の男(34)を強盗強姦などの容疑で逮捕する。男は2005年3月24日、名古屋市中村区にあるマンションの団体職員の女性(22)の部屋(1階)にベランダから侵入し、下着を物色していた。帰宅した女性と鉢合わせとなると、女性を蹴るなどの暴力を振るって「騒ぐな」と脅した。その後、盗んだ下着を目隠しや猿ぐつわに使い、服などで縛って女性を強姦した。男は現金(約3万円)も奪っている。去り際に男は「おれは神崎凌だ」「警察に通報したらブッ殺すぞ!」と脅迫し、更に自分の携帯電話の番号を教えて「また連絡しろ」と言い残して逃走していた。この偽名は暴力団時代に使っていた通り名だったらしい。
2005年5月13日、男は強姦などの容疑で再逮捕される。男は2005年3月4日午前0時40分頃、名古屋市中村区にあるマンションの店員の女性(22)の部屋に侵入し、帰宅した女性を襲撃して強姦した上、現金(4万円)を奪った。
2005年9月5日、男は強姦などの容疑で再逮捕される。男は2004年12月18日午前2時30分頃、名古屋市にあるマンションの駐車場で、店員の女性(25)が乗った車のガラスを割った。男は「俺はやくざだ。おとなしくしろ」と言って脅迫し、人気の無い場所に女性を連れ出して強姦した。その後、女性を車で連れ去った先でも強姦した。その女性に対して男はこの日の犯行以後も女性の部屋のベランダに侵入し、干してあった下着などを盗んでいた。
これらの件の捜査段階において、男は犯行を否認していた。その後も捜査は進み、男は7軒もの女性宅への侵入やそこでの盗み(現金とブランド品で合計約200万円相当)、下着を盗んだり奪ったりした事、そして20代の女性4人に対する強姦などの罪に問われた。2006年7月19日、名古屋地裁は男に懲役25年(求刑通り)の判決を言い渡した。
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事例-43◆
2005年7月11日、石川県警は石川県金沢市に住む土木作業員の男(36)を強姦未遂などの容疑で逮捕する。男は2005年7月7日午前3時20分頃、金沢市で女性(20代)が住む家に窓から侵入した。強姦する目的だったそうだが、女性がその場から逃げ出した為に未遂に終わった。男は奪った女性の下着を持って逃走した。
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事例-44◆
2005年10月31日、茨城県警は茨城県水戸市に住む私立高校に通う少年(15)を窃盗の疑いで逮捕する。少年はこの日の午後10時頃、水戸市の路上を歩いていた女子高校生(16)に背後から抱きついた。少年は「わいせつ目的で抱きついたが、カバンを投げて逃げられたのでカバンを盗んだ」と供述しているという。その学生カバンには、財布(4150円入り)とその他の所持品が入っていたという。
2005年11月10日、少年は強姦未遂と窃盗の容疑で再逮捕される。少年は2005年10月18日午後8時過ぎ頃、水戸市で無職の女性(18)を襲って駐車場に連れ込み、押し倒して着用していた下着を剥ぎ取り、女性が持っていた財布(約500円入り)を盗んだ。少年は他にも女子高校生や会社員に対して同種の行為を十数件やったと供述しているという。
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事例-45◆
2005年12月15日午後5時頃、東京都江戸川区にあるマンションの部屋に25歳~30歳くらいの男が侵入する。当時部屋は女子児童(12)が1人でいた所だった。男は女子児童に刃物を突き付けて「静かにしないと殺す。立って体を触らせろ」と脅迫してきた。女子児童は悲鳴を上げるなどして抵抗したが、男に顔を殴られたり押し倒されたりしたという。その後、男は女子児童が着用していた下着を奪って逃走した。
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事例-46◆
2006年1月27日、福井地裁は強盗致傷や強制わいせつ致傷などの罪に問われていた福井県越前市の無職の男(28)に懲役5年(求刑8年)の判決を言い渡す。
男は2005年8月18日、福井県福井市の駐車場で女性(19)の車に乗り込み、わいせつ行為をしようとした。女性に抵抗された為、男は女性の財布(2万円入り)を奪って逃走した。2005年8月26日には福井市で女性(21)が運転する車に乗り込んでわいせつな行為がした。更に、女性の財布(免許証と500円入り)と着用していた下着を奪って逃走した。その際、女性は胸などに2週間の怪我を負った。他にも男は2005年8月13日に福井市内の駐車場に停車してあった車から財布(5万円入り)を盗んでいた。
公判で男は罪を認め、「ストレスで自暴自棄になっていた。被害者には本当に申し訳ないことをした」と述べていた。検察側は8月26日の件について粘着テープを用意していた事などから犯行の計画性を指摘した。弁護側は負わせた怪我は軽いとして致傷には至らないと主張し、全ての被害者との示談成立、当時勤務していた職場などから出された嘆願書(40人分)の事を挙げて情状酌量を求めていた。
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事例-47◆
2006年3月15日、静岡県警は静岡県静岡市清水区に住む静岡市の消防士の男(26)を強制わいせつ未遂の容疑で逮捕する。男は2005年11月15日午前1時30分頃、静岡市清水区にあるマンションの通路で、飲食店アルバイトの女性(32)に背後から近づいて抱き付こうとした。女性が大声を上げたので男は逃走した。女性が男の顔を覚えていて、警察による張り込み捜査、不自然にスピードを緩めたり同じ場所を行き来している不審車両の発見などから容疑者特定に至ったという。事件当時、女性は帰宅途中で男は非番だったらしい。
周辺地域では2005年の夏から2006年2月に掛けて、若い女性を尾行して襲う強姦事件や強制わいせつ事件が十数件起きていて、男も「他にもやった」「性的欲求をおさえられなかった」と供述している事から、警察は余罪があると見て捜査を続けた。勤務先への家宅捜索などから、同様手口による他の事件が発生した日と男が非番の日に重なる部分がある事が分った。また、自宅からは事件の被害者から奪ったと思われる女性の持ち物や下着、女性を襲う内容のビデオや本が見つかっている。
2006年4月4日、男は強制わいせつ未遂と窃盗の容疑で再逮捕される。男は2006年2月8日午前0時20分頃、静岡市清水区にあるマンションの階段で女子大生(22)を背後から襲った。そして女子大生の口を塞いで「騒ぐと殺すぞ」と脅迫し、わいせつな行為をしようとした。男は女子大生を人目に付かない駐車場に連れ込んでわいせつな行為をしようとしたが、その際に大声を出された為に逃走した。その際、1万2600円が入ったバッグを奪った。そのバッグは男の自宅の家宅捜索で見つかっている。この事件について男は「女性の下半身を触ろうとしたが大声を出されたので逃げた」と供述しているという。
静岡市消防防災局は2006年4月4日付けで男を休職処分(恐らく分限休職や起訴休職と呼ばれる処分)とした。男の身柄は拘留されているのだが、この処分の期間中は男に対して給与の6割までが支給される事もある。その後、4月24日に静岡市消防防災局は男が犯行事実を認めている事から懲戒免職処分とした。また、静岡市長は消防防災局長などに対して厳重注意した。因みに、男は高校を卒業してから5年のアルバイト生活を経て2003年4月から消防士として働いていた。勤務態度などに問題は見られなかったという。
2006年5月8日、男は強制わいせつと窃盗の容疑で再逮捕される。2005年7月24日、帰宅途中の会社員の女性(29)を襲い、下着を脱がせて体を触るなどのわいせつ行為をした。また2006年1月5日には、飲食店店員の女性(19)にも同様の行為をした。この件では脱がせた下着を奪って逃走している。
2006年6月22日、男は強姦致傷と窃盗の容疑で再逮捕される。男は2006年1月29日午前3時5分頃、静岡市駿河区にあるアパートに帰宅した女子大生(22)の背後から近づき、タオルで口を塞いで転倒させた。その後、男は女子大生の部屋に連れ込み強姦した。また、デジタルカメラを奪って逃走した。女子大生は左腕に怪我を負った。
男の犯行手口は、女性を尾行して路上で襲う手口、女性がもうすぐ自宅に着くという時にマンションなどの敷地内で襲う手口、女性が部屋に入ろうとする所を襲う手口が中心のようである。また、わいせつ行為以外にも、所持品や下着を奪う事をよくしていたようである。
男は10代から30代までの女性9人に対する行為で10件の罪に問われた。論告の際に検察側は被害女性の中にはPTSD(心的外傷後ストレス障害)で通院している人や不安感や不眠の症状がある人がいる事を指摘した。2006年11月22日、静岡地裁は男に懲役9年6ヶ月(求刑12年)の判決を言い渡した。
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事例-48◆
2007年2月28日、奈良地裁葛城支部は強制わいせつ致傷の罪に問われていた住所不定で無職の男(55)に懲役15年(求刑19年)の判決を言い渡す。男は2001年8月から2006年1月にかけて、奈良県内や三重県内において、女子児童ら(5歳~9歳)に対してわいせつな行為をした。
犯行形態は、路上で女子児童に「トイレを貸して」などの声掛けをして、家に案内されて中に入った所を襲い、わいせつ行為に及ぶというものだった。他には、女子児童が1人で留守番をしているのを確認して侵入する手口、公園で遊んでいた女子児童を襲い着衣を奪うなどの手口で犯行を重ね、被害に遭った女子児童は12人にも上った。スタンガンを使った事もあったという。
逮捕に至った切っ掛けは、公園での犯行後に被害女児を様子に異変を感じた男性が逃走する男の車のナンバーを記憶した事だった。男は全国に指名手配され、後に岡山県内に潜伏している所を逮捕された。他の事件についても、現場に残された体液が男のDNAと一致するなどしている。公判において、男は起訴事実を認めていた。
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・覗き、盗撮、下着泥棒から強制わいせつや強姦に発展していった例がある。
・犯行後、日が経って逮捕された時点でも、奪った下着を所持していた例がある。
・大学時代から犯罪をしていた者が教職を目指し、教壇に立っている。
・事件の数→被害届が出ているか出ないか→裁判での立件件数でどんどん減る。性犯罪の被害者心理の問題がある。
・駅やバス停の周辺で標的を物色して尾行する手口がある。
◆関連要素があると思う事例
他のフェティシズム関連の事例から。攻撃性や行動力や粘着ぶりなどが感じられると思います。
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事例-49◆
2000年10月18日、千葉県松戸市内の路上でパートタイマーの女性(30代)が男に押し倒され、膝などに怪我を負った。強盗致傷容疑で逮捕された男は千葉県内にある私立大学の経済学部に通う松戸市の少年で、目的はパート女性が履いていたハイヒールを奪う為だった。市内では3月頃から同種の事件が度々起きていて、少年はそうした余罪についても犯行を認めているという。少年は家裁送致を経て中等少年院に入った。
2001年11月26日午後0時30分頃、JR松戸駅東口の駐輪場で松戸市に住むOL(26)が男に押し倒され、左足に履いていた黒のハイヒールを奪われた。男は右足の方も奪おうとしていたそうだが、女性が騒いだ為にその場から逃走した。窃盗容疑で逮捕されたのは20歳になった先述の件の大学生(2年生)だった。「女性のハイヒールをコレクションする趣味があり、ほしかった」と供述しているという。
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事例-50◆
2002年8月の記事より。2002年7月25日、長野県警は長野県佐久市に住む飲食店店員の女(39)をストーカー規制法違反の容疑で逮捕する。2002年5月、女は小諸市に住む娯楽施設勤務の男性(24)の勤め先で、男性の車のワイパーに「付き合って」と書いた手紙を挟んだ。
断り続ける男性に対する行為はエスカレートしていく。女は娯楽施設の前で男性を待ち伏せし、男性に対して使用済みのパンティーが入った下着を「もらって」と差し出してきたという。他にもワイパーに雑誌から切り抜いたヌード写真挟んだり、使用済みのブラジャーやパンティーを挟む行為をした。男性は警察に相談し、女は6月1日にストーカー規制法に基づく警告を受ける。しかし、その後も女は男性の携帯電話に「下着をもらって」「付き合って」という内容のメールを送信してきた。男性からの告訴を受け、警察は女を逮捕した。女が男性のメールアドレスを入手した経路は不明のようだ。
女が男性に好意を抱いた理由は、「初恋の人に似ている」というものだった。女は夫と離婚後、小学生の娘とアパートで2人暮らしをしていた。女は行為については認めているものの、「ストーカー行為ではない」と供述しているという。
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事例-51◆
2005年6月25日午前4時頃、静岡県御殿場市にあるアパートの部屋に20歳~40歳くらいの男が侵入する。その部屋では会社員の女性(23)が1人暮らしをしていて、当時就寝中であった。女性は男が侵入している事に気付いて悲鳴を上げたが、すぐさま男に押さえつけられてしまった。男は「布団でもかぶってろ」「静かにしろ、下着を出せ」と脅し、タンスの中にあった下着を数枚奪って逃走した。
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事例-52◆
2005年7月18日までに、群馬県警は群馬県高崎市に住むサッカー選手の男(26)を暴行の容疑で逮捕する。男は2005年7月16日午後0時15分頃、群馬県高崎市の路上で女子中学生(15)に背後から近づき、女子中学生が着用していたハーフパンツを下ろそうとした。女子中学生は部活動に参加する為に登校する最中だった。
男は日本フットボールリーグ(JFL)のFCホリコシ(当時)に所属するサッカー選手で、ポジションはゴールキーパー。2003年~2004年は正ゴールキーパーだったが今期(2005年)は控えゴールキーパーで、試合に出場したのは1試合のみだった。所属していたチームはアマチュアチームで、男はサッカースクールで小学生を指導したり、スポーツクラブでアルバイトをするなどして暮らしていた。チームとの契約は7月末までで、チームは再契約をしない方針を示した。
2005年8月5日、男は窃盗の容疑で再逮捕される。男は2005年7月上旬に群馬県高崎市にある会社員の男性(44)宅に侵入し、軒下に干してあった女性用スクール水着1着と女性用下着5枚の計6点を盗んだ。男は「女性の下着に興味があった」と供述しているという。2005年9月、日本フットボールリーグ評議員会は男を無期限の出場停止処分としている。
男は女子中学生に対する行為については処分保留となったが、スクール水着や下着を盗んだ件については起訴された。2005年10月3日の初公判で男は容疑を認めている。検察側は男が2004年から道行く女性のスカートの中を盗撮する行為をしていて、気付かれないようにスカートをまくり上げてから撮る事もしていたと指摘する。また、男の自宅からは女性用下着などが数十点見つかっていて、男はこうした行為を100件以上やったと供述しているという。
2005年10月31日の第2回公判では、逮捕の切っ掛けとなった2005年7月16日の女子中学生に対する行為をした後、高崎市内の県営住宅で女子児童(8)のスカートをめくり、スカート内を撮影した件(県迷惑防止条例違反)についても男は容疑を認めた。男は「いつまでたってもチームの正キーパーになれず、うっ憤を晴らすためにやった」と供述したという。また、検察側は男が約20人の女子児童や女子生徒に対してわいせつ行為などをしていた事を指摘している。
男は他にも高崎市の路上で女子児童や女子生徒(8歳~18歳)の胸などを触るわいせつ行為6件や、民家に侵入して女性用下着やセーラー服を盗んだ件など、最終的に9件の事件について起訴される事となった。
2006年1月31日の公判で、男は犯行の動機について、以前にチームメイトだったゴールキーパーが練習中に死亡した事なども交えて「精神的に落ち込んでいた」と話した。検察側は「常習的で再犯の可能性が高い」として男に懲役3年を求刑した。弁護側はチームを解雇され、リーグからも追放処分を受けて社会的制裁を受けているとして、「十分反省、悔悟しており、更正の機会を与えて欲しい」とした。2006年2月15日、前橋地裁高崎支部は男に懲役3年執行猶予4年の保護観察付き(求刑3年)の判決を言い渡した。
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事例-53◆
2005年7月22日までに、埼玉県川越市に住む会社員の男(23)が恐喝未遂の容疑で逮捕される。男は2005年7月14日から20日にかけて、埼玉県富士見市に住む女子高校生の自宅に「尿を瓶に入れてよこせ」「下着、制服、現金を川越市内の病院の入り口に置け」といった内容のファックスを送信した。女子高校生はそうした脅迫を無視していると、男は女子高校生の自宅の前に灯油入りのポリタンクを置くなどして威圧していた。被害者と男は4年前まで同じ団地に住んでいたという接点があり、その当時から男による付きまとい行為が再三に渡ってあったという。
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事例-54◆
2005年7月28日、神奈川県警は神奈川県川崎市宮前区に住む建設作業員の男(29)を傷害と窃盗の容疑で逮捕する。男は2005年6月17日午前2時10分頃、川崎市宮前区にあるマンションの前で帰宅してきた飲食店店員の男性(31)に声を掛け、道を尋ねる振りをして「対応が悪い」と因縁を付けて男性の顔を殴った。さらにその後、男は「部屋まで行こう。抵抗したら階段から落とすぞ」と脅迫し、男性の部屋(4階)まで付いていった。その後、「コンタクトレンズをはずして、おれにつけろ」と男性が付けていたコンタクトレンズを外させ、自分の目に付けさせて逃走した。男性は10日間の怪我を負った。
男は「中学の時に友人から眼鏡を貸してもらい、よく見えるようになったのが快感になり、盗むようになった」「次々と新しいのが欲しくなった」「自分に合うものを探していた」と供述しているという。2004年1月頃から川崎市内では同種の事件が22件発生していて、被害者は年齢は17歳~30歳の男性だったという。その犯行形態は、車やバイクに乗って深夜の路上で通行人に対し「目が見えないので眼鏡を貸して」「格好いい眼鏡だね。見せて」などと声を掛け、そのまま逃走するものだった。
2004年1月2日午後10時頃、川崎市宮前区の路上を歩いていた男性(23)が、バイクに乗った男に声を掛けられる。男は道を尋ねるふりをして男性がしていた眼鏡を奪って逃走した。
2005年6月14日、男子高校生(17)が眼鏡を盗まれる事件が発生する。
2005年6月26日、別の男子高校生(17)が眼鏡を盗まれる事件が発生する。
2005年6月30日午前1時頃、川崎市宮前区の路上で帰宅途中の専門学校生の男性(18)が白い軽トラックに乗った男に声を掛けられる。男は「目が悪いんだ。眼鏡を貸してくれ」と言ってきて、男性がしていた眼鏡を男に貸すと男はそのまま逃走した。
その他、事件の内容や男の逮捕の件がニュースで伝えられ、同様の被害に遭ったとする電話が数多くあったという。
男を逮捕するに至った経緯は、眼鏡やコンタクトレンズを奪うという変わった目的の事件を受け、管轄の宮前署が署独自のデータベースで被害品について検索し、随分前から連続発生している事に気付く。その後、捜査体制が強化されて、6月17日に発生した事件についての捜査で、コンビニの防犯カメラに男の姿が写っていた事が切っ掛けとなった。
男の自宅の家宅捜索では、眼鏡124個とコンタクトレンズ30組が押収されている。押収した眼鏡の特徴は、黒、茶色、ワインレッド、透明などの縁があるものが多かったという。また、それらはコンビニのレジ袋に入れられていたり、床に散らばった状態で見つかったという。男の供述によると、十数年前からこうした犯行を繰り返していて、「盗んだ眼鏡を売ったことはない」「2003年8月以降に盗んだもので、それ以前の分は処分した」のだとか。
2005年8月17日、男は覚せい剤取締法違反の容疑で再逮捕される。家宅捜索では覚せい剤を入れていたと思われる袋や注射器も押収されていた。男は「眼鏡窃盗も覚せい剤もストレス解消のためだった」と供述しているという。
2005年10月17日の初公判で、検察側は男が眼鏡やコンタクトレンズを奪う事件を約200件も起こしていた事を指摘した。男は「手が当たっただけで殴っていない。コンタクトレンズはその場で返した」として、起訴事実について一部を否認した。弁護側は一部を除いて留保とした。その後、弁護側は「(奪った眼鏡やコンタクトレンズは)経済的な価値はなく、恐喝罪や窃盗罪は成立しない」と主張したらしい。2006年3月30日、横浜地裁川崎支部は男に懲役3年2ヶ月(求刑6年)の判決を言い渡した。
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事例-55◆
2005年12月28日、神奈川県警は神奈川県茅ケ崎市に住む中学校教師の男(39)を暴行の容疑で逮捕する。男は2005年12月28日午後8時30分頃、鎌倉市で自宅マンションのドアの鍵を開けようとしてた会社員の女性(33)に背後から近づき、女性の目や口を塞いで胸を触り、女性がしていたマスクを奪い取った。女性が悲鳴を上げたので男は逃走したが、駆けつけた通行人3人に取り押さえられ、警察に引き渡された。
逮捕された男は、警察の調べに対して職業を旋盤工と偽っていたが、パンツの中から横浜市教育委員会が発行する身分証が見つかり、連絡を受けて勤務先の校長が来た事で男が横浜市立の中学校で社会科を担当している教師であると確認された。男は独身で、バドミントン部の顧問もしていて、犯行当日は休みの日だった。男は「免職になると思ったのでうそをついた」「すれ違った女性が以前交際していた女性に似ていたので抱きしめたくなった」「数日前、彼女にふられたばかりで、ひと目みて好意を持ち抱きついた」と話しているという。2006年1月26日、横浜市教育委員会は男を懲戒免職処分とした。
2006年3月3日の初公判で、検察側は男にはマスクをしている女性に異常な興味を抱く嗜好があると指摘した。男が小学生だった頃、担任だった女性教師がよくマスクをしていた事が切っ掛けらしい。また、検察側は男は被害女性が勤務先から帰宅する時点から尾行していて、電車内でデジタルカメラで女性の姿を盗撮する事もしていたとも指摘した。こうした行為については、2000年頃からマスクをしている女性の姿を盗撮する事を始めたという。なお、男の家からはネットオークションで購入した使用済みマスク、マスクフェチ向け(?)のDVD、自分で撮影したマスクをしている女性の画像が見つかっている。
犯行当日、男は入院中の父を見舞った後に東京駅で被害女性を見掛け、女性が電車やバスを乗り継いで鎌倉市にある自宅に帰るまでの1時間半に渡って尾行し、女性が自宅のドアを開けようとした所を襲撃したものだった。被害女性は事件のショックで男性の視線に恐怖心を抱いたり、通院を必要とするようになったという。男は罪を認めたものの、「昨年のクリスマス、好意のあった女性が私に好意を持っていないことが分かった。イライラして落ち着かなかった。こんな自分なんかどうにでもなってしまえ、逮捕されて世の中から消えてしまいたいと思った」「父ががんで余命半年」「他人の借金を背負うことになった」「病院で性志向障害と診断された」「事件後は(反省の気持ちで)マスクをした女性に目を向けられなくなった」などという供述をしている。検察側は男に対して懲役1年を求刑した。
※「判決は2006年4月14日の予定」とありましたが、判決を報じる情報は見つかりませんでした。(記事にならなかった?)
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事例-56◆
2006年10月26日、名古屋地裁半田支部は住居侵入の罪に問われていた愛知県小坂井町に住む元県立高校講師の男(47)に懲役1年6ヶ月、執行猶予3年(求刑1年6ヶ月)の判決を言い渡した。
男は2006年8月3日午前3時頃、愛知県半田市にある民家に勝手口から侵入した。そこは男が講師として勤めていた高校の女子生徒の家で、男は懐中電灯を照らしながら女子生徒の入浴する様子を盗撮する為の場所を下見していた所を女子生徒の兄に見つかって捕まった。「風呂場などで女性の裸を撮るための下見が目的だった」と供述しているという。
男は2003年4月からこれまでにかけて、豊橋市、名古屋市、半田市などの愛知県内の学校に勤務した事があって、2006年4月からは半田市にある県立高校で1年間の期限で商業科目の講師を務める事になっていた。逮捕された際、男の車からは女子生徒10人分の住所や氏名が書かれたメモが見つかっている。それらの情報は男が勤務していた高校の女子生徒のものだった。2006年10月17日、愛知県教育委員会は男を懲戒免職処分としている。また、男は過去に同様の盗撮目的の行為で2度の逮捕歴があり、罰金刑を受けていた人物であった事も分かった。
2007年5月19日、愛知県警は男を住居侵入の容疑で逮捕する。容疑の内容は、愛知県半田市にある民家に侵入したというものである。家宅捜索では自宅の天井裏から女性用の下着630枚が見つかっている。
2007年7月23日、男は窃盗の容疑で再逮捕される。容疑の内容は、2006年11月に愛知県豊橋市にある民家に侵入し、その家の住人である会社員の女性(21)の下着1枚を盗んだというもの。被害に遭った女性は男にとってかつての教え子でもあった。男は有罪判決を受けた直後で、執行猶予期間中であるにも拘らず同様の事件を再び起こしていた。男は「入浴中の教え子の盗撮や、下着の盗みを繰り返していた」と供述していて、この件でも勤務先の学校から手に入れた女子生徒の個人情報を利用していたようである。
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事例-57◆
2007年4月15日、京都府警は京都市伏見区に住む会社員の男(50)を窃盗の容疑で逮捕する。男はこの日の午前6時30分頃、京都市東山区にある女性用下着の販売店から下着やマネキンなどを盗んだ。ショーウインドーのガラスをバールで割って侵入した際、店の防犯センサーが作動してベルが鳴った。男は盗んだ下着を詰めたバッグとマネキンを抱えて逃走する所を駆けつけた警備員に捕まり、警察に引き渡された。この行為について、男は「下着を脱がすのに時間がかかってしまい、マネキンごと持って行こうとした」としている。
男の自宅を家宅捜索すると、ブラジャー、ショーツ、ガードルなどの女性用下着が495点見つかった。供述によると、男は2006年2月から2007年2月にかけて京都市内の他の下着販売店数件に侵入しては下着類を盗んでいて、合計で711点にも上るという。電話帳で下着販売店の住所を調べて犯行に及んでいたらしい。
男は盗んだ下着をきれいに整理整頓していて、ブラジャーやパンティーは衣装ケースに、キャミソールはクローゼットに吊るしてあったらしい。男は「女性の下着に強い興味があった。家で見て楽しんでいた」「使用済み下着には興味はなく、新品が好きだった」「気に入らない下着は捨てた」と話しているという。
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事例-58◆
2007年5月12日、宮城県警は宮城県仙台市青葉区に住む大学院生の男(23)を住居侵入の容疑で緊急逮捕した。男はこの日の午前6時55分頃、自宅マンションの隣室に侵入した。現場となった部屋は3階で、男はベランダを伝って窓から侵入しようとしたが、気付いた女性が悲鳴を上げた為に男は逃走した。その後、男は通報を受けてやってきた警察官に事情を聞かれた際に容疑を認めた。男は「下着を盗もうとした」と供述しているという。
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事例-59◆
2007年6月17日、神奈川県警は神奈川県横浜市旭区に住む横浜市資源環境局職員の男(59)を窃盗未遂の容疑で逮捕する。男は2007年6月17日午前5時30分頃、近くにあるマンションの1階ベランダに干してあった女性(38)の下着を盗もうとした。犯行時、男は約4メートルの物干し竿を持っていて、マンションの隣の住宅敷地内からそれを使って盗もうとしたらしい。男と被害女性は顔見知りで、男の姿に気付いた女性が警察に通報した為、男は逮捕された。女性によると前にも下着を盗まれた事があったという。男は「好みの女性が着けている下着がほしかった」と供述しているという。
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事例-60◆
2007年6月24日、岩手県警は岩手県花巻市の中学校に通う少年(14)を銃刀法違反の現行犯で逮捕する。少年はこの日、花巻市の男性会社員宅に侵入しようとしたが、住人に見つかって逃走した。その後、通報を受けて駆けつけた警察官が付近を捜索している所で発見され、包丁を持っていた為に逮捕された。
6月26日までには、少年は窃盗や住居侵入の容疑でも逮捕される。少年は2006年9月頃から2回この家に侵入していて、清涼飲料水や女性用下着を盗んでいた。少年は包丁について「見つかった時に脅かす為に持っていた」と供述しているという。
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・他の物に関するフェティシズム絡みでも似たような事件が起きている。
・住民基本台帳やその他職務上知り得た個人情報を悪用した例もある。
◆まとめ
近年の事例が入っていないという不完全な形でのアップは何だかもどかしい感じがします。男子中学生の集団が被害に遭った例とか、今回挙げた事例に入っていますけど、その者が有罪判決後に全く同じ手口で再犯となったとか、他にも色々あるのです。実は、犯罪や社会ニュースに詳しい人にとっては、この下着強盗というのはそんな特別に珍しい手口でも何でもないと思います。
ただ、軽く見てはいけません。この手の事件を常に三面記事とか変態ニュースみたいなノリで見ている人も少なくないと思います。「こうしてちょっと掘り下げてみると、かなり壮絶な犯罪じゃないか」「何かのフェチやマニアって、影でこそこそやっているものと思っていたけど、めちゃめちゃ行動的じゃん。攻撃的な奴もかなりいるじゃん」というような事に気付いていただきたい……これがボツにしようかと思っていたレポートを未完成のままアップした理由です。それにしても、一系統の犯罪手口について調べるだけでも、社会にとっての課題や問題が多く見つかるものですね。
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