【危険】まるでアクション映画?深夜の都心でタクシーの屋根に人しがみつき約1キロ走行「命の危険もある」専門家が指摘 東京・世田谷区
東京都内の一般道でアクション映画のワンシーンのような映像が捉えられた。 撮影者:やばい、やばい乗ってる。 【画像】二つの場所で撮影された「人を屋根に乗せた」タクシー なんと、前を走るタクシーの屋根の上には、人が乗っていた。 別の映像では、両手を広げて車の縁につかまる人物の姿がはっきりと捉えられている。タクシーの屋根の上に乗る人物は、道路案内標識が近づくと頭を下げた。着ている服は風で勢いよくはためいていた。 一体なぜ、タクシーの屋根に人が乗っていたのだろうか?
1キロ近く走行か…屋根に人を乗せて走るタクシー
2日未明、東京都内で撮影された映像では、走行しているタクシーの屋根に人が乗っていた。 走っていたのは、「246」と呼ばれる、「国道246号線」だ。 この道路は、深夜でも交通量が多い幹線道路で、片側2車線の比較的大きい。2日午前0時過ぎ、人を屋根に乗せたまま走るタクシーが渋谷方面に向かって行った。 動画は二つあり、撮影場所は世田谷区池尻と目黒区青葉台で、その区間は、約850メートルあり、タクシーは1キロ近くにわたり、屋根に人を乗せたまま走行した可能性がある。
「考えられない。命の危険もある」…専門家が危険性を指摘
映画やドラマなどで、カースタントを行っている「タカハシレーシング」の田邊秀輝さんは、命の危険がある行為だと指摘する。 タカハシレーシング 田邊秀輝さん: 考えられないですね。急ブレーキをしたりすると前に落ちたり、命の危険もありますね。自分たちも(車の屋根に)乗せて走ることは結構あるんですが、落ちないような対策と運転をする。 そしてタクシーに付いていたのは、大手タクシー会社「日本交通」のマーク。 FNNが「日本交通」に確認したところ、グループの車両だと認め「お問い合わせの車両は弊社グループのタクシー車両でありますが、現在警察が調査中につきコメントは控えさせていただきます」と話した。 警視庁は「乗車のために設備された場所以外に乗車させた」道交法55条などに違反する疑いがあるとして捜査を始めていて、周辺の防犯カメラなどを確認しているという。 (「イット!」6月3日放送より)
イット!