最近、会社をクビになったり、家を追い出されたり、恋人にフラれたり、病気になった人は、そのことを悲しむのではなく、そのことを喜んだ方がいい。自然が「そっちじゃないよ。こっちだよ」と、教えてくれている。運が悪いのではなく、運が良い。絶好調。ついていないのではなく、ついている。間違いなく、この先に素晴らしい未来が待っている。だから、間違っても裁判などの争いをしない方がいい。闘争すると負ける。勝っても負ける。自分が削られる。嫌な人や嫌なことで頭の中がいっぱいになってしまって、自分まで嫌な人間になってしまう。

悪いことではなく、いいことが起きている。いい流れの中にいるのだから、抵抗をしないで、受け入れる。自分の心の声を聞くのではなく、目の前の出来事が自分に教えようとしていることに耳を澄ませる。すると、必ず、自由につながる教訓を得る。何が起きても「いいことが起きているのだ」と思えば、一歩進んだ答えを得ることができる。大きな問題も、小さな問題も同じ。スマホを開き、ネガティブな情報を目にして、心が荒んだ時など、自分以外の誰かに向かって、言い返したくなったり、打ち負かしたくなったりすることがある。だが、それをやると、自分も相手と同じレベルになる。自分の自尊心を守るために怒りや悲しみの感情が湧き上がるが、一旦冷静になって呼吸を意識すると、傷つけられたと思った自尊心は即座に回復し、以前よりも大きな自尊心になって帰ってくる。スマホを見た自分が悪い。よし、スマホを見る時間を減らそう。そう思えたら、自由になる。

変なことを言ってくる人がいたら、コミュニケーションを取らない。離れる。付き合わない。戦わない。吸わせない。言い返したり打ち負かそうとしたりしない。冷静に相手を観察する。十中八九、その人はブスだ。ブスの相手をするとブスになる。ブスのことを考えない。ブスに興味を持たない。ブスに時間を使わない。ブスの言うことを聞かない。ブスは天国にいても難癖をつける。感謝しなきゃとか怒っちゃダメとか許さなきゃとか思う必要はない。ブスにエネルギーを割く必要はない。ブスの罠を見抜く。不幸になれば欲しいものが手に入る。弱い振りをすれば欲しいものが手に入る。威圧すれば欲しいものが手に入る。これがブスの生存戦略。誰かを支配すれば欲しいものが手に入るのだと学習させてはいけない。その手には乗らない。

何事も済んだこと。過去や未来にとらわれるほど、ズレる。狂う。生きている今が一番大事。一緒にいる時に気分が良くなる人とは合う。なんとなく気分が悪くなる人とは合わない。合わない人の言うことを聞くとブスになる。ゆっくりな人の言うことを聞くと美人になる。急がない。焦らない。眠る時に嫌なことや反省点を数え上げながら眠るのは最悪。どのような一日であれ、よかった、楽しかった、今日も幸せな一日だったと思って眠れば、脳がそのように解釈して素敵な明日を運んでくる。豊かになる言葉を使うこと。頭の中を嫌なことでいっぱいにしない。基本的にはからっぽにしておく。自分にラベルを貼らない。ラベルを張ると、窮屈になる。魂にアイデンティティは要らない。何者でもなく平気で生きる。奇跡は余白に舞い込む。

天の川銀河には数千億個の星がある。私の体は三十兆個の細胞でできている。千億個の神経細胞があり、百兆本を超える道で繋がっている。うちなる天の川銀河を感じ取る。人間の総人口数は八十億。蟻の総数は百万倍。地球上すべての人間の体重と、すべての蟻の体重は、ほぼ同じ。この星は、人間の星か。蟻の星か。答えは簡単。この星は、それらすべての星である。私の体の中には、三十兆個ものバクテリアが暮らしている。人間の体を作る細胞の数と同じだ。私は人間か。私はバクテリアか。答えは簡単。私は、それらのすべてである。大きいけれど小さく、小さいけれど大きい。私とは、宇宙だ。