途中フォークデュオ、グレープの相方、吉田政美氏(71)も出演。デビュー曲は3700枚しか売れなかったが、第2弾「精霊流し」が東海ラジオで何度も流れたことでブレークした秘話も飛び出した。「名古屋には(楽曲の舞台の)長崎から多くの女性が集団就職していて、歌詞に出てくる男女はどういう関係なんだと論争になった。それで火が付いた」と意外なきっかけを告白。
また、グレープが文化放送「セイ!ヤング」でパーソナリティーを務めていた際、当時裏番組だったニッポン放送「あのねのねのオールナイトニッポン」へのライバル心が強かったことも吐露。「〝対番〟で放送を結んだことがあった。途中で向こうがいきなりCMを入れてきて、こっちは焦った。負けてたね」と懐かしそうに振り返った。
ラジオの明るい未来にも言及した。「ラジオは見せないことで自由空間が広がる。今後はYouTubeのように個人がラジオを発信する時代になる。コンサート終わりでもできるしね」。さだがパーソナルラジオ第1号になる時代が来るかもしれない。
★さだまさし展開催 7月から三越本店で
先月22日にライブ(2018~24年)の爆笑トークを集めた「歌ってはいけないCD~さだばなし迷作集令和六年版~」を発売。7月10~20日は東京・日本橋三越本店で「~出会い、笑顔、旅のまにまに~さだまさし展」を開催。コンサート衣装や愛用楽器、直筆の楽譜などを展示する。
また、さだが喉の不調で延期していた吉田氏との「グレープナイト」が今月20日、ツアーバンドとの「工務店ナイト」が同21日に東京国際フォーラムで行われる。