法廷に入ってきた眼鏡をかけた男は、大きめの白いシャツに青いネクタイを締め、背筋を伸ばして、時折傍聴席を気にしながら証言台に向かいました。
昨年4月、商業施設の女性用トイレに侵入し、強制的に性交などをしようとしたとして、強制性交等未遂などの罪に問われている建設作業員の男(25)の裁判です。

同じ商業施設のトイレで 出てきた女性を立て続けに
男は昨年4月4日午後3時40分ごろ、岡山県倉敷市にある商業施設の女性用トイレに侵入し、個室トイレから出ようとした女性(当時22歳)がドアを開けた際に、そのまま押し入り施錠。女性の上着をまくり上げ、女性のズボンの中に手を入れて「一回でええけえやらせて」などと言って自らの陰部を露出しました。
ほかにも、女性の首を腕で複数回締め付けたり、口を手でふさいだりして性交などをしようとしましたが、女性が抵抗し未遂に終わりました。
そしてその翌日午前11時半ごろ、男は同じ商業施設の女性用トイレにまたも侵入し、個室トイレから出ようとした女性(当時34歳)の肩を押す暴行を加えました。その後、個室トイレに押し込み性交などを試みましたが、女性が抵抗して逃げ出したため未遂に。




















