銀座の夜の蝶たちを安全に守り抜くのが、女の警察と呼ばれる男・篝正秋だ。ある夜、その篝のところへ小森佐和子から謎の電話があり、それきり彼女は消息を絶った。その電話は羽田空港からだった。不審に思った篝が羽田に車を飛ばした時には既に佐和子は何者かに国外に連れ去られていた。佐和子は篝が手塩にかけて一流のホステスにした女だった。篝は佐和子が勤めていた店を訪ね、客の一人である帝国物産専務の田淵が怪しいと睨む。翌日、篝は田淵を訪ね佐和子のことを聞きただすが、知らぬ存ぜぬで通されてしまう。一方、篝の商売も多忙を極め、今日も数人のホステスをクラブ・ミーナに世話をしていた。ミーナの美奈は唄うママとして人気があり、篝もファンの一人だった。しかし篝はホステスには惚れないし、言い寄るホステスに見向きもしない。そんなある日、佐和子が横浜の病院にいるとの報せが入る。佐和子はシンガポールの私娼館でボロボロになっていたところを商社員・滝島に助け出され、日本に連れ帰ってきたのだ。佐和子は大量のマリファナを注射され記憶喪失となっていた。変わり果てた佐和子を見て、篝は復讐を誓う。
© 日活
製作国:日本 製作:日活
配給:日活
製作年:1970
公開年月日:1970/2/7
時間:カラー/84分/シネマスコープ・サイズ/8巻/2308m
ロケ地
【東京都】大田区(羽田空港)