水も滴るアメジスト
サイズ: バチカン下より4.5cm
重さ: 17.6g
特徴: アメジスト水晶
産地: ダディン地区の西隣であるゴルカ地区産
銀タイプ:ジャリ(透かし彫り)
仕入れた時期:4年以上前
スパイキーのお勧め度: 秘蔵・マイコレはすべて★4以上にて記載しません。
※わからない言葉等がございましたら、左側ナビのヒマラヤ水晶の解説と用語解説もご覧ください。
【 スパイキー解説 】
秘蔵の中では比較的日が浅いですね。 こちらを仕入れたのは3年から4年ほど前かと思います。 美しいアメジスト水晶のロットがゴルカ地区から来たのを覚えておられますか? その際は大きな原石もありましたね。 あれから間もなく震災となりました。 ゴルカ地区は最も大きな被害を受けた地区のひとつで、その後、採掘は再開されておりません。 2013年の鉱脈調査でわかったことですが、いわゆるガネーシュヒマール産(ダディン地区)と言われて実はゴルカ産水晶なものはたくさんあります。 ただ地区を跨いでいるだけでほとんどの採掘はラパ側(ダディン側)の鉱夫が行って、ダディン経由で市場に流れる(流れていた)からです。
ちなみにアメジスト水晶には2タイプあり、ひとつがラパ側で採掘された旧鉱山のスケルタル状アメジスト水晶、そして他方がこのようなゴルカ産で面の構造がしっかりしており、結晶の形が美しいタイプです。 こちらは緑泥石を内包することもあります。 共に色が非常に繊細であり、ライラック色が濃いほど希少といえるでしょう。
で、こちらはご覧の通り。 秘蔵しているわけですよね。 このように瑞々しく透明感もあり、美しい6角柱状、先端はピンと尖り一切のダメージもありません。 それでいてこの色ですよ。 写真でも美しいライラック色がわかりますよね。 いやぁ、水も滴るなんとやら。 素晴らしきかな。
【 3つのマイナス要素 】
‐アメジスト水晶は強い光(特に太陽光と蛍光灯)で色が退色します。 過剰に心配する必要はありませんが、保管の際やコレクションをディスプレイする際は強い光が当たらぬようご注意下さい。