見出し画像

誘惑に負けず行動し続けるための環境構築方法

「今回は絶対にやろうと決めたのに気づいたらやめてました…」

「後悔することは分かってるのに、気付いたらSNSを見てるんです…」

「ちょっと忙しい時期があって、一度やめたら再開できませんでした…」

「なぜかは分からないんですが、今はやってないんですよね…」


このように継続に関して悩んでいる方は多いのではないでしょうか。何かを始める人は多いのですが、ちゃんと継続できる人は本当に一握りという現実からも、悩みは深刻であると予想できます。

これは副業に限りません。勉強・読書・ダイエット・運動などすべてそう。やろう!と決意し行動し始める人は多いのですが、少しやるとやめてしまう人がほとんどです。

何度やっても同じ失敗を繰り返す。これはなぜなのでしょうか。

結論を言うと「意思の力」に頼ろうとしすぎているからです。つまり、「今回は絶対やろう!」「なんとかしてモチベーションをあげよう!」みたいに気合いで何とかしようとしてしまっているんですね。

今回は「始めたはいいけど気付いたらやめてしまってた…」「気合いで何とかしようとしたけどダメでした…」という経験がある方のために継続力を改善する方法を解説します。

この記事に書いてあることをそのまま実践すればあなたの継続力は大きく改善します。読むだけではダメです。ぜひ実践してみてください。


ここまでの行動力に関する記事に振り返り

これまで行動力に関する記事を発信してきており、今回が4作目にあたります。この記事だけ読んでいただいても、もちろんあなたの行動力は改善します。しかし、今回は一度始めた行動を継続するための記事。的確な目標を決め一歩踏み出すという”行動の最初の部分"は改善されません。

これまでの3作で行動力についてどのように学んできたか振り返っておきましょう。自分に足りてない部分があると思った方はぜひ読んでみてください。

第一回:目標に臨場感を与え本能を味方につけるための「目標設定フレームワーク」

会社員として成果を出すことができるのに、副業になった途端に成果が出ない。会社のある程度決められた仕事はできるのに、自分で積み上げるタイプの副業はうまくいかない。

能力があるけど副業で稼げない方のために、副業におけるストレスへの対処法について解説しています。

具体的には、自分のコンフォートゾーンを踏まえた目標設定をすることで、自分の本能を利用して行動を起こせるようにしましょう、と言ったことを解説しています。

自分の願望を見抜き、コンフォートゾーンを理想状態へと設定することで、意志力だけでなく本能も使って行動力を鍛えることができるコンテンツです。

第二回:すぐやる力をつける!「アクションプラン作成フレームワーク」

いろいろ知識を学んでいるはずなのに、なぜ行動を起こせないのか。

結論を言うと、あなたは恐怖を回避しようとしているからです。具体的には「失敗すること」「自分はダメだと思ってしまうこと」を本能的に避けています。

そこで第二作目では、恐怖への対応方法を事前に設定しておくことで"行動を起こせるアクションプラン”の作成方法を解説しました。このアクションプランを使いこなせば、あなたに襲い掛かってくる「めんどくさい」の感情を一瞬で撃破できます。

このフレームワークは使えば使うほど完成度が上がっていくので、ぜひ何度も使ってほしいです。

第三回:行動し続けるための自己肯定感の高め方

行動を始めたとしても、いつか必ず壁に当たります。その壁の乗り越え方を解説したのがこちらの記事。

多くの人の心が折れて、副業を諦めてしまう時というのは自己肯定感が下がった時です。つまり、何があっても自己肯定感を高く保てば継続できるということ。成功者は間違いなく自分の自己肯定感をコントロールするのが上手いです。

第三作目では自分の能力を俯瞰し、自分に自信を持つことで行動力を上げる方法について解説しています。この記事を読めばどんな壁に当たってもモチベーション高く継続ができるようになります。

そして、第四作目の本記事ではあなたが行動するのを妨げる最後の壁を打破していきます。4作すべての方法を合わせれば、あなたは間違いなく成果が出るまで行動し続ける力を身に付けるでしょう。

行動し続けるための最後の壁:「目標がそもそも頭の中から消えてしまう」

これまでの三作を読んだ方は、正しい目標を持ち、すぐ行動を起こし、モチベーションも保ちながら前に進み続けている事でしょう。

しかし、これだけでは成果が出るまで行動し続けることができません。なぜならもう一つ大きな壁があるから。

それは「目標が頭の中から完全になくなってしまう」ことです。

例えばあなたはこのような経験をしたことがないでしょうか。

  • 作業しようと思っていたがSNSを見始めて気付いたらその日が終わっていた

  • 少しだけと思いテレビを見始めて、気付いたら2時間経っていた

  • TikTokやインスタのおすすめショート動画を見ていたら時間が溶けた

このような時間の使い方をしていたとき、あなたの頭の中に副業のことが少しでも残っていたでしょうか。きっと、完全に頭の中から消え去っていたはず。もしかしたら、ちょっとだけ頭の中をかすめたかもしれませんがその程度です。

つまり、頭の中が誘惑でいっぱいになってしまい、目標が頭から完全に追い出されてしまうんです。こうなると、もうどうしようもありません。

やる意義が見いだせなければ、正しい目標設定をすればいい。めんどくさいと思えば、自分を見つめなおして行動を起こせばいい。壁に当たれば、モチベーションを高く保つ工夫をすればいい。しかし、これらは全部自分が目標を認識している前提です。

まとめると、最後の課題は「誘惑に負けず目標を認識し続ける」こと。”認識するだけか…”と思った方もいるかもしれませんが、誘惑だらけの現代において目標を認識し続けることは非常に困難です。あらゆる誘惑があなたの頭に入り込もうとしていますからね。

なぜあなたは一度決めた目標を忘れるのか

一度決めた目標を覚えていられないほど記憶力が低い人などいません。義務教育を受けた人なら誰でも1年間くらいなら目標を覚えておくことは可能でしょう。

しかし、なぜ大半の人があれほど強く達成すると決めた目標を忘れてしまうのでしょうか。

今回は「目標を決めて走り出したはいいものの、いつの間にかやめてしまっていた経験がある人」をターゲットに行動の妨げになる誘惑への対処方法を解説します。

注意散漫になる原因は人間の本能

あなたが目標を忘れてしまう原因はあなたの能力不足ではありません。狩猟採集時代から積み上げてきた「注意を一点に向けない」という本能にあります。

狩猟採集時代は身の回りにあらゆる危険が潜んでいました。いつ獣に襲われるか分からない。常に周りに気を配らないとすぐ死んでしまっていたことでしょう。

そんな状況で一つのことに没頭するなど愚の骨頂でした。目の前のことに集中して周りが見えなくなると、危険から身を守れなくなります。常に注意を周囲へ向け、ちょっとした物音にも反応するのうな人間が生き延びてきました。これが私たちの祖先です。

つまり、人間は周りからの刺激に敏感に対応し、過去のことなど忘れるようにプログラムされているんです。この本能は、人間が約700万年かけて構築してきたもの。そう簡単に崩せるものではありません。

現代ではあらゆる企業があなたの本能を狙っている

さらに厄介なことは、現代のあらゆる企業がこの本能を利用しあなたの行動力を奪おうとしていることです。

SNSを見ていると多くの刺激があなたに襲い掛かります。

  • これを見ると何か分かるんじゃないか

  • こっちの方が面白いんじゃないか

と、思わせるような投稿で溢れていますよね。

これはまさに「暗闇の中で物音を立てている」ようなもの。人間は自分の命を守るために、周囲に興味を向け最大限情報を集めようとします。その結果、SNSにどんどんはまっていく。ここまで見越してあらゆる企業がSNSを運営しています。

つまり、「本能に働きかけられても負けることなく行動し続けないといけない」ということ。こんなことは本当にできるんでしょうか。

意思では本能に勝てない

残酷な結論を最初に言ってしまいますが、本能の動きに意志力で勝つのは不可能です。

そもそも、本能は人類が700万年かけて築いてきた超強力なプログラム。一方、理性が誕生したのはここ20万年と言われています。どう考えても、意志力では本能に勝てないですよね。

つまり、「頑張って目標を覚えておこう」「次こそは絶対に成功させよう」と決意することはほとんど意味がありません。間違いなく「周りに注意を向けないといけない」という本能があなたの邪魔をします。

人間は本能には勝てない生き物なんです。これはしっかりと覚えておいてください。

【反論】一つのことに集中して成功している人もいる

このように"人間は1つの目標に向かって取り組めない生き物”と言うと「成功者は1つのことに集中して成果を出しているじゃないか」と反論する人もいるでしょう。

成功者たちも普通の人間です。周りに注意を向けてしまう本能を持っています。「特殊能力を持っている選ばれし人間」という訳ではありません。

では、どうして成功者は本能に打ち勝っているのでしょうか。

実は成功者は本能に打ち勝っている訳ではありません。誘惑に負けないようあらかじめ対処しているだけです。誘惑に対応するのが上手い人ほど「自分は誘惑に負けやすいので○○の対策をしています」と言うんですね。

つまり、事前に準備しているかいないかの差。これが継続できるかどうかの差になります。

成功者が実践している誘惑への対策方法とは

それでは日々の誘惑に負けないようにするための対策とは何でしょうか。

再度になりますが「次は絶対誘惑に負けない!」「何が何でも最後までやり切る!」という強い意志を持つことは無意味です。意思では本能に勝てません。

必ず、自分は本能的に誘惑に負ける前提で対策を立てましょう。そうしないと何度やっても誘惑に負けてしまいます。

最も効果的なのは誘惑をシャットダウンすること

最も効果的な方法は、そもそも誘惑をシャットダウンすることです。戦わなければ負けることはありません。

中国の有名な古典「孫氏の兵法」にはこのような言葉があります。

百戦百勝は善の善なるものにあらざるなり。 戦わずして人の兵を屈するは善の善なるものなり
訳)百戦百勝は最善ではない。戦わずして相手を屈服させるのが最善である。

孫氏の兵法

戦って勝つのではなく、そもそもあなたの生活から誘惑をなくして戦うのをやめましょう。そうすればあなたは誘惑に負けることがありません。成果が出るまで行動も継続できるでしょう。

【反論】どうしても生活から除外できない誘惑がある

とはいえ、生活の中から誘惑を完全に排除するのはほぼ不可能です。家族が居るかたはテレビを捨てることなどできないでしょう。カフェや自習室へ行って作業できる環境ではない方もたくさんいると思います。

そのそも、あなたの生活から誘惑を100%除外するのは無理な話です。なぜなら、人間はどんな状況でも自分以外に注意を向けてしまう生き物だから。

家の中から娯楽をすべて無くしても、「冷蔵庫の中身を確認したい」「ベッドに寝ころびたい」などの誘惑があるでしょう。家の中の物をすべて無くしたとしても、外の天気が気になるはずです。

このようにあなたの生活から誘惑が完全になくなることはありません。ということは、あなたはもう誘惑に勝てないということでしょうか…

そんなことはありません。実は誘惑に対応できる(シャットダウンの次に)効果的な方法があります。

次に効果的なのは”めんどくさい"より強い感情を利用すること

誘惑をシャットダウンすることの次に有効なのは「あなたの強い感情を利用すること」です。もう少し詳しく言うと「”めんどくさい"や”やりたくない”よりも強い感情で誘惑を抑え込んでしまうこと」です。

周りに注意が行く本能よりもさらに強い本能を利用すれば、集中できるという原理です。

具体的に言うと、利用する感情は「恥ずかしい」「自慢したい」という感情。人間は周りの目が非常に気になる生き物です。周りの人を意識することで、めんどくさいことも取り組める本能があるんですね。

例えば、めんどくさい宿題も「やらないと次の日クラスのみんなの前で怒られる」と思うとやりますよね。好きな相手のためなら、めんどくさくてもデートプランを入念に調べて考えるはずです。

このように周囲からの目線があれば、あなたは誘惑に負けず行動を起こせるます。この本能を積極的に利用するのが今回解説する方法。

勘のいい方はここまでの情報で具体的な誘惑への対処方法を思いついたかもしれません。その一方で、具体的な行動にまで移せない方もいると思います。

この記事の有料部分では、誘惑に対処するための方法を誰でも分かるよう具体的に解説しています。これを実践すれば、あなたの誘惑に対応する力は間違いなく改善され、行動を継続できるようになるでしょう。

誘惑に対処するための具体的なやり方

早速、各ステップを確認します。

STEP1:誘惑の明確化
STEP2:誘惑を事前にシャットダウンする
STEP3:○○を公開する
STEP4:作業環境に○○を置く

この4ステップで事前に誘惑に対処しておけば、あなたは誘惑に負けず行動を継続できるようになります。

ある程度時間をかけて、しっかり各ステップを実施してみてください。考えれば考えるほどより対処方法が洗練されていきます。

ここから先は

2,746字
この記事のみ ¥ 980

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?

ピックアップされています

行動力大全

  • 4本
  • ¥3,800

コメント

コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。
本業&育児の間にコツコツ発信中。 サラリーマンパパでもできる副業ノウハウを発信しています。
誘惑に負けず行動し続けるための環境構築方法|よーすけ