行動し続けるための自己肯定感の高め方
副業をしている人をたくさん見てきて疑問に思うことがあったんです。「なぜ、そんな簡単に諦めるの?」って。
一方で本業になると何十年も継続している人がたくさんいます。入社してからその道一筋で定年まで働く人なんて珍しくも何ともありません。つまり、この人たちは継続する力があるということになる。
あなたも本業は数年~数十年継続しているのではないでしょうか。しかし、副業はすぐにやめてしまう。なんででしょう?
頭がよくないから?
もし頭がいい人が副業で成功するのであれば、成功者は高学歴ばかりになるはず。しかし、実際に成功している人は高学歴どころか大学も出てない人も多数います。これはどう説明すればいいでしょうか?
気合が足りないから?
確かにそれも一理ありそうですが、それなら体育会系で体つきがいい人ばかりが成功しそうです。しかし、現実はそうではない。厳しい部活動など経験したことがない人で成功している人は多数います。
自分なりに考えてみた結果、成功者たちは「成功するために行動し続けることができる」という能力が圧倒的に高いという結論に至りました。
そう思った私は行動を起こすために必要なコンテンツを執筆してきました。
1本目では”コンフォートゾーンを設定し本能的に行動する方法”について、2本目では”恐怖への対応を設計することですぐやる力をつける方法"について解説しました。
そして、3本目の本noteでは「行動し続けるための自己肯定感の上げ方」について解説します。
1本目と2本目のnoteを読んだ方は適切な目標設定が完了し最初の1歩を踏み出して行動し始めているはず。(まだの方は先に1本目2本目のnoteを読むのがおすすめです。)
しかし、1歩踏み出すだけでは十分ではありません。成功するためには行動し続けないといけないんです。
行動し続けれない人は、今の自分に絶望して心がぽっきり折れて諦めてしまいます。つまり、心が折れなければ継続できる。このnoteでは折れない心を作るために自己肯定感を高めるというやり方を解説します。今回の内容を黙って実践すればそれで解決します。
仕事は継続できるのに副業は諦めてしまう理由を考えてみる
あなたが数年~数十年仕事を継続できるということは、それだけ何かを継続する力があるということです。仕事に限らず部活動や趣味などで何年も継続している人もいるでしょう。
でも副業になった瞬間、継続ができなくなるのはなぜでしょうか。
仕事の方が理不尽なことをたくさん言われるのに、部活動の方が毎日厳しい練習をしていたのに、なぜ自分のペースでやりたいことができる副業を継続できないのでしょうか。
今回は「副業をやってみたけど継続できず、成果も出ずに時間をムダにしてしまった経験がある人」をターゲットに行動し続けることができるメンタルの作り方を解説します。
副業を諦める原因は失敗を避ける人間の本能
あなたが副業を諦めてしまう原因はあなたの能力が低いからではありません。狩猟採集時代から人間が積み上げてきた「失敗を避ける」という本能にあります。
そりゃそうです。狩猟採集時代の人間は失敗することがそのまま死に直結していました。本能的に安心・安全なことをする人間だけ生き延びていたはずです。これが私たちの祖先ですね。
特に失敗を繰り返すことなど愚の骨頂だったでしょう。狩りに失敗することは餓死を意味します。一度失敗したら場所を変えるなどして、何としてでも失敗を避ける姿勢が生きていくために必要でした。
この本能は人類が始まった700年前から強力にプログラムされています。簡単にはひっくり返せない強力な本能であることが分かるでしょう。
仕事はなんだかんだ継続できる
ここまで読んだ勘のいいあなたは「自分は仕事で失敗ばかりだけど続けてるよ!」と思ったかもしれません。失敗しても挑み続けるあなたの姿勢は本当に素晴らしい。
そんなあなたにお伝えするのは大変恐縮ですが、あなたが本業を継続できるのは本当の失敗を避けているからです。ここで言う失敗とは「死に直結するような失敗」のこと。
具体的に仕事において死に直結するような失敗とは何でしょうか。それは「仕事をやめて給料がなくなること」です。給料がなくなると食べることができなくなりますよね(生活保護はいったん置いといて)。つまり死を意味します。あなたはその失敗を避けるために仕事を続けているんです。
結局、大半の人が仕事を継続できるのも人間の本能が原因なんですね。
副業は簡単にやめてしまう理由
同じように副業をやめてしまう理由も「失敗を避ける本能」から説明できます。
副業では死に直結するような失敗はありません。せいぜい時間と多少のお金が無駄になる程度。この場合は本能的に「目の前の失敗」を避けようとします。つまり、「SNSを投稿してみたが伸びなかった」「記事を書いたが読まれなかった」等の失敗を避けようとしてしまうんですね。
失敗を避ける本能が働いた結果、行きつくのは「何もしない」こと。つまり、現状維持。こうして、大半の人がせっかく始めた副業を諦めてしまいます。
理性では本能に勝てない
本能は人類が始まって700万年かけて築き上げてきた超強力なプログラムです。一方、理性が生まれたのここ20万年の出来事と言われています。理性で本能に勝とうとしても到底無理なのです。
理性では、副業において試行錯誤による改善を繰り返すことが成功に必須であると理解しているはず。数々のチャレンジを行い、失敗を繰り返し、その要因に真摯に向き合う姿勢が成功には不可欠。つまり、失敗を恐れずにチャレンジする姿勢が大事なのは理解できますね。
しかし、理性で理解したうえで「チャレンジしてみよう」「現状を変えてみよう」とアクセルを踏もうとしても、「失敗したくない」という本能が強烈なブレーキを踏むので大半の人は前に進むことができません。
意思だけでは現状を変えることはほぼ不可能と思ってください。
【反論】失敗を乗り越え成果を出す人もいる
このように"本能が失敗を避けるため前に進めない"と言うと「副業で何度失敗しても継続して成功している人もいるじゃないか」と疑問を抱く人もいるでしょう。
そのような人達はどうして本能に打ち勝てるのでしょうか。
実は継続し続けている人と諦めてしまう人の違いは"自己肯定感を調整できるかどうか"です。つまり、自分の自己肯定感をコントロールできれば継続ができるということ。
副業において私たちが諦めてしまうのは「自己肯定感のコントロール」がうまくできていないからなのです。
成功者は自己肯定感の上げ方がうまい
成功者は失敗に対しどのような対応を取るのでしょうか。
成功者たちも人間です。失敗を避けようとする本能を持っているのは同じ。と考えると、彼らは失敗を失敗と感じていなさそうですね。
彼らは失敗を失敗ととらえず「成長のきっかけ」ととらえています。失敗ではないので「失敗を避ける本能」は働かないんですね。
こう言うと、「『失敗=成長のきっかけ』なんて知ってるよ!」と思う方もいるでしょう。実際にあなたも一度は聞いたことがあるはず。しかし、これはあくまで”理性”で理解しているということ。一方で、成功者は”本能”で『失敗=成長のきっかけ』であることを理解しています。
つまり、成功者は失敗したときの反応、言い換えると失敗したときの自己肯定感の維持が非常にうまいのです。
成功者は失敗してもポジティブ
成功者は失敗しても情熱を持ちひたすら進み続けます。副業や事業で成功している人は間違いなく自分に自信を持っていますよね。
例えば失敗しても、
次は絶対成功させる!
この失敗から何か学んでやる!
他の人ができてるからできるはず!
と思います。
つまり、自己肯定感を高く維持している。未来を楽観し、自分ならできると思っている。このような感情を維持すれば副業も継続できそうです。
簡単に諦める人は壁に当たると自分を悲観する
これは、今後も行動を継続し続けるために覚えておいてほしいのですが、簡単に諦める時は自分をかなり悲観しています。
例えば副業が上手くいかず諦めてしまう時は
自分には能力がない
仕事・家庭があるから時間がない
この副業は自分に向いてない
となり、諦める。たいていの場合、自己肯定感が地に落ちるんですね。
とはいえ、副業ではうまくいかない時期を乗り越えないと成功できません。ここで継続するために役に立つのが自己肯定感を上げる技術。自己肯定感を無理やりにでも上げれば継続できます。
結局、自己肯定感を高く保つことができれば行動を継続できるんです。壁に当たった時にいかに自己肯定感を高く保つのか。これが今回のnoteの内容です。
自己肯定感を上げるとは?
そもそも、自己肯定感を上げるとは何を意味するのでしょうか。
結論を言ってしまいますが、自己肯定感を上げるためには「自分を認めること」が一番重要です。うまくいかない時ほど自分を責めてしまいがち。それをやめて、ありのままの自分を受け入れることがこのnoteの最終目標です。
「自分にいいところなんてない…」と思う人もいるかもしれませんが安心して下さい。このnoteを読んでいる時点で、あなたはとても優秀です。あなたは人生を変えたいと思い、実際に時間を使って勉強しているんです。もう一回言いますが、めちゃくちゃ優秀です。
つまり、自己肯定感が下がったあなたはやるべきことは「自分はできる人である」ということに気づき「自信を持って進むこと」です。この状態になる方法を具体的に説明していきます。
自己肯定感をコントロールする具体的なやり方
自己肯定感を上げると言っても、むやみに「やればできる!」と自分に言い聞かせたところで何の効果もありません。
行動に結びつくように自己肯定感を上げる方法があります。早速ざっくりとしたステップを確認しましょう。
STEP1:悩みの明確化
STEP2:積み上げたものを確認する
STEP3:自分の立ち位置を俯瞰する
STEP4:取り組みの難易度を下げる
STEP5:外発的報酬への依存をやめる
この5ステップを行えば、例え壁に当たっても自己肯定感を高く維持し行動し続けることができます。そうすれば落ち込むたびに諦めていた自分とはおさらばです。
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