-改革に値しないゼロ回答の自民党「微修正案」に乗って、ついに公明党も同じ穴のムジナになる…?-
政治改革で、自民党と公明党の協議がまだ一悶着しています(まあ最後は結局…ということになりそうですが)。
「(自民党と)同じ穴のムジナに見られたくない」
と代表みずから厳しい発言を繰り返し、自民党に比較すれば、政治改革では厳しい改革案を続けてきた公明党。
ところが、結局連立の継続を優先し
「政策活動費に使用した時期(月だけ)を記載する」
「その他の要望は、3年後の見直しを含めてもろもろだいたい附則(今後の検討事項)に突っ込む」
という、極めて情けない落とし所で妥協することが報じられ、29日にも合意見込みと見られていました。
これに支持母体を含めて大きな反発が起きたらしく、党内でも議論が紛糾している(?)ようで、現時点では自公協議はまだまとまっておりません。
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今回、自民党側が提示をした極めてショボい案での妥協を許容しようとしている公明党議員は、「一歩でも前に進めることが大事」論を展開しています。
通常の法案・政策であれば、不十分であれ一歩進めておくことに意味はあると思います。が、この政治改革については私はそうも思えません。
いま自民党が提示している提案は、何度も申し上げている通り改革の名に値しない代物であり、この自民案を通したところで裏金問題は何も解決せず、再発防止にもなりません。
政治とカネの問題は、究極的には政治家の身分待遇のみにかかわる事項ですから、政治家たちが自制していれば国民への影響は少なく、臨時国会まで議論を継続してもなんら問題ないはずです。
むしろここで自民案のようなもので「決着」させ、3年後の見直しだとかで完全な先送りを許してしまうことの方が、公明党の支援者も含めて国民は許しがたいのではないでしょうか。
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自民党の国民を舐めたお茶濁し・先送りの戦略は明らかですから、公明党も含めて他のすべての政党は、そのような思惑に乗らず自民党案に最後までNoを突きつけるべきです。
「同じ穴のムジナ」と見られないためにも、公明党の矜持に期待します。
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政治の情報を毎日発信するブロガー議員。日本維新の会 政務調査会長。1983年生、生まれも育ちも東京都。海城校卒、早稲田大学政治経済学部卒。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループを経て、都議会議員を二期務め、参議院議員(東京都選出・一期)。次期衆院選に千代田区・新宿区からなる東京1区より挑戦予定。
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