「特殊詐欺被害者では」とコンビニ店長が110番 後払い決済サービス利用疑いで組幹部逮捕
暴力団員の利用が規約で禁止されている後払い決済サービスを利用したとして、京都府警伏見署は5月30日、電子計算機使用詐欺の疑いで、京都市伏見区深草池ノ内町の特定抗争指定暴力団山口組系組幹部、李三彦(りさんげん)容疑者(72)=韓国籍=を逮捕した。「暴力団が利用不可能であることを知らずに買った」などと供述し、容疑を否認しているという。 逮捕容疑は昨年7月10日ごろ、オンラインショップでショルダーバッグを購入した際、暴力団員などの利用を規約で禁じている後払い式のスマートフォン決済サービスを利用し、不法な利益を得たとしている。 伏見署によると、後日、容疑者がコンビニで決済サービスの支払いを行おうとしたところ、店長が容疑者が特殊詐欺の被害に遭っているのではないかと疑い、110番。駆けつけた署員に対し、容疑者が自ら暴力団関係者であることをほのめかし、犯行が発覚したという。