自民2議員・平井卓也氏、福岡資麿氏も寄付控除で税優遇か 紀藤正樹弁護士《専門的かつ計画的な感が否めない》と指摘

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《"自民党派閥裏金事件"で裏金を受け取った議員の中には、裏金が自らの所得になる可能性を認識しつつ政治資金とし所得税があえてかからないように政党支部等に還流したともとれ、専門的かつ計画的な感が否めない。会計責任者が関与しないと難しい仕組みで徹底調査が必要ではないか》

 まさに指摘の通り。この寄付控除が意味するところは、裏金を自身の所得として「認識」していたこと、政治資金規正法に違反(不記載)することを「理解」していた疑いがあるということ。つまり、「派閥に指示されたので仕方なく裏金を作った」というレベルではなく、故意、確信犯だった可能性が出てくるわけだ。

■平井氏は過去のSNSで「この国は、知らなかったら、脱税も許されるのか?」と投稿

 みっともないのは平井氏だ。2009年に旧民主党の政治資金問題が発覚した時、平井氏はXでこう投稿していたからだ。

《「全て秘書の独断だった」と言って逃げ切れると思う感覚が異常。罪の認識がなさすぎるところが怖いですね》

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